1話 紅魔館へ
「あなた、誰?」
「!?」
驚いて後ろを振り向くと金髪の女の子が立っていた、
ちょっと長めの髪の毛で後ろに生えているのは…羽?
なんか綺麗なライトを吊るしてるみたいだった。
「お兄さん、私と遊んでよ…」
俺は一瞬で理解出来た。
この子可愛い
「あ、あぁ、遊んであげるよ」
「ありがとうお兄さん!私フランドールって言うの!フランって呼んで!よろしくね!」
パッと明るい笑顔になりフランは羽をパタパタさせていた。
「俺は椎名翔 まだ幻想郷に来たばっかりなんだ」
「そうなんだ!早く遊ぼう!簡単に壊れないでね!」
俺の話には耳も傾けねぇなこの子…………………ん?壊す?
「フラン……あのー、壊すってどういう……」
俺が続きを言おうとした途端、フランの周りに魔法陣が展開された。
その魔法陣から大量の弾幕が射出された。
「おいおいマジかよ…」
「私を楽しませてね!翔!」
そういったフランは容赦なしに弾幕を俺にぶち込んできた。
「うおわぁ?!」
我ながら情けない声出してしまった……
「キャハハハハハ♪翔変な声出してる!」
やべぇ超恥ずかしい!今すぐ顔を覆いたい!
そうは言っても俺の周りには弾幕が広がっているので回避しなくてはいけない
「………使ってみるか」
俺がそういった途端、散らばっていた弾幕が集まり、一つの大きな弾幕となってフランの方へ向かっていく。
「!?」
フランも驚いていた。だがすぐに表情を戻し何かの詠唱を始めた
「禁忌「レーヴァテイン」!」
刹那、フランの手に焔を纏った巨剣が現れ、弾幕を一刀両断にした。
「すげぇ……」
「翔!何をしたの?」
「フランの弾幕を一つの弾幕に融合させただけだよ」
「……それが翔の能力?」
訝しげに聞いてきた。 なんか怖い。
「そうだよ」
「すごぉ〜い!☆ そんな能力持ってるんだね!」
ピョンピョンとはねて目をキラキラさせながら俺を見ている。 すっげぇ可愛い だが俺はあいにくロリコンではない。
「私、翔のこと気に入った!紅魔館に来てよ!住むところないでしょ?」
「あ、あぁ、確かにないけど……いいの?」
「いいよいいよ!むしろ来て!とゆーか住んで!」
「まぁ、寝床ないし、お願いしようかな」
「分かった! じゃあ改めて……私はフランドール・スカーレット、紅魔館の主、レミリア・スカーレットの妹だよ☆ちなみに私の能力は「ありとあらゆるものを破壊する程度の能力」だよ!」
「フランって妹なのな
俺は椎名翔、姉がいるけどこの世界には来ていない。
能力は「七つの剣を操る程度の能力」「あらゆるものを融合 分解する程度の能力」だよ。よろしくね」
「うん!よろしくね!じゃあ紅魔館に行こうか………
あー…翔ってさ、飛べる?」
「飛ぶ?!俺飛べんのか?!」
「うーんと……翔の種族は?」
一瞬忘れていたが紫さんの言っていたことを思い出した。
「妖怪だったけかな?」
「じゃあ飛べるね!練習しよっか☆」
30分程で飛べるようになった。
飛んでる途中に思ったんだが、幼女の住んでるところに泊めて貰えるってなんか俺惨めだな………
紅魔館に着いた。
日本じゃまず見たことない、どんだけデケェんだよ……
東京ドーム10個は入るんじゃねぇか?そう思うほどだった。
するとフランが
「たっだいま〜!帰ったよお姉様〜☆」
「おかえりなさいフラン、それと翔」
「はぁ、ただいまです。……え?」
見知らぬ少女、フランの姉に教えてもいない俺の名を呼ばれた。 俺は動揺を隠せない
「なんて顔してるのよ。私の名前はレミリア・スカーレット フランの姉よ、あなたがここに来ることは分かっていたわ。よろしくね」
そう言いながら俺の前でスカートの裾を持ち淑女にありがちな挨拶をした。
「あ、はい、よろしくお願いします。」
フランとは打って変わって落ち着いた人だった。
「あの、レミリアさんはどんな能力何ですか?」
「レミリアでいいわよ、私は「運命を操る程度の能力」よ」
なんかレミリアのイメージにあってるな…
「咲夜」
急にレミリアがこの場にいない人物の名前を出した。
「咲夜さんいないけど……」
するといつの間にかレミリアの隣に銀髪のメイドが立っていた。
「お呼びでしょうかお嬢様」
「うおわぁ?!」
またこの声出してしまった………
「ププッ、なんて声出してるのよ」
レミリアに笑われた
「そんなに驚かれると少々落ち込みます……」
咲夜さんが少し俯いて言った。
「仕方ないわよ咲夜。急に出てくるもの
翔に晩御飯を用意してあげて」
「かしこまりました」
そう言って咲夜さんはまた消え、どこかへ行ってしまった。
「ごめんなさいね、咲夜は「時を操る程度の能力」で時を止めてるのよ」
「あぁ、なるほど じゃああれは瞬間移動じゃないのか」
なんか今の数分でどっと疲れた。
「じゃあご飯ができる前に私の友人を紹介するわね」
そう言ってレミリアは廊下を歩き始めた。
「なぁレミリア」
「なぁに?」
「幻想郷に男はいるのか?」
「ほぼいないに等しいわね」
「えぇー…」
そんなやり取りをしていたら
「着いたわ」
ガチャっとドアを開けるとそこには軽く100万冊は超えてるだろう、本棚が無数にあった。
「なんだこれ?」
「見ての通り図書館よ、パチェー?いないのー?」
「いるわよ」
奥の机の方から紫色の服を身にまとった少女が出てきた。
「ほら、新しい住居人よ」
「男なのね…よろしく、私はパチュリー・ノーレッジ。
パチュリーって呼んでね」
「俺は椎名翔 よろしく」
そして紅魔館全員での食事が始まった。
紅美鈴や小悪魔など様々な人と関わった。
食事というより宴になってしまい、夜中までどんちゃん騒ぎで自分の部屋で爆睡してしまった。
そして次の日の朝、ここから俺の物語が始まる。
次の話で物語の本線に入ります。
疲れた、ただ疲れた。
読んでくれてありがとうございました!