次回から本編に戻ります!
今回は沢山楽しんでください!
少し駄文が多いです!お許しください………ヒィィィ
翌朝、目が覚める。
時刻は午前7時。地底に太陽の光が注ぎ込まれる時間帯。
俺は右手でその光を隠し、外を見る。
チュンチュンと鳥のさえずりだけが俺の耳に届く。
いい朝だ。
俺は大きく深呼吸をし、ベッドを見る。
昨日、幻想郷に迷い込んだ少年。海藤 真がまだそこで寝ていた。
俺は一足先に洗面所に向かい、顔を洗い、歯を磨いてきた。
スッキリした俺はもう1度部屋に戻り、着替えの服を取りに来た。
真が目を覚ましていた。
「お、真。起きたか」
「んー、おはよ……」
目がまだ半開き状態ですごい寝癖がたっている。
こりゃまた芸術の一つかもしれんな……
「とりあえず洗面所で顔を洗ってこい……後寝癖も直せ」
「お、おー………」
まだ睡眠から覚めていないのか、フラフラした足取りで真は外に出る。
俺は咲名千里を手に取り、咲を起こす。
「おーい、咲ー?朝だぞー?」
返事はない。まぁ、いつもの事だが……
いつもならここで放置するが、今日の気分の良さもあったので、少しちょっかいかけてみることにした。
「おーい、ペッタンコー。断崖絶壁の片波 咲さーん……」
スッ………と、華麗な音を立てながら、何かが俺の背後に回る。
その刹那、俺の首に細い腕が回り、そのまま首を絞められる。
「あーら奏くぅん?おはよ?」
「あががががが…………咲っ!………ごめん!俺が悪かったからそんなに強く締めるなぁ………」
ギリギリ………と締め付けられる音が鳴る。
やばいってこれ!喉仏がだんだんと潰れていく感触。
「えー?ちょっと私「ペッタンコ」で「断崖絶壁」だからよく聞こえないなぁ?」
「わ、分かった!咲は身長の割に結構ある!あるから!巨乳サイコー!」
俺が苦し紛れにそう叫ぶと、咲は腕をぱっと離し
「そう、分かればいいのよ♪」
あかん………どうしてこう俺の周りのやつは怒ったらこんなに怖いんだ……
その光景を見た真は少し苦笑いをしていた。
「お、お前らコントみたいなことするな………ぶっちゃけると馬鹿みたいだぞ……お前ら……」
「……ブーメランって知ってるか、真?」
「あはははは!奏くんと真くんでも充分コントしてるみたいだよ!」
その隣で咲といつの間にか起きていた紬が腹を抱えて大笑いする。
全く………朝っぱらからひどい目にあった。
朝食を食べ、俺達は今回の地震の震源地について話す。
「震源地ってどこら辺だと思う……?」
「まず、私と奏くんがいるここはかなり揺れも大きかったから、震源地はさほど遠くないはず」
「俺らのところは…………でも、……ダーラとの…」
真は1人で何かを考え込んでしまった。
そこから真は何かを思いついたかのように目を見開く。
「お、真?なにか思いついたか?」
「あの爆発は………そういう事なのか……?」
爆発?
「みんな、俺は少し心当たりのある場所がある。来てくれないか?」
「おう、全然構わないが………」
俺達は地霊殿組全員で真の言う震源地らしきところへ向かう。
そこは博麗神社のすぐ下。
「………?何でここなんだ?」
俺は小首をかしげ、真に尋ねる。
「いや、俺の世界で1度博麗大結界が歪んだことがあったんだ」
「それでここに来たのか?」
「あぁ」
なるほどな。
俺は博麗大結界のそばまで近寄る。
「?!」
俺はそこであってはならない事を見つけてしまう。
「ど、どうした?!」
下から真の声がきこえる。
俺は喉を潰された感覚に陥る。
「博麗大結界が……」
「が?」
「………割れてる……」
俺のその言葉により、咲はもちろん、真や紬も目を見張っていた。
まずい……このままじゃどこの世界と繋がるかわからない……
そうすると幻想郷が襲われる可能性が殆どだ。
「咲!霊夢を呼んでこい!」
「わ、分かった!」
咲は今までにないくらいのスピードで博麗神社へと登る。
俺は真達と共に、紫を呼んで事情を話した。
紫はその事を少し前から知っていて、現在はその原因を調べているところらしい。
「どうにかして出来ねぇかな……」
真はその場で顎に手を置いて考える。
確かに博麗大結界にヒビが入るなんて前代未聞な出来事だ。
それにより、紫の方も珍しく焦燥の顔を浮かべていた。
「俺達は何も出来ないしな…………真、紬、咲。とりあえず帰ってさとりに伝え_____」
ピキィィィィン…………
俺達は今一番聞きたくない音を聞いた。
この音は聞いたことがないが、なんの音かはすぐに分かる。
「博麗大結界が割れた…………」
さっきのヒビからぽっかり穴が開き、その奥には歪んだ別世界が見える。
「まずいっ!奏!真!敵が来たら受け止めてちょうだい!紫!博麗大結界を閉めに行くわよ!」
霊夢の的確な指示に俺達は言われた通りに動く。
俺と真はそれぞれ妖刀を抜き、敵が来るのを待つ。
すると
「……来たか……」
その割れから数十人の人間の形をした物が滑り込んでくる。
「狙撃「スナイパー」」
俺の隣でビュンッという風切り音が俺の耳に届く。
真がとんでもない速さの意思を投げる。
その石は1人にあたり、爆発が周りの妖怪を巻き込む。
「スッゲェ…」
俺と咲はその場で棒立ちになっていた。
しかし真と紬はそれを見向きもせず、後から来た妖怪達に斬り掛かる。
「よし……俺達も行くぞ!」
咲名千里を逆手に構え、空へと飛ぶ。
昨日の夜に研磨したばかりの刀は素晴らしい切れ味を誇っていた。
最高の手応えと共に俺は真のあとを追う。
「うおおおおお!」
真の叫びと共に次々と妖怪達から鮮血が飛び散る。
ズバババババ………という軽快な音が俺の耳に入る。
「俺達も真に続くぞ!」
「ええ!」
そうして俺達は妖怪の群れの中へと入る。
あぁ、あれから何時間経った?
俺達が妖怪の群れに入って長い時間が経過した。
「真!まだ大丈夫か?」
「余裕だ!」
「オーケー……!ラストスパートかけるぞ!」
見た感じさっきよりも妖怪の数はかなり減った。
後は霊夢と紫が閉じるのを待つだけだ。
「……シアリングソロゥ!」
俺は直径3mほどの隕石を生成し、俺を数人いる所に落下させる。
しかし魔法に耐性でもあるのか、ほぼ無傷だった。
「ちっ!」
舌打ちをし、真の方を見る。
あいつの剣術は凄いな………あんなに軽々と刀を振れるなんて……
俺はしばし真の剣術に見とれていた。
気持ちを切り替え、俺も剣術の方に集中する。
刀身に雷電を纏わせる。
「獣爪雷斬!」
その雷電が妖怪達の動きを封じ、そのまま斬っていく。
妖怪一人一人の能力はかなりのものだが、連携性が無く、スキだらけだ。
それから3時間後。
日が沈んだ。
「はぁ……はぁ……奏……大丈夫か?」
「あぁ、……お疲れ、真」
博麗大結界が紫の手によって閉じられ、元の幻想郷に戻った。
俺と真がここで敵を受け止めていたため、人里やその他の場所に被害が行くことは無かった。
「お疲れ!奏!真!」
「頑張ったね!2人とも!」
刀女子2人が実体化しご主人様を労う。
俺達2人はもうヘトヘトだ。
「こんなに……ここの星は綺麗だったんだな……」
「だろ?ここは名スポットの一つだぜ?」
「おーい!奏ー!真ー!」
こいしの声だ。
その後には夏恋の姿もある
「いやー!びっくりしたよ!急に博麗大結界が開くんだもん!2人とも無事で良かったよ!」
こいしは少し心配した顔で言う。
「あぁ……終わったぁー」
大きく背伸びをし、俺は寝転がっている真に手を差し伸べた。
その手を真は掴み、起き上がる。
すると俺の目の前にスキマが現れ、その中から紫が姿を見せる。
「真くんと紬ちゃんの世界に帰る方法が分かったわ」
「ほ、本当か?!」
真と紬は一歩前に踏み出し、紫に聞く。
「あの博麗大結界が空いたのは真達のいる世界との境界だったの、だからそれが完全に閉じるまでに私がスキマであっちの世界に送れるわ。後10分くらい」
「ま、まじか」
後10分ほどで真は別世界に帰る。
それを考えると少し物悲しい感じがした。
「まぁ、仕方ないよ。真………」
「そう………だな……」
真と紬は俺達の方に向き直り
「ありがとう。みんな。お前達がいなかったら俺達は今頃野垂れ死にしてたよ……」
「………野垂れ死にって……」
俺は苦笑いをし、真を見る。
「まぁ、もうお別れだね、咲ちゃん」
「うん、ありがとう。紬ちゃん!また会おうね!」
咲と紬は握手をする。
やはり微笑ましい……
「ありがとうね、真、紬。あっちの世界の私とも仲良くね」
こいしの優しい言葉に真は少しぎこちない笑顔で……
「俺のところのこいしもこのくらい料理が美味かったらな……」
こいしは苦笑いをしていた。
あぁ、真のところのこいしは料理が下手なのか……
「はは………………まぁ、じゃあな、真」
俺は優しい言葉で真に投げかける。
「あぁ、またな……相棒…」
「今度は相棒って言ってもおかしくないな…」
俺と真は強く握手をし、笑顔で見つめ合う。
すると紫はスキマを大きくし、その中に真と紬は入る。
「じゃーな!」
真と紬は笑顔で消えていった。
俺と咲はいなくなるまでずっと手を振っていた。
真は俺にとって、本当の相棒の様な存在であった。
「さ、帰ろうか、こいし、夏恋」
「うん!」
「さて、今日の晩御飯は何にしよっかなー?」
俺は愛しい家族2人と手を繋ぎながら地底に帰った。
「閉ざした心、開いた恋~過去を乗り越えたその先へ~」×無意識の恋
end………
はい、コラボ完結!
ミズヤさんありがとうございました!
いやー!楽しかった!
そして次回からまた本編に戻ります!
ちなみにアンケートはまだ開票していません!
よろしくお願いします!
コラボしてくださいった3人方、ありがとうございました!