【はいふり】繋げシーレーン!〜モグラのふねの輸送道中奮闘記〜 作:すとらっぷ
出港日がやってきたー!
男「……」
クロウ「…どうした、出港日だぞ艦長…盛り上がるがよい…」
男「なんで…」
クロウ「なんで?」
男「なんで行動が東舞鶴と合同なんだよぉぉぉぉぉぉ!!!」
キモオタ「そりゃ我々航海に関しては全くの初心者ですし…同じ潜水艦にくっついて行ったほうが安全ということで…」
男「そんなことわかってるけどよ!俺達かなり肩身狭いぜ!」
東舞生徒1「うわ…御舞等の落ちこぼれじゃん……アイツらこんな所に来て恥ずかしくないのかな?」
東舞生徒2「なんかボロくてちっちゃいオモチャに乗るらしいよww」
男「そこでわざわざ聞こえるように嫌味言ってる奴らに魚雷ぶっ放したい!!」
クロウ「艦長よ…ぶっ放す魚雷が無い」
男「ちくしょー!」
チビ「先輩ー!」
男「どうしたチビ!俺のことは艦長と呼べ!」
チビ「艦長ぉ!少しでも威厳を保つために同人誌サークルの人に色々と装備を分けてもらいました!」
男「装備ぃ?」
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チビ「お勉強タイムです!」
チビ「まるゆは陸軍が開発した潜水艦です!制空権下での輸送を目的とした潜水艦なのですが空母や飛行機が存在しないこの世界では無用の物なので後でむりくり理由をつけることとします」
チビ「さて、まるゆは陸軍が開発した陸軍の潜水艦です。つまり乗組員も陸軍。つまり艦長(本当は艇長だけど気分的に)は陸軍士官なのです。陸軍士官なら史実的にアレ持ってないと格好がつかないですよね!歴代まるゆ艦長もアレを持ち込んでたそうです!」
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男「こ、これは!」
チビ「秋葉原で売ってた昭和18年制式三式軍刀!のレプリカです!」
男「か、かっちょいい……」
チビ「これを、こうして…腰に吊ってください」
男「さらにかっちょいい!ちょっと艦内の奴らに見せてくる!」
チビ「いってらっしゃい〜」
チビ「まあ、あんなの吊ったまんままるゆの中入ったら」
ガンガンガン!ガッツンガッツンガガガガ!イタイッ!イタイッテ!
チビ「何処かしこにぶつけまくるに決まってるんですよね…ちなみに史実です」
クロウ「…いいな…アレ。我には無いのか?」
チビ「ちゃんと持ってきましたよ!なんと軍帽です!」
クロウ「おお!よいぞよいぞ!」
チビ「北朝鮮のですけど」
クロウ「それ無駄にデカくてかっこ悪い奴ッ!!」
チビ「消されますよ!?」
クロウ「うう…まるで道化だよ…」
チビ「あっ、ちゃんと被ってはくれるんですね…」
男「さ、さて、お前らそろそろ出港準備だ!」
キモオタ「…後で…軍刀ぶつけまくって壊した備品、弁償ですぞ」
男「…うぅ……」
ネクラ「…締まらないね」
チョウ「カンチョウ!東舞の伊201から入電デス!」
男「え?なんて言ってる?」
チョウ「『ナンジハ何者ナルヤ』(お前誰だよ)だそうデス。コチラの存在を学校側から知らさレテ無い、もしくは、おちょくっテルかト」
男「打電、『御舞等高校の潜水艇ナリ』」
チョウ「………………『潜水可能ナルヤ』(そんなので潜れるのww)」
男「叩き返せ!『返答ノ要ヲ認メズ』(答えるまでもない)ッ!!」
男「各員持ち場に付け!目にもの見せてやる!」
クロウ「潜るのか!?」
男「出向前にちょっとだけだ!すぐに水上に戻る!」
クロウ「……了解!」
男「潜航準備!ベント試せ!」
『ベント試ス!』
『ベント開ケ!』
『ベント閉メ!』
『艦内準備ヨシ!』
男「潜航用意!」
チビ『艦内潜航用意ヨシ!』
男「電動機用意!」
『電動機用意ヨシ』
男「機械停止!」
『機械止まりました』
男「縦舵艦内操舵」
ネクラ『…操舵手ヨシ』
男「メインタンク金氏弁開け!」
『金氏弁全開!』
男「ベント開け!」
『前後部ベント全開』
ゴゴゴゴゴゴ…
男「潜入深さ0」
『潜入深さ0』
男「舵角定め」
ネクラ『潜横舵、下0度付近』
男「ベント閉め!!」
『ベント閉鎖!』
男「どうだ!ちゃんと潜れてるだろうが!!!」
チョウ「カンチョウ!通信です、出まスネ」
『応答せよ!応答せよまるゆ!』
チョウ「へ!?は、ハイ!」
『艦内に異常は!?浸水はあるか!?』
チョウ「と、特に何モ…むしろ何か外部から問題ガ?」
『バカモノ!!どう見ても沈没してるだろうがッッッ!!!』
全員『ファッ!?』
言い忘れましたが当分女の子でません。女の子の出ない上にロクに戦いもしないはいふりssってなんなんですかね。動物のいない動物園並に意味がわかりません。