では行きましょう!
私は翔くんと一緒に地底の復興作業の方へ向かった。
翔くんは地底死神異変を解決した張本人なので、そこら辺の妖怪によく絡まれる。
特に女性。
「椎名く〜ん!」
「ん?おお、パルスィか……」
パルスィさんは翔くんのことがよほど気に入ったらしく、性格もガラッと変わっている。
多分翔くんに好意を抱いている。
「今日ね、地上のみたらし団子買ったんだ!
一緒に食べよ?♪」
私は何故かムッとしてしまった。
パルスィさんがそれに気づいたのか、ちらっと私の方を見て、にやっと笑った。
………ぶっ飛ばしたい……
私もやっぱり翔くんのことがそれほど好きってことなのかな?
……………って、何考えてるんだ私!!
「あ、あの…パルスィさん……今日は地底の復興に来たので……」
私がイライラしながらパルスィさんに言う。
「えぇ〜いいじゃない、もうほとんど終わったんだし…ね♪」
そう言うと、パルスィさんは翔くんの方に向き直った
「ごめんなパルスィ……今日は復興作業に来たんだ………
みたらし団子はまた今度食べような?……」
と、パルスィさんの頭を撫でた。
「えへへぇー、椎名くんがそう言うなら仕方ないなぁ〜♪」
撫でてる途中にも私の方を見てニヤニヤしていた。
ほんとにこの人性格変わったな…………悪い方に……
地底の復興作業がほとんど終了し、元の賑わいを取り戻しつつあった。
ちなみにティアちゃんはお燐さんの親族ということになったので、地霊殿の一員に加わった。
そうして、守矢神社も一段落付いたころ………
「私って今の関係でいいのかな………」
私は翔くんとの今の関係に疑問を持ちつつあった。
好きな人と笑いあったり、喧嘩したりするだけ…
確かに楽しいけど所詮肩書きは友人ということ。
それ以上の関係にはなれない。
「告白………してみようかな……」
もちろん私にはそんな勇気はない。
「どうしましょうか諏訪子様?」
1人じゃ成功はしない、仲間のアドバイスってやっぱり大事だ。
翔くんが風呂に入っている合間を見て、諏訪子様に相談した。
「ど、どうしろって言われても……別に私も神奈子も恋愛してた訳じゃないしな……」
「あぁ、そうですか……」
そうだった……完全に盲点だった。
この神様2人はまともな恋愛どころか、人に恋をしたことがないんだった。
「もう、一人で頑張るしかないか……」
神社の中には恋愛に関して頼れる人がいないので、自力で翔くんに想いを伝えるしかない…。
「やっぱりさりげなく好きって言ったほうがいいのかな…
それとも雰囲気を作って、緊張した中で告白した方がいいのかな………」
考えれば考える程頭が痛くなる。
「お〜い早苗。風呂空いたぞ〜」
後ろからその当の本人が私に声をかける。
「!!!……あぁ、うん、ありが……」
私はビクッと全身を強ばらしたあと、ドキドキして後ろを振り返るがその気持ちは5秒で吹き飛ぶ。
「ちょ、ちょっと翔くん!?
あなたなんて格好してるの!?/////」
そう、今の翔くんの格好は上半身に何も着ていなかった。
「え、いや、風呂上がりだし……」
この人風呂上がりは普段からこんな格好なのかっ……
折角更衣室というものがあるのにっ……
「良いから!服着てきて!///」
「あ、おい…押すな早苗…」
私は翔くんの背中を押して、更衣室に無理矢理入れさせる。
翔くんが更衣室に入っていったあと
「それにしても……いい体してたな……」
翔くんの体は程よいくらいに筋肉があり、女性なら見惚れるほど綺麗な筋肉だった。
腹筋なんて綺麗なシックスパックで、背中を押した時の体の柔らかさに私は心臓が高なっていた。
「あの体で抱きしめられたら安心しちゃうな………………………
って、なに考えてるの私ぃ〜!///」
と、自分で勝手に妄想して、勝手に照れてる私。
そうして、ようやく翔くんが服を着て出てきた
「早苗。今度こそ風呂空いたぞ……?」
「う、うん、ありがと……」
私が次に更衣室に入った。
服を脱ぎ、風呂場に入って、湯船に浸かる。
私の手にはまだ翔くんの体の感触が残っていた。
その感触が後押しになったのか、私の中に一つの勇気が目覚めた。
「決めた……私明日告白する………!」
その決意を言葉にし、まだ感触の残っている手を握りしめ、天井に掲げた。
次回最終回かな?
テスト近いんで少々お休みかも
読んでくれてありがとうございました!