Another Trainer   作:りんごうさぎ

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1.タイトルのためにわざと更新を今日まで止めていました!
2.今年でホウエン編を終わらせます!
3.レイン、ウソつかない!

ホントはどれだ?!


7.ウソとホントは紙一重

「預ける、というと?」

「俺をこのお店のオーナーにしてみない? お金ならいくらでも出すし、悪いようにはしないからさ」

 

 ええーっ!?……と驚く4姉妹。そりゃそうだ。いきなりこんな大事になるとは思ってないだろう。だが俺は大真面目だ。

 

「本気……ですか?」

「さすがに冗談でこんなことはいわない。もちろん自信はある。俺の力でここの売り上げを何倍にもしてみせるよ」

「ほんまに? その自信はどっからくんの? 第一あんた子供やろ? お金なんてあるわけないやん」

 

 普通の子供ならね。カントーではあくどいことを色々やってかなり儲けている。儲け話は絶対に逃さない。もちろん今回も同様だ。この4姉妹はお人好しな上に自分らの技術をもてあましている。上手く丸め込めば9割ぐらい搾取できる可能性も……

 

「じぃ~~」

「……」

 

 左隣からの視線が厳しい。たぶんオーラを読まれてる。こういうときオーラってどんな風に変わってるんだろうな。

 

……邪魔だな。今だけ追い払いたいがこのタイミングでは露骨すぎるか。いや、逆に俺の方から離脱すれば自然を装うことができるんじゃないか?

 

「私もこの店の長として軽はずみな判断はできません。もっと具体的な話をして頂かないとなんとも言えないですね」

「当然ですね。こっちとしてもそんな軽率な人は信用できないですし。では一度2人だけ(・・)で真剣に話し合いませんか? 俺は本気なんです。絶対にこの店を変えてみせる! こんなところで埋もれさせるなんて勿体ない! きのみを広めたいというあなたの夢、ぜひとも手伝わせてもらえませんか?」

 

 言っていて自分で恥ずかしくなるが表情には出さない。みゅーも何してんのこいつって感じの呆れた視線を向けてくるができるだけ意識しないようにした。

 

「いいでしょう。では奥の部屋に来てください。あなた達はそこで待っていて」

「みゅーは?」

「みゅーもちょっとだけ待っていてくれ」

 

 頭を軽く撫でて待つように言うとみゅーはイヤイヤと首を横に振った。

 

「みゅーも一緒にいる!」

「いや、でもみゅーには退屈だと思うけどなぁ」

「んみゅう……ポキッてするよ」

「連れていきます!!」

 

 みゅーも来てしまった。

 

「ふーん。意外と尻にひかれるタイプなのね」

「お仲がよろしいねぇ! よっ、色男!」

 

 こいつら他人事だと思って面白がりやがって!

 

 チハルさんについていくと倉庫のような場所でテーブルとイスを用意され2人で向かい合って対面する形になった。みゅーは離されるのがよっぽどイヤだったのか、部屋に入ると俺にくっついて離れなくなった。今日は甘えん坊に戻ったようだ。

 

俺がイスに座るとみゅーは正面から抱きかかえられる格好になった。一応チハルさんもいるんだけど気にならないのだろうか。

 

「すみませんがこのままでお許しください」

「かまいませんよ。ではまずあなたはオーナーになるとおっしゃいましたが、具体的にどのようなことをするおつもりですか?」

「詳しい内容は言えませんが、あなた達は扱っている商品は一級品ですがその商売の方法がよくない。だから俺がそれをちゃんと売れるようにする方法を教え、それを実行するために必要な資金も全て用意します。なので、実際にはアドバイザー兼スポンサーみたいな感じでしょうか。もちろん主体となるのはあなた達ですので、お互いに話し合って新しい事業を進めていくことになります。すでにいくつか案がありますが、内容は契約が成立した後にお教えましょう」

「話が旨すぎますね……なぜそこまで援助しようと思われたのですか? ホウエンだけで考えても他にも企業はたくさんあったはずです」

「無礼を承知で言えば、あなた達の経営状態がよくないからです」

「どういう意味でしょうか」

 

 この人、あまり感情は表に出さないな。極めて冷静。大黒柱としてやっていると自然にこうなるのだろうか。わざと失礼な言い方をして試してみたが、反応は期待以上か。

 

「勝ち馬に加勢してもそれを記憶するものはいませんよね。でも負け馬に加勢し、あまつさえ大勝利をもたらしたとなれば……多大なる恩を売れます」

「たしかに。とはいえリスクも大きいはずです」

「俺は自分の眼力を信じています。負け戦はしない」

 

 戦とかに限らず投資とかも同じだね。弱い方に味方すれば上がり目は大きいが負ければゼロになる。ハイリスクハイリターンってやつだ。

 

「なるほど……あんなに僅かな時間で私達のことを見極めたというのですね。わかりました。あなたが後援に立つ理由、私達を選んだことにも納得できました。私としてはあなたの能力にも掛けてみるだけのものがあると判断しています」

「……では、後は信用、といったところでしょうか?」

「ふふ……。えぇ、その通りです。私達からはあなたを信用する材料がありません。私からすればどこの馬の骨とも知れない輩に大切な妹達を預けられませんので」

 

 お店じゃなくて妹達、か。兄弟想いなことで。

 

この人のさっきの甘い言葉……あれはもう“ほぼ決まり”という風に聞こえたが、すぐに飛びついてじゃあすぐにでも契約を! といかなかったのはある程度好感を持たれたようだ。何事も先走るのは下策だから避けて正解だね。

 

 どこの馬の骨っていうのはさっきの意趣返しだろうか。失礼なこと言って俺も試されているのかな。なら逆に驚かせてあげよう。あれはここで使わなきゃいつ使うんだって話だし。

 

「申し訳ないのですが、俺はトレーナーなので身分を証明するものはトレーナーカードぐらいしかありませんが……」

「そうですか。ではそれで構いません」

「助かります。あと、これは現在俺が自由に使える資金です。参考までにこれもご確認を」

 

 そういって俺はホウエンじゃない方(・・・・・)のトレーナーカードと持てる資金の額を記したものを渡した。その両方に目を通したチハルさんの顔色がサッと変わる。

 

「なぜ!? あなたどうしてこんなところで商人の真似事なんか!」

「お忍びなんです。今更変な距離感ができても困るので、他の3人には内密に。とりあえず俺が大それたことはできない立場なのは理解してもらえますか?」

「えぇ、それはもちろん。こんなにすごい方が後ろ盾になるなんて、夢でも見てるようだわ」

 

 公にポストのある俺は悪事を働けばその名に傷をつけることになる。殿堂入り剥奪なんてことになったら一生の恥だ。だから普通に考えて罠にかけられるような心配はかなり減る。つまり信用につながる。

 

それに資金の多さにツッコミを入れられることもなかった。先にそれだけ提示すればあれこれ出所を尋ねられただろうが、トレーナーカードがあれば勝手にあっちが都合よく解釈してくれる。敢えて説明しなかったが上手くいったな。

 

 もっとも、犯罪に手を染めるつもりはないが、犯罪じゃなければなんでもするつもりではある。なんせここは金の生る木……

 

「みゅ~~」

「……」

 

 俺の胸板に顔をうずめていたのに急にこっちを向いた。今の思考はみゅーちゃんレーダーに引っかかるみたいだ。やりにくい。

 

「わかりました。こんな嬉しい申し出、私達にとっては千載一遇のチャンスです。断るなんてとんでもない。是非今後ともよろしくお願いいたします」

「こちらこそよろしくお願いします」

 

 よっし! とりあえず上手くいった! まずは第一関門突破だ!

 

 肩書というのは存外便利なものだな。なんとなく取ったような面もあったけどあって良かった。チハルさんの態度は明らかにさっきので一変している。

 

 まずは一安心。けど大事なのはここからだ。ここまでは最初から上手くいくと思っていた。この先はみゅーさえいなければ簡単なんだけどなぁ。

 

「あの……それで、資金の援助に対する見返りとして私達はどうお返しをすればよいのでしょうか」

「俺としては得られた利益を直接分配するようにして頂きたいです」

「直接分配……」

 

 これだ。つまるところ大事なのは利益の分配。ここが一番大事。俺が圧倒的に有利なのは相手が自分の価値を理解していないこと。しかも貧乏生活が長そうだから少しいい目を見せればそれで満足してしまうはず。できるだけ買い叩いて大儲けしてやる!

 

「みゅ! レインちょっと……みゅぎゅ!?」

「よしよし、退屈だったよな。ごめんね」

 

 やっぱりな。予想通り余計なことを言いそうになったので手際よくみゅーの口を塞いだ。みゅーの頭を抱きかかえ自分の体に押し付けることでなんとか発言を中断させた。

 

「そうじゃな……みゅっ!?」

「こっち向いたら今度はお口にしちゃおうかなぁ」

「みゅぅぅ~~!!」

 

 体をよじって再びいらんことを抜かそうとするので今度はメンタル攻撃を仕掛けた。ビクッと体を震わせて今度こそみゅーはおとなしくなった。力では絶対にみゅーには勝てない以上これは必要なことだ。

 

「あらぁ……」

「あ、すみません。利益の分配についてですよね。もちろんこちらもそれなりの見返りは要求しますが、安心してください。このお店はこれからが大切。現在はいわば発展途上なので、しばらくは無償で援助する形にしますよ」

「え……そんな、いいんですか?」

「もちろん! まずはサン・トウカが大きくなってもらうことが最優先です」

「ではどれだけの期間待って頂けるのでしょうか?」

「それは伸びしろ次第にはなりますね。ちなみに現在の純粋な利益はどれほどでしょうか? 諸経費を差っ引いた後の利益です」

「それは……月によりバラバラですが、私達4人が暮らしていくので手一杯程度でしかありません」

「なるほど。まぁとりあえず現在の利益は年間の平均で考えるとして……ではその利益がもし2倍になるとしたらどうですか?」

「えっ!? 倍増なんて夢のまた夢です」

 

 それだ。そういう反応を期待していた。今の会話のくだりはこの反応を引き出すためのものだ。その他の意味は特にない。

 

「ならこんなのはどうでしょう? これからあなた達には現在の2倍の利益を保証します。つまり、売り上げが伸びず利益が2倍以下であれば10:0の折半。2倍以上伸びれば2倍を超えた分だけ俺に分けて頂き、残りは全てあなた達のものとします。例えば利益が2.5倍なら8:2になるわけですね」

「えっ!? そんな分け方をするのですか?!」

 

 普通はこんなことするわけがない。実際にこの世界でどんな風にするものなのか知らないが、自然に考えれば歩合制にすべきところだ。あなたと私、5:5でわけましょうとか。だがそんなこと、きのみ一筋の世間知らずには考える由もないだろう。

 

「これは俺からの誠意だと思ってください。この分け方であれば俺はこのお店をちゃんと大きく育てないと利益はゼロです。頑張らざるを得ない。そして利益が増えない最初のうちはあなた達にかかる負担はゼロということになる。待つと言ったのはそういう意味です」

「面白い考えですが……たしかにそうですね。ですがこんな、これではまるでおんぶにだっこです。本当によろしいのですか?」

「さっき言った通りです。男に二言はありません」

 

 なんか俺がかなり譲歩したような言い方だが、もちろんそんなわけがない。たしかに最初こそ俺が丸損だが、軌道に乗れば俺の方が分け前が多くなる。俺としては20倍はゆうに超える利益を出せるとみている。そうなれば9割以上俺が頂ける計算だ。しかも直接自分が何かしなくても自動で勝手に儲けが増えていく。笑いをこらえるのも大変だ。

 

「では提供していただく資金に関しては……」

「ご心配なさらず。借金するようなマネはさせません。全てこちらの負担で事業は進めますし、どんどんお金は使ってもらって構わないですよ。例えば肥料の調合とか、品種改良とか、そういうのも好きなだけ自由に研究してもらって大丈夫ですよ」

「やりましょう!! すぐにでも始めましょう!!」

 

 食い気味に返事して椅子から立ち上がった。どうした? 好きなことをできるのが嬉しいのか? まぁ上手くいって良かった。想像より遥かにチョロかったな。みゅーには後でもう1つロメのみでもあげておけば大丈夫だろう。3人への説明はチハルさん自らしてもらうとして、俺は一応書類でも作るか。といってもそのためには色々必要だな……。今後のこともあるし事務処理用の備品も集めないと。

 

 周りへの根回しと今後すべきことを頭の中で整理し、チハルさんに指示を出した。

 

「正式な書類は後日備品を整えて行いましょう。今はお互いに一筆添える形で契約完了ということにしてよいですか? 細かい内容についても後日準備ができたときに詰めていきましょう」

「わかりました。内容についてのすり合わせなどはあまり詳しいことはわからないので妹達とも相談してみます」

「承知しました。ではこれにサインしてください」

 

 サイン完了。完璧だ。今夜はごちそうだな。ハンバーグかな?

 

「ではお戻りになってもらって大丈夫ですよ。俺は今後するべきことを突き詰めて考えておきたいのでしばらくここで待っています」

「よろしくお願いします」

 

 よしよし出ていったな。あとはみゅーを懐柔するだけ。

 

「レイン! さっきのは強引過ぎるよ!」

「ごめんね。さっきのはお気に召さなかった?」

「んん~~! あんまり悪いことしちゃダメなの!」

「大丈夫! みゅーちゃんにはおいしいきのみをたくさん食べさせてあげるからね。さっき食べたロメのみ、おいしかったよね。もう1つ買って今度はシスイ達と一緒に食べない?」

「みゅ!! 食べる!!」

 

 チョロすぎっ!! やっぱり俺は天才だったようだ。子供の扱いなんざ慣れたものよ。そもそも論理的に会話に付き合う必要などないのだ。相手の欲しいものさえ与えておけば俺の味方になる。ならざるを得ない!

 

 バッチリみゅーをこちら側に引きずり込み、店頭のさっきの場所に戻った。

 

「ダメ!! 絶対にダメよ!! そんな話いくらなんでもおかしいわ! 裏がある!」

「でもウチは別にいいと思うけどなぁ。タダやったら怖いけどちゃんと相手の取り分もあるやん」

「いくらでもお金くれるんでしょ? だったらたんまりもらっちゃおうよ、ハル姉ちゃん! もっとお庭も増やせるよ!」

「うーん。そうねぇ……」

 

 あれ、なんか揉めてるみたいだな。内容的にチアキだけがなぜか反対しているようだ。どうして?

 

「あっ、あんた!! あんたねぇ、うちのハル姉を騙そうとしてるでしょ!!」

「聞き捨てならないね。話は聞いただろ? 何か不満でも?」

「不満? 不満なら……あるわ! あなたの利益の分け方、あれがおかしいわ!」

 

 こいつ、かなり警戒してるな。けど具体的に何が不満、というわけではなさそうだ。少し変な間があった。おそらく話が旨すぎて警戒してる程度のものだろう。なんとか説得するしかない。

 

「どこが?」

「それは……利益の保証よ! あなたは保証と言ったけど、本当に保証されたわけではないわ! 利益が減った場合について考えていないもの!」

 

 ほう、今思いつきましたって感じのしゃべり方だが内容は筋が通ってる。変ではない。

 

「つまり?」

「あなたのせいで売り上げが落ちたらどう責任をとるの? 私としてはあなたがこの店を潰そうとしてるスパイの線もまだあるとおもっているわ。その可能性を消してもらわないと安心できない!」

「チアキ!! 失礼よ!!」

「ハル姉は黙ってて! 交渉は全部私がするっていったでしょ!」

 

 たぶん頭が1番回るのはこのチアキなんだろうな。スパイ云々は本人も本気で思っちゃいないだろうが話を優位に持っていくために持ち出したのだろう。詭弁だが一応乗っかってあげるか。大した痛手ではないし。譲歩したという形も残せる。

 

「では2倍の利益を常に保証し、それを下回った場合は俺が利益の補填をするものとしましょう。売り上げが10万円下がったら俺が10万円払って補います」

「え……」

 

 マジか……っていう顔だな。あっさり譲歩したので戸惑ったか? わざともっとじらした方が良かったかもしれない。

 

「これであなた達のお店が潰れることは100パーセントありません。もっとも、このシステムにあぐらをかいてあなた達がナマケロのように怠け始めれば契約は打ち切りますが」

「……構わないわ」

「ではこれで……」

「まだよ! まだ納得してない!」

「まだ?」

「分け前よ! 分け前が少ないわ!」

「2倍は破格でしょう?」

「うぅ……いや、でもあなたはそうは思ってないはず。そうでしょ? 本当はもっと儲かるんじゃないの!?」

「あのさぁ……俺はここを潰そうとしてたんじゃないの?」

「それは、それも可能性の話よ。どっちもありえるわ!」

「どっちもって……」

 

 なんか無茶苦茶になってきたな。ちょうどいいしちょっと渋る演技でもしようかな。

 

「ここまで至れり尽くせりってことは、あなたにとっても勝算が高く、利益もかなり見込めると考えたわけでしょう? そうでなきゃおかしい。あなた、本当は何倍ぐらいに増えると思ってるのよ! ハッキリ言いなさい!」

 

 墓穴を掘ったね、お嬢ちゃん。それは自分ではわからないと言ってしまったのと同然。完全な悪手だ。しかも俺の言うことを信じるつもりでいる。ある程度納得できる数字を出せば信じるな。

 

「さて、何倍になるか、それは君たち次第なところもあるしなぁ」

「もったいぶらずに言いなさい!」

「まぁ……5倍ぐらいかな」

 

 最低最悪のケースを想定すれば、と心の中で付け加えた。だからウソじゃないよ。

 

「5倍!? そんなに!? あんたねぇ、やっぱりぼったくりじゃない!! じゃあこっちの取り分3倍にしなさいよ!」

「3倍? それは欲張り過ぎでしょう? さっき最低保証までさせられて……失敗すれば俺は大赤字なんだけど?」

「……じゃあ最低保証はなしでいい。その代わり3倍にして!」

 

 なるほどね。こいつは自分の方が持ってる情報が少ないことを理解しているようだ。そのハンデをカバーするために相手の反応を見て何が重要なことなのかしっかり考えているらしい。これだけ頭の回る人材がいるのは心強い。後々役に立ちそうだ。

 

 この短時間で最低保証より分け前アップの方が重要だと気付き、自信を持って取捨選択をした。そこは評価するよ。相手の言葉を鵜吞みにしたことはマイナスだけどね。

 

「それじゃ6:4になる。持っていきすぎだ。よくて2.5倍かな」

「ダメよ! 3倍にして!」

「それは困ったな……」

 

 全然困ってないが困ったフリをしておく。こんなもの誤差程度の差なので即決で了承してもいいがそれだとさらにチアキに追及されるので困った演技をした。

 

「始めから2.5倍にしておかなかったんだからこれは罰よ! 甘んじて受け入れなさい!」

 

 チアキは勝ち誇った顔をしている。やっと満足したか。いちいち相手するのも疲れるよ。内心勝利を確信し、ほくそ笑んでいると思わぬ追撃をくらってしまった。

 

「んみゅ? レイン全然困ってないの?」

「っぐ!?」

 

 しまった……!

 




答え……全部ウソ!!

エイプリルフールだから仕方ないね()

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