もうこれ書いてるとき深夜テンションなのであまりにも酷いかもしれんがそっとしてくれよ!
そんじゃあ、あと少しで原作スタートだから読者も辛抱して待て!!
敬礼!!!本日も晴天なり!!
御剣神護は新しい生を迎えて......泣いた。それは赤ちゃんだからか、それとも転生する瞬間の光景を思い出してなのか、それとも赤ちゃんなのに意識があるからなのか、それは分からない。ただ分かるのは、泣きたかったという事だけ......
その日はとにかく泣いて泣いて泣いて泣いて......眠るまで力のある限り泣き続けた。そんな生まれてすぐに悲しくなった時期もあったが、時間が経つのはあっという間だった。
両親がどちらも美形であるのを見て泣いて、兄弟が姉妹が今までに一人も生まれないことに泣いて、ハイハイを出来るようになって父親が嬉しいあまりに俺を抱き上げ高い位置にあげた状態でいきなりくしゃみして、手から離れて床に垂直落下して泣いて、母親が料理の最中に足元にハイハイで気配を消して近づき足元を見ていない母親に蹴られて泣いて、歩けるようになり調子に乗って階段を一段上ってはしゃいで足を滑らして階段から落ちて頭を打って泣いて気絶して......あれ?泣いてばかりじゃね?まあ、そんな泣く人生を歩んできた俺も今では立派な小学5年生になっていた。
寒い冬も終わり日も長くなって少しづつ暖かくなっている桜舞い散る季節。そう、気が付けば小学校高学年、6年生も卒業したので実質最上学年だ。なかなかの敷地を有する我が家の洗面台にある鏡で今の自分を確認すると、両親ゆずりの整った顔はDNAを受け継いでいるのだからやはりといった感想だが、驚くべきは髪の色である。母は明るめの茶髪でロングヘアーで両サイドの髪を後頭部あたりでリボンで結んでいる。つまり、何が言いたいかというとだな......可愛い、俺の親だという事は重々承知の上なのだが他に感想が浮かばないのだ。怒るとまるで悪鬼の如く変貌するが......
気を取り直して、我が父親だが想像通りというか体育会系な感じな見た目で豪快に笑えば肩をバシバシ叩きそうな少し厳つい顔なのだが非常に整っていることも相まって好青年を少し渋くした感じの少しグレーな感じの色をした髪のかっこいいお父さんだ。だが、忘れてはいけない、この父親は赤ちゃんのときの俺を頭上から手を放して落とした張本人なのだ。絶対に見た目で騙されてはいけない......
そして、その二人とは違う髪の色を持つのがこの俺だ。目を細めればグレーと言えなくもないかもしれないが銀髪だ。両親に聞いてみると、どうやら父親の家系の先祖返りらしい。まあ、髪は父親譲りという事にして、顔は母親譲りらしく厳つい顔ではなく温和な母親の顔に半分男らしいキリッとした顔を合わせた感じでいい感じの顔だ。イケメン万歳!これで人生イージーモードだぜヒャッハーーーーーーーー!
しかし、この時の俺はまさかあんな事になるとは想像もつかなかった......
「今日も~世界は平和だな~、まさかの展開すぐ回避~そんな事できるのは~この世で一人っ、俺だけっだ~ふぅ!」
呑気に歌を歌いながら俺は今日もいつものように休日を過ごしている......そういえば自己紹介がまだだったな!......え?いらないって?バッキャロー!!転生してからいろいろ紹介しているかもしれないが肝心の名前がまだだろ?
そう、俺の新しい名は、ズバリ!
「桜井信悟とは俺のことやで~」
特にキラキラもしていないしDQNな名前でもない。よくあるような名前だ......期待させて悪かったな!!
でも、名前は前と同じ読み方なのでそれほど違和感なく人生を送れているのは感謝だ。
それはさておき、周りに人がいるのを忘れていた俺は、多くの冷たい視線を集めていた。かなり恥ずかしすぎるんだけど!
これで俺についてはもう紹介することがないはずだ......別に赤ちゃんのときから今までどんな事があったか興味ないだろ?それでも聞きたいなら仕方ないから簡単に教えて差し上げましょう!!
まず、幼稚園の時は昼寝の時間があったんだが......寝相悪い子らに挟まれて寝ていたため、いつの間にか安息の時間が俺の上だけに偶然にも5人の子供が乗っていて息ができなくなり二度寝をする日々を過ごしていた。最初のうちは幼稚園に行くのが嫌だったのだが、慣れというものは怖いものでひと月経てば「あぁ、またか......」と受け入れられる程に心の余裕が出来ていた。小学校では入学式に年寄りの先生に他の生徒と間違われて説教をもらい、解放された時には式が終わっていた。
それで終われば良かったのだが、俺が新しい教室に入ると見たこともない人が入ってきて、迷子と勘違いした担任教師が放送室に俺を連れていき迷子のアナウンスをした。その場は呼び出しを聞いて駆けつけた両親が説明した事で何とかなったが、流れた放送は学校全体に響き渡っていたので次の日には学校中で笑われ者になっていた。やはり、無知な人ほど怖い存在はいないと実感したときだった。
それからも度々不運な出来事が続いた。
登校中には大量の猫に追いかけられ、下校中には新作ジェラートを食べにイネスに寄り道すると、俺に近づいて服の裾をつかみ泣いている迷子の子供が一人また一人と増えていき、この日のために貯めたへそくりが泣き止ませるために一人ずつジェラートをおごって、お金が足りず新作ジェラートを買えなくなった。代わりに醤油豆ジェラートを買って迷子の団体でベンチで食べていると、迷子を探していた親御さんが俺たちに気づきこちらに近づいてきて、迷子の子供たちもジェラートを片手に持ち親もとへ帰る。その後に親御さんたちが俺にお礼を言おうとしたところで同じ迷子の子供の親と何年かぶりの再会を果たしたらしく、お礼するのを忘れ世間話を始める。そんな中俺は一人だけぽつんとベンチに取り残されたので俺もまた
ジェラート片手に音もなくその場を去った。気のせいか帰り道を歩きながら食べていた醤油豆ジェラートはベンチで食べた時よりもしょっぱかった。
......と、こんな感じに俺の人生はとても濃厚であったが特に面白い話は一つもないのだ。最近では散歩しているときに年寄りに道を聞かれたので親切に教えていた時に、年寄りがかなり年齢のせいかプルプル震えているのだが、周りからは俺が脅しているように見えたのだろう。一人の少女がいきなりドロップキックを俺にかましてきたのだ。俺は当然反応できずそれをもろに受けて地面を転がった。何が起きたか理解できない俺は倒れていた身を起こして周りを見ると、道行く人々が俺を害虫のように見ていた。なぜそのような視線を向けるのか疑問だったが、これ以上ここに居れば厄介ごとに巻き込まれると経験上の勘が告げていたので脇目も振らずにその場から走り去った。後ろからは何やら少女の声が聞こえた気がしたが無視した。
「フッ......少し黄昏てしまったか......」
無理もない、生まれてから俺の人生に平和はあっても平穏はないのだから......
「だが!しかし!BUT!今日は待ちに待った俺の大好きな漫画『ポンコツだからできるかも?』の最新刊の発売日だから、そんな些細な事はどうでもいいんだ!」
今日という日を希望に日々地を這いずるような生活を送ってきたのもこの漫画のおかげだ。これが無ければはっきり言ってやってられない。今俺がヤンキーにならなかったのもこの漫画のおかげと言っても過言ではない!!
先程の視線から逃れた後は、気分を高揚させながらそのまま書店に向かい、無事最新刊を購入して帰宅する。帰ってから手洗いうがいをして、夕飯までゆっくり読む計画をしながら自宅の玄関のドアを開ける。
「たったっただいまっ!......て誰?」
屋台を引きながらラッパを片手にもっているおじさんのイメージソングをアレンジして挨拶をすると、目の前には怪しい格好の人がいた。聖徳太子のような服に不気味なお面をつけた目の前の人物は両親と知り合いなのか、通報もされずに何かを話していたみたいだ。ちょうど話が終わった頃合いに俺が帰宅したらしく、その者は俺に軽く会釈してから家を出ていった。当然何も知らない俺は両親に誰なのか尋ねたが、どちらも後で話すと言うと二人でダイニングルームに行ってしまった。今の俺は最新刊を読むことで頭が一杯なので特に気にせず、素早く手洗いうがいをすませて漫画を読むのに没頭した。
「ふぅ......流石はツコちゃんの並外れた会心のツッコミだ、まさかスイカをわらないで地面を割るとは予想できなかったな......ツンポくんは相変わらず地面すれすれに頭を下げた歩きなんだな~ここまでくると尊敬するよ」
今回も期待の斜め上を行く作品だった。いつの間にか外は暗くなっていて何やら美味しい匂いがしている。もう、夕飯なのだろう。俺は読み終えた漫画を本棚に入れて少しの間外を眺めながら余韻に浸ろうとしたところで、母親からご飯が出来たから降りてくるように言われた。お腹も良い具合に空いていたので余韻に浸るのをやめて一階のダイニングルームに向かった。
その日も毎日と同じように父と母がイチャつきながら、息子はそれを見て涙目になりながらご飯を食べた。他の家庭がどうかは知らないが、我が家では休日の夕飯はこれがデフォルトだ......悔しい!!いつか見返してやる!!
......その後、食べ終えた食器を片付けリビングに向かおうとしたが、両親から大事な話があるからそこに座ってくれと言われたので先程食事していた時の椅子に座る。向かい側に両親が並んで座っているのは変わりないのだが、少し前までのふざけた表情ではなくあまり見たことのない真剣な表情をしていた。しばらくの間静寂に包まれていたが、父親が一息つくと俺を見ながら話し始めた。
「大事な話があると言ったがあれは......本当だ」
当たり前だ、もしも嘘であれば今頃厳つい顔がもっと厳つくなっていただろう。息子が少し物騒なことを考えてるとは知らずに話を続けた。
「信悟も玄関で見たかもしれないが、あの者は大赦の人間だ」
「大赦って、あの信じる者は~救われろ~ってやつ?」
「前々から思っていたがお前は何かおかしくない?そんなの初めて聞いたぞ!?」
「いや~照れるから褒めないでよ~」
「褒めてないからな!?......話が逸れたな、とにかく俺たちは込み入った事情があって信悟がいない間に話しをしていたんだ」
「ふ~ん、でも何で大赦の人が家に来てたの?」
「それはだな......我が家は代々大赦に纏わる家系だからだ」
「は?......なんですとーーーーーーー!!!!!!!!」
「やっぱ驚くよな、まあ大赦の中でも末端だから今までは特に関ることもなかったんだけどな......だが、それもつい先程までの話だ」
「いやいやいやいや!急展開すぎるだろ!それにその言い方じゃ何かあったみたいに聞こえるんですけど!?もしかして、あれか?信託やら何やらで我が家の誰かさんが選ばれたとか?な~んてな!「そうだ」......マジで?」
「マジだ。しかもその誰かさんとは......お前の事だぞ信悟」
「そ、そんな~......俺が何をしたっていうんだよ!」
「それは俺にも分からん、ただ、お前が神樹様に選ばれたと伝えられた。ちなみに、嫌なら断ることもできるがどうする?」
「そう言われても、何をすればいいのかも分からないんだろ?」
「ああ、ただ一つだけ分かっている事がある」
「それは......」
「それはだな......この話を受ければ転校することになることだ」
「......それだけ?そんなんで引き受けるとでも?」
「そうだよな、転校先が神樹館小学校で可愛い女の子が一杯のところってだけじゃ決められないよな......ごめんな」
俺はその言葉を聞き席を立ち父親に向かって騎士の忠誠を誓うポーズになった。
「何を仰いますか父上!父上と母上がそこまで考えて下さっただけで私はとても感謝しているのですよ?だから頭を上げてください」
「あの~私はまだ何も言ってないんだけど「信悟!お前ってやつは!」......」
「はい!父上!私は父上と母上のためにも、その使命是非引き受けさせて頂きます!」
「そうか!そう言ってくれると信じていたぞ!それでは大赦にも引き受けると伝えていいんだな?」
「はい!不甲斐ないですが精一杯尽力いたします!」
ギブ&テイク、世の中はこの言葉で成り立っている。ならば、俺も使命を果たすのもこの言葉に当てはまるものだろう。得るものは転校という新たなる人生の始まりだ、このチャンス逃しはしない!
俺は立ち上がり、父親に手を差し出す。その意図が伝わり父親もまた手を差し出し......握手をした。とても力強いそれはまるでその人の心の内を写し出しているようだった。ようやく、二人の熱も冷め手を離すと周囲が一気に寒くなった気がした。元凶を探すとそこには......普段からは想像もつかない悪鬼が君臨していた......
熱い握手を交わした後、俺と父親は母親に怒られた。確かに母親抜きで決めてしまったのは悪かったとは思っていたが、まさか一日正座で過ごすように言われるとは思いもしなかった......
母親も本当は心配で、出来れば引き受けて欲しくはなかったようだが、「信悟が決めたことなら反対しないわ......その代わり、一度決めたことは最後まで責任を持ちなさい、いいわね?」と言って応援してくれた。
次の日には、俺が使命を引き受けることを父親が大赦に伝えた。そして、可能な限り大赦がバックアップするらしい。引っ越しの心配も特にはなさそうだ。
それからは残りの小学5年の学校生活を存分に楽しみ来年度からは会えない友達と、放課後から日が暮れるまで遊んだ。
それから数日後には大赦から連絡があり、俺の転校する日を教えられた。来年度の春、小学6年の新年度初日に俺は......転校する事になった。
転校先は神樹館小学校......そこには無垢なる少女の勇者が在籍している。だが、その事は彼は知らない......果たしてこれから彼というイレギュラーが、今後の未来にどう影響していくのか......
願わくば......になるように......
いや~何とか今日中に書けた~~~
やっぱり最初は文章構成気になるんだけど途中から面倒になってとにかく書きたくなったから書いてみたらこうなるよね~ハッハッハ!!!
まあ、次からが本番だから許せ!!
いよいよ原作キャラ登場!!!ここから先は夢想だーーーーー!!!!!
次回 オリジナルソングのネタを探す者
作者がうるさいけどこれからも見てくれよな!!