愛と狂気と禁断の果実(一時凍結) 作:運命の邪神
おまたせして申し訳ございませんm(_ _)m 流れは出来てるのですが意外とそれを表現するのが難しくって時間が掛かりました。まぁ、今後も時間が掛かるかも知れませんが出来るだけ早く投稿はするつもりです。
取り敢えず目標としては原作の1巻の話部分まではせめて完成させたい所。
ちなみにオリ主の田共ちゃんですが実はちょっとした遊び心の入った名前でして、縦にして読んでみると田共の字がある漢字に変化し、とある二字熟語になるように出来てたりします。試しに読んでみると面白いですよ?
私は現在実質に帰っている。と言うのも、昨日の内に仕掛けて置いた、隠しカメラと盗聴器の画像と音声を確認する為だ。
ん? どうやって隠しカメラや盗聴器を仕掛けたのかって?
まずは針金を曲げて精巧な合鍵を作るでしょ。次に開けて入ります。そして仕掛けて出た後に合鍵で閉めて終わりです。
いやあ高校の扉とかは電子キーじゃないから楽に開けられるんだよねぇ。
ちなみに似た手段で、隠しカメラを比企谷さんの部屋に仕掛けています。
てすが、小町さん八幡さんと未だに風呂に入るとか、夜中のトイレを付き添わせるとか、羨まけしからんむしろおい小町そこ変われと言いたいです。
しかも、偶に隠しカメラの方に視線を向けたりとか、勝ち誇った笑とか絶対に気付いてますよねぇ。
まさかの私への挑発ですよ腹立つわ〜〜。
いっその事、今度は数頭の発情した野良犬けしかけて、その貞操を損失させやろうかおい?
「お、今日は以来があった見たいですねぇ」
映像の中で扉が開くと同時にお団子頭の黒髪少女が入って来ました。
『し、失礼しまぁす』
ふむかなり緊張してるのか声が小さいですねぇ⋯⋯て、ハ?。
ガタリと私は思わず立ち上がると画面に写った
『て、何で比企谷君がいるのよ!?』
『いや、俺ここの部員だし。てか何の様だ由比ヶ浜?』
私は彼女を知っている、黒髪だがお団子頭と言った髪型に薄化粧と言ったおめかし。
服装は雪ノ下さん同様にブラウスはきちんとしているがスカートの方は短め、少しばかりアクセサリーを身につけているが割と目立たない程度、何というか中途半端に校則を守っているような出で立ちだ。
だがそんなきちんとしているブラウスの上からでもハッキリと分かるフタオカ。
彼女の名前は由比ヶ浜結衣、今の私を生み出した原点であり、私が一番最初に絶望で染め上げた人物だ。
比企谷さんとは前に犬を庇って引かれ入院した時に、比企谷さんに謝罪と感謝を伝える為に家に訪れたのが最初。
あの時は私以外の女が、比企谷さんを病院送りにした事に心底怒りを覚えましたが、当時は引いたのが雪ノ下家の車だった事もあり、無闇矢鱈に近付け無かったんですよねぇ。
その後、始末を仕様と計画をねるため彼女について調査していたら。
なんと彼女はかつて私が絶望で染め上げた少女だと判明したのです!
と、言うのも私がまだこの喜びを知らなかった頃。当時は父が実家との都合で団地にくらしてたんですよ。
その頃の私は、一般的に見れば無口で何時も憂鬱そうな顔をしているハッキリ言って根暗な印象の子でした。
ま、実際に私は美しいものを美しいと思えなかったですからね。
言ってしまえば色が無い世界で全てが退屈なものにしか見えない状態ですねぇ。
そんな時にその子が大切にしていた子猫の死体を見つけてしまいましてね。死因からして車に引かれたんでしょうそれを、彼女の元まで持って行ったんですよね。
まぁあの時は善意だったとは思いますよ。なにせ善人の真似事見たいな感じで行った行動でしたからね。
ただ、その後にその子猫を抱きしめて泣き叫ぶ彼女を見た時、私の心が喜びに満たされたのに気付いたのです!
そして、その時に私の中であぁもっと彼女の絶望した表情が見たいと言う考えが、私を突き動かしまして、気づけば私は、彼女に適当な理由をそれらしく述べて止めにお前が殺したんだって囁いた訳ですけどね。
ちなみにその日以来、彼女とは関わる事は無くなった訳ですが、その時の感動的な迄のあの味を知ってしまった私は、その後に自分がどういった人間なのかを理解しました。
まぁ、何処ぞの神父みたいに妻がいる訳でも無く、神職等の宗教にも入ってませんし、と言うより私の家は元々頭にヤが着くような家柄な為か、簡単に開き直っちゃいましたし、それがどうかしたの? 見たいな感じでしたね。
しかも、それだけじゃなく彼女は歪な存在になっていたのです!
『まぁ、とにかく座ったら』
比企谷さんはさりげなく椅子を引いて、由比ヶ浜さんに席を進めるアッデモサツイガフツフツ。
『あ、ありがと⋯⋯』
彼女は戸惑いながらも、勧められるままに椅子にちょこんと座った。そして正面にいる雪ノ下さんが彼女と目を合わせる。
『由比ヶ浜結衣さん、ね』
『あ、あたしのこと知ってるんだ』
まぁ、ハッキリ言って雪ノ下さんはそれなりに高スペックですからねぇ。
あ、ちなみに由比ヶ浜さんが歪んだ存在と言うのは、どうもその時の出来事がトラウマになっているらしく、今では異常なまでの頑張り屋さんになってたんですよ。
つまりどう言う事かと言うと、今の由比ヶ浜さんはもっと頑張らないと、もっとしっかりしないとと強迫観念を原動力に動いている訳です。
この今の由比ヶ浜結衣さんを、私が切っ掛けで造られたと考えると快感と言いますか、とてもゾクゾクしますね。
まぁ、アレだけ攻め立てればトラウマにもなりますか⋯⋯。
と、そうんな事を考えていると、どうやら比企谷さんは彼女が同じクラスだった事を知らなかったようで目を逸らし初めました。
『あはは⋯⋯そっかー⋯⋯でも、覚えられてなかったのは個人的に少しショックかなぁ』
困ったように人差し指で頬を掻きながら寂しげに笑う彼女。
『あぁ⋯⋯その何だ⋯⋯何か悪るかったな』
『良いよ良いよ⋯⋯気にしないで⋯⋯今知ったんだから今度から覚えてくれたら良いよ』
慈愛を振りまく聖女のような優しげな笑、私は思わず手に持っていたペットボトルを落としてしまう。
私は醜と美の価値観が真逆です。つまりこう慈愛を感じさせるような笑顔は思わず拒絶反応をしめしてしまいます。
ちなみに酷い場合は最悪吐くか発狂するか気絶しますね。
今回は硬直程度で住みましたが、私はとある真実に危機感を感じました。
「や、やばい⋯⋯このさぶいぼが出そうな光景をあと数回か見なければいけないのですか!?」
そう、彼女がいる限り、あと数回は出てくるかもしれ無い先程の笑顔、比企谷さんを確認する為に、後数回はそれを見なければならないのです。
ハッ行けない行けない思わず取り乱してしまいました。
何とか私は深呼吸して自分を落ち着かせると再び画像を確認し直します。
『コホン、それはそれとして本題に入りたいのだけど⋯⋯』
『あ! そうだった! ごめんなさい!』
それから、彼女曰くだが、最近お菓子作りにハマっていて、でも余り上手くできない為、他の人とかにアドバイスが欲しいとの事でした。
しかし奉仕部の方針をあらかじめ知って置いて正解でしたねぇ。
確か
だから私から言わせて貰えば、〝持つ者が持たざる者に慈悲の心を持ってコレを与える行為〟てっ言うのは支え気を配る行為、つまり支配なんであって、それならいっその事、〝奉仕部〟じゃなくて〝支配部〟でも良いと思うんですよねぇ。あ、それだとゴロや世間体のイメージが悪いか⋯⋯。
でも、その方針から言わせて貰えばようは〝悩みを持つ相談者が自立出来るように、個別授業の教員の真似事をする部活〟てっ事何ですよねぇ。
まぁ、そう言う事だから、状況に合わせて他の教室や部室なども場合によってはかりるだろうとふんで、とりあえず家庭科室、理科室、図工室辺りにはついでで仕掛けて置いて正解でしたねぇ。
とはいえ、せっかく仕掛けた隠しカメラが無駄にならなくて良かった良かった。
いや、無駄になったらなったで別の使い道を考えるだけですが。
『うぅやっぱりいまいちだ⋯⋯何が行けないんだろ』
由比ヶ浜さんは早速作ったクッキーを食べながら少し涙目で首を傾げる。
とはいえ、少し焦げてるけど食べられなくはない程度の仕上がりではあるんですけどね。
まぁ、私から言わせてば、問題はハッキリ言ってわかり易かったですけれどね。
雪ノ下さんは顎に手を当てて考えるしぐさをすると、そのまま直ぐに由比ヶ浜さんの方に顔を向ける。
『そうね。実際の所言わせて貰うと由比ヶ浜さんはかなり緊張して力が入り過ぎているわね。もう少し力を抜く事は出来ないかしら?』
『へ? あぁそっか──⋯⋯でも私がしっかりしないともっと注意しないとって思うと、つい力が入っちゃうんだよね』
ため息混じりに言う由比ヶ浜さんに雪ノ下さんは目を光らせる。
『まずは、その意識をどうにかしないと行けないわね。確かにその前向きに努力しようとする意志は、大切な事ではあるし好感はもてるわ。でもそれで結果として空振ってわ意味が無いわ。だから適度に力を抜く事も覚えるべきね』
意識改革ねぇ。あはは甘い甘い甘い甘いよ雪ノ下さん、だってその子は、私が巻いた
今更染み付いた
『雪ノ下さん⋯⋯あはは、ありがとうね。うん。比企谷君には前に話したんだけど、雪ノ下さんにも私の事話して良いかな?』
『────っ!? ⋯⋯由比ヶ浜良いのか?』
比企谷さんは一瞬、驚いたような顔をして、直ぐに由比ヶ浜さんを心配するような顔で彼女に問いかけました。
そう言えば、お菓子を渡してお礼を述べた時に彼女語っていましたね。
まぁ、そのお陰で彼女がかつて私が絶望に染め上げた彼女だと知った訳ですけど。
『比企谷君⋯⋯うん大丈夫だよ』
比企谷さんが心配する中、由比ヶ浜さんは優しゲフゥッ!?⋯とにかくや、優しげな笑を浮かべました。
それを見た比企谷はそうかと言って黙ります。
そして由比ヶ浜さんは雪ノ下さんに真剣な眼差しで向き合いました。
「それじゃあ話すね⋯⋯」
その後はまぁ分かっての通り、由比ヶ浜さんの過去についての回想が始まりました。
そして、話し終わったらお菓子作りの雰囲気で無くなった為、その場は解散となりました。
しかし、何て素晴らしいのでしょう。私により歪められた最高傑作が三つも奉仕部と言う場に集まる。
そう、それはまさに運命に導かれるかのように! ハッキリ言って直ぐにでも消したかったのですが、予定を変更です。彼女もまた、
えぇ、えぇ、
大切な存在が多ければ多い程、その存在との思い入れが深ければ深いほど、
「だからこそもっと絆を深め育ててくださいね♪ 比企谷さん♡」
私はそう画面の向う側にいる、比企谷さんにそう呟きました。
おまけ
血まみれで道路に倒れ込む少年とペットの犬であるサブレ、由比ヶ浜結衣は座り込みながらその少年とペットを見ている。
声を出して少年とペットの名を叫ぼうとしたが、何故か声が出ない。衝動的に手を伸ばそうにも石化したかのように身体が動かない。
『由比ヶ浜さん』
すると機械的な声音で、自分を呼ぶ声に気付いた。
振り返るとそこには猫の死体を抱き抱えた、幼稚園位だろう年齢の幼い少女が立っていた。
『あーあまたやっちゃったんだね』
少女は愉快げに三日月のように笑を浮かべると、ゆっくりと由比ヶ浜に向かって歩いてくる。
『違う!?』
由比ヶ浜は自身の頭部を両手で掴み地面に顔を伏せる。
『違わないよ前にも言ったでしょ? 貴方が無能だから貴方がもっとしっかり気を付けていれば、この子だって死ななかったもっと生きていられたはずだって』
『違う! 違う!』
少女は取り乱したように頭を大きく降る。
『違わない、貴方には何も救えない無能で無知で無力だから貴方はまた殺すのよ、だって──』
そして目の前の少女は一掃笑を深くする。そして止めとばかりに少女の耳元に近付き、そして、
『この子は貴方の怠惰な心が殺したのだから』
『あ、あぁ⋯⋯い、イヤアァアアァァ──────ッ!?」
そして、由比ヶ浜は悲鳴と共に、勢いよく布団から跳ね起きる。
「ハァハァ⋯⋯ゆ、夢⋯⋯」
全身から汗を吹き出し行き荒げに由比ヶ浜は呟いた
叫んだ事で、ペットのサブレが起きてしまったのかやかましい位に吠えている。
由比ヶ浜はその声を聞いて先程のは夢だったのだと胸をなで下ろす。
一年の入学式まえに、由比ヶ浜はサブレを事故で失いかけて以来、何度も見る夢。
幼い頃、団地で生活していた時に起きた出来事。
手の中で動かない野良猫、その時に夢にまで現れる少女のとある言葉。
『可哀想だよね〜〜その子、状態からして車に引かれて死んだんだろうねぇ。君が無能なだけにさぁ。君がもっとしっかり注意して考えて行動してたら、こんな事にならなかったのにねぇ』
そして、最後に言われたあの一言が少女の鼓膜に未だにこびり付き離れない。
『その子は貴方の怠惰な心が殺したんだよ』
あれ以来、彼女は二度と失わない為に努力した。勉学に励み自分の限界まで努力する。
何度も体調を崩し、それでも歯を食いしばってひたすら努力を続けた。
自分がしっかりしてれば失わなかったのだと、どこまでも頑張った。
やがて、犬のサブレが新しく家族になった。
少女は新しく家族が増えた事を心のそこから喜んだ。
だが、それが油断だったのだとあとから後悔した。
その日は偶然にもサブレの首輪が綻びて来た事もあり予備を新しく買い換えようと、考えていた時だった。
急に走り出すサブレ、その瞬間に首輪が最悪にも壊れたのだ。
そして、道路に勢い良く駆け抜ける車。
少女はこの時、頭の中が真っ白になった。
そして、気が付くと自身の犬を抱き抱え、車に跳ねられただろう少年の姿。
少女は停止する思考の中、かつての出来事が脳内を走馬灯のように駆け巡る。
そして、それ以来少女はほぼ毎日のように悪夢を見るようになった。
「⋯⋯そうだ⋯ないと⋯⋯私が⋯⋯⋯しっかりしないと」
少女は呪詛のようにそう呟くとふらりと立ち上がり、サブレの下へと向かう。
そして、今日も彼女の1日が始まるのだった。