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この世界は、ちょっとおかしい。いつのまにか、僕は男女が逆転した世界に来てしまったのだ。
でも今では、だいぶ慣れてきた。スカートだってスースーするのが、気になって仕方なかったのに、今ではズボンより落ち着く。服や下着も、カワイイものに目がいくようになった。
今では、女子の学ランや男子のセーラー服がむしろ自然に感じるようになった。
女子が学ランを着ているとカッコイイし、男子のセーラー服もカワイイ。
可愛いミニスカの男子なんか、同性でも見取れてしまう。
タイトスカートにハイヒール。
この世界での社会人男性の一般的な姿だが、これも最近では違和感を感じなくなってきた。
ミニスカや、ワンピース水着の男性アイドルも、カワイイ。
ドラマ やCMも、カッコイイ女子とカワイイ男子の組み合わせがほとんどだ。
僕は身も心も、この逆転世界になじんでいく・・・
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大好きなご主女(しゅじん)さまからのプレゼント
それはシルクのワンピース
長いキスの後、ご主女さまは床に紙袋を投げ捨てた。
「その中の服を着ろ!」
「はい、ご主女さま」
ボクはひざまづいて紙袋を手にとる。
定番のノースリーブで胸元が大きく開いたミニのワンピースだ。かわいい!
ボクが大好きなパステルピンク。清楚だけどセクシー。
ボクの好きな色を覚えててくれたんだ。嬉しい!
ご主女さまには既に裸を見られているとはいえ、女の人の前で見られながら着替えるのは何だか恥ずかしい。
あれ?この肌触りってシルク?
「これってシルクですか?とっても高かったんでしょう?」
「こら!ヤボなこと言わないの」
ボクは鼻を指で弾かれる。
「お許し下さい、ご主女さま」
ボクは鼻を押さえながら慌てて謝る。もう、ご主女さまったら照れちゃって。ウフフっ嬉しい。自然に笑みがこぼれてしまう。
このワンピースはボクの大切な宝物にします。ありがとうございますご主女さま。ボクは指先にそっとキスして、その指を首輪に押し付けた。
愛しています、ご主女さま。
※ご主女さまはプレゼントを床に投げ捨てていますが、この世界では、妻が夫へ物を渡すときは、手渡しせず床に投げ捨てて渡すのが通常の行為とされているためです。
毎月の生活費も床に投げて拾い集めさせます。