東方想幻華 (一時連載休止)   作:かくてる

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はい!戦争始まると思います。



レミリア編や早苗編以上の戦いになりますね…


では行きましょう!


8話 開戦

私は湖の前でぼーっとしていた。

 

あの翔と………恋人みたいなことしちゃった……

 

ハグをして、添い寝して、キスをして………

 

「あぁ〜!/////」

 

「?」

 

私は今更になって恥ずかしくなってきていた。

 

「鈴仙?どうかしたのか?」

 

「な、なんでもない……」

 

すると、翔は真剣な顔に戻り、

 

「多分、そろそろリーダーの声がかかる」

 

今回の第2次月面戦争の幻想郷側のリーダーは……

 

「みんな……ここに集まってくれてありがとう…

妖怪の賢者 八雲紫よ」

 

紫さんだった。

まぁ、以前もそうだったらしいが……

 

「今回の月面戦争のキーは…椎名翔よ、彼を守り、そして、王家吸血鬼時代に終止符を打つの」

 

「最初は、最前線に紅魔館、冥界、旧地獄の全員が弾幕を全力発射。

翔は、守るといっても戦わないわけじゃないわよ。翔に一番働いてもらうわ、蛇を使って、大半の雑魚を片付けてもらうわ。

そこからは全力でぶつかりなさい

この戦い、もう1度幻想郷側が勝利するわよ!」

 

いつになく紫さんの気合の入った声。

 

ぶっちゃけ、作戦と呼べるものでは無かったが、それは月側も同じだろう…

全員が戦闘の準備に入った。

 

でも、恐怖が消えることはなかった。

すると、翔が私の肩に手を置き、

 

「大丈夫、俺がいる……………どんな時でも相棒の俺が鈴仙を助ける。心配すんな!」

 

「……翔………………そうね!行きましょ!」

 

「あぁ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10月31日 午前6時。 月の住民が空から幻想郷に攻めてきた。

 

この時を持って 第2次月面戦争が開戦した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最初は前線組の弾幕が相手を削る…………かと思いきや、月側もそれなりに準備してきたらしく、ボムを使い大半を弾いた。

 

レミリアさんやフランさん、勇儀さんなどの近接戦闘組がつっこみ、殴ったり切ったり………月の前線組を倒し始めた。

 

「俺らも行くぞ……」

 

「ええ!」

 

幻朧月睨(ルナティックレッドアイズ)!」

幻永蛇眼(エターナルブルーアイズ)!」

 

私たちは同時に詠唱を始め、私は赤色、翔は青色に目が光った。

 

私は地上で銃を発射し、翔は向かってきたザコ敵を一掃していた。

 

「え……アレが翔の本気なの?……」

 

すごい……

ものすごいスピードでなおかつ、とんでもない衝撃波がここまで飛んでくる。

 

「はぁはぁ……大体片付けたぞ……」

 

わずか10分で終わった。

 

「し、翔……あなたどんだけ化け物なのよ……」

 

「そんなこと言われてもな……」

 

「と、とりあえず1度移動しましょう。」

 

私たちは雑魚を倒しきったので、休憩してから他の戦場に援護しに行くことにした。

 

数分後……

 

「………よし、行くか鈴仙」

 

「ええ」

 

と、私たちが移動しようとしたその時だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「危ない!鈴仙!」

 

翔が私の手を引き、抱き寄せた。

 

普段なら翔に抱きしめられて慌てるが、今はそれどころじゃなかった。

 

キィィィィィィィン………

 

1本の刀が私の目の前スレスレを通り過ぎ、そのまま地面に突き刺さった。

 

「こ、この刀は…」

 

私はこの刀に見覚えがある。

 

この尋常じゃない妖力、突き刺さっているだけで衝撃波が伝わってくる。

この刀の持ち主は……

 

 

 

 

 

 

 

「あら、久しぶりね、鈴仙」

 

「………………依姫様…」

 

そこに居たのはこの戦争の黒幕、綿月依姫(わたつきよりひめ)様だった。

 

「へぇ、思ったより良い刀使ってるんだな……祇園様の刀…か…」

 

「あら、分かるのね……王家吸血鬼様……」

 

「一々気に障る言い方するんだな…依姫様よ……」

 

「私の名前を知っていてくれるなんて嬉しいわね…

そこの役立たずの兎にでも教えてもらったのかしら?」

 

「?!」

 

私は顔を俯け、拳に力を入れた。

多分、涙目になっていたんだろうな……

すると翔が今までにないくらいの怒りを込めた声で言い放つ。

 

「今………なんて言った…依姫…」

 

「役立たずの兎……と、たしかにこの口で言ったわ」

 

すると、翔が目にも止まらぬ速さで依姫様の喉元にムラサメを突きつけていた。

 

「取り消せ……今すぐその言葉を撤回しろ!」

 

「断るわ……だってあの子は…無断で月から逃亡し、そして幻想郷でノコノコと生きているのよ……!」

 

確かにその通りだ………でも……でも!

 

私は心の中で反論した。でも、その前に……

 

「月の居心地が悪かったんだろ……絶対的権力者が下っ端のヤツをそんなに貶すなんてそりゃ嫌になるわな…

それに……鈴仙は幻想郷でノコノコと生きていたわけじゃない…ちゃんと医学を学び、幻想郷の人たちを助けている。

俺も助けられた1人だ。鈴仙の頑張りを見てないお前(部外者)があいつのことを貶す筋合いなんてない!」

 

翔は依姫様に向かって怒鳴った。

私は嬉しさで泣きそうになっていた。

 

「それはあなたもよ……月の事情も知らない部外者がよくそんなこと言えたわね……!」

 

「あぁ、俺は部外者だ……何も知らない…俺は結構捻じ曲がった性格してるんでな……敢えて首を突っ込んでやるよ…!」

 

その刹那

依姫様が刀を横に振った。

翔は体を反り返し、その刀をギリギリで避けた。

 

「……すごい反応速度ね……」

 

「……そーゆうあんたこそ……なんだよそのスピード……」

 

私には何が起こったのか全く理解出来なかった。

 

 

 

 

 

 

 

「さぁ、はじめましょう!

綿月依姫と……椎名翔の戦いを!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして、歴史の1ページとなる、綿月対椎名の決戦が始まった。




いやぁ…………依姫様がかっこよいこと……





では読んでくれてありがとうございました!
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