東方想幻華 (一時連載休止)   作:かくてる

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鈴仙編これで最後です!



次回から主人公変わります!

翔君だけだとあれだしね


afterstory 出会ってくれてありがとう…

付き合ってから10ヶ月。

 

別にそこまで恋人らしいことは………………してる。

けっこーしてる……

 

「ねぇねぇ、翔♪ ハグして?♪」

 

「俺今から晩御飯作らないといけないんだけど……」

 

「いーいーから!ハグして!」

 

と、大変わがままな私である。

翔は仕方なく私を強く抱きしめる。

 

「んふふ♪むぎゅー♪」

 

「これでいいだろ?晩御飯作るから待っててくれ」

 

「んむー……」

 

 

私は頬を膨らませるが……優しい笑顔を浮かべながら翔は台所へと歩いていった。

 

 

あの日から私と翔は恋人になり、月や幻想郷の人たちにかなり祝われた。

もちろん、永遠亭の人たちも盛大に祝ってくれた。

 

最初の方は緊張してたけど

今ではただのラブラブなバカップルだ。

 

して、師匠達には……

 

「あなた達全く進歩しないわね………

キスはしたの?」

 

「まぁ、一応告白したあとスグに……それからはしていません……」

 

「はぁ………2人とも消極的すぎだよ……もっと攻めていかないと……」

 

と、てゐですら私を促す。

 

「まぁ、あなた達のスピードでいいわよ」

 

と、唯一姫様だけがまともな返答をしてくれる。

 

正直私もそろそろスキンシップを増やした方がいいのではないかと思う。

ハグだけでは物足りない……そう思ってしまう自分がいる。

 

もう1度………キス…したいな……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから3週間たったある日。

 

てゐの悪戯で私の布団が無くなった。

これは翔と一緒に寝ろってことか……

 

 

テンプレにも程がある。

 

 

 

「ううー寒いぃぃ………」

 

と、一人部屋で凍えていると、スーッと襖が開けられて

 

「お、おい鈴仙?何やってんだ?布団は?」

 

と、救世主(メシア)が来た。

 

私が事情を話すと、

 

「まぁ、仕方ないし、俺の布団入りな?」

 

「う、うん、ありがと…」

 

私と翔のふたりきりの空間に一つのベッドで2人が並んで寝ている。

 

戦争前夜を彷彿とさせるこのポジション。

 

「なんか……このポジションだと、月面戦争を思い出すな……」

 

「そうね………私と翔がまだ恋人同士になってない時よね……ねぇ、翔………」

 

「ん?なんだ?」

 

私は勇気を出して言う。

 

「わ、私たちってまだキス………してないわよね?」

 

「か、考えてみればあの日以外したことないな……」

 

私は質問も何もせずに……

 

「ん………ちゅ/////」

 

「ん?!/////」

 

無理やり翔の唇に私の唇を重ねた。

 

「はぁ……はぁ……れ、鈴仙/////」

 

「まーだ♪ 全然足りない♪」

 

私は何故か乗り気になってしまっていた。

 

1時間程たった後。

 

「んー///// じゅる……れろ……」

 

舌を入れ始めた。

流石に早すぎではないか………そう思ったが自分を止められなかった。

 

「鈴仙?!/////」

 

私は上のブレザーを脱ぎ始め、スカートも今は着ていない。

下着姿は翔に初めて見せた気がする。

 

翔は顔を赤くして目を逸らす。

 

「もう10ヶ月経ったし…………ね?/////」

 

「…………覚悟しろよ/////」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから私は翔との抵抗が無くなった。

 

もちろんキスをすることもそれ以上のことも……

あっ、それ以上の事は想像におまかせするわ。

 

 

 

 

 

中秋の名月の日。

紅葉が幻想郷を包み込む頃。

 

夜、私と翔は紺珠の薬異変の宴会の帰りだった。

 

師匠や姫様は酔いつぶれて先に帰り、残ったのが私と翔だけだった。

 

「………今年は紅葉が綺麗ね……」

 

「すごいな……幻想郷の紅葉はこんなに綺麗なんだな………………………なぁ、鈴仙」

 

「んー?」

 

翔が私に聞く。

 

「単刀直入に言うけど……」

 

翔が少し緊張した顔でこちらを見る。

 

「俺は……やっぱり鈴仙に色々と助けてもらっていたんだ………戦い方も……生きる意味さえもお前がいたから見つけることが出来たんだ……」

 

「な、何よ急に……///」

 

少し照れる。

 

「だから……その……これからもお前に支えてもらいたい…………だから……」

 

 

 

 

 

 

 

「俺と……結婚しよう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翔は真剣な眼差しをわたしを見据える。

 

 

私は嬉しかった。

翔からそんな言葉を聞くなんて思いもしなかったんだもん。

 

そして翔は真剣な眼差しで私を見据える。

 

きっと私はこんな翔の顔も惚れたんだろう。

 

そして幻想郷に来て最大級の笑顔で………

 

 

 

「……………はい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから私はすぐに子供を産んだ。

なぜなら結婚する前にとっくに妊娠していたらしい。

 

実感は無かったが……

 

男の子と女の子両方が生まれた。

 

男の子は椎名 愛翔(あいと) 女の子は椎名 美鈴(みれい)

 

「お姉ちゃんお姉ちゃん!一緒に縄跳びしよ!」

 

「愛翔もちゃんと二重跳びできるようにならないとね!」

 

と、かなり仲が良い。

 

私と翔は結婚式はしなかった。

 

新婚旅行か結婚式で迷い、結局新婚旅行にした。

まぁ、月面ツアーに行っただけだが……

 

縁側で翔とお茶をしていると…

 

「愛翔と美鈴を見ると俺は姉ちゃんを思い出すな……」

 

「エリナ様の事?」

 

「あぁ、俺も丁度あの歳ぐらいで縄跳びをエリナから教えて貰ってたわ……」

 

翔はお茶を啜りながら思い出していた。

 

 

 

 

 

その夜、愛翔と美鈴は眠りに入った。

そう言えば、今日は花火大会の日だ。

 

「………俺は……やっぱりお前と会えてよかった。

あのままあっちの世界にいたら……俺は変われなかったと思う」

 

縁側で翔とお話をしていた。

 

「な、何よ……照れるじゃない////」

 

「だから……俺はいつまでも感謝してる……」

 

「私だって……翔のこと好きになって良かったって今でも思う。あなたがいてくれたから私は勇気を持って敵に立ち向かえる。それだけでも私はあなたに感謝してるのよ……」

 

 

翔は優しい笑顔を浮かべ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺と……出会ってくれてありがとう……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は夜空に輝く翔の顔に見とれていた。

 

すると、花火大会が始まった。

 

去年より全然綺麗で、まるで私と翔の婚約を祝ってくれているかのような……

 

そうして私はあの言葉を紡ぐ。花火とともにいつか消え去る人生の中で初めて口にした言葉………

 

 

 

 

 

 

 

 

「翔………愛してるわ………」

 

 

 

 

 

 

「俺も愛してるよ……鈴仙……」

 

 

私達は狂気に染まっているかのような紅の大きな花火の音とともに……

 

 

 

 

 

 

 

甘い………甘い口づけをした………

 

2人はこれからパートナー(夫婦)として、永遠の愛をここに記した。




鈴仙編終わりました!


いやー長かった………

これで椎名翔くんの物語も終了します!

次回から愛原 奏(まなはら かなで)くんの物語で


先に奏くんのプロローグから書きます!

では、読んでくれてありがとうございました!
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