円卓の騎士が幻想入り   作:日本人

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戦闘描写が上手く書けねぇよぉぉぉぉお!!!
あと妄想全部ぶっこみたくてカオスになっちまったよぉぉぉぉぉぉお!!!


あと遅くなりましたがあけましておめでとうございます。今年もこの小説(駄文)をよろしくお願いします。


もう1人の白面金毛九尾の狐

「「「「「「・・・・・・・・」」」」」」

その場にいた者達は人妖問わず固まっていた。それはそうだろう。突然召喚陣が起動したかと思えば二人の人間(?)が現れ、今まさに絶望のどん底に叩き落とされていた紫に手を差し伸べているのだから。誰もが一言も発せない中、

「「痛っ」」

二人の少女の声が響き渡る。声を上げた片割れである紫は自身の右手の甲に目を向ける。そこには先程までは無かった紅の紋章が浮かび上がっていた。

「えっ・・・?何・・・これ・・・」

「む、それは令呪!それに私と魔力回路《パス》が繋がってる・・・ってことはアナタが私のマスターですね?」

「え・・・?マスターって・・・?」

「はい。サーヴァント・キャスター、御身の願いを聞き届け馳せ参じました。これより、貴女の剣となりましょう」

「サーヴァント・・・?それにキャスターって「すまないが少しいいだろうか?」・・・え?」

紫は既に混乱の極みである。突然変な二人組が現れ、右手の甲に変な紋章が浮かび上がり、目の前の九尾の狐は自身の事をマスターと呼び、と既にパンク寸前である。そこに突然赤い外套の男が話しかけてくる。

「君がキャスターのマスターならば私のマスターは何処にいるのだ?まさか二体同時召喚を行った訳でもあるまい?」

「ねぇ・・・」

霊夢が声を上げる。何事かと思いそちらを向く。

「もしかして・・・〝コレ〟?」

霊夢の右手の甲には紫と同じ紅の紋章が刻まれていた。

「ふむ、確かに魔力回路《パス》は繋がっているし令呪もある・・・ということは君が私のマスターか────サーヴァント・アーチャー、ここに馳せ参じた。これより、我が弓は君と共に在る」

「しっかし変ですねぇ?私、まだ前のマスターとの聖杯戦争中だったんですけど?」

「それは私もだよキャスター。どうも我々は〝座〟からではなく前回の召喚地から直接呼び出されているようだ。それに聖杯からの情報によればここは〝我々の居た世界では無い〟様だ」

「まぁ、現代にこんなに妖魔がウロウロしてる場所なんてありませんしねぇ・・・、オマケに私の〝同位体〟まで居るみたいですし」

「おいおい調べていくしか無いさ・・・さて、マスター?今の状況について聞きたいのだが?」

「・・・色々聞きたい事があるけどまぁいいわ。私達は今敵に囲まれていてピンチなの。で、突然召喚陣が光ったと思ったらアンタ達が出てきた」

「敵・・・?」

アーチャーはぐるりと辺りを見回す。キャスターもそれに習う。周囲には武装した兵士達が殺気立ってこちらを向いていた。

「ふむ・・・君達、引く気は無いかね?」

「・・・何?」

依姫が怪訝な声を上げる。

「こちらとしても争い事は好まないのでね。引いてくれると有難いのだが」

「・・・随分と面白い事を言うのね、下賎な地上人如きが」

豊姫がクスリと笑いながら殺気を向けて来る。

「マスター、話が通じないのだが?それと地上人とはどういう事かね?」

「・・・向こうは鼻から話を聞く気がないわよ。アイツら月人は私達地上人を見下してるから」

「成程、彼女達が・・・」

「なーんか気に入りませんねぇ」

キャスターが軽くイラついたように言う。

「キャスター、気持ちは分かるが抑えてくれ」

「だって私は月の王たるご主人様に仕えていたんですよ?こんな連中が月の民だなんてご主人様が知ったらどれほどお嘆きになる事か・・・」

「・・・待て」

よよよ・・・と崩れ落ちる真似をするキャスター。月人達は聞き捨てならないとばかりに目を鋭くする。

「〝月の王に仕えていた〟?貴様は月詠様に仕えていたと言うのか?」

「はぁ?あんな地味子と麗しき私のご主人様を一緒にしないでください」

「なっ・・・!貴様ッ!月詠様への侮辱は許さんぞッ!」

「だって事実ですし?」

「きっさまぁッ!」

激昂する月人達。アーチャーは呆れたように言う。

「キャスター、煽らないでくれ」

「だって事実なんですからしょうがないでしょう?」

「・・・それでもだ」

「はーい。ま、ここは私だけで充分ですからアーチャーさんは私のマスター連れて下がっていて下さい。腰が抜けてるのか動けないみたいですし?」

「全く・・・なら頼んだぞ?」

そう言うとアーチャーは紫をお姫様抱っこで抱え上げる。

「へっ?えっ!?」

「すまないが少し我慢してくれ。キャスターから君の避難を頼まれたのでね」

「ぅ、うん・・・」

紫は思わず顔を赤らめる。その様子を見てキャスターはニヤ付きながら月人達に向き直る。

「さて、と・・・始めましょうか?」

「貴様・・・たかが畜生風情が我らに叶うとでも?」

「畜生風情ねぇ・・・ならば名乗らせて貰いましょうか?

 

 

 

今宵、この幻想の地へ降り立つは

 

幾多もの治世を滅ぼした大いなる災い!

 

落とした国は数知れず、堕とした男は星の数、

 

付いた異名が白面金毛九尾の狐!

 

我が真名は玉藻の前!さぁ、覚悟は・・・宜しいですか?」

何処からともなく豪華な装飾が施された円盤を取り出し、名乗りを上げるキャスター────玉藻の前。紫は思わず耳を疑う。その名は自身の式である八雲藍の〝過去の名〟であるからだ。そんな紫の心境も何処吹く風、戦いは始まった────否、それは戦いでは無い。

 

 

 

────一方的な蹂躙である

 

 

 

「ほいっと!」

そんな声を上げ、キャスターは腕を振るう。その動きに合わせて円盤は宙を舞い、月人達に襲いかかる。

「ッ!?」

「速いっ!?」

かろうじて綿月姉妹はそれを躱す。体勢を立て直した依姫は周囲の兵士達に命じる。

「目標目の前!撃て!」

が、いつまで経っても銃声が聞こえない。

「どうした?早く撃ッ!?」

思わず兵士達の方を向くと既に兵士達はこと切れていた────体から無数剣を生やして。

「馬鹿なッ!?」

抜剣する音は聞こえ無かった。そして兵士達に突き刺さっている剣は百本を超えている。それ程の数が何処から?必死に思考する依姫だが、それを許すキャスターでは無い。

「炎天よ、迸れ!」

キャスターが呪符を投げつける。呪符は炎塊となって依姫達に襲いかかった。

「くっ、《建御名方神》よ!」

依姫は自身の能力を使って建御名方神の力を身に纏い、炎塊を切り払う。豊姫は弾幕をキャスターに放つが、

「『呪法・黒天洞』」

キャスターの張る結界に全て阻まれる。

「妖怪如きが・・・!ならば斬り捨てる!」

依姫はキャスターに接近し、斬り捨てようとし────

「・・・ふっ!」

「がっ!?」

「依姫ちゃん!?」

────キャスターの拳が依姫の腹にのめり込み、依姫の体がくの字に折れる。キャスターはそのまま依姫を豊姫の方向へ蹴り飛ばす。豊姫は何とか依姫を受け止める。依姫は気絶していた。

「生憎私、接近戦も出来るキャスターなので」

さらにキャスターは呪符を取り出し、投げつける。

「氷天よ、砕け!」

今度は呪符は氷塊となって彼女らに降り注ぐ。豊姫は何とか迎撃するが、砕けた氷刃が彼女の肌を切り裂く。

「きゃぁあああああ!!!??」

その光景を霊夢達は信じられないと言った表情で見ていた。無理も無い、彼女らが決して叶わない程の実力者がこうもあっさりと叩き潰されているのだから。

「よく覚えておけ────」

そんな中アーチャーが視線を霊夢達に向け、口を開く。

「────〝コレ〟が我々英霊だ」

「・・・貴方の〝アレ〟も?」

「そうだ」

霊夢が言う〝アレ〟────〝何も無い空間から剣を生み出した〟事だろうと、アーチャーは辺りをつけ、キャスターの方に視線を戻した。

 

 

 

「くっ・・・」

勝てない────豊姫は既に目の前の相手に勝つ事が出来ない事を悟っていた。既に彼女の目的はどうやって豊姫を逃がすがに変わっている。そんな彼女の心中を察してか、キャスターの攻撃はさらに激しくなる。

「言っておきますけど逃がしませんよ?またこんな事になるなんてごめんですからね」

「くぅ・・ッ!」

豊姫は弾幕を放ち、何とか攻撃を凌ぐ。しかし、そのスキをついてキャスターは攻撃を放つ。

「そこっ!」

「くぁあああ!?」

豊姫は気絶している依姫事吹きとばされる。キャスターはトドメを刺そうと追撃しようと彼女らに近づく。

 

 

聖剣集う絢爛の城(ソード・キャメロット)

が、突如現れた焔の壁に阻まれる。

「なっ!?コレってレオさんの!?」

 

 

 

「これは・・・?」

豊姫は目の前の炎壁がキャスターからの攻撃から自分達を守った事を理解した。だが何者が?そんな思考に囚われていると足音がした。その方向を向くと、身体中に傷を負い、所々黒焦げた鎧を纏う銀騎士────ベディヴィエールが立っていた。ベディヴィエールは豊姫達を一瞥し、

「撤退を」

それだけ言って炎壁の中に飛び込んで行った。

「彼は・・・?」

疑問は尽きなかったが依姫の事もあり、豊姫は妹を連れ、月に撤退していった。

 

 

炎壁の中に飛び込んで来たベディヴィエールを見て霊夢達は驚愕する。それ程までに彼はボロボロだった。

「霊夢・・・なぜ異変の主犯達と?」

ベディヴィエールは霊夢に問う。が、霊夢が口を開く前に凶悪な笑みを浮かべたセイバーがベディヴィエールに斬り掛かる。ベディヴィエールその一閃を受け止める。

「くははっ!まさか生きておるとはなぁ!」

「黙れ獣風情が・・・ッ!」

そのまま彼らは斬り合いを────

「ストーーーーープッ!」

────行なおうとしたところでキャスターの叫びによって阻まれる。

「とりあえず御二方共、状況を整理したいので斬り合いはあとにしていただけるとありがたいんですが」

それに便乗するような形で霊夢も言葉を発す。

「ベディさんも落ち着いて!異変はもう解決したから!」

「・・・それはどういう事ですか?」

 

 

 

 

「・・・つまり先程の彼女らは敵でそれに対抗するためにセイバーを呼び出し、こちらの人々を操っていた、と?」

「えぇ、そうよ」

ベディヴィエールの目の前には永琳が立っている。彼女は彼にこれまでの異変の詳細を話しているところだった。

「成程、詳細は分かりました・・・が、私は貴女達を許す事は出来ない」

「分かっているわ、それだけの事を私達はしたでもね────」

永琳はそこで一旦言葉を区切る。

「────全ての事は私が支持したこと。恨むなら私だけを恨んでちょうだい」

「・・・善処しましょう」

それだけ言ってベディヴィエールは去ろうとする。

「待ちなさい」

しかし永琳に呼び止められる。

「まだ、何か?」

「私はこれでも医者よ?貴方、その怪我で治療も受けず帰させるとでも?」

何か言おうとしたベディヴィエールだが、永琳は「言い訳は聞かないわよ?」との事だ。

「・・・しばらくよろしくお願いします」

「よろしい♪」

そのまま永琳に連れられベディヴィエールは永遠亭の中に入っていった。

 

 

────ここに後に〝永夜異変〟と呼ばれる異変は幕を閉じた

 




キャス狐はEXTRAから、アーチャーはstaynight+Grandorderみたいな感じになってます。

あとこんな名乗りは作者の気分で出てきます。ご了承ください。
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