御剣神護は転生者である   作:レイジャック

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初の投稿でなかなかボタンを勇気が出ないところに、銀の気合いだーー!!!という声が聞こえた気がしたと思って押したのですが......文章が......真っ白になっていた。

軽く二時間ぐらい膝を抱えてじっとしていましたw




プロローグ ~転生~

 ここはどこだ?

最初に思ったことはそれだった。寒くもなく暑くもない、まるでそんな感覚が無かったかのように感じられる......そんな場所で俺は寝ていた。

当然そんな場所に心当たりはなく目が覚めたら知らない天井......もない見渡す限り白いだけの空間にいた。頭は悪いわけではないがこの時の俺はこれを異常だと判断した。

学校の部活に入らずバイトをしたり、休日には段ボールの活用法の研究をして過ごしているようなほんの少しだけ変わり者ではあるが、それを抜きにしても生きてきた中で培った知識を総動員してもまったくと言っていいほど説明不可能だ。ではここは?本当に現実なのか?頭の中でそんな言葉が浮かび上がってきた。その時いきなり声が聞こえた。

 

『これは夢であり現実でもあるのですよ』

 

四方八方から声が聞こえる。姿も何もないところから声が聞こえたら人はどうするだろうか?答えはあたりを見回し警戒するだ。つまり、どうやら俺は真っ当な人だと言う事だろう。

気が付けば体を起こして周りを見回していた。だが、声の主はどこにもいない。それが分かったのであろう、その声の主が笑いながら話かけてきた。

 

『すみません、驚かせてしまいましたね。それでは......これでどうですか?』

 

目の前が一瞬光った為俺は瞼を閉じた。そして光が収まり閉じていた瞼を開けると、そこには......白布一枚を羽織り天使の翼をつけている女性コスプレイヤーがいた。

 

「コスプレイヤー?」

 

「コスプレではありません!モノホンです!!」

 

女性は何故かコスプレという言葉に対して怒っていた。過去に何かあったのだろう。大人である俺はそのことには触れず、そっとしておいた。

 

「何かその眼差しがとても不快なんですけど......」

 

「気にするな、生まれつきだ......特に意味はない」

 

「絶対それ嘘ですよね!!」

 

女性は俺の発言に対して又も怒っていた、これは単に男が嫌いという事なのかもしれない。認識を今一度改め今後はなるべく穏便にしようとひそかに決意した。

 

「まあ、今回は許してあげます。時間も限られていますし」

 

「慈悲深い心遣いに感謝いたします」

 

「言葉遣いおかしくない?」

 

まだ何か言いたげだったが、諦めたようで代わりに大きなため息を吐いた。やはり乙女心は男性にとって永遠の謎である。女性は何故か自分の頬を叩くと真剣な顔つきになりこちらを見つめていた。

 

「あなたは今の状況をどこまで理解していますか?」

 

「いろはのいも分からない程度には理解している」

 

「それ全然理解していませんよね!?」

 

「何を仰いますかコスプ......女神様よ、無知であることを理解しているではありませんか!無知を無知と理解できていないことよりよっぽどマシですよ!」

 

「ああ、うん、そうなんだけどね......と言うか今コスプレと言おうとしていなかった?」

 

「気のせいですよ~やだな~、ハッハッハッ」

 

「もう面倒くさいから突っ込まないよ......」

 

何とか誤魔化す事が出来た。だが、女神様?は先程より疲れているように見えるが......きっと気のせいだろう。

 

「とにかく!このままだと先に進まないので単刀直入に言います。御剣神護さん、あなたは死にました」

 

「え~~~~~~~なんで~~~~~~~」

 

「何か思っていた反応の斜め上をいっているんだけど!」

 

そんな注文されても困る。ここが常識では考えられない場所なのだから、今の言葉も本当なのだろう。だから、その理由を知りたいが為の態度を示したまでに過ぎないのだ。

癖なのだろう、女性は又もや頬を叩いて気を引き締めていた。ちょっとだけ微笑ましい光景だ......俺の今の状況は真逆だが......

 

「実は貴方がイレギュラーな行動を取った為、死なないはずのあなたが死んでしまったのです。」

 

「イレギュラー?そんな事したかな?俺は某勇者のアニメを劇場で見て涙を流しながら興奮して、横断歩道の小学6年位の女の子がもうスピードの車に轢かれそうだから突き飛ばして、それから......ってもしかして?」

 

「そう、それです。あなたがあの横断歩道にいなければ車は少女を避けてガードレールに突っ込んで車は止まり運転手が少しケガをする程度ですむはずだったんです」

 

「なん......だと......!?」

 

驚愕の事実と聞いた事はあるが、まさか自分がそれを体験する日が来るとは思いもしなかった。

 

「じゃあ、俺は無駄死にで人生終了ってことか?......悪いな爺ちゃん、俺は不出来な孫だったけど楽しかったよ、ベーゴマを使ってメンコ取りした時の爺ちゃんの殺意しかない顔絶対忘れないからな......」

 

「いったい何が......いえ、今はそれは置いておきましょう。本来ならあなたの人生はそれで終わりですが、助けようとして無駄死にしたなんて......あまりにも哀れなので転生してもらう事にしました」

 

「あれ、女神様俺に対してクールすぎない?というか、転生という事は......本当に女神様だったのかよ」

 

「そうですよ、どんなもんですか!」

 

得意げに胸を張るコスプレイヤー改め女神様、まあそんな事すれば布一枚なわけでもう一部が凄い迫力を増している訳で......女神様が凄いという事を嫌でも知らされた。

 

「ああ、あんたは凄いよ。誰もが今のあんたを見れば認めざるを得ないだろう......」

 

「そ、そうですか......あなたには見る目があるみたいですね。それでは特別に転生の時の特典におまけしてあげます!」

 

「転生の特典?ただ転生するだけではないのか?」

 

「そうですね、どうしてもと言うなら特典無しでもいいですけど、特典ありなら可能な限り叶えてあげることができますよ?ハーレム人生にする事も「特典ありでよろしくお願いしまーす!!」いつの間に土下座していたんですかっ!全然見えませんでしたよ!」

 

驚く女神様は俺を終始見ていたのに気づいていなかった。それもそのはず、土下座に関しては日常茶飯事の俺にとって見える土下座は心が最大限にこもっていないものなのだから!

土下座に必要なのは結果だけである。土下座する動作を楽しむゲス野郎相手から学んだ、誰も知らない俺だけの経験だ。

 

「ですが特典があるという事は......今までのような日々ではなく物騒な世の中で暮らす必要があるからですよね?」

 

「鋭いわね、そうよ貴方が転生する場所は平和なだけな世界ではないの......まあ普段過ごす分には今まで通りだから安心して」

 

「それは良かったです。ずっと物騒な中生きていく自信なかったので安心です。......それで特典は何か一つだけ叶えてくれるんですよね?」

 

女神様には転生させてもらうだけでも感謝で一杯なのにこれ以上良くしてもらったら、先程の邪な感情が芽生えた自分を殴らなくてはならない。

 

「そうなんだけど、先程のおまけという事で可能な限りいくつでも叶えてあげるわ「ふんっ!!」って何で自分の顔を殴っているのですか!?」

 

「いえ、殴りたい気分になっただけなので気にしないでください」

 

「はぁ......」と困惑している女神様。絶対に言えない、邪な感情を持った自分を殴ると心に決めていた事は......墓場まで持っていこう。

 

「よしっ!女神様決めました!」

 

「もう?言っておくけど後で変更は不可能だからね?言い換えればその特典とともに生きていくという事だから慎重にね?」

 

「大丈夫です、物騒な世界と聞いてから考えていたので」

 

もちろん嘘である。考えてなどいない、最悪寝て過ごせる事ができるのなら他は適当でいいだろう。最近劇場で見た作品に影響を受けたまま死んだ俺は、まだその余韻が残っているみたいで、その時に考えていたもしもの空想をそのままお願いするつもりだ。

 

「何か紙と書くものもらえますか?それに書くので」

 

「わかったわ」

 

女神様は静かに目を閉じると両手を胸の前に持ってきて、水を掬うようにすると掌が光だし、光が収まるとボールペン一本とB4サイズの罫線が引かれている紙が一枚があった。

それを俺に手渡してきたので粗相のないように受け取ってその場でしゃがみ込み、地に紙を置いて特典内容を箇条書きで書いた。

 

 

・ 定番のイケメンにしてくれ☆☆☆

・ 何でも率なくこなせるようにしてくれ☆☆☆(社会という荒波を生きる為にお願いします!!)

・ 身体能力を悪魔なお兄ちゃん並みにしてくれ☆☆☆

・ デメリットなしの魔眼が欲しいな~☆☆☆

・ 制限なしの『復元する世界(ダ・カーポ)』をくださいな~☆☆☆

 

 

出来上がった用紙をもう一度確認する。これだけあれば平穏無事な生活を送れるだろう。少しというかオーバー気味な感じがするが、あとは女神様の判決次第だ。

 

「出来ました」

 

俺は用紙を女神様に渡す。それを受け取り一通り目を通す女神様、時折難しい顔をしていたがすぐにいつもの柔らかな表情に戻り用紙から俺に視線を向けた。

 

「はい確認しました。これぐらいなら良しとしましょう」

 

「よっしゃー!「ただし」......えーと、何かダメでしたか?」

 

「いえ、そうではなくて最後の項目ですが、これは強力なので使えば前世の、今現在のあなたの記憶が消失するので気をつけてくださいね」

 

「消失?じゃあ、使いすぎればいづれ俺は何も覚えていられないという事ですか?」

 

「そうなのですが、悪魔で消失するのは向こうでの記憶ではなく、こちらで過ごした記憶だけです。よく言えばこちらでの記憶が全て消失してしまえばバンバン使ってもそれ以上は消失しないという事です」

 

それは何とも大きな代償だ、だが俺は転生するのだから本来あるべき姿になるだけなのでは?そう頭で理解はしていてもやはり記憶を亡くしたいとは流石に思えなかった。

これからは慎重に使うことにしよう。

 

「分かりました、他にどうしようもなくなった時だけ使うようにします」

 

「分かればよろしい、その代わりにいくつかランダムで能力をつけておくわね。それと魔眼についてなんだけど......これは自分で見つけてね」

 

「自分で見つけると言われても、どうすれば?」

 

「それはお楽しみという事で、まあ突然閃くと思うからそんなに力を入れなくて大丈夫よ」

 

何が大丈夫なのかと思ったがここで言ってもどうせはぐらかされるだけだろう。とにかく、魔眼は無事叶えてもらえたという事が分かるだけでいいか。

 

「さて、時間も無くなってきたことだしこれで終わりにしていいかしら?」

 

「はい、ありがとうございました。」

 

「いいのよ、私が勝手にやっている事だから......そうだ、お祝いの印として閻魔刀をプレゼントするわね!」

 

そう言って何もない空間から刀を取り出し俺の体に突き刺した。だが、不思議と痛みはなく突き刺したところを見ると刀が俺の体に吸い込まれていた。やがて刀の姿が見えなくなるともう抜くこともできないとあきらめた。突き刺した本人は特に気にしていない。その後今起きたことを忘れてこれからの人生を送る覚悟をした俺をまるで我が子に接するかのようにほほ笑む女神様、せめて翼さえ見せなければ初対面から敬意をもてただろうが......まあ、好きであの格好なのだから指摘するのは無粋というものか。

 

「それじゃあ、これから先はもう私と会えなくなるけど頑張るのよ」

 

「はい!女神様と会えないのは残念ですけど、俺の人生でこの時のことだけは絶対に忘れません!」

 

特に胸を張った時のポーズだけは未来永劫脳裏に刻み込む所存だ......

 

「ありがとう、私もあなたに会えてよかったは......女神も捨てたもんじゃないわね......」

 

女神様からは多大な苦労があったかのようなオーラが漂っているように見える。ファイトだよっ!女神様!

 

「それでは今から送るわね、眩しいと思うから目を閉じていて」

 

俺は言われた通りに目を閉じる。だが、まだどこに行くか聞いていない事、そしてハーレム人生をお願いする事を忘れていたのに気がつき目を開けると、女神様が現像式フィルムのカメラのシャッターボタンを押しているとこだった。

なぜにカメラを使う!?だが、カメラのフラッシュが驚くほどの光量で目をやられた。

 

「目がぁ、目がぁーーーーーーーーーーー!!!」

 

その言葉を最後に俺の意識は途切れた。最後に「やばっ」という声が聞こえたような気がした。

 

意識を手放してからどれ程の時間が経ったのだろうか。ゆっくりと目を開けるとそこは、知らない天井が見え......なかった。目が見えない、最後のフラッシュで目が見えなくなったのかと思ったが、目だけではなく体も思うように動かない。

この状況が理解できない、何か手掛かりが欲しいが体を動かせず目も見えないのではどうしようもない。

だが、耳だけは機能しているので意識を耳に集中して周りの音を聞く。するとどうしたことかどこからか声がした。そしてその声を聞いていると俺の知りたい今の状況の手がかりを入手した。それが本当であれば......

 

 

 

俺、御剣神護は赤ちゃんになっていた......

 

 

 




これが初の投稿という実感がひしひしと伝わってきています。

今回は転生の事だけで原作関連はあまりない事に気が付きました......
だがこれからは原作に関して書けるので次からが本番という事になるはず!たぶん!

タグにまだヒロインを追加はしていないですが、やはり三ノ輪銀推しの自分は今後そのあたりの絡みを徐々に増やしていくつもりです!
好みの分かれる作品になると思いますが、暇なときは是非閲覧していってください。
※誤字脱字多々あるのでご注意ください。

次回!作者敬語をやめることを決意する!
俺の中では最高にヒーハーしてるぜーーー!!!
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