【はいふり】繋げシーレーン!〜モグラのふねの輸送道中奮闘記〜 作:すとらっぷ
くさそう
男「クロウ、正常者をどこに誘導すればいい?」
クロウ『まるゆ艦内に誘導するよりはまだ照月にいてもらったほうがいいな…阿部がそっちの厨房に行くからそれまで待機…何があったか聞き取りをしてくれ』
男「了解だ、艦長殿?」
クロウ『せいぜい艦長気分を味わせて貰うぞ、えーと、今は艦長じゃないから…プー太郎殿?』
男「ひでぇ」
男「取り敢えず、全員健康状態に問題は無いね?」
主計「は、はい!全員健康です!」
男「名前教えてもらってもいいか?」
主計→ときわ「折田ときわ…です」
男「他の二人は……なるほどモブさんとモブさんね…」
モブ主計「扱いが…」
男「三人はどういう集まりなんだっけ?」
ときわ「主計科です」
男「……それじゃ、本題。この船で何が起こった…?」
ときわ「わからないんです……突然みんなが暴れ始めて…」
男「突然?」
ときわ「……何も前触れはありませんでした…友達と普通に廊下を歩いていたら…突然掴みかかられて…何とか逃げ延びたら…今度は集団で………」
男「…で、何とか逃げて立て籠もったのが、ここ…か……」
ときわ「なんとか扉抑え込んで、バリケード作って……耐えていたんですけど…そうしたら今度は戦闘する音が聞こえて…」
男「…」
ときわ「何がどうなってるんですか!?他のみんなは…?」
男「…俺達と戦闘後、艦橋にいた生徒は全員拘束、その他も順次拘束中………ただ栄養失調」
ときわ「わ、私達が…こんなところに立て籠もってたから…ですよね……主計科……なのに……」
涙を流し始めるときわ
男「そう自分を責めるな…今回は仕方ないよ。むしろよく無事だった」
阿部「悪い、少し遅れた」
男「身体は清潔か?」
阿部「嗅ぐか?」
男「いや結構」
阿部「ならいい、これからメシ作るぞ、お前達はこの船の主計科だな?すまんが泣いてる場合ではない。食材の場所を教えてくれ」
ときわ「グスッ…は、はい!」
チョウ『艦長…甲板来れますか?』
男「ん、わかった、今行く。阿部さん、ここは任せる」
阿部「おう、任された」
男「……チョウ…」
チョウ「…ある程度予想してましたが………」
男「なんていうか…活発なゾンビだな」
そこには、縄に縛られながらそれに齧り付き、涎を垂らしながら吼える。力ずくで逃れようとしているのか身体に喰い込む縄が痛々しい
痛々しくて見てられないほどだ。はっきり言って、人間とは思えない
男「話は…通じるのか…?」
チョウ「こちらの言葉に答えはしますが…会話にはなりません…田所さんが何とか点滴で栄養を補給しようとしてますが…暴れるので難しいです…」
チビ「おかしいですよ……何なんですか…何なんですかこれは!!」
男「…この光景を下の子達には見せるな。……ブルーマーメイドの到着を待とう…それまでにできる事を…」
チビ「出来る事って何ですか!何が出来るって言うんですか……!艦長ッ!!」
男「……なあ…コイツらと伊201の奴ら。同じ症状だと思うか?」
チビ「え?」
チョウ「襲い掛かってきたときと比較するト…同じようにシカ思えまセン」
男「伊201と照月の違いってなんだ…?なんで伊201は大人しくなって照月はこうなった?」
チョウ「叩きのめシタ…からでスカ?」
男「……こういう…ことか…?」
男が照月の艦内に向かって駆け出す
チビ「…どこに行くんですか…?」
何かを持ってすぐに戻ってきた
チビ「バケツとロープ?」
男「…」
バケツにロープを結び、海水を汲み出した
男「これで…どうだ…?」
バシャッ!
海水を思いっきり暴れている乗組員にぶっかける!
チビ「え……」
男「……田所呼んでこい。今なら点滴出来るかも。阿部の飯は無駄になるかも知れないが…」
チビ「…気絶…してる…?」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
男「食ってるか…?」
阿部「一応…点滴は拒んだが栄養補給自体は拒まない。食ってるな」
男「…食い終わったら海水被せて休ませてやってくれ」
阿部「わかっ……」
チュー……チュー……
阿部「……ね……ネズミが……」
男「今は控えr」
阿部「ねぇずみはどこだぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
男「……」
チュゥ〜〜
男「うわ…ネズミ多いな…というかよく食料庫大丈夫だったな…」
チビ「うわっ!やめろ!ネズミが服に!」
男「チビ…大丈夫か…?」
チビ「う……ううう………がぁぁあぁ!!!」
チビが突然奇声を上げ、男に殴りかかる!
男「な…何ぃ!?」
ギリギリで躱す!
男「な、なんだいきなり!」
チビ「ふっー!ふっー!」
男「チビも…凶暴化した…?………あのネズミのせいか!?」
チビ「うがぁぁぁぁぁ!!」
再び殴りかかるチビ
男「どりゃぁぁぁぁ!!!」
仲間を容赦なく蹴り飛ばす艦長!それでいいのか!
チビ「げふぅ…」
男「頭冷やしてこいこんにゃろぉぉぉー!!!」
海に向かって思いっきり投げ飛ばす!
男「全員ネズミに触れるなぁぁ!!!ネズミに触れると感染する!ウイルスか何かだぞ!!」
クロウ「ブルーマーメイドに連絡しておく!何か効くかはわからんがなんでもいいから殺菌できる物を集めろ!」
男「チビの救出誰かやってくれ!あとルール決めとく!俺らの中から感染した奴が出たら容赦なくブチのめして海に投げ込め!艦長命令だ!」
RATtの治療法が確立出来ないまま救助しようとするとどうなるか考えた結果地獄絵図となった。