仮面ライダーディケイドと出会い、仮面ライダーの存在と自分の力を知った涼宮ハルヒはとある日、仮面ライダーになりたいと言い出して…


※この作品は「仮面ライダーディケイド 二次元世界を渡る旅」のアナザーストーリーです。

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放仮ご「息抜き作品part2…設定があやふやですが…明日、その話を投稿予定です。気にしないでください」

ハルヒ「やっと、私たち登場ね。短編みたいだけど…ちなみに私は自分の力をある程度理解しているわ」

キョン「というか俺の扱い…」

長門「ユニーク…楽しんで…」


涼宮ハルヒちゃんのSOSキバ

とある日:SOS団部室

そこではハルヒとキョンが文字通りだらけていた。ちなみに長門は片隅でヘッドホンを付けてパソコンの動画を見ています。

 

「ねえキョン」

「なんだ?ハルヒ」

「暇ね」

「まあな」

 

さっきからこんな会話を繰り返している二人。するといきなり長門が立ち上がる。

 

「どうした?」

「有希?」

 

そして長門が一言呟く。

 

「音也…」

どでっ!

 

二人は椅子から転がり落ちた。

 

「動画かよ!」

「心配して損したわよ」

 

どうやら動画に感動しただけみたいだ。ハルヒは興味深そうに長門のパソコンを覗き込む。それには現在放送中の『仮面ライダーキバ(2008年)』の1シーンが映っていた。

 

 

「仮面ライダーと言えば士は元気にしてるかしら?」

ハルヒは少し前に出会った、仮面ライダーディケイド/門矢士の事を思い出した。

 

「あの時は朝倉が蘇ったりとか長門たちが仮面ライダーに変身したりとかいろいろあったよな~」

「そこよ!」

 

それを聞いたハルヒはバンッ!と自分の机を叩く。

 

「な、なんだよハルヒ」

「なんであの二人だけ変身できて私だけ変身できないわけ!?」

「いや、俺と朝比奈さんも変身できなかったし、お前は変身していただろう…」

「私はライダーになりたいのよ!」

 

ギャアギャア騒ぐ二人を見て長門はつぶやく。

 

「それならいい考えがある」

「「へ?」」

「貴女の力でしたいことをイメージすればいい」

「ああ、なるほど」

 

一応言っておくがこのハルヒは原作と違って自分の力を大まかに知っているため自由に使える。それを思い出したハルヒはにやりと笑う。

 

「そう言えば仮面ライダーキバに出てくるキバットってキョンと同じ声優(杉田智一)よね」

「いや、それを言っちゃダメだろ。メタ発言だ」

「スピンオフだからいいのよ!と言うわけで…」

 

ハルヒは何かを念じるとキョンの体が光り出し…

 

「うわっ!」

 

キバットバットⅢ世と同じ姿に変身した。

 

「なんじゃこりゃ―――――!?」

「貴方は今からキョンバットね」

「はいはい、分かりましたよ」

 

驚くキョンだがハルヒの笑顔を見て反論を諦め、長門にふよふよと浮かびながら尋ねる。

 

「おい長門…俺、戻れるよな」

「大丈夫。涼宮ハルヒのイメージであなたの姿は戻る」

「それはよかった。そういえば今日は一度も見ていない朝比奈さんと古泉はどこにいるんだ?」

「あの二人はついさっき現れたファンガイアと交戦中」

「そうか。…て何~!?」

 

ぼそっと重要なことをしゃべった長門。それにハルヒが目を輝かせて聞く。

 

「ほんと?有希!」

「いつもの駅前。その力を試すにはうってつけ」

「よし!キョン、行くわよ!」

「はあ。分かったよ」

 

ハルヒは急いで外に飛び出し、キョンバットもそれに続く。

 

 

 

 

 

その頃、駅前の広場ではアギト(古泉)がラットファンガイアの大群と戦っていて、その数に苦戦を強いられていた。ちなみに一般人はみくると古泉とこの機関が避難させている。

 

「そろそろ危ないですね」

「涼宮さ~ん、まだですか~」

 

どうやら二人はハルヒを待っているみたいだ。そこに

 

「はっ。古泉君、危ない!」

「え?」

 

ラットファンガイアが数体アギトに飛びかかり

 

「ぐあっ!」

 

変身を解除させた。

 

「ここまでですか。短い人生でした」

「古泉君、まだ諦めるのは早いですよ!」

 

諦めムードの古泉と慌てるみくる。

 

「その通りよ!みくるちゃん」

「「涼宮さん!?」」

 

「キョン君…ですよね?」

「はい朝比奈さん。分けあってこんな姿になってしまいまして」

「それってただの声優ネタですよね」

「分かってるよ!うるさい古泉!」

 

古泉の言葉に泣き叫ぶキョンバット。そんなことお構い知らずのハルヒは右手をかかげる。

 

「行くわよ、キョン」

「しょうがねえ。やけくそだ、行くぜハルヒ!≪ガブリ!≫」

 

キョンバットはふわふわと浮かんでハルヒに近寄り、左手の甲に噛み付く。そこから魔皇力が流れ込み、ハルヒの頬にステンドグラス状の模様が浮かび上がり、腰に鎖がまかれ深紅のベルトになる。

 

「行くわよ、私の…変身!」

 

ハルヒはキョンバットを持ってベルトの止まり木部分に逆さに取り付ける。ベルトから波紋が広がってハルヒを包み込み、ガラスのように砕け散る。現れたのは赤い鎧を身につけ、肩や足などに鎖『カテナ』を巻き付け、コウモリかカボチャを思わせる金色の複眼の仮面の戦士『仮面ライダーキバ キバフォーム』だった。

 

「よっしゃ、キバっていくぜ!」

「はああああ!」

 

キョンバットの掛け声と共に走り出すキバ。そのままラットファンガイアを殴り飛ばす。

 

「お~いけるわね」

「早めに終わらせるぞ。ハルヒ、ウェイクアップだ」

「ちょっと待ったキョン!試してみたいことがあるのよ」

「は?」

「これよ」

 

そう言ってキバがベルトから取り出したのは青い狼が彫られているフエッスル。

 

「だけどガルルたちはどうすんだよ?」

「どうにかなるわ。行くわよ!」

 

キバはそれをキョンバットに吹かせる。

 

「しょうがねえ。≪朝比奈さん・セイバー!≫は?」

 

狼の遠吠えのようなメロディーが鳴り響き、吹いた本人であるキョンバットはいやな予感を感じた。

 

「ほへ?」

 

するとさっきから観戦していたみくるが変な感覚を感じた途端

 

「きゃっ」

 

青い人狼を思わせる彫像になった。

 

「えええええ!朝比奈さん!?」

「思った通りね。来なさい、みくるちゃん!」

「なんだか分からないけど、分かりました~」

 

浮かび上がってキバの左手に収まった途端、彼女は狼の顔が付いた青い片手剣『ガルルセイバー』に変形する。同時にキバの装甲と左腕が鎖に包まれ野獣を思わせる青いものに、複眼も青く変化する。キバは『仮面ライダーキバ ガルルフォーム』に変身した。

 

「みくるちゃんはガルルポジね」

「変形痛かったです~」

「(普通そうだよなあ。同情します、朝比奈さん)」

 

「行くわよ~せやっ!」

 

野獣のような動きでラットファンガイアを翻弄するキバ。そのまますれ違いざまに次々と切り裂いていく。

 

「とどめ行くわよ!」

 

そしてキバはガルルセイバーの刀身をキョンバットに噛ませる。

 

「すみません朝比奈さん。≪ガルル・バイト!≫」

 

すると辺りが暗くなり、空に満月が上る。

 

「はあああああ」キバは両手でガルルセイバーを構え、持ち手の部分を口にくわえ、舞い踊るように足を振り上げる。そして走りだして高くジャンプし、空中で満月がバックになるように一回転してそのまま急降下でラットファンガイア数体をまとめて切り裂き

 

「《ガルル・ハウリングスラッシュ!》」

 

ラットファンガイアはステンドガラスのように砕け散った。キバが元のキバフォームに戻ると同時にみくるも元の姿に戻った。

 

「目が回りました~」

「みくるちゃんは下がっていて。行くわよ、古泉君!」

「おや、次は僕の番ですか」

 

みくるを下がらせたキバは古泉に叫び、緑色の半漁人が彫られているフエッスルをキョンバットに吹かせる。

 

「行くぜ!≪古泉・マグナム!≫」

 

トランペットのような高らかなメロディーが鳴り響き、古泉は緑色の半漁人を思わせる彫像になった。

 

「古泉君はバッシャーポジね。来なさい!」

「ええ。よろこんで」

 

浮かび上がってキバの右手に収まった途端、彼は三つのヒレの様なものが付いている緑色の銃『バッシャーマグナム』に変形する。同時にキバの装甲と右腕が鎖に包まれ半漁人を思わせる緑色のものに、複眼も緑に変化する。キバは『仮面ライダーキバ バッシャーフォーム』に変身した。

 

「なるほど、これは確かに痛いですね」

「はっ」

 

古泉の呟きを無視したキバはラットファンガイアを狙い撃つ。バッシャーマグナムは三つのヒレが高速回転して高圧水弾は発射した。次々とラットファンガイアは撃沈していき、残ったものはまとめて突っ込んできた。

 

「決めるわ」

 

キバはバッシャーマグナムの後ろの部分をキョンバットに噛ませる。

 

「ここからが本番だぜ?≪バッシャー・バイト!≫」

 

するとまた辺りが暗くなり、空に半月が上る。そしてキバを中心に沼の様な広い水たまり『バッシャーフィールド』が発生し、キバは天を仰ぐ。

 

「これで嵐でも来れば上出来ですね」

 

そう呟くバッシャーマグナムの三つのヒレが先程よりも速く回転し、バッシャーフィールドの水を吸い上げ、キバが中心にいる竜巻を作る。

 

「ちょっとしたスペクタルよ。くらいなさい!」

 

竜巻の中でキバは狙いを定め「はっ!」魔皇力に包まれた高圧水弾が発射される。それは見事にラットファンガイアの群れのど真ん中に突っ込み

 

「《バッシャー・アクアトルネード!》」

 

ステンドガラスのように砕け散った。キバが元のキバフォームに戻ると同時に古泉も元の姿に戻った。

 

「後はお任せします。涼宮さん」

「ええ。古泉君はみくるちゃんとそこにいなさい。キョン、最後を呼ぶわよ!」

「最後って…ああ、長門か」

 

キバは紫色の拳が彫られているフエッスルをキョンバットに吹かせる。

 

「どうとでもなれ!≪長門・ハンマー!≫」

 

重低音のメロディーが鳴り響き、北高の方向からフランケンシュタインを思わせる紫色の彫像が飛んできた。

 

「お前、長門か?」

「呼ばれるのを待っていた…」

 

彼女は拳の様な紫色のハンマーに変形しキバは両手でそれを掴む。

 

「有希がドッガポジね!」

 

同時にキバの装甲と両腕が強固で重そうな紫色のものに、複眼も紫に変化する。キバは『仮面ライダーキバ ドッガフォーム』に変身した。

 

「重いっ」

 

キバはドッガハンマーを引きずり、最後まで残っていたラットファンガイアに歩き出す。先ほどまでの俊敏な動きではなくなっていた。ラットファンガイアは突っ込んでくるがキバはドッガハンマーを持っていない方の手で突き飛ばす。

 

「邪魔よ!」

 

そのまま両手でドッガハンマーを持ちドゴンドゴンと近寄ってくるラットファンガイアを、バットを振り回すように弾き飛ばしていく。

 

「私は不満がたまっている。覚悟した方がいい」

 

長門が呟くと、弾き飛ばされていないラットファンガイアは恐れを感じてじりじりと後退した。

 

「よぉし、一気に決めようぜ」

「分かっているわ」

 

キバは両手でドッガハンマーを持ち、柄の部分をキョンバットに噛ませる。

 

「長門、不満を全部晴らして来い!≪ドッガ・バイト!≫」

 

するとまた辺りが暗くなり、空に朧月が上る。キバはドッガハンマーを振り上げて目の前に立たせる。すると握られていたドッガハンマーの拳が開き、手の平にある真実の目『トゥルーアイ』から魔皇力の波導が発生し、ラットファンガイアはステンドガラスの模様を浮かばせて動かなくなる。

そしてキバはドッガハンマーを高く振り上げると、上空に巨大な紫色の拳のオーラが現れた。

 

「とどめよ!」

 

キバはドッガハンマーを振り回し、拳のオーラもそれに合わせて宙を舞う。

 

「《ドッガ・サンダースラップ!》」

「おらあ!」

 

そしてドッガハンマーを振り下ろすと拳のオーラもそれに合わせて動かなくなったラットファンガイアをステンドガラスのように粉砕した。キバが元のキバフォームに戻ると同時に長門も元の姿に戻った。

 

「後は任せる」

「分かったわ」

 

キバが辺りを見回すと、ビルの陰からステンドガラスのような模様の青い馬型ファンガイア『ホースファンガイア』が出てきた。

 

「なぜこの世界にキバの鎧が…ディケイドがいないと安心していたのに」

「残念ね。あなたのお仲間は全員掃除してあげたわ。残るはあんただけよ!」

「そう簡単に負けるか!」

 

ホースファンガイアはどこからか取り出した剣を片手に突っ込んでくる。だがキバは軽く避けて赤いフエッスルをキョンバットに吹かせた。

 

「行くぜ!≪ウェイク・ア~ップ!≫」

 

また辺りが暗くなり、空に三日月が上る。キョンバットはベルトから外れて右足の周りを回るとカテナが解放され『ヘルズゲート』と呼ばれる緑色の三つの宝石がうめこまれた赤いコウモリの翼の様なものに変化する。

 

「はああっ!」

 

キバは右足を振り上げながら高くジャンプし、三日月が後方に浮かぶ。

 

「「《ダークネス・ムーンブレイク!》」」

 

そしてキバは回転してからの飛び蹴りを放ち、ホースファンガイアに思いっきり蹴り込んだ。

 

「ぐああああっ!?」

 

そのままビルにめり込むまで突っ込み、ビルの壁にホースファンガイア越しのキバの紋章を刻み込む。その威力にたまらずホースファンガイアはステンドガラスのように砕け散った。

 

「あっけなかったわね」

「最初はこんなもんでいいだろ。それよりどうだ?キバの力は」

「最高よ!仮面ライダーになれてよかったわ」

「だったらそろそろ俺も戻してくれないか?」

「別にいいわよ」

 

キバが変身を解いた途端キョンも元の姿に戻って尻餅をつく。

 

「痛っ!」

「今日は楽しかったわ。ありがとうキョン」

「ああ。どういたまして。そういや長門たちは?」

「僕たちならここにいますよ」

 

キョンがぼやくと物陰から三人が出てきた。

 

「さあみんな、帰るわよ!」

「分かりました」

「ええ」

「了解」

 

ハルヒを先頭に歩いていく5人。キョンは長門に問いかける。

 

「ちょっといいか、長門」

「なに?」

「今回出て来た怪人たちってキバの一話に出てきた馬野郎(ホースファンガイア)とスペシャルDVDや劇場版で完全に雑魚キャラ扱いされていたラットファンガイアだよな?」

 

「それが?」

「あれ、お前が出したんじゃないのか?」

 

キョンの言葉に歩を止める長門。

 

「なぜわかったの?」

「いやどっちもマニアじゃないと覚えられない奴だったし、だとしたら部室でもキバの動画見ていた長門が何か関係しているかと」

「当たり」

「え?」

「あれは別世界の怪人ではない。私がキバの映像から作り出した偽物。意識も本物らしくして見た」

 

「じゃあ今回の事件はハルヒを楽しませるために?」

「そう。その証拠に古泉一樹にしか大した怪我をしていない」

「人々の記憶もお前が操作すると」

「それと、私も楽しみたかった」

 

長門の本音に思わず吹き出すキョン。

 

「なに?」

「いやごめんごめん。お前にもそんな一面があるんだなと思ってよ。少しは人間らしくなってきたな」

「話は終わり?」

「ああ。ありがとよ」

 

そのままキョンと長門はハルヒたちを追いかけて行った。

 

 

 

原作「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」「仮面ライダーキバ」

大長編に…続くかも?




放仮ご「どうでもいいけど…僕はキョン×長門派です!」」

キョン「何言ってるんだよ!?」

ハルヒ「へぇ…私はいいと?」←【力】で生成したザンバットソードを煌めかせながら

放仮ご「すいませんした!それはさすがに死んじゃう!」

長門「ちなみに、これから私たちの出番は?」

放仮ご「大長編と…明日と明後日に投稿する予定の「ディケ二次」と、リクエストがあれば…スピンオフにかな?」

カブト(長門)「…ライダーキック」
≪ONE・TOO・THREE≫≪RIDER・KICK≫

放仮ご「いやそれは洒落にならないって…NO--------!?」

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