Fate/Ultra Order【本編完結】 作:無限正義頑駄無
第1部まではちゃんと続けようと思います。
しかし作者はFGOをやってないのでイベントや1.5部は情報不足で書けません。
ごめんなさい。
第7特異点。
紀元前2655年の古代メソポタミア。
人類最古の王ギルガメッシュが治めるバビロニア。
それが空を覆い尽くす大量の破滅魔虫ドビシと、根源破滅天使ゾグによって脅かされていた。
対抗していたのはギルガメッシュ王が自らの聖杯で召喚したサーヴァントたち。
それとアーサーさんの恋人にして根源接続者の
そしてオーブそっくりのウルトラマンに変身する
本当はもうひとり、ハヤタ・シンさんというウルトラマンが居たそうなのだがゾグの攻撃で重症を負ってしまい、最後の力でゾグに封印を施して消えてしまったらしい。
この封印は外からの攻撃もシャットアウトしてしまうため、ゾグが封印を解いて出て来るまではこちらも手出しができない。
封印によってゾグが動けないため、襲ってくるのはドビシとドビシの集合体であるカイザードビシだけだ。
1体1体は大したことは無いが、いくら倒しても無限に現れ続けるため、俺たちカルデア組が加勢するも段々と消耗していき、ウルクの住民の被害も増していった。
そしてとうとうゾグの封印が解ける。
それと同時に宇宙戦闘獣コッヴや宇宙雷獣パズズが複数体出現した。
皆はそれらの対応をするために散り散りとなり、ゾグの前に残ったのは俺と馬場さん、そしてギルガメッシュ王だけだった。
「立香、まずは俺が行く」
「でも馬場さん、ふたりで一緒にやった方が……」
「いいから見てろ」
そう言って馬場さんはウルトラマンへと姿を変えた。
「カルデアのマスターよ、よく見ておけ。あの男の選択を」
「王様……?」
選択?
馬場さんは何をするつもりなんだ……?
☆★☆★☆
『今までご苦労だったな、ババルウ星人よ。さあ、最後の仕事だ』
「……」
俺はウルトラマンなんかじゃない。
「暗黒星人」の異名を持つ宇宙人「ババルウ星人」のババリュー。
それが俺の正体だ。
ウルトラマンに封印されたゾグは封印を破るまでの間に、カイザードビシによる襲撃以外にもうひとつの策を弄した。
それが俺……偽のウルトラマンを送り込んで人間から信頼を得て、土壇場で裏切り絶望を与えるというものだ。
ウルトラマンの光線技を再現するため、俺の腕には金属生命体が擬態したブレスレットが嵌められている。
俺とカイザードビシの戦闘も全てお芝居だ。
『まず手始めに、そのふたりの人間を踏み潰せ』
そうだ。
それが俺の役目。
だけど……。
『どうした?早く踏み潰せ!』
「できません……」
『なんだと!?」
俺のことを「ババリューさん」と呼び慕うウルクの子供たちの顔が頭に浮かぶ。
「そんなことできません。俺は今、ウルトラマンなんです!」
『お前はニセモノだ。ババルウ星人だろう!』
「確かに俺は、悪の星の下に生まれた暗黒星人だと思っていました。だけど、この国の皆が教えてくれたんです」
滅びが迫っているにもかかわらず、住民全てが笑顔で活気を失わないウルク。
それを壊したくはない。
「運命は変えられる。俺だって、ヒーローになれるって!」
『……ならば仕方ない』
ゾグの手から光弾が放たれる。
「ぐぁっ!」
『貴様もこの星の人間もろとも滅びるがよい!』
ゾグが何かの技を出す構えを取る。
俺も腕を十字にクロスさせる。
ゾグの光線と俺の光線がぶつかり合う。
拮抗したのはほんの一瞬であっという間に押され始める。
「ぐぅっ……!」
押し負ける、そう思ったその時。
「馬場さん!」
《フュージョンアップ!》
《ウルトラマンオーブ ゼペリオンソルジェント!》
「シェアッ!」
立香が俺の隣に並んで光線を放つ。
来るなって言ったのに……。
だが立香のおかげでゾグの光線を少しずつ押し返している。
これなら……!
『愚かな……』
「何っ!?ぐあぁぁぁぁぁっ!」
ゾグが光線の出力を上げた。
俺と立香は対応する間も無く吹き飛ばされる。
そして俺は変身が解けてしまった。
「馬場さん、その姿は……」
「そうだ、俺はウルトラマンじゃねぇ。暗黒星人のババルウさ。お前たちを騙していたんだ」
「そんな……」
「すまねぇ。所詮俺はニセモノなんだ……」
「……」
立香は自分の背後にあるウルクの町を一瞥すると、無言でゾグへと立ち向かっていく。
罵倒のひとつくらい言われると思ったんだが……。
「がんばれ、ババリューさん!」
「がんばってー!」
「立ち上がって、ババリューさん!」
見ると、ウルクの子供たちが目の前で俺に声援を送っていた。
立香が見ていたのは町じゃなくこの子たちだったのか。
でもどうしてウルトラマンじゃない俺にここまで……。
「たわけ。そんなこともわからぬのか」
さっきまで無言を貫いていたギルガメッシュ王が口を開く。
「貴様は子供たちに対して、ウルトラマンとしてではなく『馬場龍次』として接していただろう。ウルトラマンで有ろうと無かろうと、貴様は子供たちのヒーローなのだ」
「だけど……」
《フュージョンアップ!》
《ウルトラマンオーブ レオゼロナックル!》
「ナックルクロスビーム!!」
立香が姿を変えて、額から光線を放つ。
『ギャアァァァァァ……!』
ゾグは悲鳴を上げながら姿が変わっていく。
そしてゾグは先程の5倍はありそうな巨体の四足歩行の龍のような姿になった。
「あれが
あんな奴の手下に成り下がっていたのか、俺は……。
「ギャオォッ!」
「ぐはぁっ!」
「立香!」
ゾグが放った波動球で立香の変身が解けてしまう。
そして立香の周りに散らばったフュージョンカードをドビシたちが奪っていく。
なんとか1枚は咄嗟に確保したみたいだが、カードが2枚無いと変身はできない。
『貴様は他のウルトラマンの力を借りていただけ。貴様自身は何の力も持たない人間だ。諦めて滅びを受け入れるがよい』
「それがお前の声か。
『何?』
「たとえフュージョンカードが1枚も無くても
、お前を倒すことができるはずだ!俺に、ウルトラマンの資格があるなら!戦えない全ての人たちのために、俺が戦う!」
そう言い切った立香に、ゾグが再び波動球を放つ。
しかしそれは地面から出現した光の球が防いだ。
光の球は立香の手に収まり、1枚のカードになる。
《覚醒せよ、オーブオリジン!》
立香がそのカードをオーブリングに通すと、カードが剣になった。
「オーブカリバー……。とうとう俺を認めてくれたのか……」
立香が剣……オーブカリバーを掲げると、優しいメロディーと共にウルトラマンへと変身した。
「俺は、オーブ。ウルトラマンオーブ!」
剣を手に立つその姿は、とても大きく見えた。
「貴様は子供たちにこう言ったそうだな。『夢を追い続ければ、いつかはヒーローになれる』と。借り物の力を振るっていた未熟者はたった今本物となったぞ。貴様はどうする?このまま指を咥えて見ているだけか?」
どうする、だって?
そんなの決まっている。
「俺だって……俺だって……、負けてたまるかぁぁぁぁぁっ!」
痛みを訴る足を奮い立たせて立ち上がり、金属生命体のブレスレットを投げ捨てる。
「よぉぉぉし!やってやるぅっ!」
俺がそう言ったその瞬間、ゾグが突然苦しみだす。
『な、何だこれは……ギャアッ!?』
ゾグの胸から赤い光が飛び出した。
あれは……、ハヤタさんの封印の残滓?
「ダイゴさん……?」
そして立香の胸からも黄色い光が飛び出し、ふたつの光は俺の左右で静止する。
《ウルトラマン》
『ヘァッ!』
赤い光がハヤタさんの姿になり。
《ウルトラマンティガ》
『チャッ!』
黄色い光が銀のボディに赤と紫のラインが入ったウルトラマンになる。
《フュージョンアップ!》
ふたりの姿が俺と重なり、力が流れ込んでくる。
《ウルトラマンババリュー スペシウムゼペリオン!》
気がつくと俺の身体は赤・銀・紫・黒で彩られていた。
「馬場さんが、ウルトラマンに……」
俺が、ウルトラマン……。
「いけー!ウルトラマンババリュー!」
「オーブと一緒に怪獣をやっつけろー!」
ウルトラマンババリュー。
それが俺の名前。
立香にアイコンタクトを送る。
意図は伝わったようで、立香は頷きを返して俺の横に並ぶ。
俺は先程までとは違い、両手で大きく十字を切る。
「オリジウム……」
「スペリオン……」
「「光線!!」」
俺たちふたりの光線は合体して大きな光線となり、ゾグの身体を貫く。
『ギャアァァァァァ……』
ゾグが砕け散る。
空を覆い尽くしていたドビシたちも消滅し、立香が奪われたカードが空から降ってくる。
終わった……。
ニチアーサーは後悔なく死んだため、ブリテンの救済に興味がありません。
結論→愛歌様大勝利ルート。
出番は次話にて。
ウルトラマンババリュー スペシウムゼペリオン
第7特異点はこれがやりたかったがためにババリューさんを出しました。
もちろん1番はオーブオリジン覚醒ですが。
立香の入手したカード(入手順)
ウルトラマンダイナ
ウルトラマンゼロ
ウルトラマンギンガ
ウルトラマンアグル
ウルトラマンティガ
ウルトラマンガイア
ウルトラマンビクトリー
仮面ライダーX
謎のヒロインX
ウルトラマンレオ
ウルトラマン
また、第1〜第4特異点の間のイベントで、ネクサスとエックスを入手しています。