【はいふり】繋げシーレーン!〜モグラのふねの輸送道中奮闘記〜   作:すとらっぷ

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前回のあらすじ

モブはモブ


下品な話だがこの時主人公は勃起していた

横須賀女子 港にて

 

男「…お疲れ様でしたー一列に並んでお降りくださーい」

 

チビ「艦長、意識不明の方はいかがしますか?」

 

男「ロープで引っ張り上げる。クロウ、ちょっといいか?」

 

クロウ「どうした?」

 

男「俺は他の艦長に会ってくる。クロウは学校に連絡を」

 

クロウ「学校…あぁ…忘れてた」

 

男「忘れちゃいけないんだけどな…今後どうすればいいのか聞いてくれ」

 

クロウ「了解」

 

男「俺は……艦長達と連絡先を交換してくる」

 

クロウ「まてやコラ」

 

『艦長!意見具申!お前には無理だと思う』

 

男「おい今発言した奴誰だ!懲罰対象だぞ!ケツを出せ精神注入してやる!」

 

チビ「艦長ー今の発言に阿部さんが大興奮してます。船医の田所も。その中でも機関科のオネェさん率いる艦内オネェ組が艦長に是非注入して貰いたいと…」

 

男「待ってなにそれこわい!オネェ組って何初耳なんだけど!」

 

チビ「普段は地を隠してますからね…ちなみにまるゆ内人気投票では艦長、かなりランキング上位です」

 

男「聞きたくなかったその情報!」

 

 

 

男「マジかよ、怖いよ……BLタグとR-18タグ付けなきゃいけなくなるような…展開にはならないよな…」

 

 

 

杉本「おー、まるゆ艦長、こっちだ」

 

藤田「お疲れ様です」

 

端的に言い表すと、「無気力系ロリ」と「メガネ委員長」の二人だった。

 

男「あ、え、は、はい、はじめまして!お疲れ様です!まるゆ艦長の男です!」

 

杉本「『明石』艦長の杉本珊瑚だ」

 

藤田「『間宮』艦長の藤田優衣と申します、お見知りおきを」

 

男「ど、どーもどーも」

 

普段女っ気のない男子校生活をしているとこういうときいつものように振る舞えない男の図。

 

男「そういえば『天神』の皆さんは?」

 

藤田「『猿島』乗員の聞き取りをしています。貴方への聞き取りは我々に任されました」

 

男「なるほど……あ、すいません。今俺かなり臭いはずなんでそれ以上寄らないほうがいいかもです」

 

現在の男の体臭のレシピは『海+汗+ディーゼル+ウンコ』である。

 

杉本「…ああ、長期航海後よりはマシな臭いだが…確かに臭いな」

 

藤田「ちょっと、ストレート過ぎ!」

 

男「あはは…いいんです、宿命ですし…」

 

……………………

 

変な空気になる一同。海風が男側から女子二人へと吹き流れる。くさい

 

杉本「…」

 

藤田「………ゥ…」

 

 

 

男「俺…風下に回ります…」

 

杉本「…ああ」

 

 

 

藤田「…ほ、本題に入りましょう!」

 

男「そ、そうですね。真面目な話しましょ」

 

杉本「…それじゃあ、単刀直入に聞く」

 

 

 

杉本「『猿島』沈没の瞬間を見た人間として、これは本当に晴風の反乱であると思うか?」

 

男「思いませんね、一切」

 

即答であった

 

 

 

 

藤田「…その心は?」

 

男「サルベージすればすぐわかりますが魚雷が命中したであろう場所に穴が空いてませんでした。不発か演習用の模擬弾だったかと思います。記録係が撮影していたはずなので画像は後で提出します」

 

杉本「意地悪な質問だが、魚雷を発射した時点で攻撃の意思があったと見なされるのではないか?」

 

男「当時の状況がわからないので何とも言えませんが、本気で沈めるなら主砲、副砲、牽制に機銃全て使うべきでしょうね。不発魚雷以外に被弾の痕は一切見られませんでした。魚雷が当たる程の距離で機銃の命中も至近弾も無いというのは現実的じゃないですね」

 

藤田「なるほど…すいません、一応調査なもので…嫌な質問もしなければならないのです」

 

男「いえいえ、それにまだ晴風反乱の可能性はあるわけですし。全てを疑わなければちゃんとした判断は出来ません」

 

藤田「ご理解感謝します」

 

杉本「…ここからは推測の話になるから雑談ということにしておくが…何故爆発しない魚雷で『猿島』は沈んだと思う?」

 

男「……『猿島』はかなり左舷に傾いた状態で沈没しました…傾いたのは魚雷のせいでしょうけど、普通ならそのまま放っておけば勝手に復帰する筈です。でも…」

 

藤田「何らかのアクシデントで、復帰しなかった?」

 

男「…そのアクシデントは乗員から聞かないと分かりませんが…傾いた状態でダメージコントロールを考えず金氏弁全開にして注水すれば…我々の見たように沈没するかと…」

 

杉本「自沈、と言いたいのか?」

 

男「それは聞き取りで分かることなので…ただ印象としてはそんな感じです」

 

 

 

杉本「むぅ……」

 

男(考え込むロリ可愛い)

 

藤田「古庄教官もまだ意識を取り戻さないことですし…本格的な調査も始まっていないので…今はまだ何とも言えませんね……この件は我々から報告しておきます。まるゆ乗員は今日はお休み下さい、本件の一番の功労者はあなた方なのですから」

 

杉本「ぐっじょぶだ、これをやろう」

 

 

男「はぁ…どうも…」

 

なぜかカロリーメイトを貰った

 

男「…お腹空いてるんで助かります」

 

恐らく女の子から頂いた数少ないプレゼントとして腐るギリギリまで大切に保管することが決まった

 

 

藤田「それでは、我々はこれで」

 

杉本「さらばだ」

 

 

この機を逃してはならない。男は殆ど無意識で言葉を発する!

 

男「あ、あのっ!」

 

 

 

男「てか、LINEやってる?(笑)」

 

無意識での発言であるので、口から出たのが聞き慣れたコピペであったとしてもそれは致し方ないであろう。あってくれ

 

 

 

 

 

ちなみに連絡先は教えて貰えた。カロリーメイトと共に家宝とする




何気に初めての女性キャラクター

自慢じゃないが過去にBL専門のまとめサイトに自分のSSがまとめられたことがある。何 故 だ 

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