あ、afterstoryは全キャラ書きますので……
では行きましょう!
翔が月から帰ってきた。
玄関の前には師匠や姫様、てゐが集まっている。
私は翔と顔を合わせるのが辛いので隠れている。
「ん?翔、この剣って……」
姫様がそう言って翔の腰にある長剣を指さす。
私も気になって見ると
「あぁ、月光の神殿にある、
「ってことは……あなた王家吸血鬼の王子の血が流れているのね……今更驚かないけど……」
姫様はそう言うと……
「さて、じゃあ私はゲームの続きでもしてきますか…」
そう言って玄関には誰1人残らず自分の仕事に戻った。
翔が靴を脱いで入ろうとした瞬間、私と目が合った。
「ん?あ、おーい鈴仙!」
翔が優しい笑顔で私を見る。
私は顔を背け、その場から立ち去る。
「お、おい、鈴仙?」
私はそのままリビングへ行き、薬を手に持ち
「薬の訪問販売に行ってきます……」
すると師匠が
「れ、鈴仙?まだ今日は休んでていいのよ?」
「いえ、もう大丈夫ですので……」
そう言って玄関へ向かう、翔とすれ違った。
「お、おい……鈴仙……」
「………」
私はそのまま無視して、通り過ぎた。
竹林に出ると……
「はぁ……何で話せないの……?」
私は自分にうんざりしていた。
な、なんでだ?
永遠亭に帰ってから鈴仙が俺のことを避けている…
「俺、なにかしたかな……」
そう思って、永琳さんに相談した。
「んー…自分で確認したらどう?」
と、言う。
「まさか………嫌われた………?」
はぁ、ようやく幻想郷に帰ってきたのに……何でこんなに憂鬱にならねばならんのだ………
俺は自分の部屋で肩を落とす………
私が訪問販売から帰ると、翔が晩御飯の用意をしていた。
私はそのままリビングを素通りし、早歩きで自分の部屋に向かった。
その後を、翔が着いてきた。
「お、おい!鈴仙!どうしたんだよ?」
翔が少し食い気味に言う。
「………別に何も無いわよ……」
と、無愛想な声で言ってしまう。
翔が依姫様と恋人になってしまっただけでこんなに態度を変えるなんて……自分の事をますます嫌いになる。
「な、何も無いわけないだろ!俺ともまともに話してくれないし……」
翔が私に向かって走ってくる。
「来ないで!!!」
私は叫ぶ。
翔は体を強ばらせた。、
「?!……………ど、どうしたんだよ……お前……」
「今は………一人にさせて……」
私は翔の方を向かずに冷たくそう言い放つ。
「………そうか……ごめん……」
翔は、少し悲しげにそう言って踵を返し台所に向かった。
私はそのまま自分の部屋に入り……
「なんで………何でこんなに胸が苦しいのよっ………」
自分の胸を握り
大粒の涙を流す……
次の日の昼。
私は翔と、今でも訓練をしている。
それは避けることが出来ないので、
仕方なく弾幕ごっこをしたりしている。
そうして訓練も終わり、縁側に座ったら……
「なぁ……鈴仙……頼むからさ……なんでそんなに俺のことを避けるのか……教えてくれないか……?」
翔が真剣な眼差しで私を捉える。
今なら………言ってもいいかな……
「翔………依姫様と付き合ってるの?」
「…………へ?」
翔が素っ頓狂な声を上げる。
「私聞いちゃったんだ……依姫様があなたに告白するところ……でも、私邪魔かなって思って…翔の返事を聞く前にその場を去ったんだけど…………」
「あ、あの……鈴仙……」
「………何よ……やっぱり依姫様という恋人がいるのね?」
と、睨みつける。
「俺、その告白断ったぞ?」
「………へ?………」
次は私が素っ頓狂な声を上げた。
「だから……俺、別に依姫と付き合ってないけど……」
「そ、そうなの?」
「あ、あぁ」
すると、私はすぐに明るい顔に戻し、
「なぁ〜んだ!私の勘違いだったってことね!」
「まさか、それであんなに怒ってたのか?」
私は顔を赤くして
「い、いや、そうじゃなくて………ほら、恋人が出来たから勘違いされそうだなって思って……」
と、慌てて弁解する。
「あ、あぁ、なるほど……」
「?てゆーか、なんで依姫様の告白断ったのよ?」
すると、次は翔が顔を赤くして…
「え、あ、えーと、月と幻想郷じゃ距離があるからさ……俺遠距離はちょっとな…」
ちょっと嘘っぽい……
でも……遠距離が嫌………ということは私にもチャンスがあるのね……
私はもう1度気を取り直して、
「さーて、もう1回弾幕ごっこするわよ!」
「あ、あぁ、やろうか……」
「スペルカード!
「
と、いつも通り2人同時に能力を発動した。
「さぁ、
「俺から行くぞ!
虹符「永遠の幻想郷」!」
私はそれをすべて避け、
「狂符「
「お、おい!こんなスペルカード持ってたのかよ!」
翔はビビっていたが……すぐに体制を立て直し、何かの詠唱を始めた。
「月の光よ……一つの核となり、全てを滅せよ……
すると、翔の周りにとんでもない妖力の超巨大弾幕が作り上げられ、弾幕ごと、私を吹き飛ばした。
「な、何よあれ………」
「ハハハ……あれは
「反則でしょ……」
その日の夜……
翔は寝ただろうか……?
私は明日告白するつもりでいる。
なぜなら……明日は月面戦争終戦の祭りが行われる。
師匠は……
「パートナーなんだから翔と2人で遊んできなさい☆」
と、残酷な笑顔で私に提言した。
「まぁ、嬉しいからいいんだけどさ……」
告白して、物語の主人公の恋人になる。
少女マンガでは”ヒロイン”と言うらしい。
でも……正直私の告白が成功するとは思わない……
私が幻想郷中で人気のある翔のヒロインでいいのだろうか?
「いや、ヒロインになれないなんて嫌だ………やっぱり……」
ヒロインになりたい。
翔の好きな人になりたい。
私はそのまま眠りについた。
はい、ごめんなさい
次回最終回です。
とうとう推しキャラの恋も終わりに近づいてきていますね……
では読んでくれてありがとうございました!