愛と狂気と禁断の果実(一時凍結) 作:運命の邪神
本当はオリ主×八幡モノを書こうと思ったのに……どうしてこうなった?
では本編をどうぞ。
比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん比企谷さん
放課後の職員室で平塚先生は私の提出した作文を読んだ後すぐ様に机の上に叩きつける。
こうやって改めて聞いて見るとストレートに気持ちを書きすぎた、もう少し工夫を凝らすべきだったなぁと思う。
今度はこの数年間で二十四時間1分1秒にまで事細かにチェックした比企谷さんの観察日記を元に書いてみるのも良いかも知れない。
「⋯⋯なぁ田共⋯⋯私が出した課題の内容は覚えているか?」
「たしか一年間を振り返ってでしたね⋯⋯」
私は平塚先生に意味が分からないとばかりに首を傾げて見せる。
平塚は頭痛でも起きたのか、顔を顰めて眉間を摘んだ。
その後、椅子に深く腰掛け、煙草を加えるとライターで火をつけ煙を吐き出す。
「それで、何故こんな精神状態が異常としか思えない文書になるのかね。君はあれか? 比企谷のストーカーか何かか?」
「む、それは聞き捨てなりませんね。ただ私は隠密的にすら見える献身的な後方警備を行っているだけですよ」
「お前それは⋯⋯」
えっと、どうしたのでしょうか? 何故そんな悲しそうな目で私を見るのでしょう? 私はただ比企谷さんが好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好きで好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好きすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすすスススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススススス好キナダケナノニ⋯⋯ネェ?は、イケないイケないつい暴走してしまいましたテヘッ。
「⋯⋯と、とにかく作文は再提出だ以上!」
先生はそう言って締めくくると、そのまま立ち上がり教員室を出ていった。
それにしても再提出か⋯⋯それなら先程したいと思ってた、この数年間で二十四時間1分1秒にまで事細かにチェックした比企谷さんの観察日記を元に書くとしましょうか。
あっそうそう、そろそろ比企谷さんの所に行かないと……。
私は平塚先生に気付かれないようにこっそりと後をつける。
まぁ今日、比企谷さんが呼び出された後、ちょっと追跡して見たら部活動に強制入部、これは行けませんねぇ。何がってあの美少女、雪ノ下さんといる事がですよ。
私の田共家は古くから伝統のある家柄でして、それなりの権力があるので、たいていの羽虫なら八幡さんを悲しませる為の材料に使えるのですが……え、何故って? そりゃあ八幡にとって大切な存在を不幸に落とせば八幡さんの絶望に染まった顔を拝めるじゃないですか?
そもそも、八幡を苦しめて良いのは私だけ、八幡さんを痛めつけて良いのも私だけ、八幡さんの憎悪や憎しみを受けていいのは私だけなのです!
え、酷いやつだって? いやいやだって人の不幸は蜜の味って言うじゃないですか? 私は単に人一倍その蜜が大好きなだけですよ?
特に好きな人程、虐めたくなるだけで単にそれが人一倍強いだけの極普通の女子高生ですし。
まぁ自分でも万人が〝美しい〟と感じるものを美しいと思えないかったり、生まれながらにして善よりも悪をが愛しく感じたり、他者の苦痛に愉悦を感じる破綻者だと自覚はありますけど。
ですが雪ノ下さんなら話は別です。雪ノ下さんを不幸のドン底に落す場合、雪ノ下家を敵に回すリスクが伴います。
と、言うより小学生の頃に彼女を泣かせて楽しんでた時期がありまして、そしたら彼女の姉である雪ノ下陽乃さんに痛いしっぺ返しを喰らいましてですね。
いやぁ、流石に彼女がパンさん好きだから、縛って拉致して、目の前でパンさんのぬいぐるみをズタズタにして見せてやったのは流石に不味かったですねぇ。
いや、もしかして呼び出した後に飼い慣らしておいた野良犬達をけしかけた事でしょうか?
あ、それとも灯油で満たされた落とし穴に、誘い込んで落としたのが行けなかったんでしょうか?
まぁ、お陰で気付いたらそれらが発覚してしまい、実家で雪ノ下さんが海外に留学するまでの間、部屋に閉じ込められるわ。
学校に戻れば雪ノ下さんを虐めていたグループ及び、葉山に教員全員が一致団結して私を攻撃して来るわで、もう散々な日々でしたよ。
あ、でも普段あんなに笑顔な陽乃さんから、めったに見えないだろう敵意むき出しの表情を、私が引き出した事は今でもいい思い出ですね。
でもそのせいで、家族関係の絆が深まったと聞きますし、そればかりは下せませんが。
しかも、後で知ったんですが私がいない間に雪ノ下を虐めてたグループは、雪ノ下さんに謝罪して仲直りしたとか美談があってですねウッワサブイボガッ!?
てか何なんですか? 私と彼女達と何が違うのでしょう? 彼女達だって同じように虐めてたのに同罪でしょう? なのに謝罪した事でプラマイゼロとか巫山戯てますよ! 私は絶対に認めません! いや別に綺麗事が嫌いって訳じゃ無いですよ。 ただ私と同じ穴のムジナが許されている事実が許せないんです。
皆幸せなハッピーエンドより、皆不幸になったバッドエンドそうあるべきなのです。
まぁ、その後は見事に復讐してやりましたですけどね。
何せ葉山さんも私の顔を見ただけで私が植え付けたトラウマがフラッシュバックする位ですしフフフ。
まぁ、それはそうとして早く比企谷さんの元に向かわないと。
という訳なのでさっさと奉仕部の方に向かうとしましょう。
おまけ
平塚静は一人とある生徒について考えていた。
平塚静は身体がザワつくようなヌメリとしたおぞましさを感じていた。
それはもはや教員としては抱くべきでは無いだろう、嫌悪感を与える殆どの気持ち悪さがあり、どうじに彼女の性格は更生するべきだと確信にいたった。
本来なら彼女を奉仕部に連れていき更生させるように雪ノ下や比企谷に依頼していただろう。
しかし、平塚静は彼女のおぞましい何かと同時に奉仕部に連れていった彼の事に思い至った。
彼と彼女が遭遇した場合どうなるのか? そもそも彼に彼女を合わせるべきなのか、平塚静は思案する。
「取り敢えず比企谷には聞く必要があるな」
結論を出そうにも平塚静はあまりにも比企谷と田共の事について知らな過ぎる。
そう思った彼女は取り敢えず比企谷に訪ねてみて様子を伺う事にし、今回は彼女を帰宅させた。
思い至ったが吉、善は急げ平塚静はそんな意気込みで席を立つと自分が顧問を務める部室へと向かう。
だが、その選択が間違って無かったとは知らないままに。