咲名千里ちゃんと言うパートナーができ、俺は1度天界の屋敷に戻って、天子に報告した。
「まさか………そんな剣だったとはね……」
と、天子も驚いていた。
「よろしくね☆天子ちゃん♪」
「え、ええ……よろしく……」
「ところでさ、奏くん。
君はどこに住んでるの?」
と千里が聞いてくるので
「あぁ、俺はまだ幻想郷に来たばっかでな…
家がないんだ」
「そっか☆
ほーむれすってやつだね!」
なかなか辛辣だなこの子。
すると天子が
「あ、じゃあ私の部下になるんならここに住まわせてあげてもいいけど?」
と、片目をつぶりながら天子が俺に言う。
今はそれに縋るしかないか……
先輩も家に入れてくれなそうだしな……
「ありがとう天子。よろしくな」
「これからは「天子」じゃなくて「総領娘様」か「天子様」って呼びなさい!それと敬語を使う!
住まわせてあげてるんだからそれくらいして頂戴!」
と、いきなり叱られた。
俺こういうの慣れてないんだけどな……
「わ、分かりました。天子様……」
「そうそう。よろしく頼むわよ、奏。
じゃあ改めて………
私の名前は、比那名居 天子。天人よ。
そしてこの剣は非想の剣、天人にしか扱えない宝剣よ。
能力は「大地を操る程度の能力」
「気質を見極める程度の能力」よ」
「俺の名前は愛原 奏。
あっちの世界で殺されてここに幻想郷入りしました。
咲名千里は元々愛原家に置かれていたもので………
能力は……「現象を操る程度の能力」だったと思います…」
「私の名前は咲名千里!
奏くんのパートナーであり、妖刀 「咲名千里」本体の一部だよ♪
見ての通り私は人型だけど「幽霊に近いけどそうでない存在」で、この刀が私の依代であり、家みたいなものなの!
あ、ちなみに名前は 咲名 千里 だからね!」
「私は永江衣玖。
ここ、天界で総領娘様のお世話をしています
能力は「空気を読む程度の能力」
しょぼそうに見えますが自分的にはなかなか便利な能力ですよ」
こうして俺は天界で天子様の部下としてここに住むことになった。
「奏さん。ここがあなたの自室です。
ベットや生活に必要なものは揃えてあります。
ご不便があればお申し付け下さい」
俺は衣玖さんに案内されて2階の部屋へ案内された。
「ありがとうございます。衣玖さん」
「はい。奏さんの仕事は明日からです。予定はまた後ほど…」
そう言って、衣玖さんはこの部屋をあとにした。
俺は咲名千里を呼ぶ。
「おーい、咲名千里ー」
そうすると刀身からヒョイっと出てきた。
「千里って呼んで!」
「お、おう、悪い……」
「んで?どうしたの?」
「いや、結局お前は何者なんだろうなーって……」
「私は「幽霊に近いけどそうでない存在」だよ!
簡単に言うと自分でも分かんないんだ☆」
「そ、そうなのかよ………じ、じゃあ、俺は一体どういった種族なんだ?」
「あなたは龍人。愛原家は元々幻想郷古参の妖怪だったの。
それなのにいつの間にか忽然と姿を消してね……咲名千里も持っていかれて私の依代が無くなったのよ……そこで継承の神殿の女神様の懐にいたってこと!」
「そ、そうだったんだな………」
身内のことなのに考えれば考える程、頭がゴチャゴチャしてくる。
「せっかくだし、外で軽く運動しようか♪」
「え、やだよ………もう疲れたし……」
「ダーメ!若い男が何言ってんのよ!」
そう言って無理やり外に連れて行かれた。
「じゃ、軽くモンスターを召喚するからそれを倒してちょーだい!」
と、満面の笑みで言ってくる。
顔は可愛いのに内容が残酷だ………
すると目の前に剣を握った骸骨が現れた。
「うお?!」
いきなり剣を振るっていた。
………遅い!
剣先が見えるほど………天子様より全然遅い!
俺は軽々と避け、サイドにずれながら骸骨に近づく。
残り5m位になると骸骨は剣を捨て、腰にかけてあったホルダーから2丁のリボルバーを取り出した。
「これ避けれたら大したもんねぇー♪」
と、はるか上空で千里が呟く。
…………不味いな……
俺はバックステップをし、距離をとろうとした。
しかし、敵が待ってくれる訳が無く、容赦なく発射してきた。
でも、これならまだテロのヤツらの方が速かった………
俺は咲名千里を握り直し、自分に向かってくる銃弾を真っ二つにした。
千里もこれには驚いたようで………
「か、奏くん………あなた……」
俺は千里の言葉に耳を傾けず、骸骨に猛突進し胸を貫いた。
すると骸骨は粉々になり、消えた。
千里が降りてきて
「お、思ったよりも凄かったわ………」
「づ、づがれだ…………」
俺は戦闘が終わると急に疲れがどっと来た。
「お疲れ様、奏くん。
今日はもうゆっくりしましょ!」
夕食の時間。
「私今日の奏の修行?見させてもらったけど
アレには圧巻だったわ…剣先が見えなかったもの…」
と、天子様が昼の骸骨戦を見ていたらしく、感嘆の声を漏らした。
「はは、まだまだですよ天子様。
あれぐらい出来ないと愛原家は務まりません……」
と、適当な言葉を並べる。
本心ではないがちょっぴり思ってる。
「しかし、現象を操る程度の能力、って言うのはどういったものなんでしょうか?」
衣玖さんが顎に手を置き俺に聞く。
「そうですね………軽く使ってみましょうか……」
今日の午後、千里に聞いて俺はようやくこの能力の意味がわかった。
俺が右手で軽く指パッチンすると
指先に真っ赤な炎が出てきた。
「こ、これは………」
「「発火現象」………ですね………このように現象なら何でも発生、消去することも出来る。っという能力だと俺は思いますが………」
「それはなかなか………便利ですね……」
「でも、これが難しいんですよ……
その現象を強くイメージしてからでないと発生しないんですよね……
例えば今の発火現象は「俺の右の人差し指に小さい炎が出る。」と、強く念じないといけません。
それに炎の大きさも自由自在なので使い方を誤ると大惨事になりかねませんね……
あまり使おうとは思っていません」
「まっ、そういうものね、強い能力にはそれなりの代償がつく、当たり前よ」
と、天子様が落ち着き払った態度と声で言う。
「まぁ、確かに………………それに総領娘様の能力もすごいものなのに…異変の時に調子乗ってバンバン地震起こしてたら霊夢さんにボロボロにやられましたものね………」
衣玖さんが少し悪のある微笑みで天子様を馬鹿にする。
「ちょ、ちょっと衣玖?!
それ今言わなくて言いでしょ!」
と、顔を少し赤くして激昂する。
「あら、もうてっきり奏さんに言ったのかと思いましたわ……」
クスクスと笑いながらさらに天子様を小馬鹿にする。
「むぅー」
ぷくーっと頬を膨らませる天子様。
すっげえ可愛い。何これ天使?
って言うくらい可愛かった。
俺が眠りにつく前。
天子様に呼び出され
予想だにしていなかった言葉を放った。
「あなたは明日から私の執事よ。
私の身の回りのお世話をしなさい………」
「は………?」
こうして天子様の「執事」生活が………始まった。
原作ネタでは自分の能力を貶されるとまじおこするらしいですが………
今更そういうのは無視してもいいよね?
とゆーかツンデレと言うよりタダのわがままちゃんだな……
ツンデレの書き方分からん!
読んでくれてありがとうございました!