龍種を宿すノーマの少年のゆく道   作:希望の忍者

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投稿作品、2作目をお楽しみ下さい。
感想も募集しますのでよろしくお願いします。

アンジュの登場は、1話の後半からですのでよろしくお願いします。


序章
堕とされた皇女:前編


『マナ』と呼ばれる文明…それは魔法とも言えるような画期的なもので、戦争やエネルギー不足、環境問題等を解決し、あらゆる物が望み、手に入ると言う…,高度情報化社会である。そんな文明に人々は安泰の日々を過ごしていた。

しかし、そんな『マナ』の文明社会において、突然変異の

『反社会的分子…通称 《ノーマ》』と呼ばれる存在がいる。ノーマとは『マナ』が使えない者の事であり、マナの社会を脅[おびや]かす存在としてマナを使う者から差別を受け、嫌悪されている。

 

 

そんな『マナ』の首都『ミスルギ皇国』で“とある秘密”を抱えた異国の服を着て、少年が頭をすっぽりとロングコートのフードで隠して街を歩いていた。

 

???「やっぱりドコモかしくも、マナばっかりだな…しかも

ミスルギ皇国の皇女様の戴冠式(たいかんしき)前でこんなに人がいるからな……ったく何奴[どいつ]も此奴[こいつ]も

マナばっかり… まあ『ノーマ』である俺には関係のない話だかな。

 

そう…この少年の“とある秘密”とは『ノーマ』と言う事である。しかし、ノーマは産まれてすぐの()()()()の筈なのに,この少年は現にマナが使えない…突然変異中の突然変異である。だがそれでも少年の親は子に名を付け、子を愛し、育ててくれた。様々な知識を彼に教えた。

少年の名は……『リュウガ・ドラグニル』

両親は子の存在を隠すために山の奥地で両親は極力マナの力を使わず、自然と共に大変な暮らしだったけど幸せに暮らしていた。

しかし、ある日突然両親は不治の病にかかってしまった。

リュウガは必死に看病したが一向に病気が進み、永くないと悟り、リュウガに真実を伝えた。リュウガの両親は産みの親ではなく、ただ育ててくれた他人であった。リュウガが赤子の頃に山で拾いノーマである事は解ったが、子を産めなかった妻はそれでも育てたいと言い、夫もそれを承諾して人里離れた山奥で育てる事にした。

それを知ったリュウガは『それでも2人は自分の両親である事には変わりない』と言い、両親は涙を流して静かに息を引き取った……。この時のリュウガはまだ6歳の少年で、2桁にも経っしていない子供であった。

そしてリュウガは両親の墓を建て、残してくれたお金と紅蓮色の勾玉の首飾りと漆黒と純白が対となっている指輪と透明な勾玉のイヤリングに“XX”の施された匠の中に7体の幻獣様な生き物が施された腕輪にを身に付け、教えてくれた知識と異国服と骨で出来た太刀の刀剣とフード付きのロングコート等を持ち、旅に出た。

 

リュウガは旅をしながら生きる為なら何でも身に付けた。武術,医術,料理に裁縫,ギャンブル術,機械系,農作物系は当然の事。

人からだけでなく、動物や虫からも生きる術[すべ]を見つけ出しそれを身に付け、時には虫を食べ、それでも食べられなかったら与えられた知識と経験を駆使して食べ、飲めない水は与えられた知識と経験を駆使して濾過[ろか]して飲み水にしたりして生きて来た。

春は人々が賑[にぎ]わう季節だから スリなどをしてお金を調達した。マナに頼ってばっかりいたから盗みやすかった。

夏は動物や虫等が多く生きる術を見つけようとしていた。

虫も沢山いた為、食べられる虫を探して食べていた。

秋は作物や木ノ実が実る季節な為、山で食べ物を見つけ食べて、残った木ノ実は保存していた。お陰で、食べ物には困らなかったし、暫くは虫を食べずに済んでいたことに少し嬉しく思った。

冬は狩りの時期であり冬場の山は動物達がよくわかり易く見えていた為、動物を狩り肉を喰った。食べきれない肉は干肉にして保存していた。

リュウガはノーマであって解った事は、マナの力は“便利すぎて”ほとんど人間は考える事を放棄している。周りに流されてばっかりである。リュウガの眼には『豚に見えた。』言葉を話さず、考える事をしない、哀れで醜い豚に見えた。

だからリュウガはマナを使う奴らを“殺しても”何とも思わない。しかし、リュウガは自身に自問自答を忘れずにいた。『俺はリュウガ・ドラグニル…育ててくれた親は他人だったけど、本当の息子の様に育ててくれた、そして俺は生きる術を身に付ける。考えて,戦って,殺して,喰って勝って生きる!』これは自分自身を見失わない為である。自身を見失えば生きられない、戦わなければ生き残れないからと問いただす。

そして彼は、“自分の中に居る強い力を持つ存在”に気が付き始めた。

 

 

そして、それから10年が経ち、服装は自分で作った異国の服で刀は鍛冶屋で学んで刀を鍛えなおしたから斬れ味もより鋭くなっており、それを背中に背負いそして今に至る。

 

 

__________________________

 

リュウガ「さてと…とっとと買い物を済まして、この街を出ないとな。(それに…誰か知らないけど、つけられてるみたいだしね)」

リュウガは長年の生きる術でつけられている事に気が付いていた。

 

 

 

 

〈買い物終了〉

リュウガ「よし…全部買い終わったし、とっととこの街から出ないとな。戴冠式前でパトカーとかも多いし見つかるのは不味いしな。」

リュウガは買い物を済ましてミスルギ皇国を出ようとした際に、沢山のパトカーと野次馬を眼にする。

この時に、リュウガは無視して街を出ようとしなかった事を悔やんだが、後悔しなかった………。

 

 

赤子「ふええぇぇん! ふえぇぇぇん!」

そこには赤子を隔離する様にマナの結界を貼っていた。

 

リュウガ「ちっ 奴らは、まだあんな赤子まで猛獣みたいな扱いしやがって…檻にでも連れていく気かよ。」

リュウガは母から娘を引き離すのと赤子を猛獣の様な扱いをする警察に苛立[いらだ]ちをしていた。

 

母親「駄目!」

赤子の母親と思われる女性が叫ぶが、赤子は母親の方へ進むだけでマナの結界を硝子の様に壊してしまう。

 

母親「ああぁ!?」

 

警官「『ノーマ管理法』第一条[だいいちじょう],第三項[だいさんこう]により

この者を第1007765ノーマに認定する。」

泣いている赤子に警官は母親にそう報告すると……。

 

母親「セーラを…娘を返して!!」

母親は取り抑えられる警官に抵抗し、娘を取り返したが……またもや警官に取り抑えられる。

 

母親「どうかお許しを!この娘はまだマナの使い方が下手なだけです!」

母親は必死になって許しを問うが………。

ここで新たな人物が介入し告げる。

 

???「それこそノーマである証…断じて見過ごす訳には参りません!」

 

野次馬1「あの方は!!?」

 

母親「アンジュリーゼ様!?」

そこに現れたのは……ミスルギ皇国次期皇女となるアンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギであった。

その皇女様はリュウガにとっては怒りを憶える演説を行う。

 

アンジュリーゼ「人類の進化の果てに手にしたマナの光……

それを否定するノーマは本能のままに生きる。

反社会的な化け物……今すぐにでも世界から隔離しなければなりません!」

 

リュウガ(ちっ マナ至上主義者かよ……。気に入らねぇ!)

リュウガはアンジュリーゼにも怒りと苛立ちをしていた。

 

母親「あ…アンジュリーゼ様!どうかお願いします!この娘はキチンと私が育てますから!」

 

アンジュリーゼ「不可能です……ノーマは人間では無いのですから。」

 

母親「うっ!うぅぅ…」

 

アンジュリーゼ「早く忘れる事です。今度はノーマなどではなく正しく普通の子を授かるべきなのです。」

アンジュリーゼは祈るように演説をし、野次馬達は母親な対して陰口を叩く。

 

母親「うわあぁぁぁぁぁ」哺乳瓶を投げつける。

 

メイド「障壁!」

 

警官達『この!こいつ!』

それを聞いた母親は怒り、まだ中身の入った哺乳瓶を投げつけるが、傍にいたメイドにマナの障壁で防がれる。

そして母親は警官達に取り抑えられる。

 

メイド「大丈夫ですか?アンジュリーゼ様?」

 

アンジュリーゼ「もう…モモカは過保護なんだから…」

 

警官達は娘をマナ結界では無く、強化硝子性の隔離ケースに入れ、パトカーに乗せ連れて行こうとする。

 

母親「セーラ! セーーラーーー!!」

 

母親は娘が連れて行かれた事に悲しみの表情ををし、両手と膝を地について、酷く落ち込んだ……。

アンジュリーゼ様とメイドのモモカはそれを見ていたが、リュウガはアンジュリーゼと野次馬にそして、この世界の理に憤怒と憎悪していた。

 

リュウガ(もう我慢の限界だ…それに、いい加減つけて来る奴にもうんざりだしな。)「おい……,」小声

 

母親「えっ?」

 

リュウガ「おっと 振り向くなよ顔を見られる訳にはいかないからな…で、お前は娘を助けたいか?ノーマであるあの娘を愛し、育て、一緒に暮らせるか?」

 

母親「助けたい!ノーマであっても…あの子はは私のたった1人の家族です。夫が亡くなって、娘までいなくなったら私は、私は……。」

リュウガは母親の女性に問い掛けると母親は愛していると答える。

 

リュウガ「それを聞けて安心したよ…助けてやるよ。」

 

母親「えっ…本当ですか?セーラを…娘を取り返してくれるんですか?」

 

リュウガ「何度も言わせるな。兎に角お前はこの街から出る用意をしておけ、この紙に安全な場所が書いてある。この場所に行けばそう見つからない少し遠いが我慢してくれ。今夜の7時に街外れの公園で会おう。当然娘を連れて、さぁ早く用意をしろ!」

 

母親「はっ…はい! ありがとうございます! えっあれ?…。」

母親は感謝に振り向くがそこには最初からいなかったかのように傍には誰もおらず、野次馬だけがこの場を散らす様に去って行くだけであった。

 

母親「いいえ!幻聴なはずが無いわ!渡された紙があるし、用意して、そこで待とう。渡された紙にはえっと、何処に安全な場所が?」渡された紙を見る。

 

母親「えっ!?…こんなに遠いの!?ほとんどミスルギ皇国と隣の国の境じゃない!でも…、ここならそう簡単に見つかる事は無いか…。」

母親は幻聴だと思ったが、現に安全な場所へと行く紙を渡されていたから本当だと信じた。そして、書かれた紙を見たがそこには驚愕と納得がいった。

 

_________________________

 

 

リュウガ「さてさて、あのパトカーは何処へ行った?」

リュウガは野次馬に紛れて、裏通りから“壁をつたって登っていった”なぜそんな事が出来たかと言うと……。

 

リュウガ「流石『青電竜 ライゼクス』の力だ。使い方は間違ってるけど、仕方[しかた]無いよな…。だけど金属では無い場所には貼り付けられないからな、でも工夫や発想でいくらでもやれる事はできる…。」

そうリュウガはまだ,“秘密を持っていた”それは………。

リュウガの中には“龍種”と呼ばれしドラゴン達がが宿っていた。『青雷竜 ライゼクス』は、その一体で、龍種の飛龍種で、発電器官が過剰に発達した特殊個体で、強過ぎる電力を巨大な電力の刃にして攻撃する力を持つ飛龍種であり、その電気の力を応用して金属が含まれている壁に電磁石で貼り付くように壁を登ったのである。そして飛龍種は飛行能力がある為高い視力を持っている故に、遠くまで見通せる眼が早く目的のパトカーを見つける事ができた。

 

リュウガ「おっと感心している場合じゃないな…あのパトカーは…よっし!見つけたぞ!」

リュウガは電力を手のひらから出して移動する。ただし、見つからないように素早く、隠密に……。

 

 

因みに…リュウガの後を付けていた輩[やから]は、裏通りに入っていくリュウガを見つけて後を追うとリュウガが待ち構えていた為、直後に “物理的” に口封じをしたて、悲劇の戴冠式の終わりまで誰も気付かずにいた事は余談である。

 

 

 

 

〈パトカー車内〉

警官1「ったくよ何でノーマなんか産まれて来るんだよなぁ?」

 

警官2「さぁな…だが、これが俺達の仕事だからな。あの母親もノーマなんか産まずに普通の子供を産めば良かったのにな。」

 

刑事「文句ゆうなお前ら… まぁノーマは俺達のにとっては仕事の給料になるからな…ノーマを見つけてお偉いさん方に報告して引き渡せば、俺等の給料になってくれているノーマには少しは感謝してもいいんじゃないか?」

 

警官1「そうすっね。」

 

警官2「確かに…。」

 

刑事「だろ?…」

 

刑事&警官「「「はっはははははははははっ」」」 ガッシャーーーン!!!

 

刑事&警官「「「ぐわあぁぁぁ」」」

刑事と警官達はノーマを高笑いしていた時に、まるで大きな物がパトカーの上に落ちて来て、おもわず叫ぶ。

そしてパトカーからノーマが入った隔離ケースを持った刑事が出て来る…他の警官は頭を打ったみたいで気絶している。刑事の頭から血を流しながらは何が起こったのか解らず混乱していた。

 

刑事「ぐっ…一体何がどうなってる?!

 

リュウガ「よう……クズな事を言っていた刑事さん♪」

 

刑事「きっ…貴様は誰だ?!!」

 

リュウガ「別に、ただの通りすがりのマナ否定派って所か…。

 

刑事「ノーマの味方をするテロリストか!?」

 

リュウガ「へぇ〜そうゆうのやっぱりいるんだぁ…

会ってみたいなそいつらに…あっその子は返してもらうよそして君らは、さよなら…。」

 

刑事「まっ!待ってくれ!…」グシャッ

リュウガはノーマの子を取り返すと、刑事は殺されると解っていて…待ったを掛けるが、リュウガは目撃者を消す為に用済みの刑事をさながらトマトを踏み潰すかのように頭を踏み潰し、無惨な死体になった。

 

リュウガ「さてと…夜まで時間が掛かるし身を潜める為にもどっか隠れないとな…。」

リュウガは身を隠す為に速くこの場を去った。

リュウガが去った後から、暫[しばら]くしてノーマを護送中のパトカーから連絡がつかなくなった事に疑問を感じ、民間人から連絡が入り駆けつけて来た他の警官と刑事は現場の状況目のあたりにし、あまりにも無惨な死体に刑事たちは吐き気をしており、中にはトラウマになりそうな者もいた。

 

__________________________

<<19:00 >>

街外れ公園 噴水広場

そこにはノーマの娘の母親が噴水広場のベンチに座り込み顔を伏せて、言われた通り娘を取り返してくれる人を待っていた。

 

 

母親「セーラ…あの人は娘を連れて来てくれますよね…。」

 

???「あぁ、約束通りな。」

 

母親「えっ…?」顔を上げる

そこには、フードで顔を隠した人…リュウガである。リュウガが布を巻いた赤ん坊、母親の娘…セーラを抱いていた。セーラは寝ているのか、静かである。

 

母親「セーラ…、良かった。」

 

リュウガ「安心するのは、この街を無事に脱出してからだ…いいな?…。」

 

母親「はい…。」

 

リュウガ「それと、娘と暮らす時は、あまりマナの力を使わない方がいい…これも娘の為にな。」

 

母親「はい…わかりました。本当にありがとうございます。」ペコッ

 

リュウガ「うん!早く行け!しっかり育てろよ!」

 

母親「はい!」

リュウガは娘を母親に引き渡し、今後の事を注意して母親をこの街からでるようにと行かせた。

 

 

リュウガ「さてと、俺もこの街を出るか…、いやその前に

あの巫山戯た姫の戴冠式を観てやるか…。それに、車に乗っていた若い男…何か邪悪な物を感じた。戴冠式で何をするつもりなのか気になるしな…。」

 

 

リュウガは車に乗っていた若い男性…皇女アンジュリーゼ

の実兄のジュリオ・飛鳥・ミスルギの邪悪な物を感じた事に疑問を持っていた。そして、その疑問は最悪最低の形で当たってしまうとはリュウガはまだ知らない。

 

 




話の中に出てきた7体のモンスターは…
一体目は、『青電竜 ライゼクス』にしました。
確定しているモンスターは…
『天彗龍 バルファルク』である。理由は単純。
バルファルクが機械になったらと思うと、ラグナメイルがピッタリだからである。

残りの5体のモンスターはXX[ダブルクロス]通りに、
すると…鏖魔[おうま]ディアブロス,天眼[てんげん]タマミツネ,銀嶺[ぎんれい]ガムート,燼滅刃[じんめつじん]ディノバルドにしようと思っています。
後の一体は、広告で募集しますのでお願いします。
因みに7体にしたのは、XXの文字の中に7体しか入れなかったからです。本当は10体位欲しかったんですがね…。
黒炎王 リオレウス,金雷公 ジンオウガ,荒鉤爪[あらかぎづめ]ティガレックス,
古龍種は…嵐龍 アマツマガツチ,骸龍 オストガロア,覇竜 アカムトルム,崩竜 ウカムルバス,老山龍[ラオシャンロン] ラオシャンロン,霞龍 オオナズチ,炎王龍[えんおうりゅう]テオ・テスカトル,鋼龍[こうりゅう] クシャルダオラ
天廻龍[てんかいりゅう]シャガルマガラ,キリン,雷轟竜ディオレックス,ゼルレウス,UNKNOWN,など、

因みに、異国の服は『MHP3』のユクモ服です。刀剣は骨刀【竜牙】です最終的にはには三千大千世界無双刀になる様にしますのでよろしくお願いします。他にも武器はユクモシリーズか、宿っている龍種の武器にします。
『画像しか見てませんので、すみません。』

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