もしかしたら作者に忘れられている人がいるかもしれませんから、「コイツがいねぇじゃねぇか!」というのがありましたらご指摘下さいなー。
名前 秋瀬直也(アキセナオヤ)
所属 無所属→川田組→裏切り者一行→無所属という名の新勢力(New)
死因 『ボス』に心臓を穿ち貫かれて死亡(他人の為の犠牲)、ただし三回目で覆した
初演 第一話
出典 ジョジョの奇妙な冒険
持越 『矢』『ボス』のスタンド
能力 スタンド『蒼の亡霊(ファントム・ブルー)』及び『レクイエム』
黒髪黒眼、平凡な少年、大抵は私立聖祥の白い制服姿。
私服姿はジョジョ的で奇抜なセンスが光るが、柚葉の受けは悪い模様。
スタンドは蒼いローブを纏った仮面。左側は眼の模様が何個も縦に並んでおり、右眼部分は赤い瞳を不気味に輝かせている。両手の甲にプロペラたいなのがあって、能力使うと回る。
レクイエム化しても外見は変わらなかった。仮面の下に隠された素顔には、ゴールド・エクスペリエンスのように額に『矢』があるらしいが、それを覗ける者は残念ながら居ない。
主人公。九歳。スタンド使い。
本筋である『魔術師』と豊海柚葉との暗闘に板挟みになって悪戦苦闘する傍観者という役割で作られ、序盤は主人公よりもその役割の方が大きかった。
これは『魔術師』と豊海柚葉が舞台の主人公格であっても主人公として書くにはアクが強すぎたが故の苦肉の策。彼等の一人称をほぼ書かなかった理由でもある。
この二人の事を客観視する、物理的に第三者の視点が欲しかったから生まれた主人公(仮)
死因的に誰かに希望を遺して散るツェペリさんやシーザーポジションだった為、『魔術師』と豊海柚葉の暗闘が表面化する頃には必要無くなって死んでいるだろうと作者自身、書いた当初は「明日、売られていく子羊を見るよう」に思っていた。
だが、本筋とは関係無い、「彼の前世の最期の敵」を「ジョジョ的に考えて、時間を操る系のボスにしよう!」と突然思いつき――『他者に殺されたら十秒間巻き戻る』という考えられる中で最悪のスタンド使いが爆誕、この魔都『海鳴市』に出る見込みが当時は全く無かったので幾らチートでも問題無かった。
そして秋瀬直也の運命を劇的に変えた要因、「彼とボスの因縁的に考えて、『矢』ぐらいあってもおかしくないよねぇ」と何も考えずに持ち越して投入したのが運命の別れ道となった。
この当時では、『矢』は奪われて価値が出る騒動の一端、もしくは制御出来ずに暴走する素晴らしい未来としか作者は考えておらず、行き当たりばったりで後の方で都合良く展開出来る伏線になるものをバラ撒いている最中であった。
――北斗の拳で、連載当初はケンシロウの七つの傷が出来た理由を考えていなかったように、悪い部分だけジャンプ式である。
運命が変わったのは作者が『冬川雪緒』の使い道を悩んだ事。実は生きてました、として話の展開上便利な兄貴分キャラを残したが、二十話近く出ていない為、作者自身が存在意義を疑う。
あれこれ秋瀬直也を動かす為に指示役を残したが、結果的に無くても動いていたので、存在が必要無くて作者は非常に焦った。
実は生きてました、という人物でダイの大冒険のアバン先生を真っ先に思い出すが、今後の展開に全く役立てないのに生きてましたじゃ余りにも意味が無い。
そんなご都合主義、作者はどうしても許せませんでした。そして悪魔的に閃いてしまいました。「実は生きてました、ではなく、実は死んでましたにしよう!」と。
そして急遽、思考の彼方に忘れ果てていた『ボス』を抜擢、非常に諦めが悪そうなので、スタンドが成長(変異?)して死体を乗っ取れるように再配置。まさかの『ジョジョの奇妙な冒険』編が誕生した経緯でした。
……この時点で、『矢』を使って前世の怨敵を打ち倒すという未来が確定しましたね。
『矢』を巡る試練を乗り越えた後は名実共に主人公となり、この魔都をボーイ・ミーツ・ガールにしてしまいました。
遊園地回で、作者の暗黒面に著しいダメージを与えました。甘いラブコメなんて作者はシラフじゃ書けねぇっ!
多くの死亡フラグを叩き折り、ラスボスさえヒロインにし、バッドエンドを葬り去った作者最大の想定外。……もしかして、作者はコイツのスタンド攻撃受けてね?
名前 高町なのは
所属 無所属→魔術師陣営→裏切り者一行→無所属という名の新勢力(New)
死因 一度も死んでない為無し
初演 第四話
出演 魔法少女リリカルなのは
作者が想定した最初の物語の流れは、転生者達に一切関わらず、表面上は原作通りに踊るというものだったが、「『魔女』が徘徊しているのに、ジュエルシードを原作通り落とすとか無いわー」という事で早くも路線変更。
「ジュエルシードは全部で二十一個あるし、一人三個配布して令呪扱いで聖杯戦争とか面白くね?」というとち狂った発想で無印の話の流れが完全消滅する。
月村すずか率いるバーサーカー(アーカード)までは想定内だったが、此処で「残り二枠あるし、横道逸れて遊んでも良っか」という思いつきで、まさかの『アーチャー(未来の高町なのは)』が発生する。しかも、著しく病んでいる。
そして折角残り一枠なので、サーヴァントである彼女自身にセイバー(黒)を召喚して貰い、夢のセイバーvsランサーの組み合わせが実現する事に。『Fate/stay night』において心臓を貫けなかったゲイ・ボルグが遂に炸裂……あれ、此処は高町なのはのメタ話だったけ。
初戦でバーサーカー(アーカードの残骸)にボロ雑巾にされ、次にアーチャー召喚して未来知識得て歪んだフェイトと戦い、ワルプルギスの夜をスターライトブレイカーですっ飛ばし、雨天時は無敵のスタンド使いを超遠距離からディバインバスターでぶっ飛ばし、『ボス』狩りで一番危険だからナランチャ宜しく真っ先に狙われて脱落し、秋瀬直也のレクイエム化したスタンドの能力向上具合を確かめる為に模擬戦し、悪堕ちしたフェイトとアルフとユーノに成す術無く撃ち落とされ、フェイトに結局原作通りにスターライトブレイカーをぶちかますなど、原作以上に苦難に満ちた波瀾万丈の戦闘を短い期間で体験している。
すずかの時や、フェイトの時など心が折れかかったが、周囲に支えられて、魔法少女をやり通した。
作者的には管理局に入局しなかった高町なのはを書きたかったので、概ね満足。
原作でははやてにもフェイトにも言えるが、一人で物事を全て背負い込む傾向があったが、この高町なのはは一人で出来ない事を沢山体験して思い知っているので、一人だけで無理せず、周りに頼るという選択肢を持つ事が最終的に出来るようになった。
……ユーノ・スクライアを最初、彼女から離したのもその事を実感させる為だったりする。彼が常時居ると便利過ぎて気付けないし。け、決して作者が忘れた訳じゃないですよ?
尚、ユーノの事もなのはの方で書きますが、便利過ぎたので早期退場。攻撃魔法を使えないだけで、ユーノ君は優秀過ぎたんじゃ。
色々と迷走してなのはとも一時的に敵対したりしましたが、最終的には元の鞘に納まった模様。この魔都に翻弄された者の一人とも言える。
名前 月村すずか
所属 無所属
死因 一度も死んでいない為無し
初演 第九話
出演 魔法少女リリカルなのは
九歳。夜の一族の人。
「吸血鬼なんだから呼ばれるサーヴァントも吸血鬼だろう」という発想で、あのアーカードを召喚する事に。
ただ、当人がマスターに恐らく従わない事、余りにもチート過ぎる事を省みて、確実に劣化するバーサーカーのクラスに、更には城主抜きの残骸だけという変則召喚となる。
アーカードがクラスの制限無しで現界したら、魔都が死都になるから仕方無い処置である。
この事件が終わる頃は冬川雪緒が生きていたが、後の都合で実は死んでましたという事になる。
名前 冬川雪緒(フユカワユキオ)
所属 川田組
死因 足止めの為にバーサーカーと戦闘して殺害される
(先に行け、此処は俺に任せろ)
初演 第一話
出典 ジョジョの奇妙な冒険
能力 スタンド『氷天の夜(ホーリー・ナイト)』
黒髪黒眼、長髪のオールバック、掻き上げた髪は後ろで縛っている。長身でがっちりした体型、厚手の純白外套を羽織り、白豹の毛皮のマフラーを靡かせて可愛らしい。
享年二十七歳。任侠。『ボス』に乗っ取られてから能力説明された人。
話の分岐点(作者の思いつき)の犠牲になった。頼りになりすぎると排除される一例である。
当初は秋瀬直也を動かすに当たって、必要かなぁと思われたが――『矢』出して勝手に動けるようになっていたので、残念ながら必要無かったんだ……。
名前 三河祐介(ミカワユウスケ)
所属 川田組
死因 冬川雪緒の皮を被った『ボス』によって凍結・粉微塵にされて誅殺される
初演 第十一話
出典 ジョジョの奇妙な冒険
能力 スタンド『希望の翠(ホープ・グリーン)』
享年二十一歳。スタンド使いで、その卓越した移動速度から伝令役をこなしていた。
スタンドは『希望の翠(ホープ・グリーン)』で、無能力だが速度だけ突き抜けていた。
『ボス』の正体を探り、気づいてしまったが故に即座に粛清されてしまう。
名前 樹堂清隆(キドウキヨタカ)
所属 川田組
死因 フレイム・タイラントによって心臓爆破
初演 第四十二話
出典 ジョジョの奇妙な冒険
能力 スタンド『雨天の涙(レイニー・ウォーター)』
享年二十四歳。水のスタンド使いであり、雨の中では無敵を誇った。スタンドは『雨天の涙(レイニー・ウォーター)』。
だが、高町なのはに超遠距離からの砲撃魔法によって撃破された為、その真価を全く奮えなかった可哀想な人。
雨天時は余りにも強かったので、高町なのは以外の攻略は思い付かなかったほど。水のスタンドがジョジョ本編にあんまり出ないのは強力無比過ぎる為だと思われる。
コイツの能力を考えた当初は、作者は「雨天時にどうやって倒すの?」と思い悩んだ。
名前 ???
所属 川田組
死因 敗北して宝石化
初演 第四十四話
出典 ジョジョの奇妙な冒険
持越 DS二台 ポケットモンスターBW2
能力 宝石の審判者(ジュエル・ジャッジメント)』
享年三十六歳。ダービー兄弟みたいな、敗者を宝石にするスタンド『宝石の審判者(ジュエル・ジャッジメント)』を持つ。
彼のポケモンに対する愛は、誰もが認める処であり、秋瀬直也と豊海柚葉の胸に深く刻まれた。
一方、高町なのはは着いて行けず、常時頭を傾げていたとさ。あの時代、まだ攻撃特殊が分離していなかったし。
「ダービー系のスタンド能力を出したい!」という作者の強い欲望で生み出された。だが、単純なゲームでは柚葉に勝てる見込みが全く無いし、見所もありゃしない。
困った作者は首を傾げて思い悩んだ。そして思い浮かんでしまった。「ゲームなんだから、ポケモンをやっても問題ありませんね!」と。
この時の作者はのりのりで書いたが、ガチ環境のポケモンバトルを書くのがあんなに苦行だとは知らなんだ……!
本来は一戦目は負けて、次の試合選択で柚葉がまたポケモンバトルを選んでリベンジするという流れだった。だが、二戦目を構築する気力が作者には無かったんや!
名前 赤星有耶(アカボシアリヤ)
所属 川田組
死因 ???
初演 第四十六話
出典 ジョジョの奇妙な冒険
能力 『炎天下の暴君(フレイム・タイラント)』
二十ニ歳。世にも珍しい女のスタンド使い。
コイツも能力考えた当初はどうやって勝つんだろうと思い悩んだが、秋瀬直也によって予想以上に呆気無く片付けられた。
視覚出来ないスタンドが天敵だった。ぶっちゃけ決まったら終わりの能力は(作者的に)使い辛いと思います。
キラークイーンみたいに人型だったら、まだまだ強かっただろうが、スタンドの像が飾りだった彼女には望むべくも無い。
名前 『ボス』
所属 川田組
死因 ファントム・ブルーに頭部を破壊されて死亡(悪は正義によって滅びる)
初演 第二十六話
出典 ジョジョの奇妙な冒険
能力 スタンド『負け犬の逆襲(アヴェンジ・ザ・ルーザー)』
最初は回想のみの存在だったが、まさかの大抜擢によって『ジョジョの奇妙な冒険』編のトリを飾る。
その最期までジョジョ的なラスボスだった。前世の因縁からレクイエム化まで、非常に美味しい役どころである。
コイツを書く時は非常に楽しく書けたが、一回だけコイツが原因で筆が止まった時があった。
それは――「柚葉を相手にどうやって追い込むの? つーか、間違い無く殺されて勝てないぞ?」と作者自身が思い付かなかったからである……!
勝てる未来が見えなかったのは作者であり、必死に勝てる手順を思い描いたのは秘密である。
ファントム・ブルー・レクイエムが柚葉とまともに戦えたのはライトセイバーを拳で弾けたからであって、普通のスタンドは絶対防げないので幾ら反応出来ても死亡確定なのである。
名前 豊海柚葉(トヨミユズハ)
所属 不明→裏切り者一行→時空管理局→無所属という名の新勢力(New)
死因 無し(二回目で覆している為)
初演 第五話
出典 スター・ウォーズ
持越 無し(ライトセイバーはミッドチルダで材料を自力で集めて作成)
能力 フォース(未来予知・念力操作、洗脳など何でもござれ)
赤髪蒼眼、ポニーテールで後ろ髪がふっさふさ、黒いリボンで着飾っている。腹黒い笑みが似合う美少女で、大抵は私立聖祥の白い制服姿。
私服は黒一色のワンピースの上に赤色の長袖のシャツ、黒と朱の縞模様のニーソックス。秋瀬直也に買って貰った一式で、大切にしているとか。
九歳。ラスボス。ヒロイン。銀河帝国の皇帝、シスの暗黒卿。
作者恒例の悪女ヒロイン。こっちは必ず『正義の味方』に討ち果たされる誰かさんとは違って、悪である限り絶対に滅びない補正持ち。それ故に、彼女を倒すには同格以上の悪を用意するか、彼女を悪の運命から解放すれば良い。
彼女が本腰を入れて管理局の戦力を指揮していたのならば、海鳴市の大結界が健在な『魔術師』相手でも圧勝していた。
ただ、その時の彼女の関心は唯一人に注がれていた為、派手な前座扱いに終わった。
当初のエンディングは『魔術師』と相討ち、巨悪が共倒れ、何も残らなかったという虚無エンド。
共に愚痴を言い合って死ぬという救いの無い内容で、エピローグで後の顛末を淡々と語ろうと思っていた。
だが、秋瀬直也が予想以上に成長し、その結末を完膚無きまで覆し、居なかった筈の『正義の味方』として彼女を救ってしまった。
その後は、秋瀬直也と一緒に贖い切れない贖罪の方法を考えながら、懸命に生きていく見込みである。
名前 神咲悠陽(カンザキユウヒ)
所属 魔術師勢力
死因 焼身自殺(焼死、ただし覆している)
初演 第二話
出典 TYPE-MOON世界(Fate)
持越 魔術刻印 令呪二画 『聖杯』
能力 魔術、魔眼『バロール』
真紅の髪に両眼は常に瞑っている。開眼したら赤味が強い虹色の瞳。
腰の中間ぐらいまで伸びた髪の先端を白いリボンで縛っている。たまにエルヴィが三つ編みに編んだりして遊んでいる。
赤い浅葱模様が特徴的な黒色の着物、洋風のブーツを着こなす。幕末時代からこの格好を好んでいたらしい。
十八歳。魔術師。必要悪。
型月式の魔術師を煮詰めた結果、誕生した正真正銘の人でなし。
こんな劇物が必要悪の時点で魔都を魔都足らしめている所以である。
本来は対人特化の戦闘職の魔術師であるが、この魔都では大目に見積もっても『中の上』程度でしかなく、二回目の世界で殆ど必要無かった『勝てる場を作ってから戦う』という鉄則を厳守した結果、謀略関係や結界作りなどの資質に目覚める。
最初に作者が決めていたこの物語の結末は、自分を愛した女性をその手に掛ける呪いじみた補正による豊海柚葉との相討ち。
口には出さないが、秋瀬直也を自身と同格扱いしており、安心して厄介事を押し付ける。その歪な信頼は冬川雪緒と築いたものと同種のものだが、秋瀬直也が知る事は暫く無い。
結局『マテリアルズ』の三人娘を引き取る事となり、『魔術工房』が騒がしくなったとか。
主に処刑用の『魔術工房』だったが、殺す訳にはいかない来客が多くなった為、抜本的な改革を強いられ、別の意味で苦労する事となる。
作者的には最も書きやすかった人物。
コイツが自身に降り掛かる厄介事を手段を選ばず利己的に解決しようとし、更なる厄介事を生み、他の人が頑張って最善の結果に至ろうとするのが話の本筋。
主人公では無いが、海鳴市におけるメインプレイヤーの一人。もう一人は豊海柚葉。主に二人の板挟みになって巻き込まれるのが秋瀬直也の役目。
実は運否天賦の勝負をすれば、誰とでも百戦百敗を誇るほどの異常な不運の持ち主だが、彼の起源が『焼却』と『歪曲』なので、その不幸を他人に転嫁させて破滅させている。
名前 エルヴィ(エルヴィン・シュレディンガー)
所属 魔術師勢力
死因 アーカードに射殺される(???)
初演 第二話
出典 HELLSING
能力 シュレディンガー准尉の能力を得たアーカード
赤色寄りの紫髪でツインテール、主と同じく白いリボンを愛用する。吸血鬼特有の鮮血じみた真紅の瞳、九歳ぐらいの小ささ(ただし、吸血鬼ゆえに見てくれの姿形は無意味)
フリル満載のメイド服、黒毛の猫耳と尻尾、絶対領域のニーソックス。
正真正銘のチート。間違い無く『上の上』の転生者。絶対に殺せない上に何処にでも現れる神出鬼没の吸血鬼。能力の特性上、暗殺し放題で作者も使い処が困ったぐらいである。実質、彼女一人でミッドチルダの乱を起こしている。
対軍級、対城級の攻撃がなく、アーカードの真骨頂である『死の河』は無いが、HELLSINGの本編終わった後のアーカードはこれぐらい規格外という事である。
『神父』との宿命の対決をやろうやろうと思っていたが、結局書く機会が無かったのは秘密である。
『魔術師』を敬愛して唯一生き残っている例外的な存在であるが、唯一の死因が『魔術師』の死なので、結局『魔術師』の方に災難が降り掛かる関係。当人達は気づいていない。
名前 ランサー(クー・フーリン)
所属 魔術師勢力
死因 ゲッシュを破らされ、敵に奪われたゲイ・ボルグで刺し貫かれる
初演 第八話
出典 TYPE-MOON世界(Fate/stay night Fate/hollow ataraxia Fate/EXTRA)
「他人に奪われるサーヴァントなんてランサーだけだよね!」という事で、『魔術師』に奪われて令呪を使われて服従させられた不運の星の下のサーヴァント。
召喚の際の魔力源が『ジュエルシード』だった為、大半のサーヴァントは歪んでいたが、ランサーの場合は召喚者が非常に歪んでいた為、相性最悪の正統なサーヴァントが召喚された。
これが第四次のランサーだったら、呪いの黒子が迷惑過ぎて最終的に自害させる羽目に。第四次のライダー(イスカンダル)だったら意見が合わずに決裂、ギルガメッシュだったら令呪を奪った時点で自害を強制など、大抵碌でも無い事になっていたが、彼のその性格ゆえに『魔術師』とも比較的上手く付き合えた。
「サーヴァントだからいつでも殺してOKだよね」と作者自身が常々思っていたが、いつの間にか生き残ってしまった。
名前 神咲神那(カンザキカンナ)
所属 不明(豊海柚葉)
死因 自らの固有結界によって枯渇死(焼死)
初演 第三十九話
出典 TYPE-MOON世界
能力 魔術、固有結界『忘火楽園』
悠陽と似通った赤髪、赤味掛かった橙色の瞳、流れるような長髪に白いリボンが飾られている。
彼と同じような黒の着物姿。ペアルック?
神咲悠陽の妹。十二歳。その正体は一回目の世界における実の娘であり、最後の最期まで彼はその事に気づけなかった。
彼を愛した者は全員ヤンデレになる世界法則でもあるのか、例に漏れずに父親好きのヤンデレ。
互いの魂を燃やし尽くす固有結界『忘火楽園』で、アーチャーが辿った未来では愛する父親と一緒に燃え果てていた。
その際、『魔術師』が保有していた聖杯も燃やして、漏れた無色の魔力が海鳴市に未曾有の火災を齎したのは皮肉な話である。
作者が予め用意していた『魔術師』の死因そのニ。その一は『ワルプルギスの夜』を簡単に葬れたら絶望させる為に現れる『クリームヒルト・グレートヒェン』。
これらを覆せないようでは柚葉には到底届かないと見込んでいたが、割と簡単に乗り越えたなぁと作者は関心してみたり。
名前 クロウ・タイタス
所属 無所属→教会勢力
死因 アル・アジフを次の主に託し、足先から寸刻みにされる(未来への決死の希望)
初演 第三話
出典 斬魔大聖デモンベイン
能力 魔術(ネクロノミコン)
黒髪黒眼、ボサボサの短髪、黒い長袖のを羽織り、下には白い縞模様のシャツ。紺色のズボン。
第二の主人公的な存在。卓越した才能無くして『正義の味方』足り得るか、というテーマの下に作られた『教会』勢力のメインキャラ。
大十字九郎から才能を剥ぎ取った身も蓋も無い人物造型。戦力的に成長や覚醒の余地が無い正義の味方。
結果は見ての通り。周囲の全ての人間を頼りつつ、彼は幾多の困難も乗り越えて行くだろう。
『下の上』の転生者。クトゥグアとイタクゥを放てる魔銃を手に入れて漸く『中の下』である。
エピローグ後はよくシグナムと鍛錬したり、ヴィータに殴られたりして鍛えられているが、成長の見込みは残念ながら無い。
はやての方が圧倒的に強くなって凹むのは別の話である。
名前 ライダー(アル・アジフ)
所属 クロウ・タイタス→教会勢力
死因 邪神の企みを見抜けず、トラペゾヘドロンを破壊してしまう
初演 第七話
出典 斬魔大聖デモンベイン
魔導書『獣の咆哮』、かの有名な『ネクロノミコン』原典の精霊。
邪神の野望を打ち砕いて伴侶と一緒に旧神に至った彼女とは違い、最悪のバッドエンドを経て敗れたアル・アジフ。
聖杯に託す祈りは無限に囚われた大十字九郎の消滅だったが、再び『デモンベイン』を取り戻し、彼を助けて最悪のバッドエンドを打ち砕く気満々になる。
今現在は恩返しも兼ねて、自身が必要無くなるまでクロウ・タイタスの戦いに付き合う。
付き合い終わって、『魔術師』や他の人の協力で限り無く原本に近い写本をクロウに遺す。
元の世界に戻ったら大十字九郎とデモンベインと一緒に神に反逆を仕る事だろう。
そういえば、何処かの娘は自身の存在が希薄だから、原本に近い力有る写本を求めていたっけ……?
名前 八神はやて
所属 無所属→教会勢力→魔術師勢力→教会勢力(New)
死因 一回も死んでない為無し
初演 第七話
出典 魔法少女リリカルなのは
御存知の通り、闇の書の主。まさかのクロウ・タイタスに対するラスボスとなった。
だがまぁ、力の差は歴然、戦闘による決着ではなく説得による決着なので、彼女達『ヴォルケンズ』の戦闘描写は殆どキング・クリムゾンされた。
前代の人形時代の『ヴォルケンズ』なんて書くまでも無いし、彼女達の物語が始まるのは本編の終了後とは皮肉な話である。
名前 シスター&セラ・オルドリッジ
所属 教会勢力
死因 ???(不明)
初演 第三話
出典 とある魔術の禁書目録
持越 『歩く教会』
能力 絶対記憶能力 十万三千冊による魔術
白い修道服(歩く教会)、金髪碧眼。長々と伸びていないが、サイドテールなど色んな髪型にするぐらいの長さはある。十字架の首飾り。
十四歳。先代『禁書目録(インデックス)』。教会勢力における三人のトップの内の一人。
自ら『首輪』を噛み砕き、十万三千冊の魔道書の知識を総動員出来る魔神と化した『禁書目録』だが、終ぞ自身の記憶を取り戻せなかった。
本編での活躍は余り無かったが、『歩く教会』の鉄壁の防御力もあって『上の下』の転生者。『魔術師』と魔術戦するなら百戦百勝出来たりする。それを『魔術師』自身が体感しているので、まともに戦う事は絶対に無いが。
二人共、クロウに対する想いで共存の道を歩むが、そんな甘々な展開を書けるほど作者は作者は……! なので、その部分は都合良くキング・クリムゾンされた。
名前 『神父』
所属 教会勢力
死因 病死(一番の目標を達成出来ずに死去)
初演 第五話
出典 HELLSING
能力 信じ難い事に無し、生身最強の人間
銀髪蒼眼、由緒正しき『武装神父』の正装(丸い眼鏡、白い手袋、十字架の首飾り)
四十一歳。元『十三課(イスカリオテ)』。教会勢力における三人のトップの内の一人。
普段は温和な人格者だが、敵及び吸血鬼と対する際は、度し難い殲滅主義者としての一面が強く出る。
アンデルセン神父のように異常な再生能力は無いが、人間としての限界レベルまで己を鍛え上げている。
特異な能力を持たないが、教会の中で最も傑出した決戦戦力。こんな凶悪な神父に追われたら、化物の吸血鬼も化物呼ばわりするしかない。
信じ難い事に、何ら特異な能力を持たずして『上の下』の転生者。下手したら『上の中』や『上の上』さえ食いかねない。
名前 『代行者』
所属 教会勢力→不明(豊海柚葉)→教会勢力(New)
死因 無限に再生するシエル(エレイシア)に殺害される(所謂、噛ませ犬)
初演 第三話
出典 TYPE-MOON世界(月姫)
持越 『第七聖典』『胃界法典』
能力 洗礼詠唱などの教会の秘蹟
金髪青眼、長髪。カソックを着こなす。あれ? これ以上書く事が無い……? まぁ男だし良いや。
二十四歳。元『埋葬機関』の代行者。第七位だったが、エレイシア(シエル)に殺害されて地位を奪われる。
異常なほど肥大化したプライドの持ち主で、誰からも嫌われる稀有な性格の持ち主。マジで起源が『傍迷惑』であり、彼が存在しているだけで敵も味方も何かしらの被害が及んでしまうほど。
プロジェクトFでのクローンを秋瀬直也と交戦させて、自身の死を偽装し、その後は本来の主である豊海柚葉の命令に従っているようだが……。
意外と一途だった人。悪には悪の救世主が必要だったらしい。
本当の彼は『上の下』の転生者。……さっきからそればっかだって? そのくらいの強さの転生者が物語の中では一番多かったのだ。『魔術師』が真っ当に戦う選択肢を最初から破棄する訳である。
名前 ブラッド・レイ
所属 無所属→教会勢力→無所属→教会勢力
死因 愛する者を生かす為に殲滅したら結局手に掛けて絶望して自殺
初演 第十九話
出典 ドラゴンクエスト ダイの大冒険
持越 『真魔剛竜剣』『竜の牙』
能力 竜の紋章、ドラクエの呪文各種
黒髪黒眼、短髪。バランのような渋い髭を伸ばそうとしたら、シャルロットに全力で反対され、年齢以上に若く見える自身の顔を憂いている。
大抵はシャルロットのセンスが光る服装をしており、かなりの頻度で服装が変わるが、男の格好の描写なんて書いていても嬉しくないから省略される運命。
二十七歳。『竜の騎士』。一騎当千の力を持つが、有事以外は無所属を貫いている。
基本的にシャルロットと一緒に住んでおり、当人としては親子のように接しているが、傍から見ても相思相愛であり、『魔術師』にはスクエア(FF)エニックス(ドラクエ)の夫婦と揶揄されている。
『上の中』の転生者。竜魔人化したら『上の上』となる。余りにも強すぎて使い処が困った人。大抵は本領を発揮出来ないような戦場を作者に当てられる。
名前 シャルロット
所属 無所属→教会勢力→無所属→教会勢力
死因 死都ミュロンドにて聖天使を打ち倒して落下死(事を成就させて死する)
初演 第十九話
出典 ファイナルファンタジータクティクス
能力 FFT式の全魔法、召喚術
水色の髪のショート、翠眼。金の髪飾りに、蒼い魔術師のローブを羽織る無表情な少女。
その下は自身の学院の制服であり、良くスカートの裾の短さをブラッドに注意されている。が、彼の前に居る時のみ、こっそりまくって短くしている。
十四歳。『全魔法使い(ソーサラー)』。ラムザ・ベオルブ一行が辿る運命を全知しながら、最期まで付き添った健気な少女。
無口で中々心を開かないが、ブラッドには心許している。転生者達の争いを嫌って普段は二人一緒に隣町に住んでいるが、元々の住処だった教会勢力が何かと危ないので偶に訪れては力を貸している。
『中の中』の転生者。されども、その大規模な破壊力、時魔法や陰陽術などの万能性は語るまでもなく、後方援護で真髄を発揮する。
流石に『算術』はチートだったので、彼女は会得していない。
※6月11日以降 『算術』を会得していないと言ったな、あれは嘘だ。
名前 バーサーカー(アーカード)
所属 月村すずか
死因 神域の魔眼によって焼却死
初演 第九話
出典 HELLSING
吸血鬼アーカードがシュレディンガー准尉の生命を取り込んで消滅し、帰還する為に切り捨てた生命の数。ただし、エルヴィの分の一人分は除かれている。
もしも本体も召喚されていれば、狂化されていようが理性を保ち、月村すずかを主人と認めたかは極めて不明瞭である。
基本的にバーサーカーは強すぎるサーヴァントに対する枷なので、バーサーカー以外で召喚された方が強いのは当然である。
名前 『大導師』
所属 邪神勢力
死因 『魔術師』に首を斬り落とされて死亡(絶対に目標を成就出来ない)
初演 第十六話
出典 斬魔大聖デモンベイン
能力 魔術(ナコト写本)
邪神萌え、しかもよりによって這い寄る混沌『ナイアルラトホテップ』の信仰者。間違ってもニャル子ではない。
一途な思いの為に世界の一つや二つ捧げても構わない、迷惑極まりない人。街の全勢力をもって討伐しようとしたが、一度は逃げ延びている。
ゴキブリ並みにしぶとい癖に当人の実力は最強級という厄介極まりない危険人物。
困った事に『上の上』の転生者。マスターテリオンの域にはいないが、それでも切迫するぐらいの実力は持っている。
鬼械神よりも生身での戦いの方を得意としていた。
名前 キャスター(ナコト写本)
所属 邪神勢力
死因 デモンベインのレムリア・インパクトによって昇華(New)
初演 第十七話
出典 斬魔大聖デモンベイン
マスターテリオンに全てを捧げている、最古の魔道書『ナコト写本』の精霊。
この『ナコト写本』はアル・アジフが辿ったバッドエンドの彼女であり、終始見下していた。
当人としては昔の主と言えども従う気は無かったが、馬鹿魔力で令呪三画を用いて絶対服従を使われた為、渋々従わざるを得なくなっていた。
名前 アーチャー(高町なのは)
所属 フェイト・テスタロッサ
死因 フェイトによって、『魔術師』によって墜落死(愛する者の手で葬られる)
初演 第十五話
出典 魔法少女リリカルなのは
本当にどうしてこうなった、と言わざるを得ない高町なのはの未来の一つ。
アーチャーというクラスは大抵反則級に強い奴(英雄王)か、逆行してくる奴(エミヤ)と相場が決まっているのだろうか。
魔力という枷が無ければ、恐らく最も暴れられたであろうサーヴァント。栄養不足のフェイトさんでは荷が重かった。
作者がのりのりで書いたが、蓋を開ければ能力的にちょっと暴れたりなかったかなぁと思えるサーヴァント。
魔力という枷が無ければ、『ワルプルギスの夜』を待たずして海鳴市が更地になっていた。
名前 セイバー(アルトリア・ペンドラゴン)
所属 アーチャー
死因 ゲイ・ボルグで心臓を穿ち貫かれる
初演 第二十話
出典 Fate/stay night
アーチャーが反則で召喚した黒化したセイバー。幼い時に呼んでいれば、青かったかも。もしくは意表を突いて白か赤?
栄養不足のフェイトさんを更に絞った高燃費のサーヴァント。低燃費で効率的なアサシンを呼んでいれば、あるいは結果が変わっていたかもしれない。
狂化してなかったのに台詞一つしかなかった悲しい人だけど、原作で終ぞ果たせなかったランサーとの決着を果たした。
メタ的に言えば、遠い目から見てアーチャーの足枷になっていたサーヴァント。
ランサーを足止めする為に用意されたが、一人で超遠距離から爆撃していた方がアーチャー的には強かったかもしれない。
アーチャーなのに近寄るなとあれほどry
名前 湊斗忠道(ミナトタダミチ)
所属 武帝勢力
死因 三世村正の力を利用して自身を善悪相殺が発動出来ない地下まで埋葬する
初演 第十三話
出典 装甲悪鬼村正
持越 『銀星号』
能力 『金神の力』
黒髪黒眼、長髪で丁髷に縛っている。白い侍風の着物を好んで着用し、着崩している。
良く背に太刀を差している為、銃刀法の厳しい日本では気軽に出歩けないとか。
二十九歳。武帝勢力の長。装甲悪鬼村正の世界の剣冑製造技術が『海鳴市』にある最大の原因。魔都を構築する要因の一人。
非転生者に転生者に対する復讐の手段を与える組織であり、善悪相殺(敵一人殺したら味方も一人殺さなければならない妖甲村正の呪い)の戒律を条件に剣冑を与える。
もしくは新たな剣冑を鍛造させる(真打の剣冑は自身の死をもって一領作られる)
転生者にとって何よりも恐るべき組織であり、極めて強い抑止力となっている。また転生者の存在を知った非転生者の拠所ともなっている。
問答無用なまでに『上の上』の転生者。実は陰義でブラックホールまで生成出来る。
『ワルプルギスの夜』もそれで葬れたんじゃね?という疑惑があるが、業を返されたら自分が飲み込まれるのでやらなかった。
コイツを自由に動かしたら話が簡単に終わるので、立場に雁字搦めにして迂闊に動けなくしている。
得てして最強級の転生者には制限が多い。『大導師』にそういう制限らしい制限は無かったが。
名前 ワルプルギスの夜
所属 魔女の集合体
死因 発狂死
初演 第三十一話
出典 魔法少女まどか☆マギカ
持越 全ての魔女
レジェンド・オブ・戦犯。魔都『海鳴市』にまどか☆マギカの魔女を全部引き連れた転生者。
尚、『海鳴市』の分の魔女はワルプルギスの夜が顕現した際に全部吸収されて消えたが、ミッドチルダにいる魔女は完全に駆除しきれておらず、未だにイタチごっこしている。
『ワルプルギスの夜』が簡単に終わったら、裏ボス的な存在として『クリームヒルト・グレートヒェン』にご登場願おうと常々考えていた。
結界の説明からルーラーの固有結界で葬れるだろうという安心感からである。
名前 ルーラー(ジャンヌ・ダルク)
所属 魔術師勢力
死因 神に身を委ねて焼死
初演 第三十二話
出典 Fate/zero Fate/Apocrypha
Fate/zeroのキャスターを狂わせた聖女。でもまぁあんな聖女が火炙りされたら狂っても仕方ないよね。
『魔術師』と一週間、第二次聖杯戦争を戦い抜いた。恐らく、彼女さえ召喚していなければ、あの『魔術師』は聖杯で第二魔法に至って此処には居なかったとの事。
いつかちゃんとしたメディアで出現する事を作者は祈ったりしています。『いあいあ、クトゥルフ!』などと呟きながら。
第二次聖杯戦争で『魔術師』が策を弄せずに勝てた最大の要因。
スキルに直感の上位互換である『啓示』がある為、彼女の根拠の無い神託を信じるだけで全ての状況を打開出来た。『魔術師』としては『啓示』に現れない例外を警戒するだけで良かった。
万が一、海鳴市における第一次聖杯戦争で他のサーヴァントと同じく偶然召喚されていたら、『魔術師』は最強のサーヴァント&アドバイザーを手に入れた上で『聖杯』すら使用可能という巫山戯た状況になっていた。
名前 『過剰速写(オーバークロッキー)』
所属 無所属→教会勢力
死因 時間操作の使い過ぎによる寿命死(全身全霊を使い果たして死去)
初演 第三十三話
出典 とある科学の超電磁砲
能力 『時間暴走(オーバークロック)』
赤髪黒眼、生後三日なので髪も肌も異常に綺麗。だが、既に極悪な顔立ちが板に付いている。
現在の服装は適当に掻っ払った為、ドクロが目立つ趣味の悪い黒服になっている。個人的に変えたいが、居候の身で厚かましいので言えずに居る。
享年十六歳。作者がArcadiaで書いた『とある科学の超電磁砲』原作、とある第八位の風紀委員に出てきた主人公が別ルートを辿り、プロジェクトFの応用で誕生した複製体。
此方のルートは死んだ双子の妹の複製体『第九複写(ナインオーバー)』を即座に殺害し、逝く処まで逝っちゃった様子。
コイツのハッピーエンドが見たい人はArcadiaで見てね、と作者は作者は宣伝してみる。
『ワルプルギスの夜』も終わって新章という処で、今のままでは一切出て来なかった学園都市の陣営にインパクト足りなくて?と思い至り、急遽お鉢が回った前作主人公。クローンなので転生者じゃない。元々転生者じゃないし。
最悪のバッドエンドを通った為、魔都に置ける台風の目にしようと思ったが、八神はやてとの接触で色々とご破算に。何気に、悪の極致が正義の味方に返り咲いてしまうほどの大事件である。
八神はやてが復讐鬼になる原因を作り、解消する原因もまた彼であった。
魔都の中では『上の下』程度。ただし、生身の人間なのでワンチャンで勝負が引っ繰り返る。
名前 『異端個体(ミサカインベーダー)』
所属 学園都市勢力
死因 助けようとした妹達を破滅させて孤独死(善意の報い)
初演 第三十三話
出典 とある科学の超電磁砲 とある魔術の禁書目録
能力 電撃系能力(レベル5)
御坂美琴とほぼ同一。常盤台中学の制服までちゃんと揃えている。
肉体年齢十四歳。基本的に肉体は『妹達(シスターズ)』だが、当人が乗っ取る事で超能力者並の能力を行使出来る。
本来なら残機=『妹達』の数であり、ミサカネットワークが消えない限り死なない存在だった。
現在の残り残数は二機と本体。ただし、本体はまともに誕生出来なかった。
元々ミサカネットワークの中のバグみたいなものであり、二回目で自分自身の肉体を持たなかったが故の結果だった。
『上の下』の転生者。このクラスの強さは何気に激戦区である。
更には多種多様の兵器で自身を補強するタイプであり、格上のブラッドを返り討ちにする快挙も何気に成し遂げていた。
名前 『博士』
所属 学園都市勢力
死因 背後からゲイ・ボルグで貫かれる(New)
初演 第三十三話
出典 とある科学の超電磁砲 とある魔術の禁書目録
持越 全ての超能力者の遺伝子情報
能力 んなもん無い
白髪黒眼、よぼよぼで皺塗れで腰が曲がった白衣の老人。これ以上何を書けと?
五十七歳。学園都市出身のマッドな博士。学園都市の技術がある程度復元されているのは全部この人のせい。
偶然製造した『妹達』によって『異端個体』の存在を知り、意気投合して協力し、五大組織の一角まで勢力を伸ばす。
元々研究職の為、研究以外に興味が無い。いい具合にネジが吹っ飛んでいる老人。
『プロジェクトF』って、絶対に完成させてはいけない技術だと作者は思う。
量産型なのはさんの部隊とか、次元世界の果てまで支配出来そうだ……。
名前 御薗斉覇(ミソノサイハ)
所属 無所属
死因 エルヴィに血を吸われる(疑心暗鬼で自身を殺す)
初演 第四話
出典 とある科学の超電磁砲
能力 空間転移(レベル4)
あれ? コイツ、どんな外見に設定したっけ……? まぁいいや。
九歳。空間移動能力者。疑心暗鬼に陥って秋瀬直也に襲いかかり、エルヴィに始末される。
所謂中二病、見えない敵と戦って自滅するタイプ。
『二回目』においては自爆同然の出来事で暗部と敵対し、最終的に正規ルートを辿った第八位の風紀委員に仕留められている。
秋瀬直也のお披露目、エルヴィの能力の一端を開示する為に作られた噛ませ犬。けれど、能力的には非常にエグかったりする。
名前 ティセ・シュトロハイム
所属 時空管理局
死因 不明(???)
初演 第三話
出典 魔法少女リリカルなのは
能力 ミッドチルダ式の魔法
緑髪翠眼のショート、丸い眼鏡、童顔。管理局の蒼い制服を着用している。
二十四歳。魔導師ランクSSSという、最強級のミッドチルダの魔導師。
時空管理局でも最強の戦力と目されているが、本人にその自覚は殆ど無く、ミッドチルダの黒幕会議では積極的に雑用係を担当する。
色々抜けているようで腹の中が黒いのはミッドチルダの転生者の共通点。
ミッドチルダの転生者は殆ど二回目であり、三回目の転生者が多い魔都『海鳴市』と比べて切迫感が少ない。
けれども、勢力的には最大規模なので、海鳴市の全勢力が日本なら、コイツらはアメリカ。
コイツに自由に暴れられたら海鳴市がコジマ色に染まって塵一つ残らず更地になる。
AMFという制限が無ければなのはを超える馬鹿魔力によってヤバすぎる人間核兵器。何気に『上の中』の転生者。
作中ではその真価を余り発揮出来なかったが、彼女が『魔術師』の『魔術工房』を直接破壊しに来た場合、『魔術師』は外での迎撃を余儀なくされる。
性格的に臆病で、自身を過小評価し過ぎだったのが救いだった。
アリアが彼女を切り札扱いではなく、即時最前線に投入していれば齎される戦果は莫大で、『魔術師』の方もエルヴィを出さざるを得なくなり、結果は大分違った。
名前 大将閣下
所属 時空管理局
死因 不明(???)
初演 第三話
出典 魔法少女リリカルなのは
五十六歳。黒幕会議では議長役の英国老人。
多分、エルヴィの起こしたクーデターでひっそり殺されている。
名前 アリア・クロイツ
所属 時空管理局
死因 不明(???)
初演 第三話
出典 魔法少女リリカルなのは
能力 ミッドチルダ式の魔法、ただしランクは高くない
十四歳。管理局の歴史上、最年少で中将まで昇進した期待の新人。
本人が強者というタイプではなく、人を使う事がこの上無く上手い人。
……なのだが、ミッドチルダでの政略はともかく、魔都の戦乱では力不足だった。相手が悪すぎだったし、彼女が輝くのは一番よりもNo.2である。
あの膨大な戦力で勝ち切れなかったのは、結果的に柚葉の傍観が原因である。
作者的には書いていて楽しかった人物。その小憎たらしい様は、装甲悪鬼村正の『足利茶々丸』を目指して書かれたものだった。
名前 太っちょの中将閣下
所属 時空管理局
死因 不明(???)
初演 第三話
出典 魔法少女リリカルなのは
能力 近代ベルカ式の魔法
最近、金髪少女に階級が並ばれ、穏やかでいられない先任中将。
不摂生な見た目とは裏腹に武闘派であり、エルヴィが直接暗殺しに来た際、まさかの返り討ちにしている。
多分、何処かで生き残って再起を目論んでいる。ティセやアリアが生きている事に気づいておらず、「生前は小憎たらしかったが、死んでしまったら仏だ」と二人の仇を取る事に情熱を燃やしているとか。
名前 フェイト・テスタロッサ
所属 無所属→時空管理局→無所属(New)
死因 一度も死んでない為無し
初演 第二十二話
出典 魔法少女リリカルなのは
恐らく今作で最も人生を狂わされた魔法少女。
母親のプレシア・テスタロッサは生きているが、永久冷凍刑であり、今後の高町なのはとの熾烈な闘争が期待される。
悪堕ちしたフェイトさんの活躍はこれからだっ!
ご期待通りになのは相手に大暴れした。悪堕ちしたフェイトちゃんの新しい一ページを二次小説界の歴史に刻んだと豪語する。作者が思っていた以上に凄まじかった。
ただ悲しきかな、結局スターライトブレイカーによって撃ち落とされた。なのはとお友達になる為にはあの破滅の光を浴びるしか無いのだろうか、全作者が泣いた!
多くの人が秋瀬直也が救ってフラグを打ち立てると予想していたが、彼女を救えるのはなのはさんだけでしたというオチ。
というか、ただでさえ不憫な境遇のフェイトちゃんを更に酷くするとか、悪鬼羅刹の所業じゃね?
名前 副長
所属 川田組
死因 ???
初演 六十話
出典 ジョジョの奇妙な冒険
能力 『過去の遺産(レガシー)』
二十四歳、川田組のスタンド使いの中でのナンバー2。
水色の髪、手入れされた髭、雨玉模様入りの独特の背広。
豊海柚葉の居場所を突き止められる能力者なのだが、それを行う前に全て終わってしまったのでお役御免となっってしまった。
本編後はスピードワゴン財団宜しく、秋瀬直也のバックアップに全力を尽くしているとか。
『魔術師』の方の縁は切れたが、秋瀬直也に押し付けられた厄介事に協力するので、表面的には従来の関係と同じである。