東方想幻華 (一時連載休止)   作:かくてる

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最終回です!

やっぱりレミリア視点の方が書ききやすかったので

レミリア視点にしました!


では行きましょう!


finalstory クリスマスイブ

12月23日午後1時

 

咲夜は例の仕事でいないため、翔が昼食を作ってくれた。

初めてだ…翔の料理は……

 

食べたことのない料理がたくさん出てきた。

怖かったが思い切って食べてみた。

 

「…………どうだ?」

「美味しい」

 

素直な感想だった。

 

「美味しい!なんて料理なの?」

 

「あぁ、こればチャーハンと言ってな、そうか、幻想郷にチャーハンは無いのか」

 

「お兄様お兄様☆この料理は何ていうの?」

 

続けてフランが質問した。

 

「それは唐揚げだな

フランでも作れるくらい簡単だよ」

 

「む〜、お兄様今私のことバカにした〜」

「ははは、ごめんごめん」

 

そう言ってフランの頭を撫でた。

 

「えへへ〜☆もっと撫でて?♪」

 

そう言って翔は笑顔でフランの頭を撫でていた。

私がそれを羨ましそうに見ていた。

それに気づいた翔は

 

「レミリアも撫でて欲しいのか?」

 

そう言って私の頭も撫でた。

今は帽子をかぶってないので翔の手の温もりが直に伝わってきた。

 

「////」

 

「お、いつもみたいに抵抗しないな」

 

「うるさいわね……」

 

 

 

 

 

 

 

そうして昼食の時間が終わり、私はティータイムに入った。

フランは昼寝していて、バルコニーには私と翔のふたりきり

 

何度も経験した展開なのに今日だけは妙に緊張してしまう。

 

「ね、ねぇ翔」

 

「ん?なんだ?」

 

私は翔の事について1番聞きたかったことを聞いた。

 

「あなたとお姉さん、彩菜って言ったわね。あなた達の関係ってどうなっているの?」

 

「そうだな…俺のお父さんの妹になるな。詳しく調べたんだが

俺らの一族は元々幻想郷の住民だったんだ。

その中でも俺らは吸血鬼の妖怪の王家だったんだ。

お前も知っているだろ?エリナ・カーティスは吸血鬼の王で幻想郷と月を統一した災厄の主だってこと。

 

当時はエリナと俺の父 ロミア・カーティスの2人で支配していたんだが 幻想郷と月の協力により追い込まれた2人はついに捕まってしまったんだ

その時に瀕死だったロミアはその場で処刑され、妹のエリナとまだその時0歳だった俺を外の世界に放ったんだ。」

 

「す、すごい話ね…」

私なんかよりずっと辛い過去を翔は持っていたことに驚いた。

 

「まだ続きがあってな?

エリナは昔から頭がよく、機転が効くため、仕事場と住む場所を1日で確保したんだ。

 

そこで17年間ずっと姉と過ごしてきたんだ。

どうでもいい事で喧嘩したり、笑いあったりして楽しく生活していたのに、

全てはテロがぶち壊したんだ……

あいつらがいなければ姉ちゃんはあんなことをせずに済んだのに、それに人里の人達にも申し訳ないことをした……」

 

今にも泣きそうな顔で翔は俯いた。

私は何を思ったか即座に翔の手を握った。

 

「え……レミ……リア?」

 

私は今の話で思ったことを全てぶちまけた。

 

「確かにあなたが苦しい思いをしたのもわかってる。

お姉さんや人里の人たちも気の毒だわ……

でも、あなたが幻想郷に来てくれて私は良かったと思ってる。 あなたと話すのも楽しい、今じゃ翔は私達のかけがえの無い家族よ。 あなたが幻想郷に来て色んな人や妖怪と関われた。

そう思うとここに来てマイナスなことばかりじゃ無いでしょ?」

 

ハッ、と我に返ると私はギュッと翔の手を握っていることに気づき、顔を真っ赤にして謝罪した。

 

「ご、ごめんなさい///…偉そうに語っちゃって」

 

「いや、ありがとう……レミリアのおかげで立ち直れるかもしれない」

 

そう言うと翔の顔が少しだけ明るくなった。

 

「そ、そう、なら良かったわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

寝るとき、私の手にはまだ翔の手の温もりが残っている。

初めて好きな人の手に触れることが出来た。

 

それが何よりも嬉しくて、1人でずっとにやにやしてしまっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

12月24日

今日は博麗神社でクリスマスパーティー、そして翔に告白する日だ。

 

「やばい///朝から緊張する///」

 

いや、だめだ。私は誇り高き吸血鬼、もっとお淑やかに行かねば。

 

そう言って食堂に行くと、翔が私とフランが来るのを待っていた。

 

どうやらフランはまだ来ていないらしい

 

「おー、レミリア おはよ

今日はクリスマスイブだな♪」

 

やばい目を合わせられない!

昨日のことが脳裏によぎった私は翔から目をそらしてしまった?

 

「? どうしたんだ?」

 

「な、何でもないわ」

 

私は椅子にストンと座り

 

暫く黙っていた。

 

…………………あぁ!もう!気まずい!

そう思った時だった

 

「おっはよー2人とも!今日はクリスマスイブだね☆」

 

フランが起床し 元気よく椅子に向かって言った。

 

「おはよ〜フラン」

 

「それじゃ食べましょうか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうして昼頃、今日のクリスマスパーティーは夜明けまであるということなので途中で寝ないように翔も咲夜も全員が昼寝を取っていた。

 

もちろん私もフランも昼寝をしていたんだが

私だけ3時に起きてしまった。

パーティーは7時から……まだまだね…

 

どーせ寝れらないので翔の自室へ向かった。

 

ベッドには当然翔が寝息を立てながら寝ていた。

 

「ふふ、可愛い寝顔♪」

 

本当に可愛かった。いつも見る顔とは全くの別人、子供みたいだった。

その寝顔を見ていると私も眠くなり、翔のベッドで寝てしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

午後6時私は目を覚ますと同時に翔の目も覚めたらしい。

 

「え?」

 

そう、今展開的に私が翔に抱きついている形で添い寝していた。

 

「ちょ、ちょっとレミリアさん?///」

 

「んー何ー?」

 

私は目をこすらせながら聞いた。

 

「どうしてお前がここにいるんだ?///」

 

「えー?………………………あっ///」

 

我に返った私はすぐさま翔から離れた。

そして必死に言い訳(嘘)を探す

 

「ご、ごめんなさい///あなたが少しうなされてたから心配でここに来て私も眠っちゃったの///」

 

「そ、そうか///ならいいんだけど」

 

「さ、早くしないとパーティー遅れるわよ!///

急ぎましょ?///」

 

「あ、あぁ///」

 

そうして私達は博麗神社へ着いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パーティーが始まった

すると、魔理沙が音頭を取っていた。

「えー、僭越ながら私、霧雨魔理沙が乾杯の音頭を取らせていただきます。」

 

ドンドンパフパフ〜と、もう盛り上がってる鬼や霊夢たち、

いやあんたらおっさんかよ

 

「今年のクリスマスとついでに3ヶ月前の銃撃異変の解決を祝って

乾杯!!」

 

 

「乾杯!!!」

 

 

全員が笑顔で楽しそうに手に持っている酒の入ったコップを

空へ掲げた。

 

こうして博麗神社のクリスマスパーティーが始まった。

 

 

 

俺はと言うと………

「あんた1人で異変の張本人を倒したんだってな〜?すげぇじゃ〜ん」

 

と言いながらくっついてくる萃香と

 

「お兄様にくっつかないで!お兄様は私のものだよ〜だ ヒック///」

 

萃香を払って俺にくっついてくるフランの2人の争いに巻き込まれていた。

 

いや酔いすぎだろ2人とも

 

一方、レミリアはというと

 

あっちの方で霊夢や魔理沙、紫さんなどに絡まれている。

 

どんな話してるんだろうな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は今、凄くめんどくさいことになってしまっている。

 

「お前翔のことが好きなんだってなー

魔理沙さんはその恋応援するぞー ヒック///」

 

「ええ、いいと思うわよ、あの子誠実だし何よりカッコイイし、惚れるのも仕方ないわ」

 

「……………まさかとは思うけど、霊夢、このことばらしたわね?」

 

「えぇー?何のことよー ヒック///」

 

うわ…酒臭……

 

本当に酔った時の勢いってものは嫌だわ。

 

そんなこんなで夜の11時50分

 

次は翔が霊夢たちに絡まれていた。

すると魔理沙が

 

「おおーい!あと20秒でクリスマスだぞ!」

 

「10!9!8!……」

 

クリスマスってこんな事しないでしょ……

「3!2!1!

クリスマスだぁぁぁぁ!」

 

その瞬間、全員が盛り上がった。

 

 

 

12月25日 午前0時

 

 

 

 

 

私は意を決した。

 

「ねぇ、翔。」

「ん?どうしたレミリア?」

 

「今日の3時、神社の下に来てちょうだい。

大事な話があるの///」

 

い、言えた……

 

「?おう、分かった」

 

「うん///」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日の3時、レミリアはその時に大事な話があると言っていた。

多分、今回の博麗神社のパーティーの参加費が全額俺負担だったことを謝ろうとしてくれるのかな?

 

でも、俺はその時に告白しよう。好都合だ。

 

そうして俺はまた宴の席に戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12月15日午前3時

 

ついにこの時が来た。

緊張はしているけど後悔はしていない。

そうして私は深く深呼吸すると、階段から翔が降りてきた。

 

そして二人同時に深呼吸すると

 

「あの!」

「あの!」

 

見事にかぶった。

 

「あ、悪い…お前から言っていいぞ///」

 

「あの、えっと///その///」

20秒間くらい黙ってしまった。

でも

もう心に決めたんだ!後悔はしたくない!

 

「私、翔のことが異性として、好き///

 

 

2ヶ月前からずっと……///

翔のことが大好き!」

 

恥ずかしくて目をつぶってしまった。

 

今翔がどんな顔しているのか分からない。

 

「!!/////」

 

今度は10秒ほど間が空いてから

翔はようやく口を開いた。

 

「お、俺も、レミリアの事が好きだ!/////

この世界の…いや、俺が生きてきた中で最高の想い人だ!/////

だから/////その……/////」

 

翔が言葉を言い終える前に私は翔に抱きついた。

私はいつの間にか涙を流し、声を出して泣いていた。

 

「バカ/////待たせ過ぎよ/////」

 

「ごめんな…俺から言えばよかったな」

 

 

 

私は絶対にこの人と離れたくない

俺は絶対にこの人と離れたくない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は翔に前みたいな思いをして欲しくない

俺はレミリアを前みたいな目に会わせたくない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だって……

だって……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私がこの世で1番愛しているのは………

俺がこの世で1番愛しているのは………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔だから…

レミリアだから…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誇り高き吸血鬼の恋 ~王家の君へ~

 

 

 

 

 

 

end……




レミリア編解決しました!

初めての作品にしては自分的に手応えのある作品でした!


どうでしたか?
まだまだ読んでもらえる人も少ないと思うのですがこれからどんどん書いていくつもりなので、よろしくお願いします!


ここまで読んでくれてありがとうございました!
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