御剣神護は転生者である   作:レイジャック

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凄い!今までより格段に執筆スピードが上がってる!......誤字脱字もさらに加速しているどね!!

執筆のためにスマートキーボードを衝動買いしたけど予想以上に活躍していて自分でも驚いた!やはり環境は大事だよね!

今回は環境の大切さを学ぶことができるので、参考にしてくれ!


無慈悲......

出会い……それはとても印象に残る出来事がほとんどで、どのような出会い方をしても決して忘れられない記憶になるもの……ある人は出会い方一つで今後の人生が決まると言っていた。

 

 

 

だから、俺も出会いというものを大切にしようと昔から心に決めて過ごしてきたはず……なのだが……

 

 

 

 

3人の少女との出会いが、まさか、無様な姿を晒しての出会いになるとは思いもしなかった……どうしてこうなった……

 

 

 

 

運命とは残酷だ、ただ一つ選択を間違えただけで吉にもなり凶にもなる。例えるなら薬と同じだ、適量ならば良い効果を得られるが、過度に摂れば毒になる……今の状況はどちらかと聞かれれば後者になるだろう……それでも何もせずにいれば状況は悪化の一途を辿る。

 

 

 

ああ、どうして世界はこうも理不尽なのだろうか……だが、例え叫んだとしても誰も助けてはくれない……人は常に選択して生きていかなくてはならないのだ、それを他人に任せる事は生きる事を放棄した時だけである。

 

 

 

だんだんと視力が回復する中、現状を忘れる為に現実逃避をしている俺……それなのにどうしても逃避する事は不可能なようで、俺の気も知らずに彼女達は話しかけてきた。

 

 

「なあ、聞こえてるのか?」

 

 

「ああ、聞こえてるからちょっと待ってくれ」

 

 

心配をしてくれているのは正直有難い、もしも俺をいない者扱いされた時には声を大にして泣き叫んだろう……そう考えると少しだけ気が楽になった。

視力も回復し、声をかけてくれていた少女の他に2人の少女の顔もハッキリ見えるようになった。3人の少女達はたぶんクラスメイトなのだろう、特に知らない人を見るような目をしていなかったので少しだけ安心した。

 

 

「おお〜やっと起きた〜」

 

 

先ほどの声とは別の声が聞こえる、少しのんびりとした口調だがとても癒される声だ。声の主を確認する為にそちらを向くと、そこには今まで生きてきた中で見たこともない、可愛いという単語が似合う少女がいた。思わずスイートマイエンジェルと言いそうになったが、その前に別の少女が驚きながら俺を見て言った。

 

 

「そんな、どうして……転校生が勇者なんて私聞いてない……」

 

 

「いや、俺に言われても困るんだが」

 

 

その少女は黒髪の美少女で、今朝は日直だったのもあり印象に残っている。もしも校内ランキングをやれば確実にトップクラスに入る程の人材だ。校内ランキングを頭の中で予想していると最初に声をかけた少女が黒髪美少女を宥めていた。

その少女は一言で言い表すならば活発な少女だ。特にぶりっ子のような仕草もしないで堂々とした立ち振る舞いは、下手すれば男よりも男らしく、女性からの人気も高いだろう。だが、決して可愛くないというこてではない。言葉にするのは難しいが、桜の髪留めもニーソックス!なところも女の子らしく……いや、誤魔化すのはやめて素直になろう……3人とも超がつくほど可愛いです、はい……俺は転校してきて本当に良かった……もう悔いはない……

 

 

美少女達と出会えただけで、俺の心はいつの間にか癒えていた……

 

 

 

 

今日という素晴らしい日を生きていられた事に感激していると、不意に声をかけられた。

 

 

 

「そういえば、私も鷲尾さんと同じでそんな話聞いてなかったんだけど……どういう事なんだ?」

 

 

「えっと……サプライズてきな?」

 

 

「そんなわけないでしょ!神聖な御役目なのに伝えられていないなんてかんがえられないわ」

 

 

「すんませんしたーー!!」

 

 

どうしてか、怒られたので素直に謝ってしまった……解せぬ……

 

 

「まあまあ、落ち着けって鷲尾さん」

 

 

「別に、私は落ち着いているわよ」

 

 

「いや、落ち着いてなかった……ような気もしたけど俺が落ち着いていなかっただけだったわ、ハハハハハ」

 

 

「何だか馬鹿にされてる気がするだけど……」

 

 

「キノセイデスヨ」

 

 

「怪しい……」

 

 

疑いの眼差しを向けらるが俺にとってはご褒……視線が痛いのでとにかく今1番大事な事を確認する事にした。

 

 

「まあ、そんな事はさておき、まずは自己紹介しないか?俺の事は今朝話したけどあんた達の事は何も知らないから、せめて名前だけでも教えてくれないか?」

 

 

「それもそうだね〜、じゃあ〜まずは私から〜、私は乃木園子って言いま〜す。よろしく〜」

 

 

「じゃあ次は私だな、私は三ノ輪銀だ、よろしく転校生!次は鷲尾さんの番な」

 

 

「え?私?」

 

 

「この流れからすると鷲尾さんの番だろ?」

 

 

「そ、そうね……私の名前は鷲尾須美です。よろしくお願いします。」

 

 

「最後は俺だな、改めまして、今朝も紹介したが俺の名前は桜井信悟だ。よろしくな鷲尾、三ノ輪、乃木」

 

 

こうして3人の美少女の名前を知る事が出来た俺はこれからも仲良くしたいと深く願った。

 

 

互いに紹介した後、俺は今までずっと疑問に思っていた事を聞く事にした。

 

 

「そういえば今更かもしれないけどさ、ここどこ?」

 

 

「本当に今更だな……」

 

 

「あはは〜桜井くん面白〜い」

 

 

「桜井くん、あなたって人は……はぁ」

 

 

「ため息つくほどなのか!?」

 

 

本当に鷲尾さんが美少女で良かった。もしもこれが野郎なら即座にしゃがみこみ昇龍拳をお見舞いしていたとこだ。

 

 

「いい桜井くん、ここは樹海といって神樹様が作った結界よ」

 

 

「樹海?樹が海になったのか、それとも海が樹になったのかという哲学か?」

 

 

「違います!」

 

 

「いやいや、桜井も聞いた事あるだろ」

 

 

「愚問だな三ノ輪、そんな話寝ていたから聞いた事一度もない!」

 

 

「そこは威張るとこじゃないだろ!?」

 

 

「いや〜こう言えば納得してくれたりするんじゃないかと思って」

 

 

「納得するか!」

 

 

「ですよね〜、まあとにかくここはさっきまでいた世界とは違う空間って事なんだな」

 

 

「そうだよ〜、何だか理解するのが早い気がするよ〜」

 

 

「そうでもない、俺たち4人以外いないってだけじゃなく周りの風景も違うんだからそう考えただけだ」

 

 

「すごいな桜井……さっきまで転がり回っていたからてっきり馬鹿なんだと思ってたぞ」

 

 

「やめて!そんな事思い出さないで!俺のメンタルライフが0になる!」

 

 

やはり覚えていた……無理もない、誰だって目の前で転がり回っていれば記憶に残るはずだ。少し鬱になりながらもこれからの事について鷲尾が話し始めたので静かにした。

 

 

鷲尾が話してくれた事はほとんどが知らない事ばかりであったので、一言一句漏らさずに聞いた。

曰く、ここ樹海の中で現れる敵、バーテックスという未知なる生物を神樹様に辿りつかせないために神樹様に選ばれた俺たちが勇者になり敵を撃退するという事だった。だが、当然そんな話を一度も聞いたことがない俺は聞いた後も常に理解できずにいた。そもそもの話、神樹様に選ばれた覚えも……いや、あったな……大赦から仮面をつけた人が来た時、きっとあの時に両親に言っていた神託が勇者に選ばれたという事だったのだろ。今さら気づいても遅い、俺は勇者になるしかないようだ。1人真剣に考えている間に3人は樹海の中を見渡して何やらガールズトークをしている。終わるような気配もなかったので俺は邪魔しないように地面の上で人差し指と中指を人の足に見立ててムーンウォークをやって時間を潰した。

 

 

「お役目を果たしましょう!」

 

 

いきなり鷲尾が勢い込んで言った。残り3人の内2人は鷲尾の意図が分かったのかスマホを手に持つ、だが残り1人は今だに分からないまま呆然とする。そう、何を隠そうこの俺だ……ガールズトークに男である俺が入れないのは当たり前で、当然盗み聞きをした時にはカツアゲされることも視野に入れて聞いていなかったのだが、ここで裏目に出た。

1人だけ何もしていないのも気にせず鷲尾は何か唱え始める。

 

 

「あめつちに_____」

 

 

「お、おい?鷲尾?どうしたんだ急に?」

 

 

鷲尾の行動に目を見開いて何事か聞いていると今度は別のところから鷲尾と同じく唱え始めた。

 

 

「かみわがも___」

 

 

「乃木!?お前もか!?」

 

 

1人状況把握が出来ていない俺、何が起きているのか聞こうと残り1人の少女に聞く事にするが……

 

 

「みたまがり_____」

 

 

「三ノ輪まで!?しかも何か物騒な単語が聞こえたんだが!?」

 

 

どんどん混乱していく中でも彼女達は続ける、最後の文を唱えるとスマホにタッチした。すると今度はスマホが光だし彼女達の体を包む。その光景を俺は……目が血走る程に凝視した。

 

彼女達の今の光景はよくテレビで見たことがある、あれは変身……別名お着替えサービスタイムなのだ今も尚光輝いて見えないはずの変身を何故だか俺は見ることが出来ていた。きっと何かの魔眼が開眼したのだろう、グッジョブ女神様!そうこうしている内に3人の変身が徐々に……あ、今見えた!色までは分からないけど彼女達の体のラインを俺は脳裏に刻み込んだ。

……ようやく3人とも変身が終えて姿を現すと、制服から別の衣装に変わっていた。どうでも良いことだが一言だけ今は3人に伝えたいことがあるので3人に向かって頭を下げながら言った。

 

 

「ありがとうございっしたー!!」

 

 

「どうしたんだ?急に?」

 

 

「何、お礼が言いたい気分になっただけだ……」

 

 

「そ、そう……」

 

 

いやはや、眼福眼福!絶好のチャンスとはこの事か……

人生捨てたもんじゃないと考え始めている時、3人は俺を抜いて話していたが今は耳に入らなかった。

 

 

 

「あの〜それでですね、今やったのってどう「よーし!ぶっ倒ーす!」三ノ輪はマイペースだな!おい!」

 

 

「ミノさん待って〜」

 

 

「2人とも待ちなさーい」

 

 

「……お前ら俺の話聞けよ……いや、俺も話聞いてなかったけどさ……」

 

 

俺だけが残り急に寂しくなる、そんな俺を見兼ねたのか鷲尾がこっちを見ていた。

 

 

「鷲尾お前は俺の事を「桜井くんも早く勇者になって来なさいよ」……うん、知ってた。人生そんなに甘くないもんね……」

 

 

結局鷲尾も待っていてくれるなんて事はなく2人を追いかけていく。

 

 

 

俺にどうしろと?勇者に変身するやり方知らないんですけど!?完全に詰んだ……勇者になった事で身体能力が何倍にもなったのか一跳びするだけでどんどん離れていく。これに追いつくなんて勇者になれない俺には成すすべが……

 

 

「いや、まだあったな。まさかこんな形で使う事になるとは思わなかったけど……仕方ない」

 

 

普段は力を抑えていた転生の特典の悪魔のお兄ちゃんの身体能力を3割解放して、3人を追うように俺もまた一跳びしてバーテックスの元へ向かった……

 

 

 

 

 

「いやいや待て待て!このままじゃ紙装甲で戦う事になるじゃん!」

 

 

道中敵に近くにつれて、今の自分では最悪な未来になるのを想像するとだんだんと焦りが生じていた。このままでは本格的に人生ゲームオーバーになりかねない、今一度移動しながらもスマホを弄るがやはり何も分からないので手の内が尽きた。

 

 

「もうばっくれようかな……でも、このままあの3人を見捨てるなんて出来ないし……おお!神よ!いったい俺はどうすれば良いのですか!!」

 

 

俺を転生させてくれた女神様を思い出しどうすればいいのか祈る。そういえばあの時脳裏に刻み込んだあの姿は素晴らしいものであったなぁ……

 

 

その時の魅惑のボディを想像していたら、頭の中で何かが弾けた感覚があった。同時に今までの記憶の中にあった大赦からスマホを頂いた時に同封されてあった説明書を思い出した。

 

 

「そういえば、あれに書いてあった項目で確か勇者というワードがあったはずだ……確か勇者システムというアプリが……あった!これだ!」

 

 

スマホの初期状態から入っていたアプリの中に勇者と書かれたアプリを見つけると歓喜に満ちて思わずガッツポーズをとっていた。これでこの状況を打破出来ると高鳴る鼓動を抑えアプリをタッチしてみた。

 

 

「これで俺も勇者に!……って何だこれは?花?……うんやっぱり華があるだけだ……意味が分からん」

 

 

起動して開いた画面には一つの真っ黒な花が写っているだけで他には何もない、ようやくどうにかなると思った矢先にこれである。これはこの花のように絶望しろという事なのだろうか……再び詰んだ状況になってしまった。

 

 

「持ち上げてか~ら~の~、海よりも深く突き落とされたーーーーー!!!!!チクショーーーーーー!!!!」

 

 

叫ばずにはいられない、どうやら俺の人生もここで終わりのようだ。悲しいかな生まれてからの人生で泣いてばかりの記憶しか思い出せない。ああ、これが人生上手くいかないというやつなのか……もう駄目だ、最後に戦いの最中にどさくさに紛れて胸を揉もう……

 

ドス黒い下心ある行動を取る事を決意すると、スマホの花が光った。

 

 

「急に花が光った!?……もしかして、これは俺の邪な思いに共鳴しているのか?それなら!」

 

 

最後の希望の光が目の前のスマホから見えた俺は、すがるような思いで先程のゲスの様な考えをいろいろ試してみる。戦闘の時に下から覗く事や敵の攻撃を上手く利用してラッキースケベを狙う事、他にも邪な事をいくつも考えると花も光が増していきやがて咲き誇る。

 

 

「やはり俺の考えた通りだ!よっしゃ!後は3人とも変身前にやっていた事をすればいいはずだな……ス〜〜〜ハ〜〜〜〜……よしっ!ポチッとな」

 

 

深呼吸してから3人がやっていたスマホタッチを真似て花をタッチすると、スマホから大量の黒い花びらが飛び出してきて体に纏わりつく……自分の周りの花びらは黒い花びら一枚一枚から対照的な白い光を放ち体を覆う。そして、限界に達したのかその花びら全てが弾け飛ぶと俺の服が制服から黒く所々にアクセントの白が入ったスーツと上から羽織った黒のマントのようなコートになっていた。

 

 

「出来た……これが、邪な力が宿った俺の姿……凄い……さっきまでの俺とはまるで別人のようになった気分だ……」

 

 

それはまるで、己の中に眠る感情が全て反映されてるかの様に黒い……自身を無意識のうちに抑えていた理性という鎖から解き放たれたような感覚が俺を襲う……

 

 

 

このまま身を任せて思うがままになりたい……

 

 

「はっ!?俺は一体何を考えていたんだ!そんな事駄目だろ……」

 

 

身を任せそうになりそうな自分を一度頬を叩いて気を落ち着かせる。何処か温かい感覚にも似ていたが、俺の中でそれを受け入れてはいけないと危険を報せるかの様に鼓動が早くなっていた事に落ち着いてから気付いた。

 

 

「一体これは……今はそんな事後回しだ、あいつらを追いかけないとな!」

 

 

知らぬ間に止まっていた足を動かし急いで追いかける。俺が勇者になってから時間がいくらか経っていたようで、先を移動していた3人は敵と交戦を始めていた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さあ……汝にこの力を授けよう……我は何も望まない……我は何も救わない……

 

 

我は何も要らない……ただこの力を振るうのみ……

 

 

汝よ……汝の願いを……思うがままに……

 

 

 




いよいよ原作突入だ!!



......はい!やってしまいました!

原作のところどころ変わってるけど、これはオリ主が入ったという事で......


それにしても、中二病が発症しちゃったぜ!!

最近読んだ小説がなかなかカッコイイと思ってやってしまったが後悔はしていない......

黒歴史が増えただけだからセーフ......

次回 ミルクティーはメーカーによって味が違う

同じ名前なのに違う味......俺は断然リプトンミルクティー一択だ!
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