東方想幻華 (一時連載休止)   作:かくてる

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千里との出会いはカットいたします。



スキー楽しスギィ!
お休みしなくても良さそうです!


では、こいし編!
長編にしようと考えていますので!
よろしくお願いします!

最初に第二プロローグを見ることを推奨します。


閉ざした心、開いた恋 ~過去を乗り越えたその先へ~
1話 無意識との出会い


幻想郷に着いてから3時間が経ち、咲名千里に謎の女の子が入ったり妖怪に出会ったりと非現実的なことばかり起きている。

 

「奏くん!元気だして!」

 

千里という女の子に励まされる。

 

「見ず知らずの奴にそんな事言われてもな……」

 

俺は背骨を曲げながら歩く。

しかし、千里が背中を叩いて矯正する。

 

「いっ?!」

 

「シャンとしなさい!男でしょ!」

 

「千里…………あのなぁ……」

 

わんやわんやと言い合いをしていると一つの大きな穴を見つける。

 

「な、なんだ…………これ?」

 

その穴は何かを吸い込んでいるかのようにも見える。

すると千里が隣でにやっと笑いこちらを見る。

 

「ほら、奏くん!言いたいことわかるよね?」

 

残念なことに俺は一瞬でそれを察してしまった。

 

「やだ!やだ!俺死ぬぞ?!」

 

と、子供みたいに駄々をこねる。

 

「だーめ☆」

 

トン。と背中に感触があり体重が前に出る。

そして俺は大穴に落ちた。

 

「うおわぁぁぁぁぁぁぁ?!」

 

大声をあげ、内蔵が口から出てきそうな不快感を感じる中、千里の声が聞こえた。

 

「奏くん!肩甲骨に意識を集中して!自分が飛ぶイメージを持つの!」

 

「は、はぁ?!何言ってんだよお前!!」

 

「いいからやってみなさい!」

 

意識を集中!

俺はとにかく背中に意識を寄せていた。

 

「ウオオ…………飛べぇ……」

 

俺と地面まで残り5m程の所で俺の背中に何かが出た気がした。

………翼だ。

こうして俺は危機一髪で飛ぶことが出来た。

 

「あっぶねぇ………」

 

すると後からふよふよと千里が降りてくる。

 

「お疲れ!奏くん」

 

俺は千里をキッと睨みつける。

 

「お前ぇ………!」

 

しかし、千里は全く動じすにこやかな笑顔で言う。

 

「だってこうでもしないと奏くん飛ぶ練習しないでしょ?」

 

確かにそうだ………

 

「他にやり方あっただろ…………」

 

「ま、過去のことを気にしてもしょーがない!

さてと……………」

 

俺はその地下一帯を見渡す。

 

「ここ……………どこ?」

 

俺は千里に問う。

しかし、千里も困った顔で…

 

「………最近の幻想郷は知らないわ………」

 

さっきの大穴から外に出ようとするが…………

あれ?………どこだっけ?

そう、完全にあの大穴は閉じていたのだ。

 

「お、おいおい…………」

 

「とりあえず奏くん。少し歩いてみようか……」

 

「そ、そうだな……」

 

しばらく歩くと商店街らしいものが見えてくる。

綺麗な町並みだ。酒でも飲んでたらいい気分になりそうだ。酒飲まないけど。

そのままフラフラ歩いていると一つの大きな屋敷が姿を現した。

 

「………ここに入って色々ここの事情を聞くか……」

 

その大きな屋敷の門に入ろうとしたその瞬間、

 

「………誰?」

 

「?!」

 

俺と千里は体を強ばらせ、声の主を探す。

後ろを振り返ると

 

緑色の透き通った髪。

黄色と緑の服。

千里と同じくらいの華奢な体。

背中から紐のようなものが出ていてその先には閉じた目玉?のようなものがある。

とにかく可愛い。ベリーキュート!

 

「………君は?」

 

「私は古明地こいし。あなた達は?」

 

「俺は愛原奏。幻想郷に来たばっかなんだ」

 

「私は咲名千里。刀の分身だよ」

 

千里の衝撃発言にも驚かずニヤニヤした笑顔で俺らに言う。

 

「へぇー!幻想入りした人なんだ!じゃ住むとこないの?」

 

「あ、あぁ、まぁ……」

 

するとこいしちゃんは更にニッコリした笑顔で

 

「じゃあ地霊殿に来てよ!もっと賑やかになって欲しいし!」

 

確かに俺も千里も住むところがなく、今夜は野宿を覚悟していた。

そこにこいしちゃんが話しかけてきてくれたのは助かった。

俺は千里に目を向け

 

「じゃあお言葉に甘えようかな。千里もそれでいいよな?」

 

「そうね。どーせこのままだと野宿だし、お願いしようかしら?」

 

「じゃあ決まりだね!よろしく。奏!千里!こっち着いてきてー」

 

そう言ってテクテクと歩いていくこいしちゃん。

歩き方も可愛いな…………

そんなことを思っているうちに地霊殿の内部に入り、階段を上がると一つの大きな扉が目の前に現れる。

 

「ささ、二人とも入って!」

 

こいしちゃんに連れられ俺と千里は中に入る。

するとそこには……

 

紫色のショートヘア。

青の服と薄ピンクのスカート。

背はこいしちゃんより少し高めだが体はまだまだ子供だ。

そしてそのこいしちゃんと同じように胸に目玉があるがこいしちゃんの目とは対照的に見開いている。

 

「あら、お客さんかしら?」

 

書斎の机にあった本から目を離し、俺らの方を見る。

 

「うん!客というよりここにこの2人を住まわせてほしいんだ。お姉ちゃん」

 

あ、こいしちゃんのお姉さんか………

 

「………部屋は空いてるけど…………どうして?」

 

「止まるとこなくて困ってたから!」

 

こいしちゃんのお姉さんは少し考えて………

 

「………まぁいいわよ…………私は古明地さとり。ここ地霊殿の主をしているわ……よろしく」

 

そうして一連の自己紹介を終え、

 

「お空、お燐」

 

「はい、お呼びですかさとり様」

猫耳の女性と大きな黒翼を持つ女性の2人がドアから入ってきた。

 

「この2人を空き部屋へ」

 

「了解です。さ、こちらへ…」

 

俺は猫耳さんに連れられ廊下を歩く。

 

「あたいは火焔猫燐。お燐って呼んでくれていいよ。よろしくね、奏と千里。で、こっちは霊烏路空」

 

「あぁ、よろしくな」

 

そうして空き部屋へつく。

なかなか広く、住みやすそうだった。

 

「じゃ、千里はこっち」

 

「はいはーい、じゃ奏くん、後でねー」

 

お燐に連れられ千里はヒラヒラと手を振りながら隣部屋へ行く。

 

「ふぅー………」

 

俺はベッドに寝転がり、天井を見る。

 

「幻想入り………か……」

 

非現実的なことが起き、混乱していたがどうやらここで生活出来るみたいだ。

と、そんなことを考えていると

 

「やっほー☆」

 

「うお!?」

 

こいしちゃんが目の前に来た。

俺はこいしちゃんがドアを開けたことにすら気づかなかったのか?

 

「こ、こいしちゃん………いつ来たの?」

 

「「幻想入り………か……」の所から!」

 

「結構前に来てたのに俺気づかなかったよ…………」

 

「そりゃね!私無意識操れるから!」

 

こいしちゃんが胸を張って言う。

無意識ってなんだ?

 

「無意識…………ってどういうこと?」

 

「人に感じられにくくなるんだ!すごいでしょ!」

 

えっへん!と、鼻を鳴らす。

かぁわぁいいなぁー

おっと……危ない危ない………顔がにやけちゃう……

 

「………さとりは目開いてるのにこいしちゃんは閉じてるんだね………」

 

そう聞くと一瞬にしてこいしちゃんの顔が暗くなる。

 

「まぁ………色々とね……」

 

「あ、ごめん…………聞いちゃいけなかったよね………」

 

こいしちゃんに謝罪する。

 

「いいよいいよ!

それで、その長い包丁は何?」

 

と、切り替えて話しかける。

 

「あぁ、これは包丁じゃなくて________」

 

 

 

 

 

 

1時間後。

 

今は夜中の2時。

そういや、俺がここに来たの夜中なんだっけ?

こいしちゃんとの話が盛り上がりすぎて時間を忘れてしまっていた。

 

「あ、いけない!もうこんな時間?お姉ちゃんに怒られちゃう!」

 

うあぁ!と頭を抱えるこいしちゃん。

すると俺の方を向いて

 

「ごめんね奏!すっかり話し込んじゃって!おやすみなさい!」

 

小走りで俺の部屋を出ていく。

すると唐突に俺に三大欲求の一つの眠気が襲ってきた。

ふらふらする足取りでベッドへ向かう。

ようやくたどり着き俺は仰向けに倒れる。

 

「地霊殿…………ね……」

 

とりあえず明日考えよう………

そう思った瞬間、俺の瞼が落ちた。

 

 

こうして俺は古明地こいしと出会った。




ごめんなさい大晦日ギリギリに出しました!



明けましておめでとうございます!
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