その後もジャッジでポロックの鑑定を続けレシピを増やしていたが問題が起きた。
「イタッ!?」
「どうしました?」
「……ごめん、悪いけど少し休ませてくれ。これ以上は……ダメだ」
能力を使うたびに急激に目が痛くなってきた。頭も痛い気がする。しばらく我慢していたがもう無視できない程の痛みだ。これはいったい?
思い起こせば能力の使い過ぎは最初の頃は疲労を伴っていた。アカサビさんを虫取り大会で探した時なんかがそうだ。使い始めは慣れない分負担が大きいのかも。
ズキズキと眼球が痛い。中々痛みが引かないし、限界まで我慢しすぎたかもしれない。たぶんあと1回使ってたらヤバイことになっていた。そんな予感がしてなんとか思いとどまることができた。
エスパーに関しては頼れるのはみゅーちゃんしかいない。少し相談してみよう。俺はみゅーのいる禁断の空間にやってきた。
「みゅーちゃん、入るよー」
「レイン?」
禁断の空間に入ってみるとやはりエスパー全開でボタンを高速連打していた。ほぼTASだな。4つ同時操作の上全て◎になっていそうだ。503というのは限界値なのか……?
「なぁ、きのみを鑑定する能力を使ってたら目が痛くなったんだけど、これってやっぱり使い過ぎが良くなかったのかな」
「そうね。使い過ぎは良くないの。ちょっとずつ慣れていく方がいいよ」
「やっぱりそういうもんか。なぁ、それとさ、どうしてみゅーは俺がこの能力を使えるって教えてくれなかったんだ? もっと早くわかっていれば便利だったのに」
実は気になっていた。みゅーは俺には色々教えてくれるがこのことは今回初めて知った。役立つ場面は今までにもあったはずだ。
「みゅー……レイン全然わかってないのね。みゅーはね、イジワルで言わなかったんじゃないよ? みゅーが教えてもレインが早く能力を手に入れることは絶対にないの」
「本当?」
「その力はレインが本当に必要だと心の底から思わなきゃいけないの。今まではポロックなんて興味なかったよね」
「たしかに……そういうシステムなのか」
「エスパーの力は必ず自分の内側から自発的に生まれるものなの。わかった?」
「……じゃあ俺が願えばグレン達と完全な意思疎通ができる?」
「簡単にはできないよ。みゅーはすごく長い時間がかかったの」
「え? そのへんしんとかの力か?」
「……むっ!」
みゅーはふくれてそっぽを向いてしまった。なんで怒る? へんしんとは別のことで怒ったのかな? それでも怒る理由が謎だ。
みゅーは仕方ないからほっといて、俺は試したいことを試そう。グレンを出して念じてみた。
「んんん~~!!」
「ガウ?」
お手! お手! お手!
「んんん~~!」
「クゥゥゥ……」
何も言わない俺を見て首を傾げるグレン。手が動く気配は微塵もない。
頼む、どうか、届け!!
——たすけて!!——
「え!? 今お前が言ったのか、グレン?」
「ガウ?」
違う、グレンじゃない! アホなことしてたら全然違うのが届いてきてしまった。やっぱりこの声の主はまだ助けられていない! 最初にテレパシーを感じた時から随分と時間が経っている。これ以上待たせたら間に合わなくなる!
いや、すでに遅い可能性も……でも、それでも俺を信じて助けを求めたんだ。俺が行かないと、諦めてはダメなんだ!
——たすけて!! わたしは……ここ……——
これは……頭の中にイメージが浮かび上がってくる!
今度はどこかの風景が見えるぞ! 大きな洞窟、普通とは色が違う。水の音……これは大きな滝だ! その向こうに赤い何かがたくさん見える。もう少しはっきりと見せてくれ!
ズキズキ!!
「いぎぎっ!?」
「ガウン!?」
「大丈夫……ちょっと頭痛がしただけ。それよりグレンッ! 今すぐ出発だ! 今はヒリューがいないし、急いでる! お前しか頼れない! ひとっ走り乗せてくれ!」
「ガウ!」
任せろ! と頼もしい返事を返すグレン。まだテレパシーはできないが、ちゃんと意思疎通はできている。これは後回しにしよう。
今はとにかく滝だ! 滝のある洞窟へ急がないと!
「みゅー、急用だ! 出発するぞ!」
「勝手にして。みゅーはこれが終わったら後でテレポートで追いかけるの。今度は絶対に助けないから、死んでも知らないよ」
「それでも行かないといけないんだ。わがままばっかりでごめんな」
「……」
謝罪と感謝、両方の気持ちを込めてみゅーを抱きしめた。さぁ、もう行こう!
「チハルさん、急用だから俺はもうここを出るよ。みゅーはまだいるから覗かないでくれよ」
「えっ!? どうしたんですか!? それにみゅーさんを置いていくのですか!?」
「大丈夫、あいつは1人で合流できるし、俺もまたここに戻る。あとは任せた! 俺は急ぐから!」
「あっ! 本当に行ってしまうのですか!?」
店を飛び出し、グレンに飛び乗り、俺は滝のある洞窟……“りゅうせいのたき”を目指した。
さすがグレン、レベルが上がって以前よりも数段速くなっている。上に乗るのは久々だから余計に成長ぶりを感じる。
このホウエン地方で滝がある洞窟と言えば2つしかない。“りゅうせいのたき”か“チャンピオンロード”だ。そしてチャンピオンロードはカントー地方ではなかったのでここでもない可能性が高い。しかも色が特徴的だった上に距離的にも近場にある“りゅうせいのたき”からのSOSと見て間違いないだろう。
方角もばっちりだ。サン・トウカからならばカナズミシティのある方へ走っていってそのままその先へ抜けていけば洞窟に到着できる。あっという間に街を抜け、荒野を過ぎ、洞窟を視界に収めるところまでやってきた。
「あの洞窟だ! そのまま突入しろ」
「ガウ!」
グレンが返事をした直後、頭上からポケモンの技がとんできた。
「おわっ!?」
「グゥゥ……」
間一髪回避が間に合い、グレンは掠った程度で大したダメージはなくすぐに警戒態勢をとった。俺もなんとか振り落とされずに持ちこたえ、攻撃が来た方を見上げた。
「ごめんね~~ここは通行禁止なんだ。悪いけどかえってくれない?」
「ボーマンダ!?」
今はジャッジの使い過ぎでアナライズも使えない。レベルは推測するしかないが50をくだらないのは間違いない。
グレンへの攻撃……技は確認できなかったが全力で止めにきた一撃。威力は低くはないはず。だがたいしたダメージにはなっていないようだ。おそらくレベルは50台だな。
このままグレンで倒せる!
「かえんほうしゃ!」
「ガウッ!!」
グレンから飛び降りて指示を出す。相手は余裕をもって攻撃を躱した。トレーナーは乗ったままだ。あの急激な横移動でも涼しい表情。服はマグマ団の下っ端が身に着けている赤い服装だが使うポケモンといいトレーナーの力量といい只者とは思えない。
「こりゃ手加減が通じる相手でもないか」
「帰る気はなさそうだね~」
えらく余裕だな。俺のグレンとのレベル差がわからないわけでもあるまいに。何か策があるのか?
グレンだけでは危ういか……。
「ユーレイ」
「ゲン!!」
阿吽の呼吸で放たれた技は出会いがしらの“さいみんじゅつ”……勝負あったな。
「かみくだく!」
「バカな!!」
ユーレイさんが返り討ちにされた! 相手は眠ることなく元気に反撃。ユーレイさんはタスキで耐えたが不一致抜群で一撃とは……攻撃力もべらぼうに高い。さいみん無効にレベル不相応な能力。なんか既視感があるぞ?
もしかしなくても、いつも俺がやってたアレか?
「待ち伏せされたか。これは“みがわり”に“りゅうのまい”? 念入りなことだ」
「あれれ? もうバレちった? やっぱり君は侮れないみたいだねぇ。……面白い想像力だ」
こういう技の使い方はこっちの世界の住人じゃ中々できない発想だ。どういうわけなのか気になるが、バトルに集中しないとかなりマズイ。
おそらく能力はASが4倍。こうなるとレベル差なんてあってないようなものだ。積みポケ相手に“へんしん”持ちのみゅーがいないのはかなり痛いが、なんとかしてみせる。
「ユーレイ突っ込め! 7」
「何を企んでるのかな?」
ユーレイを突っ込ませながらイナズマとヒリューをくりだした。これは公式戦じゃないから1vs1に拘る必要はない。出し惜しみはなしだ。
「その手は喰わないよ。かえんほうしゃ!」
やっぱりユーレイは攻撃できなかったな? ボーマンダは“かえんほうしゃ”を後方に控えていたポケモンに撃ってきた。
ここでヒリューを狙ってくるとは、中々どうしてイイ勘をしてやがる。
ボウッ!!
「ゴウゴウッ!?」
「やけどか……」
「アハハッ! これでその子もオシマイだね。この子、やけどさせるのが上手くってごめんね」
言ってくれる。なるほど、やけどにすることも込み込みでヒリュー狙いってことは、攻撃と特攻の区別もついているのかもしれない。相当な手練れだ。
だが……それでも俺には届かない。
「イイ勘してやがる。でもなぁ……想像力が足りないぜ?」
「……!」
「ヒリュー! ぶちかませ! ほえろ!!」
「ほえる!?」
これは公式戦じゃないんだぜ? なんでもありのストリートファイトなんだ。
ゲンガーはゴーストタイプ。いきなり突っ込めばこいつほどの手練れなら“みちづれ”ぐらいは警戒すると信じていた。そしてそれこそが俺の切り札だと考えてくれる。そこで油断した相手に“ほえる”がぶっ刺さる。
ユーレイを突っ込ませたときに呟いた番号はヒリューのボールを叩きながら言っていたんだ。だから、ヒリューはボールから出てきたときには技の準備に入っていた。
だけど“ほえる”は後攻技だから発動までに時間がかかる。その間に“ストーンエッジ”とかで一撃KOされることが負け筋。だから目くらましとしてイナズマも一緒に出していたんだ。プテラを狙ったのは良かったが、技の選択を間違えたな。
まぁ、“ストーンエッジ”とかが飛んで来たらイナズマで“まもる”を使って盾にするつもりだったから、どのみちではあるけど。
「チルゥゥゥ!!」
“ほえる”の効果で強制的に手持ちから出てきたのはチルタリス。こいつ、ドラゴン使いか。ホウエンじゃ珍しいタイプ系統だ。りゅうせいのたきだからドラゴン使いなのか?
「こんなにあっさり突破されちゃうなんてね。君の実力はよ~くわかったよ」
「だったらどうする? マグマ団?」
「知るべきことは知れたからね。わたしはこのへんでドロンしますよっと」
そのままチルタリスに乗って逃げやがった。なんだったんだあいつは? 本当にただのマグマ団なのか?
気になるが今はのんびりしている場合じゃない。深追いせずさっさと洞窟の中へ行こう。マグマ団がいるってことは今助けを求めた誰かが襲われている可能性は高い。ユーレイ達を戻して再びグレンに跨りりゅうせいのたき内部へ突入した。
ここがりゅうせいのたきか……。
なんて場所だ。洞窟内は陽の光など差し込まないはずなのに明るく輝いている。厳かで神秘的な空間だ。中は高低差が激しいがグレンの足なら障害にはならない。軽やかな足取りで上へ上へと登っていく。登り切った先では赤色の服装に身を包んだ集団が視界いっぱいに待ち構えていた。
「侵入者だ!?」
「見張りはなにしてやがる!!」
ざっと30人ほどか。ここまで大人数でってことはよほど大事な用なのか? それともアクア団との抗争か?
「アクア団はここに来てる? アオギリさんに渡すものがあるんだけど」
「なにっ!? てめぇアクア団の手先か!?」
アクア団なんて予想外だってツラだ、これは。この反応だとアクア団は関係なし。大事な用があるってことか。
「いけっ!!」
「おらっ!」
ポンポンポンッ!!
次々と放たれるポケモンの軍団。全部グラエナ。おっと、1人だけバグータか。たぶんあのバクーダを出したのが幹部だな。
エサ多数に炎タイプが一体。ちょうどいいな。
「出てこいアカサビ」
「ッサム!!」
「狩りの時間だ。お前ならこの程度の敵……何体いようが関係ないだろ?」
「サム!!」
「やっちまえ!」
「バカ野郎が!! てめぇグラエナの特性知らねぇな!?」
「ぶっつぶせ!! シャドーボールゥゥ!!」
知ってるよ。“いかく”が30発入って攻撃力は地の底までダウンしている。それでも関係ないんだよ。ホウエンで強くなったのはシスイだけじゃない。
ビュウウウゥゥゥゥゥゥ!!!
アカサビの放った技が敵全体に襲い掛かる!
バチバチッ!! こうかはばつぐんだ!!
「ギャアアァァァァ!? とんでもねぇ数がやられた!? ほぼ全滅だ!?」
「なんだこれ!?」
「しかもシャドーボールが当たってもビクともしねぇ!!」
数発は敵の攻撃を受けたがアカサビは微動だにしない。そりゃそうだ。今のアカサビさんは元々のレベルに加え、能力が4段階上がっている。生半可な攻撃じゃビクともしねぇよ。
タネは簡単。アカサビさんの新技、“ぎんいろのかぜ”だ。こういう多数対1の戦いは結構ある。イナズマの“ほうでん”頼みっていうのもよくないし、アカサビにも覚えさせてみた。レベルが高いから特殊攻撃も悪くないんだよな。しかも、“ぎんいろのかぜ”の恐ろしさは全体攻撃でありながら追加効果は1体ずつに対して発生すること。つまり、敵が多ければ多いほど、アカサビは際限なく能力を高めていく。
今回は10%の抽選を4回引き当てた。
「いくら強かろうが、所詮は虫ポケモン! しかも炎4倍弱点だ! マグマ団に歯向かったことを後悔しろ! オーバーヒートだ!」
「バグゥゥゥゥ!!」
ドォォォォン……!!
“オーバーヒート”がアカサビに直撃。避けられなかった? いや違う。避けるまでもなかったんだ。
「なにかした?」
「バカな……ありえない……ありえないぞっ!!」
アカサビさんも茶目っ気あるね。目で視なくてもわかる。能力が上がった分で弱点4倍はほぼ相殺だ。等倍ならレベル30や40のポケモンの攻撃なんざ、ダメージにはなんねぇよ。
「もう1回、今度は人間さんにも当てて黙らせてやれ」
「待て!! 早まるな!?」
「こいつ外道か!? ギャアアアア!!!」
悪の組織に外道呼ばわりされる筋合いはねぇよ。“ぎんいろのかぜ”を人間にも当ててゲームセットだ。
やはりというべきか、こうかいまひとつのバクーダの影に隠れてリーダーの男は耐えきったな。尋問は1人残っていれば十分だ。
「くろいまなざし」
「うぎっ!?」
「でんじは、みねうち」
「うぎぎ、がはっ!?」
「さぁ、悪いことは言わないから、俺の質問におとなしく答えなよ」
「……」
「さもないと、つらーいつらーいオシオキが待ってるよ?」
みゅーちゃんはこの場にいない。ブルーもいない。助け舟は……ない!
~~~オシオキ中~~~
こいつらの目的はわかった。Lと呼ばれるポケモンを追い続けて、ようやくこの滝に追い込んだらしい。
Lって……どこぞの探偵かよ?
ポケモンが技を使えなくなる“おんねん”装置で技を封じて追い込んだそうだ。こいつはこの下っ端共のリーダーみたいだが、幹部ではないようで、ポケモンの詳細や名前は知らされていないようだ。
「まぁ、ウソは言ってねぇようだ」
「じゃあ、俺は助け……」
「けど、肝心なことを伏せているよな?」
「!?」
「今なら、正直に言えば許してやるけど?」
「くっ……こいつ、拷問のプロかよ!?」
「はぁ? 答えるのか? 答えないのか?」
「待て! わかった、話す!! 俺達はそのポケモンが隠し持っているというある力を求めていたんだ。ポケモンの力を引き出す、選ばれたものにしか扱えない特別な力……それさえあればアクア団にも負けることなんかねぇんだよ!」
拷問じゃねぇ! 尋問だ、尋問っ! 人聞きの悪い。
しかし特別な力か。こいつも詳細は知らない感じだな。上のリーダーは頭の切れる男だ。敢えて重要な情報は部下には教えていない。そしてこの下っ端達はただただ作戦を遂行するための駒としてその役割を全うしようとしている。簡単に情報を吐いてしまう辺り忠誠心は足りていないが、リーダーのカリスマってやつは中々のものみたいだな。
「お前らが捜してるポケモンはどこにいる?」
「それがわかったらとっくにここから引き揚げてるよ!」
なるほど、それもそうだ。あとは自力で探すしかない。
「これは貰っていくぜ?」
「あっ!?」
マグマ団の発信機をてにいれた!
その後も何度もマグマ団に遭遇した。ちぎっては投げ、ちぎっては投げ……アカサビさんが全て始末してくれた。
「ミッションフェイラー……Lに逃げられた」
お? 発信機に反応アリ。さっきの男の声、こんな感じでいいか?
「逃亡先と失敗の原因は?」
「ハジツゲ方面へ、包囲網が崩壊してその隙を突いてLは逃亡」
なるほどね。ポケモンは自力で逃げたのか。SOSを出してたのはそのLっていうポケモンで間違いなさそうだし、釈然としないけどひとまず一件落着でいいのかな。
そのまま洞窟を抜けると、外ではみゅーが待っていた。
「おそいよ」
「おぉ、わるいな。待たせた」
なんかみゅーに会うのが久しぶりな気がする。なんでだろうな?
「また悪いのと戦ってたのね」
「まぁな。今回はお前の手助けなしでも余裕だったぜ?」
「当たり前なの。レインは油断しなければ強いんだから」
一応チャンピオンだしな。
しかし、そう考えるとあのボーマンダ使いはいったいなんだったんだろうな? 並みのトレーナーならあのボーマンダ一体であっさり全滅だ。俺の裏をかいた立ち回りに、“みがわり”なんてシャレた技まで使いこなす。まさか俺の同郷じゃあるまいな? 俺一人が特別だなんて考えるのは烏滸がましい考えだ。十分ありえる……のか?
今にして思えば、トウカの森に入る前に見えたボーマンダ……あれはあのトレーナーのボーマンダだったんだろうな。そうするとマグマ団は結構長い間あのりゅうせいのたきで潜伏していたことになる。そんなに追い回されて、SOS出してたポケモンの方は本当に大丈夫なんだろうか?
やっぱりなんか心配だな……。
「レインッ! ねぇ、きのみのお仕事、忘れてないよね?」
「仕事?」
「ポスター貼るんでしょ! 持ってきたから、今から街まで飛ぶよ」
「は!? ちょ、いきなりすぎ……」
みゅん!!
次の瞬間には俺は街の中にいた。ここは……たぶんハジツゲタウン。もう着いたのか。
みゅーのヤツ、やけにせっかちだな。さっきは行かないっていったり、すぐにテレポートしたり。りゅうせいのたきがキライ……とか?
でもなんとなく違う気がするし、聞いても答えてくれなさそうだ。
「レイン、早く来て。ポスター貼るよ」
「ハイハイ」
そういえばこういうポスターって勝手に貼っていいんだろうか? まぁ文句言われたら外せばいいか。とりあえず貼っていこう。
ここは大きなコンテスト会場があってコーディネーターはよく来る街だ。ジャンジャン宣伝しないとな。
みゅーちゃんに会うのが久しぶりな気がするのはものすごく外的な要因のせい()