東方想幻華 (一時連載休止)   作:かくてる

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ちょっと物語ぶっ飛びすぎたかもしれないです。
それでは行きましょう!




恋物語は?………………………ごめんなさいまだです。




4話 最悪な再会

俺はその建物の紋章を見てこの上ないくらい驚いた。

 

「攻め込んできたのは…テロじゃなくて………軍?」

 

そう、日本の陸上自衛軍の紋章だった。

通りで数も多いし、戦闘にも慣れていたわけだ。

 

「じゃあ何で幻想郷なんかに攻めてきたんだ?」

 

謎は募るばかりでどんどん悩ませてくる。

 

「建物内のやつはほぼ倒したよ」

 

……どうやらフランが1人で片付けてくれたらしい

 

「多分、この騒動のトップもここにいる。 探し出すぞ」

 

これほどの虐殺を行ったんだ。罰はしっかり受けてもらう。

この建物の最上階、そこに幹部らしきものが2人、その中心に長らしきものが座っていた。

 

部屋と言うよりホールと言った方がいいくらい広かった。

だが、驚くのはそこじゃない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「え……姉…ちゃん?」

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、そこに座っていたのは忘れるはずもない、俺の姉 椎名彩菜がいた。

 

「久しぶりだね、翔、あんたのお陰で私はここまで上り詰めたよ」

 

「何で……どうしているんだよ姉ちゃん……!」

 

俺はそこに姉がいることに動揺を隠せない。

 

「あなたを殺したテロは全員その場で処刑したわ、それであなたがここ、幻想郷に連れていかれたことを知ってね。

あの妖怪の賢者とやらに尋問したら中々吐いてくれなくて…

仕方ないから、博麗の巫女を殺すと言ったらすぐ吐いたのよ、あなたの居場所をね」

 

「そんな……俺は……俺はっ……連れていかれた訳じゃない!

 

姉の今の顔を見れば分かる。

俺と一緒に過ごしてきた顔じゃない、別人だ。

 

「嘘……あの人が翔のお姉さんなの?……だって…あの人は…」

 

レミリアが目を見開いて

 

「幻想郷と月の両方を統一した張本人 災厄の主、エリナ・カーティス……何しに来たのよ?」

 

レミリアが冷や汗をかきながら彩菜もとい、災厄の主エリナに聞いた。

 

「あら?あっさりばれちゃったか んーとね、翔の奪還とー、もう1度この世界で謳歌しようかなって思っただけだよ?」

 

エリナはニヤニヤしながらレミリアに言った。か

 

「何だよ……それ……そんなこと黙ってたのかよ……

何で…何で罪のない人を殺した?!」

 

俺は激昂した。 もう目の前の奴は姉じゃない。敵だ。

 

「だって私が人里で「今から幻想郷を支配しまぁ〜す☆」って言ったら猛反発したから仕方なく……ね?」

 

「そんな……許さない、全部壊してやる!」

 

フランがエリナにレーヴァテインで切りかかろうとしたが隣の幹部ふたりが止めた。

 

「どいて!!翔を傷つけたあいつは絶対に許さない!」

 

フランは大声で叫んだ。

 

「この場面でどけって言われてどく奴いないでしょ…」

 

幹部が言った。

 

「翔以外のやつは殺していいよ〜」

 

エリナは軽々と言った。 幹部ふたりがレミリアの方へ歩き出した。 するとレミリアが

 

「こいつらは任せて!あなたはあいつとケリをつけてらっしゃい!」

 

「あぁ!ありがとうレミリア!」

 

俺はエリナの方に体を反転させ、思いっ切り睨んだ。

 

「きゃ〜怖い〜、あ、そうそう、あなたにも名前があるのよ。椎名翔は私が敵から身を守るためにつけた偽名よ。

あなたの本名はロミア・カーティス 私の弟よ。

さぁ、私の元へ来なさい」

 

エリナが両手を広げて俺を呼び込んだ。

我が姉ながら美しい容姿だった。

 

「断る」

 

俺は即答だった。

 

「俺はあんたを許さない。人里に友達もいたのにあんたの部下に殺されていた。

それに………お前、俺と本当の姉弟じゃないだろ」

 

俺はそれを分かっていた。

なぜなら…

 

「そのロミア・カーティスだっけか?その名前と幻想郷の歴史を融合させてみた。ロミア・カーティスはお前がこの世界を統一していた時に一緒に過ごした、お前の兄だ」

 

エリナの表情が一瞬変わった。

だが、すぐにいつもの笑顔に戻った。

 

「洞察力が強くなったわね?翔。お姉ちゃん嬉しいよ♪」

 

「そうか…それでもまだ俺のことを姉弟と思っているのか…」

 

「じゃあこれが俺の弟としての最初で最後のわがままだ。

俺と戦おう、どちらかが死ぬまでな」

 

俺はなぜか全く恐れなかった。

この1ヶ月間で俺はレミリア達と仲良くなりすぎていたらしい。 この世界を離れたくない 紅魔館にずっといたい その想いが俺の心に満ち溢れていた。

俺って結構 未練がましいのかもな……

 

「分かったわ……じゃあ行くわよ」

 

俺とエリナの周りに結界が張られた。

 

「私とあなた以外は入ることが出来ないわ。ここで思う存分遊びましょ?♪」

 

エリナの表情が変わった。

 

刹那、ものすごいスピードで俺の横を「何か」が通り過ぎた。

前を見るとそこにエリナはいなかった。頬と二の腕に傷がついた。

 

「おいおい…嘘だろ……?」

 

「そう言えば自己紹介がまだだったわね?」

 

俺の背後でエリナが喋った。

俺は即座に後ろへ飛んだ。

 

「私の名前は エリナ・カーティス

かつてこの幻想郷を支配した張本人 今じゃ”災厄の主”何て呼ばれてるらしいわね

能力は「龍を操る程度の能力」よ

翔が言った通り、私には兄がいてあなたはその兄の息子よ」

「なっ……?!」

 

エリナと俺は血は繋がっているとは思っていたがそんな近くにいたとは思わなかった。

 

「だからあなたも災厄の一族の末裔よ」

 

「違う!!」

 

喉が張り裂けるほど大声で叫んだ。

 

「確かに俺はあんた達の末裔かもしれないけど俺は………………

レミリア達の家族だ!!カーティス家のことなんか知らない!」

 

と、ただ俺は思うことをがむしゃらに叫んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今、なんて言った?

翔の口から一度も聞いたことがない言葉を聞いた。

 

私と翔が家族?…………

嬉しい…翔がそんなに私たちを想ってくれてたんだ。…………

 

「よそ見しない方がいいよ……!」

 

幹部のひとり180cmほどの女性が刀を振り下ろした。

 

「おっと……美鈴!咲夜!そっちは任せたわよ!」

 

もう1人の幹部を大切な部下2人に任せ

「戦闘の前に、私は シェリカ・レンブルク。

エリナ・カーティス様に忠誠を誓った者です。」

 

「スカーレット家長女、レミリア・スカーレットよ

それでこっちが妹の……」

 

「スカーレット家次女、フランドール・スカーレットだよ」

 

自己紹介を終えた後……

 

「では、参ります!」

 

シェリカが戦闘の体制に入った。

 

「行くわよ!フラン!」

 

「行きましょう!お姉様!」

 

スカーレット姉妹2人の魔方陣が展開された。

 

「紅符「スカーレットシュート」!」

 

「禁忌「クランベリートラップ」!」

 

私たちの弾幕がシェリカに一直線に向かった

 

「狼剣斬!」

 

シェリカは刀を横に振り、私たちの弾幕を切った。

 

「これは……中々手強そうね…」

 

見た感じ翔と並ぶくらいの剣術の持ち主だ。

 

「風楼!」

 

シェリカが刀を振り下ろした。

すると風の刃が私の肩とフランの足を深く抉った。

 

「くっ……」

 

「あっ……」

 

私たち2人は膝をついた、このままじゃ……やばい、そう思った途端私の腹とフランの胸元から赤い鮮血が飛び散った。

 

「がはっ……フ、フラン……」

 

「ぐあっ…お姉……様」

 

一瞬私は目を閉じかけた。

だがその瞬間、翔やフラン、大切な人の顔が脳裏をよぎった。 あぁ…これが走馬灯って奴なのかな…………

 

…………いや、死にたくない!また翔と笑っていたい!

その思いが私の潜在能力を駆り立てた。

それはフランも同じらしい。

 

「フラン!まだ戦えるわね?!」

 

「大丈夫……だよ。まだ戦える!!」

 

そんな私たちを見てシェリカは驚きの声を上げていた。

 

「すごい……これが吸血鬼の力…」

 

「神槍「スピア・ザ・グングニル」!」

 

「禁忌「レーヴァテイン」!」

 

私の槍とフランの剣が混ざりあった。

「そんな……こんな技…見たことない」

 

シェリカはただ呆然と見ていた。

 

「行くわよ!フラン!」

 

「うん!」

 

「合技「グングニルテイン」!」

 

刹那、シェリカ目がけて巨大な剣槍が飛んできた。

 

「神波!」

 

シェリカはそれに対抗しようと巨大な刀を作り上げグングニルテインに切りかかった。

 

だが威力が桁違いだった。グングニルテインがそのまま刀ごとシェリカを貫いた。

 

「か、…勝った……」

私たち2人とももう満身創痍だ。

足すら動かない

 

「勝ったね…お姉様…」

 

どうやら美鈴と咲夜も勝利したらしい。

 

「後は頼んだわよ……翔」

 

私は目の前の結界で戦っている想い人の勝利をただ祈っていた。

 

 




なんか 恋物語というよりスカーレット姉妹の活躍が目立ちましたね。

次回はいよいよ翔とエリナの決着が着きます!

レミリア編終わったら少しだけペース落ちます……

テストォ…………

読んでくれてありがとうございました!
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