愛と狂気と禁断の果実(一時凍結)   作:運命の邪神

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今日は三浦さんの誕生日ですね。

フゥ⋯⋯何とか間に合ったぜ⋯⋯。

ちなみに今回はいよいよ俺ガイル原作1巻分は終了しました。

しばらくは休息を取りたいので当分は最新を休ませて頂きます。

一応絶対に帰っては来るつもりです。

それでは最後に田共質のプロフィールです。



田共(タキョウ) (シツ)

誕生日3月9日

血液型:AB

身長:156cm

体重60kg

スリーサイズ
B:100cm/W:51cm/H:100cm

特技
田共常に尽くす為に磨かれた無駄の無い無駄に洗練された無駄な技術

趣味
田共常に尽くす

好きなもの
田共常から与えられるもの全て。

嫌いなもの
田共常が嫌うもの、比企谷八幡

休日の過ごし方
実家の家業に勤める。1日1回関係者立ち入り禁止に指定されてる秘密の部屋にて、比企谷八幡の写真に五寸釘を打ち込む。

座右の銘
この身この全ては田共常お姉様の為に!

概要
田共常同様に色白の肌をした、ストレートロングの黒髪少女。
海浜総合高校に通い田共家の〝質〟の名を司る分家の次期当主であり、田共常の従順な狂信者。

人物像
元々は普通の感性等を持つごく普通の少女だったが、田共家と言う狂人の集まりのような特殊な家柄と一般の人との違いを知って以来、〝自分は田共家の人間だから狂って無いと可笑しいと思うようになる。

 さらにその想いは日に日にましていき、何時しか自分は誰からも愛されない田共家の人間と言う罪深い存在だと思い込むようになった。

 また、そんな彼女に真っ先に近付いた存在が田共常だった事も、彼女を狂わせる要因となった。

 それにより、彼女は田共常だけが自分を愛してくれる存在と思うようになり、結果田共常に依存する事になった。

 現在は田共常に完璧に依存仕切っており、田共の為ならどんな事も躊躇いなくするまでに至っている。

 以上が田共質のプロフィールでした。

 それでは本編をどうぞ。


第陸話 偶然の勝利と虫の知らせ

 私は物陰からテニスコートを観測する。ちなみに盗聴器は仕掛け積みです。

 

 そして今、葉山グループとどうも揉めてる様子、ふむこれはチャンスですね。

 

 私は笑を深く口角を釣り上げる。

 

 そしてごく自然にまるで散歩をするかのように彼等の元に接近する。

 

「あれ? 比企谷さんじゃ無いですか!?」

 

 私は道化師のように彼等に声をかける。

 

 私の声を聞いた比企谷さんと葉山さん、由比ヶ浜さん以外の人達は誰とばかりに私の方を見る。

 

 対する比企谷さん達は、凍り付いたように硬直してゆっくりと私の方に顔を向け目を見開きました。

 

「た⋯⋯田共⋯⋯⋯⋯」

 

 比企谷さんは震え声で信じられないものを見るかのように口にする。

 

 その言葉を聞いた葉山さんと由比ヶ浜さんは咄嗟に比企谷さんの方を見るとすぐ様私の方を見る。

 

 まぁ、葉山さんと由比ヶ浜さんは小学校と幼稚園位の頃ですから、今の私を見ても確信が取れなかったのでしょう。

 

 私は口角を釣り上げヘラヘラと笑って見せます。

 

「私の事を覚えてくれてたんですね♪ 嬉しいです! そうです貴方の事がだ〜〜い好きな恋する乙女、田共常ちゃんですよ♡」

 

 比企谷さんは怯えるように顔を引き攣らせます。

 

 私の名前を聞いた由比ヶ浜さんはその場にヘタリと座り込み、葉山さんに至ってはその場に直立した状態で時が止まったかのように、二人とも心ここに有らずとばかりに放心してしまいました。

 

 いやまぁ分からなくも無いですが、何せ今の二人の精神に深く根付いているだろう心的外傷(トラウマ)が間違いなく脳内で走馬灯のように駆け巡り(フラッシュバック)してるのでしょうしね。

 

「ちょっと⋯⋯あんたなんなんだし!」

 

「ん? 何だって何がです?」

 

 私が来た事で葉山さんの様子がおかしくなったのに気づいたえっとみ、みう⋯⋯思い出せなかったので、取り敢えず金髪縦ロールさんでいいですかね。金髪縦ロールさんは青筋を立てて私を睨み付けます。

 

 私は取り敢えずそんな金髪縦ロールさんに、首を傾げてあげます。

 

 対する金髪縦ロールさんは、私に対してますます不機嫌になります。

 

 うん⋯⋯その顔なかなか良いですね。泣かせ外があってある意味そSoゲフンゲフン。

 

「知らばっくれるんじゃないし! アンタの名前を聞いてから隼人の様子が明らかに可笑しい、あんたが原因なのは明らかだし!」

 

「損害ですね。私と隼人さんは小学校が一緒でその際に色々とあっただけですよ? まぁ、こちらもそれなりに色々とお返ししたのは否めませんが⋯⋯」

 

 私はそう言ってニヤリと笑みを浮かべる。

 

 実際に嘘は言ってませんし、お返しと言ってもせいぜい雀蜂を箱詰めにして、葉山さんの机の中にこっそり忍ばせたり、学校内ではトイレや着替え以外、ずっと毎日張り付いて上げたり、呼び出した後に犬をけしかけたりしただけですよ?

 

 まぁ。雀蜂の件は教室内で開けてくれたものですから、もう教室内が大パニックあれは爽快でしたねぇ。

 

 そう言えば葉山さんそのせいで、空飛ぶ虫にが嫌いにになったんでしたっけ?

 

 まぁ。今はどうでもいい話ですね。

 

 それで思い出しましたが毎日張り付いたお陰で、日に日にやつれて行く葉山さんはとても素敵でしたよ。

 

 まぁ私としては芸術等の美品に近い感性で素敵だと思ってるだけなので、比企谷さん見たいにぐっとは来ませんが⋯⋯。

 

「ですが、私がいると都合が悪い事も分かりました⋯⋯でしたらこうしましょう!」

 

 私はさながら、道化のように笑いながら、盛大に両手を高らかに上げおどけて見せる。

 

「私とテニスで勝負しましょう! 勝負内容は細かいルール無しで先に2回勝利した方の勝ち! そしてゲームの参加人数は最大2名まで途中交代は有りとしましょう! もちろん私が負ければ()()()大人しく引き下がりましょう! 但し、私がった場合は分かりますよね?」

 

 私は盛大にそう宣言する。比企谷さん達はそんな私に目を見開いて驚きます。

 

「どういう風の吹き回しかしんないけど上等だし」

 

 そして私の挑発とも言えるこの発言にまんまと金髪縦ロールさんは乗せられる。

 

 そして金髪縦ロールさんの発言により、他の取り巻き達も乗り出す。

 

 そして、この流れを葉山さんは止める事は出来ない、由比ヶ浜さんに至っては未だに意識がこちら側に戻って来てませんし、比企谷さんももはやゲームに従わざるおえなくなった。

 

 さぁ⋯⋯楽しいゲーム(パーティー)を始めるとしましょう!

 

 比企谷さん達はお互いで相談し合う中、私は着替えを終え、コートに降り立ちます。

 

「「「HAYATO!foo!HAYATO!」」」

 

 やがて、決まったのでしょう。葉山さんと三浦さんが、コートに降り立ちました。

 

「へぇ⋯⋯あぁは言いましたが、ハンデは受けるんですねぇ」

 

「ふん! 本当はアーシ一人でも充分だけど、今回は隼人が頼んで来たから仕方なくだし!」

 

 まぁ、今回は楽しむ為に会えて会話は聞いてないのですが、大方比企谷さんの入れ知恵でしょうね。

 

「そうですか、そうですか。でしたらついでにハンデをおまけしてそちらに最初のサーブ権を譲りましょう」

 

 私は楽しげにそう言うと金髪縦ロールさんは青筋を立てて睨み付けて来ます。

 

「上等だし⋯⋯あんたの顔に玉当たっても知らないかんね」

 

「あははっ! その威勢が何時まで続くか楽しみですね!」

 

 私とアーシさん達は配置に付く、そしていよいよ戸塚さんからの試合開始の合図が出されました。

 

 アーシさんは先手でサーブを打ちます。

 

 私はそれを─────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アーシさんの顔面に目掛けて打ち返しました。

 

 アーシさんは慌てて回避しながら打ち返します。

 

 ですが私は構わず。正確に、精密に、第二激目をアーシさんの顔面目掛けて打ち込んで上げます。

 

 回避して打ち込んだ後ですので、アーシさんもこれには驚いた様ですが、何とかギリギリで打ち返します。

 

 そして、私は三激目を先程の2回以上の力で打ち込みます。

 

 さすがの彼女も3回目には反応し切れなかった様です。

 

 このまま行けば確実に三浦さんの顔面にぶつかる、その瞬間葉山さんが駆け抜けて三浦さんとの間に入ると、急いで玉を打ち返します。

 

 よほど無理を認めか葉山さんはそのまま地面にスライディングします。

 

 ですが、私はそんな葉山さんと三浦さんを無視して、今度は点を取るために打ち返しました。

 

 葉山さんの現状に、三浦さんも目が釘付けとなってしまい、打球への反応が送れます。

 

 そして私の放った打球はそのまま三浦さん側のコートに落ちました。

 

「ちょっ隼人!」

 

「優美子⋯⋯怪我は無い⋯⋯っ!」

 

 葉山さんは優美子さんの安否を心配する中、無理な体制で打ち返したのが祟ったのでしょう、足首を捻りその痛みに顔を顰めます。

 

「おや? その様子では足を捻った様ですねぇ。大丈夫ですか?」

 もちろんこのまま試合続けられるの? と言った意味を込めてヘラヘラと笑いながらいいます。

 

「ちょっとあんた!」

 

「ん? 勝負なのですから怪我位は普通覚悟位するものでしょう? まぁそんなことより、とっとと試合を続けましょう!」

 

 私はクスクスと笑って上げると、三浦さんは信じられないとばかりに顔を青ざめました。

 

 私は口角を釣り上げ笑みを浮かべます。その時、

 

「⋯⋯これは⋯⋯なんの騒ぎかしら?」

 

 鶴の一声、まさにこの場にいるものはその声の方に振り向きます。

 

 そこにはテニスのユニフォームを着て救急箱をもった雪ノ下さんがいました。

 

 隣に由比ヶ浜さんがいると言う事は由比ヶ浜さんが呼んだのでしょう。

 

 雪ノ下さんは救急箱を戸塚さんに渡すと、私の方を睨み付けます。

 

 その後由比ヶ浜さんからラケットを受け取り、葉山さん達の方に向かいました。

 

「葉山君は休みなさい、それと三浦さんはまだ大丈夫かしら?」

 

 アーシさんは、雪ノ下さんを見ると暫く黙ったまま頷きます。

 

「アーシはまだ余裕だし! それに⋯⋯」

 

 アーシさんは私を睨み付けます。その目にはメラメラと炎が燃え上がっているようでした。

 

「このまま引き下がるのはムカつくし!」

 

「そう、それなら問題無いわね⋯⋯」

 

 何と言う事でしょう、それはとても酷い光景だ。あぁ本当に────

 

 ブッ壊シタクナル程ニ腹ガ立ツ

 

「⋯⋯フフ、アハッアハハハハハハハハハハッ!良いでしょう元々途中交代はありなのですから⋯⋯さぁ始めましょう」

 

 そして、二回戦目の試合が開始した。

 

 私はサーブを打つとそのまま雪ノ下さんの顔面に目掛けて打ち込んだ。

 

 すると、雪ノ下さんは打ち込まれたサーブを見事に返しました。

 

 私はそれをもう一度、雪ノ下さんに狙いを定め二激目、三激目を放った。

 

 そして四激目を今度はアーシさんに目掛け手放つ、人というものは、同じ流れが数回ほど流れると次も同じだろうと勝手に思い込むもので、アーシさんにとっも雪ノ下さんには意表を突かれた攻撃になる。

 

 だが、雪ノ下さんはそれを見抜いていたかのように打ち返して着た。

 

 葉山さんのようなとっさの判断では無い、明らかに予測しての返し。

 

 私は思わず呆気に取られ。見逃してしまう。

 

「田共さん、何かをする際はその不気味な笑はしない方が良いわよ」

 

「⋯⋯へぇ⋯⋯⋯⋯なるほどね肝に銘じときますよ」

 

 私は冷ややかにそう言います。

 

 それから再び撃ち合いが続き、二人の執念と言いますか二点目を取られました。

 

 ですが雪ノ下さんは体力が少ないのかもはや息切れを起こし、三浦さんもかなり疲労が見えてきました。

 

 それに何より、さすがに二対一を長時間続けているカラでしょう私もだいぶ疲れてきました。

 

「ハァハァ⋯⋯フッ!」

 

 そして次の雪ノ下さんの番になりました。

 

 その時、私は占めたと思い出しました。

 

 雪ノ下さんは、体力が限界に来てた事もあったのでしょう。

 

 かなりスローな打球が飛んで来たのです。

 

 そして私はここでとあるミスを犯しました。

 

 えぇ、疲労が出て思考が少し低下してたのだと思います。

 

 普段比企谷さんを常に監視し続けて来た私なら、知っていて当然の出来事、否知っていて当然の現象。

 

 昼下がりのこの時間、総武高校の付近に発生する特殊な潮風の存在を────。

 

「────っ!?」

 

 打球は潮風の影響を受け、不規則な起動を描き移動する。

 

 それにより私は思い出す。そして私の敗北が決した事を理解した。

 

 そして、それにより見ていた人達は大声での大喝采となった。

 

 ちっ胸糞悪いですね。まぁ、今回は挨拶に来ただけなのでまぁ良しとしましょう。

 

 私はそう思うとその場を立ち去るのでした。




おまけ

 雪ノ下雪乃はテニスコートから立ち去る少女の後ろ姿を眺めみる。

 確かに彼女は勝利したが、それは偶然により起きた結果でしかない。

 雪乃としてはその結果は素直に喜べるものでは無かった。

 そして、立ち去る前に薄ら寒い笑みを浮かべていたのを彼女は見逃さなかった。

 そして、その笑みを見ていたもう一人の人物。

「比企谷君?」

 明らかに険しそうに立ち去る彼女を見詰めていた少年、比企谷八幡に雪ノ下雪乃は声をかける。

「あ、すまん何だ?」

 比企谷は雪ノ下の問いかけにハッとしてそのご雪ノ下に誤魔化すように尋ねる。

「比企谷君⋯⋯貴方も気付いたのね」

 雪ノ下は比企谷に真剣な眼差しで見詰めながらそう言った。

 比企谷はそんな雪乃を見ながら。暫く黙っていたが、すぐさま頷いた。

「⋯⋯あぁアイツがあの笑みを浮かべる時は、決まって何か良からぬ事を考えている時だからな」

 少ししか合わずとも田共常に関わったものなら共通として分かる事実。

 田共常は自分の手で人を不幸にしないと、喜びを感じる事が出来ない性格破綻者である事を⋯⋯。

 そして、自分の欲望に忠実で我慢を知らないあの田共常が、自分の欲望に嘘をつくなど到底出来ないのは、比企谷も雪ノ下も不服ながら信用にたる事実だった。

 だからこそ、今回はその田共常の性格故に彼等は撃退出来たと言えなくも無いのである。

 二人は黙ったまま胸騒ぎを感じながら、田共がさった方向をただ見詰めるのだった。
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