【はいふり】繋げシーレーン!〜モグラのふねの輸送道中奮闘記〜   作:すとらっぷ

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前回のあらすじ

初任務は味噌っかす


晴風遭遇!

男「東舞の部品掻っ払ってよかったな!燃料も高オクタンでスイスイだし!」

 

ネクラ「…お陰で水上14ノット出せる…今までなら間宮にすらついて行けなかった…」

 

男「サクサクっと改装手伝ってくれた杉本艦長には頭上がらないよ…各員明石が作戦実行中の方角に足を向けて寝ないように!」

 

キモオタ「本当に…こんな臭い艦内に女性を招き入れるだなんて…フォカヌポゥww」

 

クロウ「あってよかったファブリーズ、あってよかった消臭力」

 

男「…本当に航海始めて序盤でよかった…一週間過ぎてたら流石のファブリーズも消臭力も意味を成さない…」

 

 

 

 

チョウ「連絡が入りました。ここのすぐ近くの『オーシャンモール四国沖店』に入る軍用中型スキッパーの目撃情報が多数寄せられたそうです」

 

男「なるほど、日用品の補給にでも行ったのかな」

 

チョウ「…?大抵の船は出発前に生活必需品は積み込んでるハズデスガ…」

 

男「………いいか、チョウ。女の子には周期的に体調を崩してしまう日があるんだ。ある程度その周期がわかっていたとしても特殊な状況下ではそれが乱れる可能性がある。予想以上に多い日とかもあるかも知れないな。そんなわけでどうしても足りなくなってしまう場合がある。他の子に分けてもらうという手もあるが手元にアレが無いのは不安だろう。そしてどうしてもその時期は精神的に不安定になる。ネガティブ思考に囚われたり怒りっぽくなったり。ただでさえこんな状況なんだ。本人にとってかなり辛い状況だろう。他の物で代用できない事もないがそれが不快であることに代わりはない…アレで慣れてしまっている女性にアレ以外の普通の布や脱脂綿を使うというのはかなり不快感があるらしい。そんなときはせめてアレの不快感くらいは取り除いてあげたいと同じ女子ならそう考えてもおかしいことは無い。ちなみに男性はアレについて知らなすぎると不用意に女性を傷つけて相当面倒な事になるからある程度の知識と理解は必要だ。でも逆に知りすぎると引かれるらしい。女心というのはよく分からない。ちなみに俺は童貞だが熟知している」

 

チョウ「よく分かりまセンが…何を熱弁しているノデスカ…?」

 

男「この話を再び持ち出すことを禁ず!」

 

チョウ「唐突にナンデ!?」

 

男「無知とは悪なのだよ、チョウよ」

 

 

 

コイツらは知る由もないもないが結局男の予想と反してアレの問題では無かった。単純にトイレットペーパーが切れたので買い出しをしにいったそうである。

 

 

 

その点、晴風はしっかりしてるのだ。

 

 

 

ところでアレって何だろうね。僕知らないよ!

 

この話題をリアルで持ち出すのは以後禁止とする。

 

 

 

 

チョウ「ブルマーの巡視船が晴風乗員を保護…もとい捕獲したそうデス。彼女らに道案内を頼んで晴風に向かいマス」

 

男「理解した。発進用意!抜錨!」

 

 

晴風に補給と言ってもまるゆは味噌っかすなので特に何もすることは無い。遠目でその姿を見るくらいである

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

男「先導艦が晴風を発見!これより逃走を防ぐため包囲を開始するそう!まるゆは邪魔なので包囲完了まで近づかないように!」

 

クロウ「もはや邪魔者かよ!」

 

男「小さい上に速度も遅いし艦隊運動ド下手だからな」

 

チビ「ド下手っていうか…まるゆが特殊過ぎて合わせられないというか…」

 

 

 

男「包囲完了!我々は…特にやる事は無い!」

 

チョウ「そもそも我々、明石の影に隠れてるノデ、視認すらされてないンジャ…」

 

男「……目立たないのは美徳だもん…」

 

 

まるゆ艦内に哀愁漂ってるそのとき

 

ドンッ!ドンッ!

 

 

男「機銃の銃声!?」

 

マサイ『晴風発砲!25mm単装機銃!』

 

男「マジかよ!緊急潜航ッ!!ベント開けぇぇぇぇ!!」

 

 

ズブズブズブズブ

 

 

男「ネガティブタンクが撃たれたらお荷物になる!撃たせるな!というか主砲なら一撃で死ねる!」

 

クロウ「他艦から連絡が来るまで潜水!幸い晴風は爆雷持ってない!」

 

チビ「晴風は安全じゃなかったんですかぁ!!」

 

男「そそそそ、そうに決まってるだるぉぉぉ!!きっと事故だから!一発だけなら誤射かもしれない!あくまで万全を期してだから!落ち着けぇ!!」

 

クロウ「お前が落ち着けぇ!」

 

 

 

杉本「……機銃数発で何を狼狽えてるんだ…アイツら……」

 

 

郵便船の体当たりでヒビが入るのがまるゆクオリティ。

 

下手したら機銃で沈む…流石にそんな訳はない……よな?

 

 

 

 

結局、発砲したのは砲術長一人の暴走であって、理由はまた戦闘になると思って気が動転した、という見解らしい。というのも発砲した本人が自分でもなんでそんなことしたのかわからないといっているからだ。

 

何故伝聞口調かというと実際に人伝えにしか聞いていないから

 

 

男「そのとき潜ってたし…」

 

現在海上安全整備局安全監督室情報調査隊の平賀二等監察監が晴風に対する聞き取りを行っているとの事。海上安全整備局安全監督室情報調査隊って名前長え。

 

 

男「明石と間宮は東舞鶴の教員艦と合流して武蔵への補給を目指すっていってたっけ?」

 

チビ「そうですね、晴風の修理が終わり次第出発するとのことです」

 

男「校長からの指令は?」

 

クロウ「照月の捜索。南の方で目星は付いてるらしい。フィリピンから帰ってくる途中のタンカーが日本の戦闘艦らしき艦を見たと報告がある。途中までは明石と間宮と一緒に動くそうだ」

 

 

 

阿部「一緒に行動するなら提案があるんだが…」

 

男「なんだ?」




ここまで近づいても晴風乗員と関われない。オリ主と本編主要キャラが関わるとろくな事がないんだぜ!

…皆さんアレが何か伝わってるよね……?

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