そろそろレミリアに恋心が芽生えてきますので……
ちなみにですが、翔は幻想郷に来て1ヶ月経つので霊夢や魔理沙、幻想郷の住民とはもう知り合ってる設定です。
では行きましょう!
いつからだろう
いつの間にか彼、椎名翔を目で追うようになっていた。
翔とたくさん話してたくさん笑いたいと思っていた。
「翔〜、紅茶淹れてちょうだい」
「かしこまりました、レミリアお嬢様」
私はしばらくぼーっと彼を見つめていた。
「どうかされましたか?」
慌てて彼を見ていることに気づき、顔を真っ赤にして手で覆う。
「なっ、何でもないわ!早く紅茶淹れてちょうだい」
「はぁ、分かりました」
はぁ、何でこんなに鼓動が速くなるのだろう。
彼と話す、目が合うだけでものすごく緊張してしまう。
これが恋ってものなのかな?
私のこの時初めて恋というものを知った。
そんなある日、私と翔とフランでお話していた時だった。
「翔っていろんな剣出せるの〜?」
「色んなって程じゃないですよ、七本は出せます」
「へぇー!見せて見せて☆」
「かしこまりました」
そんな何気ないフランと翔の会話を聞いていたその刹那。
私は聞いたことのない大音量の音が幻想郷中に響いた。
パァァァァン…………
「な、何よ?」
全く理解できない、チルノたちのイタズラか?それとも…
私は翔の顔が目に入った。
「し、翔?どうしたの?」
翔の顔は真っ青で冷や汗もかいていた。
まるでトラウマが蘇ったかのように…
俺はもう二度と聞きたくない音をこの幻想郷で聞いてしまった。
そう、俺を殺した テロが幻想郷に入り込み、幻想郷支配を目論んでいたのだ。
俺は動揺、恐怖を隠せない程パニックに陥っていた。
「マジかよ……」
だがその焦りをレミリアが消し飛ばした。
「翔!あいつらは何なの?!」
レミリアも動揺しているみたいだった。
俺は従者ということを忘れ、敬語で話していなかった。
「あいつらはあっちの世界の住民だ… そして俺はあいつらに殺された。かなりの数だ…1000はいる。」
また俺はあいつらにやられるのか?そう思った。
「大丈夫よ!翔は強くなった!それに私たちがいるでしょ?」
レミリアが飛び切りの笑顔で俺を落ち着かせてくれた。
本当に優しいやつだな……
「そうだな!行こう!」
俺はその言葉で火がついた。 俺と姉ちゃんを離れ離れにしたヤツらを痛い目に遭わせてやる。
「霊夢たちももう気づいて行動に出ていると思う。だからこっちも動くぞ」
「あいつらが翔を殺したの?………許せない」
俺の隣でフランがゆらゆらとしたオーラをまといながら今まで見たことないくらいの殺気を放っていた。
やっぱり可愛いけど怖い
「さぁ、行きましょう!」
レミリアの号令とともに咲夜や、小悪魔が集まってきた。
俺以外の全員が魔法陣を展開し、テロに向けて弾幕を放った。
弾幕は普通の人間にも効くらしく、2割が弾幕によって吹っ飛んだ。
俺は右手にエターナルリベリオン、左手に風剣ミストルテインを持ち、ものすごいスピードで切りかかった。
「………速い…」
レミリアが感嘆の声を上げた。
「業符「インフェルノレーザー」!」
エターナルリベリオンの先端から業火のレーザーが発射され、残りの人間を焼き払った。
「嘘でしょ?800人を数秒で倒すなんて……」
次はフランが驚きの声を上げた
俺は振り返り、レミリア達に言った。
「ここにいたヤツら以外にも沢山いる!
人里に向かうぞ!」
そうして全員で人里に向かった。
そこは酷い有様だった。
人々の断末魔の叫びが聞こえ、壁や地面は血の色で染まっていた。
全員が目を逸らした。
「こんなの…酷すぎるよ…」
フランが膝をついて泣きながら言った。
俺は今まで経験したことの無い
怒り、悲しみ、殺意を味わった。
「全員、ぶっ殺してやる…」
俺の声が人里の空気とともに消えていった。
私はその景色を眺めることしか出来なかった。
人里の血塗られた景色を。
すると私は妖怪の山の方面に一つの建物が建っていたことに気づいた。
「ねぇ咲夜、あんな建物、幻想郷にあったかしら?」
「いえ……見覚えありませんね…」
すると翔が口を開いた。
「行ってみよう。何かわかるかもしれない」
そうして私達はその建物に向かった。
意外とあっさりと内部に入れた。
そこはまだ幻想郷にはない技術で作られた近未来の建物だった。
「驚いたわね…こんな建物があるなんて」
私はそう言って翔を見た。
翔は驚いた顔をしていた。
なんか恋物語というよりちょっとかっこいい感じのあれになっちゃいましたね……
次回かその次でこの事件が解決します!
読んでくれてありがとうございました!