東方想幻華 (一時連載休止)   作:かくてる

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そう言えば、妖々夢の咲夜さんめちゃくちゃ使いやすいって思うのって私だけですかね?
ボムが四個内蔵されているのはなかなか便利ですよ。



そして東方天空璋今日届きました。
とりあえずハードまでクリアできました。
里乃ちゃん可愛い。


2話 弾幕ごっこ

ガンッ!という鈍い音とともに俺は目が覚める。

ベッドから落下し、頭を打った俺はその場で蹲る。

 

「いったぁぁ………」

 

数秒間そこでジッとして、その後に俺は起き上がる。

あぁ、そうだ…………俺は紅魔館に来たんだ……

改めて俺は再確認をする。

すると、コンコンとドアが叩かれる。

 

「どうぞ」

 

「失礼するわね、奏」

 

「あぁ、レミリアさん」

 

俺がそう名を呼んだら、レミリアさんは俺を紅い目で睨みつけた。

そうだ……忘れてた…

 

「え、えっと、レミィ……どうしたの?」

 

俺がそう言うとにぱっと笑顔になり、こちらに来る。

 

「あなたをここに招いた理由と私が奏と咲を知ってる理由を話に来たわ」

 

「あ、あぁ、そういう事か……」

 

ポスンとレミィはベッドに座り、落ち着いた声で言葉を並べる。その喋り方もまた何とも高貴なものだった。

 

「まず、あなたをここ、紅魔館に招いた理由は……」

 

レミィは少し小っ恥ずかしいと言わんばかりの顔で

 

「と、友達が欲しかったからよ……」

 

紅魔館のお嬢さまも可愛いな。

俺はホッコリするような笑顔でこう告げた。

 

「あはははは!やっぱりか」

 

「な、何よぅ……」

 

少し涙目になるレミィ。

しかしすぐに顔を整え、二つ目の理由を話す。

 

「あなた達を知ってる理由はね……」

 

ごくんと俺は息を呑む。

 

「私は、あなたの祖先と咲に会ったことあるからよ」

 

「え?」

 

「以前にここで愛原と倉見の戦いがあったのは知ってるわよね?その時に私達紅魔館組は愛原組と組んでいたの。その時にあなたのお父さんと出会ってね。あなたの事を色々聞いたわ。あの時にあなたの名前を聞いていた方が良かったけどね……」

 

「じ、じゃあ咲は……」

 

レミィはとても真剣な顔でこう言う。

 

「咲によって乗っ取られた咲名千里に私が殺されかけたのよ」

 

「?!」

 

今、なんて言った?

 

「私が倉見の本拠地を攻めに行った時、ひとりでに動く刀を見つけてね。邪魔だったから排除しようとしたら、思ったより強くて、腕、足、眼球の三つを持ってかれたわ。この時程吸血鬼で良かったと思う日はないほどね」

 

レミィのその言葉に俺は悪寒が走る。

あんなに愉快で優しい咲が一度レミィを殺そうとした…

 

「まぁ、本人は自我を保っていなかったし、多分倉見の奴らに操作されていたのよ。記憶を無いみたいだしね…」

 

「そ、そうか………」

 

俺は落ち着きを取り戻し、寝ている咲の方を見る。

まぁ、自我を保っていなかったということは、咲自身はレミィを殺すつもりはなかったって訳だ。

それなら別に怖がる必要は無いだろう………

 

「さて、話は以上よ。今はまだ早朝だからあまり騒がないでね」

 

「あぁ、ありがとう。レミィ」

 

「お安い御用よ」

 

静かにドアを開け、廊下に出るレミィの背中を見ながら俺はベッドにまた横たわった。

まさか、咲とレミリアにそんな過去があったとは思わなかった。

 

「はぁ………本当に驚いたな」

 

「何が?」

 

「うお?!」

 

咲が俺の顔をのぞきこんだことにより、俺は今日2度目のベッドからの落下を経験した。

 

「さ、咲?!起きてたのか……」

 

「あぁ、ついさっきね」

 

まだまだ眠そうな目を見たところから本当に起きたばかりなのが伺える。

するとまたコンコンとドアが叩かれる。

 

「失礼致します。奏様、咲様。ご朝食の準備が整いました。どうぞ食堂へ…」

 

「あ、咲夜さん」

 

「はい?」

 

俺は頭をポリポリと掻きながら

 

「えっと、俺のこと奏様って呼ぶの歯がゆいからやめて欲しいな………」

 

すると咲夜さんは可愛らしく小首をかしげる。

頭に思い切りクエスチョンマークが浮かんでいる。

 

「?では、愛原様?」

 

「い、いや、そうじゃなくて………「奏」でいいよ…」

 

「それは了承できません………では、「奏さん」でいいですか?」

 

「あぁ、うん。それと、もっと砕けた口調でいいよ。俺は別にレミィじゃないし」

 

「あ、はい、まぁ、それくらいなら大丈夫です」

 

咲夜さんは優しく微笑み、俺のわがままに対応してくれた。

こういう所もメイドの嗜みなのかな?

俺は少し上機嫌になりながら、食堂へと向かう。

朝食らしい朝食がそこにちゃんとあり、俺はそれを平らげる。

 

「んまかったー…ありがとう咲夜さん」

 

「喜んでもらえたのなら良かったです」

 

その眩しい笑顔をしばしの間見とれてしまう。

それを見透かしたかのようにレミィが口を挟んだ。

 

「………うちの咲夜取らないでよ?」

 

「と、とらねぇよ……」

 

「?」

 

さて、朝食を食べ、俺はやることがなくなった。

暇を持て余した俺は咲に話しかける。

 

「なぁ、少し運動しようぜ」

 

「いいわよ?じゃあ庭に行きましょうか」

 

庭につき、俺と咲は弾幕ごっこの準備をする。

 

「じゃあ1回ピチュッたら負けね。罰ゲームは………そうね…今日1日言うことを聞くってことで!」

 

「お前は子供か………まぁいいけど」

 

今日まで弾幕ごっこをしてきて俺が1勝、咲が2勝と俺が負けている。

ここで勝たないとそろそろ差をつけられてしまう。

俺はそれを払拭させるため、剣の腕を磨いた。

 

「じゃあ行くわよ!連符「神器の雨」!」

 

俺の頭上に星型魔法陣が展開され、その中から剣、槍などが雨のように降ってくる。

一つ一つの武器の軌道を読みながら、俺はサイドステップで避け続ける。

俺はある程度避け、少し武器の数が少ないところに移動し、刀を構える。

 

「炎符「獄炎の舞」!」

 

発火現象によって刀身が炎のように赤く、熱くなり降り続ける武器たちを斬撃と炎によって消していく。

今日はやけに体が軽い…………

俺のその剣技に咲も少し驚きの表情を浮かべる。

その隙を見て、俺は地面を思い切り蹴った。

そのまま全速力で咲の懐まで入り込む。

 

「?!………やばいっ!」

 

「全符「現象の隕石」!」

 

俺は咲の周り全方位に細かい魔法陣を出現させ、地水火風の属性を纏った大きな岩石が咲を襲う。

咲はそれを避けきれず、爆発を起こしながら咲はぴちゅった。

 

 

 

 

 

「あぁ………負けたぁ……」

 

「やったぜ。これで2勝2敗。同点だな咲、今日1日俺の言うこと聞いてもらうぞ」

 

俺は悪戯な笑顔で咲を見下す。

 

「ふにゅぅ………まぁ、仕方ないけど……」

 

咲は可愛らしく頬をふくらませ、ため息をついて立ち上がる。

その戦いを見ていたのか、レミィと咲夜さんが目を見開きながらこちらに向かってきた。

 

「奏……驚いたわよ…何なのよあの強さ……」

 

「ええ、私も驚きました。奏さんの剣技……」

 

2人とも目をキラキラさせている。

そんなに凄かったとは思えないけど、咲の特訓の成長が見られるな………

 

「か、奏さん。誠に勝手ではありますが……」

 

咲夜さんは姿勢を正してこう言った。

 

「私にあなたの流儀、教えて貰えませんか?」

 

「え?あ、あぁ、全然いいよ。流儀でも何でもないけど……」

 

すると咲夜さんの顔がぱあっと明るくなり、頭を下げる。

 

「あ、ありがとうございます!」

 

「良かったわね咲夜。これであの巫女を追い越せるんじゃないかしら?」

 

「私は霊夢とは争いませんよ………お嬢様」

 

こうして、俺は咲夜さんに俺流の戦いを教えることになった。

 

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