御剣神護は転生者である   作:レイジャック

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よう!新年明けましておめでとう!


何?涼しい顔してよく言えるなだって?……


更新遅れてすんませんしたーー!!
違うんだ!俺は書こう書こうと毎日思ってたんだよ、でもさ、ほら今って冬じゃん?だから……な?


みんなは分かるだろ?


楽しかった遠足......

 今日は誰しも経験があるだろう、とても楽しみにしていた日なのだ。その楽しみにしていたものとは......そう、遠足である。え?そこは宿泊学習だろバカ野郎だって?......俺もそれを期待してたよ!でもこの学校では遠足が一番の楽しみなんだ!だって考えても見てくれよ?この世界にあるのは四国だけなんだぜ?四国ならいつでも行きたきゃ行けるからそんな行事やらない!......という事ではなくて、神樹館に通っている生徒のほとんどが結構なお嬢さんやお坊ちゃんだから、あまり面倒なことにならないために近場で日帰りできるようにしているんだ......というのが俺の考えだ。たぶん、当たってると思うがそこは先生に聞くしかないな......でも俺、この前合宿したし!女の子と一緒に寝たから別にいいもんね!......1人だけ別室だったけどな!!

 

そんな悲しい事はそこらに捨てといて、今はバスの1番後ろの席の1つ前の席に瀧澤と一緒に座って喋っていた。

 

 

「おいおい、遠足って言ったら定番のあのセリフを言うのがお決まりだろ!」

 

 

「急にどうした?……悪い、いつもの事だったな」

 

 

「おい瀧澤!それはどういう事だ!」

 

 

「……いや〜今日は思いっきり体を動かそうかな〜」

 

 

「無視するんですね、分かりますw」

 

 

「本当にお前は何というか、ポジティブだよなぁ」

 

 

「当たり前だ、これは俺の人生経験から得た必須な術だからな!」

 

 

「お前は一体どんな人生を送ってきたんだ?」

 

 

「えっ?聞きたい?」

 

 

「いや、聞きたくはない」

 

 

「少しは興味持って聞いてくれよ!?泣くぞ!」

 

 

「泣け」

 

 

「最近友人が冷たい件について」

 

 

「当店ではそのようなサービスを行っていませんので、回れ右してゴーしやがれです」

 

 

「……ま、まあ冗談もこれくらいにして」

 

 

「ごめん、今の割と本気だった」

 

 

「セリヌンティウス!」

 

 

「なんだその掛け声とポーズは!?」

 

 

「俺の魂が叫んでる、I need more friends!!」

 

 

「正気に戻れーー!!」

 

 

右手の拳を頭上に突き上げた姿勢で俺は目を閉じ、隣の瀧澤は俺の魂を呼び戻そうと揺さぶってくる。

 

 

「ちょっ、揺らすのはやめてくれ……」

 

 

「正気に戻ったか!」

 

 

「ああ、少しだけ意識がとんでいた」

 

 

「危ないな!?まあ、俺もちょっと言いすぎたよ」

 

 

「瀧澤……別に気にしてないさ」

 

 

「泣きそうになってなかったか?」

 

 

「……目にゴミが入っただけだ」

 

 

「そういう事にしておくよ……」

 

 

「ありがとう、感謝する」

 

 

2人の仲が悪くならずに済み、今の事については触れないように約束した。

 

その最中にもバスは目的地に向かって走り、他の生徒達も近くの友達と楽しくはしゃいだり、お喋りをしていた。皆楽しそうだなと自分の事を棚に上げた考えをしている時に後ろの席から声を掛けられた。

 

 

「相変わらず2人は仲良いよね〜」

 

 

「おい乃木、これが仲良く見えるのか?」

 

 

「またまた~、照れちゃって~。瀧澤の照屋さん♪」

 

 

「......そういえばここの窓を全開すれば人ひとりぐらい通れるスペースが出来たよな?」

 

 

「すみません、本当にシャレにならないので許してください!今のは冗談だから!」

 

 

「やだな~、今のは冗談だって」

 

 

「だ、だよな~ハハハハハ」

 

 

「ハハハハハ......だが、やらないとは言ってないぞ?」

 

 

「誠に申し訳ございませんでしたーー!!なにとぞお慈悲をーーー!!!」

 

 

「相変わらず土下座だけは完璧だな......やらないからさっさとやめろ、俺が変な目で見られる」

 

 

「あ、ありがたき幸せ!!」

 

 

「うむ、良きに計らえ!期待しているぞ?」

 

 

「ははー!!」

 

 

「やっぱり仲良しだよ~」

 

 

「そうか?まあ、嫌いではないけどな」

 

 

瀧澤は少し照れながら乃木に答える。その姿をからかおうとしたが、突き落とされる未来しか想像できないので俺は静かに席に座りなおした。

 

 

「そういえば、すごい気になってたんだけどさ、桜井の持ち物大きすぎじゃないか?一体何が入ってるんだ?」

 

 

「?別に普通だろ?お菓子とハンドスピナーと監修、鷲尾須美の旅のしおりと体操着が入ってるだけだ」

 

 

大きなリュックから自分が持ってきたものを言った順に取り出していく。

 

 

「はいストップ!そんな旅のしおり聞いた事ない!なんだよその分厚さ!広辞苑の間違いじゃないのか!?」

 

 

「それは俺も思った......知ってるか瀧澤、世の中には知らなければ幸せな事もあるんだぜ?......だから、これ以上は聞かないでくれ、俺もこれ以上知りたくないんだ」

 

 

「お、おう。そうか、わかったよ」

 

 

「ありがとう、感謝する」

 

 

俺達2人はそれから何も聞かない事を約束し、互いに沈黙した。

 

 

「それで、それは桜井だけ持ってきたのか?」

 

 

「いや、須美と銀と園子も持ってきているはずだぞ?なぁ、園子も持ってきてるよな?」

 

 

「すぴー、すぴー」

 

 

「いつの間にか寝てる!」

 

 

「おい信悟、うるさいぞ。園子が起きちゃうだろ」

 

 

「あれ?何かデジャヴが」

 

 

「何言ってるんだ?どこか具合でも悪いのか?」

 

 

「三ノ輪、こいつの頭が悪いのはいつもだから心配は要らない」

 

 

「それもそうだな」

 

 

「ねぇ。俺何か怒らせるような事した?すごい酷い言われようなんだけど!」

 

 

「だから言っただろ、お前の頭の悪さは世界に認識されている事なんだって」

 

 

「俺の頭は世界レベルで悪いのかよ!?初耳だ......最近の友達は冷たい態度をとるのがデフォルトなのか?」

 

 

「え?友達だっけ?俺達」

 

 

「......もういい、寝る......」

 

 

俺はこの日、自分の殻に籠る術を身に着けた。目的地に着くまでは話しかけられても、誰とも一切話すことなく膝を抱えたまま動かなかったが、痺れを切らした須美に話しかけられた時に命の危険を感じたので殻に籠る事をやめる。その後は何故か須美から説教をされてからバスを降りた。理不尽すぎるだろ......

 

 

 

 

 

目的地到着後、男子と女子に別れ、荷物を置いておく建物で体操着に着替えてから遊具のある場所に集合した。それから先生の話を聞き、昼食には一度調理スペースのあるここに戻ってくるように言われた後、各自自由行動を開始した。

 

 

「作戦内容を更新、これより任務を遂行する!」

 

 

「そうかそうか、じゃあ頑張れ」

 

 

「言われなくともやってやるさ、期待して待っていろ!」

 

 

「はいはい」

 

 

俺はそこで瀧澤と別れ単独行動を始めた。

 

 

「まずは何と言ってもこれ!通称ターザンの遊び場!ロープウェイ!ロープに掴まって地面すれすれに当たらないように移動するスリル満点の遊具だ!これを最初にやらないと順番待ちになって最悪出来ないで帰る事になるからな〜……誰も居ないのはきっと準備運動で手間取って来てないだけだろ、うん」

 

 

予想外に誰もロープウェイに人はいなかったが、これを絶好のチャンスと受け取って1人楽しんだ。

 

 

「何往復したのか数えてなかったけど誰も来なかったな、周りを見れば友達同士でアスレチックコースで遊んでる人がほとんどだしなぁ……俺が避けられてるわけじゃないよね?……やばい、急にアスレチックコースで遊んでない俺が変人に思えて来た!早く行かなきゃ!」

 

 

決して1人が寂しくなったわけではないが、無性にアスレチックコースで遊びたくなったのでそちらに走った。別に、ロープウェイで遊んでた時に須美達3人が楽しそうにしてて仲間はずれにされたから、恨みを晴らすためにイタズラしようと考えてはいない……わけがない!男女共にアスレチックコースで遊べるんだから俺も誘ってくれよ!さっき銀と目があった時、直ぐに目を逸らされたの俺覚えてるからな!覚悟しろよ!

 

 

「はぁはぁ、うっぷ……ターザンの遊び場で遊び過ぎた、気持ち悪い……ふぅぅ、よし!すこし良くなったな。銀達は……もうあそこまで行ってる、早いな。まあ、日頃の鍛錬の方がよっぽど体力使うから余裕なんだろうなぁ。それにしても、あの垂直綱渡りの上にいる男子生徒のポーズは気取ってるよな〜なんかドヤ顔してるし、ちょっとムカつく……いや、かなりムカつく!あいつらさっきからこっち見て笑ってたし、ターザンの力見せつけてぎゃふんと言わせてやる!銀達の相手はその後だ!待ってろよ!秘技、壁登りでそのドヤ顔をマヌケ面にしてやる!」

 

 

何やら物騒な事を考えながらも再度走り、銀達の居る場所に向かう。

 

 

「あと少しで俺の野望が始まる!……さてさて、何も知らない本人達は……うわぁ、銀の奴片手で登るとかどこぞの軍人だよ……おーい、危ないぞー」

 

 

いくら余裕とはいえ流石にあれは危ないのでやめさせようと呼びかけたが、流石は期待を裏切らない我らが銀さん、登ってる最中にいきなり掴んでいた手を離して落下し始めた。直ぐさま俺も近くまで来ていたのでちょっとだけリミッターを外して全力で走り、落下途中に何とか受け止める。

 

 

「フラグ回収おつかれさまです!……っと、おーい銀、生きてるかー?」

 

 

「え?信悟?」

 

 

「信くん!」

「信悟くん!」

 

 

「はいはーい、みんな大好き信悟だよー……嘘だよ!ごめんね!」

 

 

「まさかのノリツッコミ!?」

 

 

「いや、流石に今のは自分でも言い過ぎたと思ってる……そんな事はどうでもいいんだよ!それより銀、怪我はないのか?」

 

 

「へ?あ、ああ信悟のおかげで大丈夫だよ」

 

 

「そうか、それは良かった。それにしても片手で登るとか危ない事するのはいいけど怪我はするなよ?須美がうるさ……心配するからさ」

 

 

「信悟くん、今うるさいって言おうとしていなかったかしら?」

 

 

「そ、そんなことないですよー」

 

 

「はぁ。そういう事にしておくわ」

 

 

「そうしてくれると助かる」

 

 

「まったく……それと銀、楽しいのは分かるけど浮わついてないかしら?お役目の重さよく考えて」

 

 

「……借りは返すよ、そして反省します……口数を減らします!」

 

 

「いやいや、そんなもので須美が納得するわけ「次からは気をつけるのよ」……俺との扱いの差が違いすぎる!?うわぁ〜ん、園エモ〜ン!!!」

 

 

「ええ!?私!?」

 

 

自重が無くなってきてほぼ0に近い俺は周りの目を気にせず園子に抱きついて胸に顔を埋め……たかった!でも、残り僅かな自重の心があったおかげで胸ではなくお腹に顔を埋めて嘘泣きする。

 

 

「鬼の鷲尾が差別する〜どうにかして〜」

 

 

「ええええ……えっと、ごめんね?たぶんもう無理かな〜」

 

 

「そんな!諦めんなよ!もっと熱くなれよぉぉぉぉ!「うるさいですよ信悟くん?」……」

 

 

後ろからオーラを感じたのでゆっくり振り向くとそこには……

 

 

「仁王立ちした鬼がいましたとさ……」

 

 

「銀、ちょっと手伝ってくれるかしら?」

 

 

「ああ、別にいいけど何するんだ?」

 

 

「簡単な事よ、少しお灸を据えるから抑えていてくれればいいわ」

 

 

「どこから取り出したんだよ!」

 

 

「それは乙女の秘密よ」

 

 

「くそっ!はめられた!こうなったら……せめてこれ以上のお灸の増加を阻止する!そのぼた餅に隠してあるはずだ!覚悟しろぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

 

 

「きゃあぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 

その時の事は今でも覚えてる、ありのままを話そう。俺が焦って須美に飛びついたんだ、まさに3世のようにダイブしたと思う。それに驚いた須美は防衛本能が働いたんだろう、振りかぶるように拳を振ったんだ。しかも目を閉じながらだ。それが俺の頬にクリーンヒットして、どこにそんな力があったのか不思議に思う程の威力があってそのまま殴られた方向に2回、3回転がって仰向けに倒れた。そして、最後に見た光景が晴れわたって雲があまりない綺麗な青空だった。その後の事は覚えていない。気がついたら昼食の時間になっていてお昼に集合する場所のベンチに寝ていた。

 

 

「俺はいつのまに寝ていたんだ?さっきのあれは夢か?物凄くリアルだったなぁ」

 

 

「おお、やっと起きたか桜井」

 

 

「あれ?瀧澤?何でお前がここにいるんだ?」

 

 

すぐ近くに、いつのまにかフライ返しを持った瀧澤がいた。

 

 

「寝ぼけてるのか?もう昼だから全員ここにいるぞ?」

 

 

「昼!?嘘だろ!俺の知らない間に時間が過ぎているなんて……そうか、これは夢かそうに違いない、それじゃおやすみ……「いや寝るなよ!」ああ、夢の中まで俺は寝ることを許されないとは……おお、女神よ、どうしてこの世界は俺に優しくないのですか!!」

 

 

「言っておくが夢じゃなくて現実だからな?」

 

 

「え?そうなの?じゃあ、何故起きたら最初に美少女じゃなくて野郎の顔を拝まなくてはいけないんだ?」

 

 

「よーし、もう一度寝させてあげようじゃないか……二度と起きれないかもしれないけど別に良いよなぁ?桜井」

 

 

「ああ!何だか目が覚めた!いや〜起こしてくれてありがとな親友!」

 

 

「……お前の切り替えの早さには尊敬するよ」

 

 

「褒めても何もでないぞ?」

 

 

「大丈夫だ、お前からは何も要らないから。むしろこっちから願い下げだ」

 

 

「最近俺の扱いがどうなってるのか心配になってきた……」

 

 

「……桜井がどうかは焼却処分しておいて「雑!俺結構真剣に悩んでるんだぞ!」はいはい、それより起きたならさっさと手伝え」

 

 

「もう俺は考えることをやめた……だから、眠りにつくことにするよ」

 

 

「あ!あそこに熱々の鉄板が!あれに顔面キスした人の反応に俺興味あるんだよね!もし、丁度よく寝てる人がいたらその人を実験台にしようかなぁ」

 

 

「それで瀧澤様、私めは如何様になさればいいのですか?」

 

 

「最近お前の扱い方に慣れてきた自分がいる……それじゃ、桜井は紙皿と割り箸を用意してくれ。仕方なくお前の分も焼きそば作っといたからさ、感謝しろよ」

 

 

「我らが瀧澤様に栄光あれ!」

 

 

「やかましいわ!さっさと準備しろ!」

 

 

「今すぐ準備してきます!!」

 

 

瀧澤がフライ返しで今にも殴りかかりそうだったので、急いでその場を離れて皿と割り箸を取りに先生に聞きに行く。俺の周りに暴力を振るう人が多くて困っちゃうぜ!!

 

先生から聞いて皿と箸を取りに行く途中、俺が寝ることになった張本人から声を掛けられた。

 

 

「信悟くん!」

 

 

「はいぃぃぃぃ!!!」

 

 

「何でそんなに驚いているの?」

 

 

「いやいやいやいやいや、ソンナコトナイデスヨ」

 

 

「そう?それよりも、その……やっと起きたのね?」

 

 

「まだ目覚めて間もないけどな……知ってるか?今の俺、まるで生まれたての小鹿の様に足の震えが止まらないんだぜ?」

 

 

「それは気の毒ね……えっとそれでね、その、さっきはごめんなさい!」

 

 

「……さっきとは俺が気絶する前の事か?」

 

 

「ええ、あの時は少しやり過ぎたから謝りたくて……だから、ごめんなさい」

 

 

「あ〜、それはこっちのセリフだ。俺の方こそ流石にやり過ぎた……ごめんな?」

 

 

「信悟くん……」

 

 

「ああもう!こういう空気は苦手だからこの話はお互い様って事で終わり!めでたしめでたし!」

 

 

「強引過ぎよ……でも、そうね。この話はやめにしましょう」

 

 

「そうそう、須美にはそんな顔より笑ってる顔の方が似合うからさ!」

 

 

「私そんなに酷い顔してたかしら?」

 

 

「まあ、普段は見たことない程には……とにかく、今日はせっかくの遠足だからさ、お互い楽しもう!以上!それじゃ!」

 

 

「ちょっと信悟くん!……行っちゃった……でも、怒ってなくて良かった……よし!信悟くんも言ったようにせっかくの遠足なのだから楽しまなくちゃね!」

 

 

須美との会話を中断して走り去ったあと、須美が1人何か言っていたような気がしたが今はこの皿と箸を届けないと冗談抜きで瀧澤に永遠の眠りというなのプレゼントを贈られるので、俺はただただ走った……

 

 

走って戻ってくると待っていた瀧澤に皿と箸を渡す。それを受け取った瀧澤は出来上がった焼きそばを皿に盛りつけ1つを俺に渡してきたので両手で丁寧に受け取った後、2人でベンチに座り美味しくいただいた。

 

 

「ごちそうさまでした。大変美味でした瀧澤様」

 

 

「お粗末様、あとその呼び方やめろ」

 

 

「そんな!それではこれからどうお呼びすればいいのですか!?」

 

 

「いつも通りに呼べよ!」

 

 

「あ、そう?じゃあ、瀧澤ありがとな!美味かった!」

 

 

「そうか、それは良かった……桜井のだけ大量に胡椒入れ過ぎたから内心ヒヤヒヤしてたんだ」

 

 

「それを今聞いた俺の方は冷や汗が止まらないよ!」

 

 

「冗談だ、流石にそんな事するのは申し訳ないからな」

 

 

「瀧澤……お前」

 

 

「材料を粗末にするのは気が引けるからな」

 

 

「だと思ったよ!期待した俺が愚かだった!」

 

 

「まあまあ、落ち着けって?」

 

 

「ペッタンペッタン」

 

 

「餅つけじゃねーよ!?」

 

 

「おお、流石瀧澤!ナイスツッコミだ!」

 

 

「はぁ、桜井の相手は疲れる……飯も食べた事だし午後はどうするんだ?」

 

 

「シルエットを脳内に焼き付ける作業を行おうと思ってる……一緒にどうだ?」

 

 

「やるわけないだろ!……帰りのバスには遅れるなよ」

 

 

「おう!それじゃ早速行ってくるわ!またあとでな!」

 

 

「二度と帰ってこなくていいぞー……まったく、あいつといると暇にならないな」

 

 

「何か言ったか?」

 

 

「言ってない、というかお前はとっとと逝け」

 

 

「あれ?最後の言葉がおかしい気がするんだが気のせいか?」

 

 

「……気のせいだ」

 

 

「本当か?まあいい、それじゃ今度こそ行ってきまーす!」

 

 

若干言葉がおかしかったと思うが、瀧澤が気のせいだと言っていたから気のせいなのだろう。

 

 

瀧澤と別れた後は、俺が午前中に入念にサーチしたベストスポット!からベルを鳴らす女生徒をベストアングルから脳内に焼き付ける作業に没頭した……これこそがこの遠足における最高のご褒美なのだ!さあ!どんどん登ってベルを鳴らしたまえ!

 

 

脳内に焼き付ける作業をしてからどれ位時間が過ぎたのか覚えていないが、生徒達が先生のいる場所に集まっている。俺も非常に残念だが、作業をやめてそこに行く。生徒全員が揃うと先生の話が始まる。話を聞くともう帰るみたいだ、まだまだ俺には余力があったが一番重要な園子達3人組を脳内に焼き付ける事が出来て思い残す事はないので、テキパキ行動して帰る仕度をして1番にバスに乗り込み来た時と同じ座席に座って待つ。いや〜やはり見上げるとは良いものですな、上を向いて歩こうというフレーズの素晴らしさを実感したよ……小学5年といってもやはり女性なのだなと思い知らされた……何が言いたいかと言うと、マジで最高でした……

 

 

帰りのバスではほとんど全員の生徒が、遊び疲れて寝ていた。もちろん俺も特にやることもないので寝た。……夢を見たが鮮明に覚えていない。ただ、パラダイスが目の前に広がっていたという事だけは覚えている……最高の遠足だった……

 

 

学校に到着したあと、少しだけ先生の話を聞きその場で解散となる。俺も夢の続きを見たかったので他の生徒と同じように直ぐさま1人で家に帰る。

 

 

 

「遠足!最高!楽しかったーー!!」

 

 

帰宅中、抑えきれない心の声を大きな声で叫びながら歩く。

 

 

 

「贅沢を言えば、カメラを持ってくればパーフェクトだったな〜……本当に何故持って来なかったのか、少し後悔してる。」

 

 

少し落ち込んだが空を見上げて気持ちを落ち着かせる。だんだんと落ち着いて来たので空を見上げるのをやめようとした……その時突如として周りから音が消えた……

 

 

「ここで来るとか、KYなのか空気を読めるのか判断に困る……」

 

 

ランドセルからスマホを取り出して勇者システムを起動させ、準備を整える。それと同時に樹海化された場所へ飛ばされた。

 

 

そして、いつものようにやってきた敵を探していると予想外の光景を目の当たりにして思わず呟いていた。

 

 

「敵の数が2体だと?……おいおいそんな事今までなかったじゃないか、あれか?赤信号、みんなで渡れば怖くない的な?……そこまで馬鹿ではないから何か策があるのか?まあいい、俺はいつものように4人で撃退するだけだ!行くぞ3人とも……そうだったぁ!須美達と一緒じゃなかったんだーーー!!やばいやばい、もしもあの敵がこっちに来たら2対1で圧倒的に不利だ……そうだ!不意打ちしよう!」

 

 

こうして、須美達がいない現状では不意打ちが最も最善と考え、単独行動を開始した。……正々堂々?騎士道精神?何それ美味しいの?

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いやー戦闘シーンまでは書けなかったな〜、シリアスあるかもとか言ってたけどありませんでしたねw

書いてたらどんどん止まらなくなったんだよね、これが。まあ、本当は他のアイデアもあったんだけど書く量がこれよりも半端ないぐらい多くなるからやめちゃった!……別に面倒くさいからではないぞ?俺が書きたかったのはあくまでも次のとこだから時間をかけていられないんだ……


と言うわけで、寒い日は更新遅れるけど気長に待っていてくれよな!『pirorororo!』なんだなんだ!?

こちらから選択を願います
A.シリアス展開にする
B.シリアル展開にする

あらやだ!一文字違うだけで意味が全く違うじゃないですか!

次回 選択は慎重に

果たして作者が選んだ選択肢は?

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