片翼の奏者が復刻して書きたくなった。何番煎じか解らないけど

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初投稿です。


ガングニール姉妹っぽいの

2課が保有するシミュレーション室そこででガン、ガンっと金属がぶつかり合う音がする。

 「おらっ」

 「ハァッ」

 そこで二人の歌姫が槍をぶつけ合っていた。

 赤い髪を靡かせて戦っているのは日本の二人組アイドルユニットのツヴァイウイングの「天羽 奏」

 桃の髪を揺らし戦っているのはわずか2か月で米国チャートの頂点まで昇りつめた新進気鋭「マリア・カデンツァヴナ・イヴ」

 二人ともガングニールの適合者であった。

 「でりゃぁぁ」

 奏が力強くマリアに槍を叩きつける。

 「甘い」

 マリアが奏の槍を受け止る。そして、マリアのマントが蠢き奏に攻撃を仕掛けた。

 「のわっ!?」

 奏はたまらず距離をとった。

 「テメェマントはずりぃだろ!」

 「あら、使える物は何でも使う戦いの基本でしょ?」

 「へっそうか…よっ!」

 突然奏の背後から何かが飛び出しマリアに襲い掛かる。

 「ッ!?キャァァ!」

 マリアは何とか受け止めるも吹き飛ばされてしまう。

 「勝負ありだな。」

 奏が持つ槍の切っ先がマリアの喉元へ向けられる。

 「はぁ、私の負けね。」

 「へへっ、私の勝ちだ。」

 奏が槍をおろし笑う。

 「不意打ちとは優雅じゃないわね」

 「使える物は何でも使うって言ったのはそっちだろ」

 「もう」

 「ホラ」

 「ありがとう」

 奏が手を差し出し、マリアがその手を取り立ち上がる。

 「奏、さっきのは何?」

 「ん?ああこれか?」

 奏の背後からワイヤーがくっついたブレードが現れる。

 「それは…尻尾?」

 よく見るとそれは腰から生えていた。

 「おう、アンタのマントを真似してな、了子さんに着けてもらった。」

 「それは鼻が高いわね。」

 「私も使える物はどんどん吸収していかないとな。それに……」

 「それに?」

 「いつまでそっちと繋がってるかわかんねーからな。」

 「奏、あなた」

 「今回は助かった。何せ私以外のガングニール奏者なんていないからな。」

 「あら響は参考にしなかったの?」

 「アイツは色々特殊過ぎるんだよ。」

 「確かにそうね」

 お互いに笑い合う。すると

 「マリアさーん!奏さーん!」

 会話に出ていた。立花響が手を振りながら駆けてくる。それと同時に二人がシンフォギアを解除する。

 「はい、どうぞ助かったわ。」

 マリアが響にガングニールのペンダントを渡す。

 「サンキューな、響。」

 「えへへ、奏さんの頼みならドンとこいです。そういやさっき私の事話してましたか?」

 「ああ、響はすごいってね。」

 「ふふん、実は私はすごいんです。今ごろ気付きましたか。」

 響が得意気に言った。

 「生意気だぞひーびーきー」

 「わわっ!」

 奏が響の頭をワシャワシャと撫でる。

 「このこの」

 「あははは、やめてくださいよー」

 奏と響がじゃれ合う、それを見ていたマリアがふと

 「あなた達って姉妹みたいね。」

 といった。

 「えへへ、そー見えますかマリアさん」

 「んー確かに妹みたいな感じがするな、私の妹が生きてたら響ぐらいの歳だったし」

 「え」

 「あ、そのごめんなさい」

 「ん?ああ悪い気にすんな。」

 「だけど」

 「あーもう、二人ともラーメン食いに行こうぜ、近くにうまいラーメン屋があんだよ。今日は訓練に付き合ってくれたお礼に私が奢るからさ。なっ」

 「…わかったわ。」

 「ほら響も」

 「はい」

 「おっし、決まりだなシャワー浴びたら案内してやるかな響は外で待っててくれ。」

 「はいっ」

 響が元気よく外へと駆けていった。

 「マリア行こうぜ」

 「……」

 「マリア?」

 「え…ああごめんなさい少しぼーっとしてしまって」

 「大丈夫か?もしかしてさっきのダメージが」

 「大丈夫よそんなのじゃないから」

 「…わかった。でも何かあったら私に言えよ。」

 「ええありがとう。」

 

________________________________

 

 

 

 少し寒くなりはじめた町の中を三人の少女達が歩いていく。

 「楽しみだなー、奏さんオススメのラーメン屋。」

 「スッゲーうまいから楽しみにしてな。」

 「……」

 「マリア?」

 「マリアさん?」

 「…え、ああ、何かしら?」

 「もしかしてマリアってラーメン苦手だったか?」

 「いえ、ラーメンはけっこう好きよ。」

 「じゃあ、マリアさん歌姫的にラーメンNGだったりして。」

 「大丈夫よ、ラーメン食べたぐらいで体重が増えるような柔な鍛え方してないわよ。」

 「じゃあ、どうしたんだ?」

 「だから何でもないわ。それより奏あなたのオススメのラーメン屋はどこ?」

 「ああ、もうすぐ着くぞそこの角を曲がった所に、」

 奏が言い切る前に街にアラームが鳴り響く。

 「これは!」

 「奏さん!!」

 「ああ、なんつータイミングの悪い」

 「「「ノイズ」」」

 奏の携帯が震える。

 「奏君!!」

 「弦十郎のだんなわかってる。ノイズだろ」

 「ああ今すぐ現場に急行してくれ。」

 「わかった。」

 奏は電話を切って送られてきたマップに目を通す。

 「そういう事だ。手伝ってくれるか?」

 「もちろんです。奏さん。」

 「ええ、いいわよ。」

 「サンキュー、ラーメンはお預けだがトッピング追加してもいいぞ。」

 「本当ですか奏さん?」

 「ああ、もちろん」

 「わーい、やったー!これは気合い入れないといけませんね。マリアさん」

 「ええ、そうね。」

 「おっし、いくか!」

 「はいっ!」

 「ええ!」

 

________________________________

 

 

 ノイズが現れたのは海岸だった。そこで

 「でりゃぁぁ!」

 奏の槍がノイズ達を穿ち

 「おりゃぁぁ!」

 響の拳がノイズ達を砕き

 「ハァッ!」

 マリアのナイフがノイズ達を切り裂いていく

 「これでラストぉぉぉ!」

 そして奏の尻尾が最後のノイズを貫いた。

 そして、弦十郎からの通信が入った。

 「戦闘終了だ。付近にノイズ反応はない。時期が時期だったため今のところ被害は確認されていない。」

 「良かった。」

 「奏君どうだ新しい装備の具合は?」

 「スッゲー使いやすい、まるで最初から尻尾が生えたみたいだ。」

 「もちろん、この天才考古学の私が作ったんだもの当然でしょ」

 了子が通信に割り込んできていった。

 「サンキュー了子さん。」

 「どういたしまして。そうそう奏ちゃん、後で装備の使い心地の報告書出しておいてね」

 「うげ、マジか」

 「作ったのは私でも、使うのは奏ちゃんあなたなんだから細かい調整はしていかないと」

 「そうだぞ、奏君こういう細かい事が後に繋がっていくんだ。」

 「わかった、わかった帰還したら取り掛かるよ」

 「よろしい。それじゃ、またね」

 「気をつけて帰還してくれ。」

 弦十郎と了子が通信を切った。

 「ふう」

 海に沈む夕陽を見ながらシンフォギアを解除し一息ついていると、

 「奏、お疲れ様」

 マリアがやって来た。

 「マリア、お疲れ様、今日本当に助かった。やっぱ一人で戦ってた時より楽だったわ。」

 「そう」

 「……」

 「……」

 二人して夕陽を眺める。燃えるような夕陽だ。

 (翼が死んだ時もこんな夕陽だったな)

 「ねぇ、奏」

 「うん?」

 「私にはね妹がいたの、セレナって名前でね。私と同じシンフォギア奏者でアガートラームの適合者だったわ」

 「そいつは」

 「ええ私が装着しているのと同じよ」

 「そっかその妹さんは?」

 「7年前に事故でなくなったわ」

 「なっ」

 「みんなを守るために絶唱を歌ってね」

 「翼と同じ」

 「だからさっきあなたと響のじゃれあいを見て少しセレナを思い出してね」

 「それでか」

 「ええ、それとね」

 そっとマリアが奏の頭を撫でる。

 「マリア何を」

 「セレナが生きてたらちょうどあなたぐらいの年齢だったわ」

 「っ」

 「だから奏、お姉さんとして言わせてもらうわ」

 「なんだよ」

 「寂しいなら寂しいって言いなさい」

 「えっ」

 「奏、あなたは私達が居なくなった後のことを考えているでしょ?」

 「お、おう」

 「いつまでもギャラルホルンのゲートがあるなんて私にもわからないわ。だから」

 「だから?」

 「今くらい甘えたっていいのよ」

 「うわっ」

 マリアが奏の頭を胸に抱き止め優しく奏を撫でる。

 「聞いたわよ。あなた最近また無理をしてるでしょ」

 「誰から?」

 「みんなが言ってたわ」

 「そっか」

 「少しぐらいこの奇跡に甘えたってバチは当たらないわよ」

 「そうだな」

 「ええ」

 (母さんに頭を撫でられた事を思い出すな、私に姉がいたらこんな感じなのかな)

 しばらくマリアの成すがままにされていると、

 「奏さーん!マリアさーん!さっきのラーメン屋行きましょうよー!」

 響が呼んできた。

 「響が呼んでるわ、行きましょう」

 「そうだな」

 マリアが奏を解放し響の方へ歩いていく。解放された奏は夕陽を一瞥し思う

 「奏」

 「奏さーん」

 「今行く」

 願わくばこの奇跡が少しでも続けばいいと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




かなマリを書こうとしたらガングニール姉妹になった。

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