本当は書く気がなかったんだが気づいたら体が勝手に動いていた......
何を言っているか分からないかもしれないが、これ本当の事なんだぜ?
知らない無意識の行動って本当にあると知れた日が俺にもやってきましたよっと
悪いが今の俺は頭がかなり糖分不足の状態で書いてるから話も結構適当かもしれない......
とにかく!出来上がったので見てくれ!
転校日から数日前、転校するにあたって連絡手段として必要になるスマホを無償で大赦から提供された。実は小学生でスマホを所持している友達が以前通っていた学校にもいて、心底羨ましく思っていたので大赦の株が俺の中で飛躍的に上昇した。マジ大赦さん神対応パネェ!!
もちろん、受け取ってからすぐに電源を入れ同封されていた説明書みたいな本を読みながら必死に操作した。本の項目で何やら勇者アプリとかあったが特に興味がないのでその項目は飛ばしたが、大丈夫だ、問題はない......はずだ。
スマホを受け取ってから三日三晩、春休みに入った俺は体の一部のように使用していた。朝起きるとスマホにキスをして、朝食の時もズボンのポケットに入れながらニヤニヤしてご飯を食べた。両親から冷ややかな視線を向けられたが気にしない。
昼までの時間はスマホでネットサーフィンをしてサイト『これで君も注目の的!必見!スマホマスターへの道!!』を熟読して猛勉強し、昼食には馬の目の前に人参を吊るすのを応用してスマホを見ながら食べていた。昼食の時はカップラーメンだったが、スマホには美味しい料理100選の画像を写し、それを見ながら食べていたせいか、いろいろな味のカップラーメンになった。やはり料理の見た目というものは馬鹿にできないとこうして実感できた。これだけでもスマホを頂いた甲斐がある。
この時にはもはや両親からの視線も気にならなくなり昼食を終え、今度は散歩に出かける。今まで歩いた事がある道が嘘のように新鮮味を感じ、スマホのカメラを起動して三匹の犬が猫一匹に怯えている姿や、憎むべきイケメン男子を上手く誘導して側溝に足を入れた姿、そして男なら誰しも夢見たであろう階段から降りてくるスカートを履いた人を下から撮った。他にも様々なものを撮ったが、二つほど分かったことがある......
一つはイケメンはどんな時でもイケメンだという事、もう一つは夢は想像するからこそ価値があるという事だ。イケメンの無様な姿を撮ろうと勢い込んでいたが撮った写真を見ると何故か清々しいほどに足以外全てが眩しかった。もはや足を入れてしまったのではなく自分から足を入れたというのが正しい表現の様な写真なのだ。俺は心の中で泣きながらそっと写真を消した......階段下から撮った写真に至っては人物を確認しなかったのがいけなかったのか、撮った写真の人物はなんと......月の戦士に憧れたような格好の青髭おやじだった。
思わずその場で吐いてしまい逆に周りの人にその場を撮られ笑われた。もしも、男の夢を実践しようと考えている者がいるならどうか覚えていてほしい......「その代償は計り知れないから気をつけろ」と、あわよくば次の犠牲者が出ない事を俺は切に願う......
こうして、泥をすするような気分になった俺は足を引きずりながら自宅に帰還する。少しトラウマになりながらも俺は再びスマホを取り出し保存していた曲を流し始める。心なしか気持ちが楽になっていく、だんだんと眠くなってきて目を閉じる。
そして、気が付くと外が暗くなっていた。どうやら相当な精神的ダメージが蓄積していたのだろう、今ではすっかり元気になっていた。俺が目を覚ますのと同時に夕食の準備が整い、母親が呼びにきた。すぐさまスマホをポケットに入れてダイニングルームへ向かう。夕食はいつものように父親と母親がイチャコラしていたが今の俺にはその精神攻撃は通用しない。何故なら俺にはスマホがあるからだ、夕食を食べるのと同時にとあるアプリを起動し、画面に出てきた向こう側にいる女の子と食事する。
ああ、人は誰かと一緒に食べるとこんなにも美味しく感じるのか......向こう側の女の子と楽しく食事をして天にも昇れそうな至福のひと時を堪能した......が、流石にこの光景は両親に何かが伝わったのか、母親は目にも止まらぬ速さで俺のスマホを奪い取り、それを父親に渡すと今度は父親が風をきるような速さでアプリを削除した。
何が起こったかわからない俺は一人呆然として、父親がアプリを削除し終えたスマホを手渡されたので受け取り、食器を片付ける事もせずスマホ片手に自室に戻る。何故だか心臓の鼓動が早くなりながらも恐る恐るスマホをスリープ状態から解除した。
ない......いつもは画面左上にあったアイコンが消えている......俺は何度も何度も目をこすり、スマホを上下逆にしたり、スマホに頬ずりをした。他にも逆立ちしながらスマホをいじったり、ブリッジしたり白目になったり1分間瞬きをしないでスマホを凝視したりあらゆる処置をとった。だが、どの方法を取ってもそこにアイコンは復活しなかった。俺が貯めたお金をコンビニの雑誌コーナー近くにあるカードと等価交換し、書かれているコードと呼ばれるものを入力して5桁にもなった数字を全て消費して愛を注いだ俺の魂全てを捧げたアプリが......一度削除すれば一からになる悪魔のようなアプリが......俺のスマホの中から消え失せていた。
この日、どこかから人とは思えない叫びが聞こえたという都市伝説が生まれた。まるでそれは世界を呪っているような声に聞こえた......
俺が声にもならない叫びをしてからの二日間の出来事は覚えていない、だが、気が付けばスマホに関してはまるで息をするかのように扱えるようになっていたのだ。俺はいつの間にかスマホマスターになっていた。
しかし、どうしてかは分からないが俺は喜ぶ事が出来なかった。それでも時間は過ぎていく、まったく世の中は今日も残酷だ。目から零れ落ちる雫を服の裾で拭き、今日も一日が始まる......
世界にとってはちっぽけな、俺からしたら壮大な日から少しの時間が経った。
家の中では両親共に慌ただしく動いている。もちろん、俺だけが優雅なひと時を送ることなど出来ず、お気に入りの漫画や衣服類を段ボールに敷き詰めて玄関先のトラックに乗せる。
引っ越しの日、それが今日なのだ。
新しい家は両親は事前に見に行っているが俺はその日ずっと部屋から出てこなかったので二人だけで行ったらしい。声をかけたみたいだが俺はまったくと言っていいほど覚えていない。たぶん寝ていたのだろう......そうに違いない!
別に目から汗とか出てないよ?これは今まで動いていたから汗をかいただけのはずだ!......たぶん。
一人気分が落ち込んでいたが、荷物が全て積み終えたのかトラックが走り去っていく。これで家には何もない、備え付けの物しかないがこの後は軽く外食をしてから引っ越し先に向かうため支障はない。先程まで動き回ってバテていた両親も回復し、家族3人で昼食をとるため今まで住んでいた家を去った。ありがとう元我が家、ここでのたくさんの思い出俺は絶対に忘れやしないよ!だから、今までありがとうございました!
思い出が詰まった元我が家に一礼してから先に歩いている両親を追いかける、気のせいか、後ろから声が聞こえた気がした。
「最高の人生を歩めよ!......か、そんなの言われなくたってそうするよ」
何だか俺の心が少しだけ軽くなった。
元我が家を出発してからは特に何もイベントはなかった。
三人仲良く食事をし......訂正しよう、両親がイチャつきながら、対して俺は一人静かに食事をしていた。まあ、もう慣れたけどね?本当だよ?
その後は荷物が届くまで時間があるのでイネスでウインドウショッピングをした。父親が無理やり母親に買い物に付き合わされていたが知った事ではない、いいぞ母親!もっとやれ!......俺はそうなる未来が目に見えていたので離脱して一人イネスの中をうろちょろしている。一応別行動をとる前に時間を決め、フードコートで集合するようにしてあるので問題はない。時間までは意味もなく駆け回ったり、エスカレーターを逆走したり、エレベーターの階層全てを押してからすぐさま降りたりしながら時間を潰した。そういえば、途中に腹が減ったのでジェラートを買って食べ歩いていた時にどこかの家族連れの少女がいたのだが、ドロップキックをしてきた少女に似ていた気がした。きっと気のせいだろ、あの日の事は俺にとってそれ程気にしていない日常茶飯事であったし、向こうも気に留めてすらいないだろ。まだあの少女が本人だと分かった訳でもないので俺は仲の良さそうな家族から視線を外して歩いた。
その少女が弟に対してマイブラザーと言っていたのが印象に残っていたが、世の中いろんな感性を持った人がいるんだなと思っていたのはここだけの秘密だ。
時間通りに集合場所に行くと、予想通りやつれた父親とツヤツヤとした母親がいた。本当に買い物していたんだよな?
荷物の届く時間にはここから歩いてちょうどいい感じなので、両親と俺はそのまま引っ越し先に向かった。ちなみに、母親の荷物は息子である俺と父親で全部持っている。文句を言いたいが今この場でそれは愚策だと分かっているので何も言わず両手が塞がる程度で済んだ荷物を持ちながら新しい我が家へと歩みを進める。引っ越し先もとい新しい我が家はイネスから少々時間があるので、俺はいろいろ聞きたいことがあったので両親に聞いた。
俺が聞いた事は大赦の事と家の事、今も疑問が残る点が多々あるのでこの際聞くことにしたのだが、その答えは俺の想像を遥かに超えていた。
両親曰く、過去に何代目かの祖先が神樹様から使命を受け予想以上の功績を残して大赦の重鎮になった時があると言うのだ。それだけでなく、極秘事項で詳しいことは分からないが戦いが日常の時代に一人の犠牲者を出さないで勝利したとか、一族のみ使える奇跡のような幻の力が先祖代々受け継がれている事、裕福な生活や結構な敷地を持っているのは祖先の功績が大きいことなど教えてくれた。
祖先は一体何者なのか、知りたいけど知りたくない思いになった。
「それでも、時代が経つにつれて地位が落ちて今の末端の位置になってるんだけどな!」
「それは自慢する事なのか?」
自慢気に話しながら快活に笑う父親。その姿を見ると無理しているわけではないのが見て分かるのでそっとしておく。母親も父親につられて笑みをこぼす。そうなると、俺はそれ以上言及しようとは思えなかったので別の話をすることにした。
父親の自慢にもならない自慢話の後はこれから住む新しい我が家の部屋の話や、転校先の学校の話をする。その間に意外と歩いていたのか、知らぬ間に引っ越し先の新しい我が家に到着した。初めて見る家は以前の建物より一回りぐらい大きな気がした。
やはり、新しいというものは人を高揚させ俺はすこしだけはしゃいでいた。その姿を微笑ましく眺める両親、しばらくして落ち着きを取り戻した俺は恥ずかしくなりながら周りを見渡す。聞いていた話によると荷物が届くはずだが、荷物を載せたトラックはどこにも見当たらない。不思議に思い両親に聞くと、まだ届く時間になっていないようだ。その間まで暇を持て余すことになったので、まずは部屋決めをすることにした。特にこだわりのない両親は後でいいと言ったので俺は迷わず二階の少し前よりも広い一室を自室に決めた。特に異論もないので続いて母親、次に父親と滞りなく部屋が決まる。父親の部屋が決まり各々に部屋についての感想を言い合っているとトラックが到着した。そこからは引っ越し前の作業とは逆の事を業者の人と協力しながら始める。そして、ようやく最後の荷物を運ぶと家族三人で脱力してその場に座り業者の人は一言挨拶するとトラックに乗り帰っていく。
しばらくの間、座り込んで疲れながらも運び終えた荷物と室内を見渡すと違った景色を見て思わず言葉を漏らした。
「ここがこれからお世話になる家なんだよなぁ......」
今まで見ていた風景と違っていたので少しだけ寂しくなる。両親も同じ心境なのか遠い目をしていた。
体力もだいぶ回復してから、最初に母親が立ち上がり夕飯の支度を始める。材料と調理器具はイネスで購入済みなので、新品の調理器具少しを両手にキッチンへ向かう。材料が無くては意味がないので続いて父親が立ち上がり材料を持ってキッチンに向かう。俺は今日ぐらいは空気を読もうと思い、両親とは反対のリビングに向かいソファに腰掛ける。その後は疲れていたこともあってか、今までと同じく夕食を取り、風呂に入り、湯冷めしないようにすぐにベッドに入った。自分が思っていた以上に疲労が溜まっていたのか、その日はすぐに寝た。
引っ越してから次の日からは新しいことだらけであり、いつの間にか転校前日の夜になっていた。明日はいよいよ神樹館小学校転校初日だ。初日は大切で今後の人生に大きな影響を与える事を小学校入学式で身を持って体験している俺は大赦から送られてきた制服や買いなおしたランドセル、その中に入れる小物を入念に確認する。
「漫画よーし!ハンドスピナーよーし!腕枕キーホルダーよーし!スマホよーし!筆記用具よーし!教科書は......まだだよな?」
若干......いや、ほとんど学校に関係ないものが入っているがこれは願掛けみたいなものなので目をそらす。
確認も終わり、すでに風呂にも入ったのであとは寝るだけとなりベッドに入る。電気を消して目を閉じるがなかなか眠れない。
「眠れるわけないだろ!ドキドキとワクワクが待っていると分かればいても立ってもいられるか!!」
自分自身を鼓舞させ、余計に眠れなくなる。
「早く寝ないとなんだけどな~......いよいよ明日か、何だか夢みたいだな。まさか転校するなんてあの日の俺は想像もしなかったからな~」
思い返せば変な仮面の人が家にいなければ今頃代わり映えしない日常を迎え、年が一つ増えるだけだったから何とも言えない気持ちになる。
「それもこれも大赦様様だな......あの仮面はあまり見たくないけど、ホラー映画に出てきそうだよなぁ......」
あの仮面はいつ思い出してもデザインが絶妙だ。きっと何か意味があるのだろう、そういう事にしておこう。
「転校先でも上手くやっていけるといいけど、そこはあの方から頂いた特典と大赦から頂いたスマホがあれば何とかなるだろ!......最近他人任せな考えになってきてるけど仕方ないよな。俺は楽な人生を送れるように努力はしているからこれは偶然だ、偶然に違いない」
自分のマダオ化が進行している事に悲しくなるとだんだんと睡魔がやってきた。
「そろそろ眠れそうだな......まだ見ぬ明日の俺、応援しているぞ......おやすみ」
ようやく眠りにつくと、安らかな寝息をたてる。
..................バタン
足音を立てないように階段を降りリビングのソファに腰掛ける。隣には湯上りなのかほのかにシャンプーの香りのする女性が座っていた。
「信悟は寝たみたいだ」
いつもよりも静かな声で寝たことを教える男性。
「そう。まさか信悟が......今でも信じられないわ」
女性は少しだけ悲しそうな表情になる。
「それは俺も同じだ、これは夢なんじゃないかと今も思っているよ」
男も深刻そうないつもの表情からは想像できない顔をする。
「あら、あなたが半分は悪いのよ?信悟をその気にさせるようなことを言うから」
「俺も悪いとは思っているよ、でも俺はこの日常を守るためなら最後まで諦めない......たとえそれが息子に重荷を背負わせることになっても......軽蔑したかい?」
無理に笑って女性に心情を話す。だが、彼女はそれを気にしたようには見られない。
「そんなのできると思う?私だってあなたと一緒なのよ?」
「そういえばお前はそういうやつだったな。俺なんかよりよっぽど強い」
「そう見えるのはあなたがいるからよ......いいえ、私たちの子があんなだからかしら?」
冗談めかしにいって笑う女性、それにつられ男性も笑う。
「ああ、そうだな。なんて言ったって頭上から手を放して頭から落ちても泣きわめくような赤ん坊だもんな」
「まったく、あの時はすごく心配したのよ」
笑いごとにならないことをいいながらもまた笑いあう二人。
「でも良かったの?あの子にも引き継がれた事を教えなくて?」
「いいんだ。せめて今だけでも楽しい生活を送ってもらいたいから、それに時がくれば自然と分かるはずだ」
「もう!そう言って、本当は伝えるのを忘れていたんでしょ?」
「あれ?わかった?」
「当り前よ、何年あなたと一緒にいると思っているのよ」
「ごめんごめん......でもあいつならそんなもの必要ないさ」
男性は何か確信したように話す。女性も心当たりがあるのか頷いた。
「そうね、あの子なら大丈夫ね......それよりもこれからの学校で上手くいくか心配になるわね」
「ははは、そうだな」
二人の間に笑いが絶えない、それは二人の子に信頼を置いているから笑えるのである。
「これから先どうなるかなんて俺達には分からない、だから、俺達はあいつがこれから歩む道を見守ろう」
「ええ、そうね......きっとあの子なら険しい道でも転がっても超えていくはずよね」
途端に二人は静かになる。お互い確認したわけではなくそっと手を繋ぐ。
「だから、俺達は願っている」
「だから、私たちは願っている」
二人は思いが届くように言葉を紡ぐ。
「「どうかその先に幸あらんことを......」」
時計の針が12のところで二つ重なる。
桜井信悟が小学6年生になる日......
そして、運命の歯車が動き出す......
彼は一体どんな道を歩むのか......
彼の歩む道の行先は光か......それとも闇か......
その答えは彼に託された......
はい!ごめんなさい!
もはや文章が文章していない......それ以前に自分自身何を言ってるのかさっぱり分からないw
いやね?俺も本当は原作キャラ登場させたかったんだよ?でもさ、そこまで行くには学校に転校した後のほうがいいじゃん?そしたらさ、いろいろ疑問な事が出てきてさ特典もらったのにどこにも複線の一部も見受けられんのよ......
とにかくこのままだと話続けられないという事で急遽執筆しました!
本当にすまん!だがそれもここまでだ!
思えば転校まではおまけのつもりだったが、言葉にするとここまでになるとは予想できなかった......
もはや俺が書きたいのはこの先なのでここまではおまけ程度に受け取ってくれ!
それもこれで終わりだ!次回からはやっと登場だ!嫌でも登場させないと状況なら絶対登場するからこれで安心だ......やり切ったよ......
次回!糖分補給を断った末路を実体験!!
皆は絶対真似するなよ!!