それぞれの憂鬱~深海棲艦大戦の軌跡~《完結》   作:とらんらん

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ふと、艦これに費やした課金をおおざっぱに計算してみた。基本的に課金は母港とドック、指輪だけですが、最初期からずっとやっているせいか、金額がエグい事に……

誤字修正有難うございます。どうやっても誤字が出てしまう……


海を征く者たち99話 それぞれの憂鬱

 2020年5月上旬。様々な要因の下、3月から本格的に始まったアフリカ介入は、未だに継続していた。各国政府は陸軍を次々とアフリカに送り込み、そして現地に到着した軍は広大なアフリカの大地を、制圧、確保していく。そして各国の国民は順調に増えていく自国の領土を前に、無邪気に喜んでいた。その光景は正にかつての植民地獲得競争を思い起こさせるものであった。

 だがその様な状況を面白く思わない国もある。ヨーロッパにおける主導国的な立ち位置にあるイギリスだ。

 

「もうアフリカの半分まで制圧されてしまったか」

 

 首相官邸の一角に備え付けられている執務室。官邸の主であるマクドネル首相は、執務机に並べられた外務省や軍部から提出された資料を前に、ため息を吐いていた。

 

「我が軍もそれなりには制圧出来ているが、やはり出だしが遅れたのは痛かったな」

「ああ。派遣部隊も頑張ってはいるが、流石に先行組には簡単には追いつけん」

 

 シモンズ国防大臣は小さく肩を竦めた。

 

「先行しているのは?」

「先にアルジェリアを獲っていたお蔭でフランスが1位だな。2位はフライングしたドイツ。そして3位がレース前に喧嘩を売った我が国だ」

「……」

「交渉ごとで最初に要求を吹っ掛けるのは常套手段だが、いくら何でもあれはやり過ぎだったな」

「……耳が痛いな」

 

 シモンズの嫌味に、マクドネルは吐き捨てるように呟いた。そもそもこのような事態に陥ったのは、先のロンドン国際会議で主張したアフリカ全土領有宣言だった。

実の所、色々なしがらみを考慮せず、対深海棲艦戦をだけを考えた場合、イギリスの主張は真意と言っても良い。日本と違いスエズを始めとした対外攻勢の戦績が振るわず、更に近い内にアメリカに向けられていた圧力がヨーロッパに向けられる。これに対応するには提督の潜在的スペックの高いイギリスが、多くの土地を得るのがベストなのだ。

 だからこそ外務省は、各国の持つ深海棲艦への恐怖心と深海棲艦に対抗するための最善の方法を提示すれば、丸呑みは無くとも交渉が有利に進められると考えたし、マクドネルもGOサインを出したのだ。

 だが結果は、余りに傲慢なイギリスの主張に、外務省が予想していた以上に各国が猛反発してしまい、場を混乱させるだけで終わってしまった。これは間違いなくイギリスの作戦ミスだった。

 だがこれだけだったら、まだ挽回できただろう。ヨーロッパの対深海棲艦戦の要がイギリスである以上、先の主張を取りやめれば、各国が交渉の席に着く可能性は高かった。しかし深海棲艦の思わぬ動きが、その機会を奪った。

 

「……オーストラリアの件が無ければな」

 

 仏独の暴走の直接の原因は、南沙諸島の拠点がオーストラリアに移設されたせいなのだ。これさえなければ、今現在の苦境が無かった事を思うと、マクドネルにしろ外務省にしろ、その様な「もしも」を考えてしまう。

 

「現実逃避は辞めてくれ。政治の世界に求められるのは結果だけだ」

「……分かっている。ともかく英国陸軍は苦戦中という事は分かった。もう少し増援を出せないのか?」

「首相、無茶を言わないでくれ」

 

 マクドネルの要求に、シモンズ国防大臣は思わず顔を顰めた。

 

「今でさえ2個師団を投入しているんだぞ? これ以上の戦力投入は本土防衛網に穴が開く」

「徴兵制により師団数は増えているはずだが?」

「増設された師団は対深海棲艦戦を主眼に置いた戦力だ。今回の様に現地で高度な判断が必要な作戦行動には向かん。……そもそも徴兵組では練度が足らんと言う問題もあるがな」

「だが戦艦空母持ちとは言え、戦局に寄与しにくい仏独に後れを取る訳には行かん。無茶ではあるのは分かるが、どのような形でもいいから何としても増援を出せるようにしてくれ」

「はー……。仕方ないか。分かった何とかしよう。代わりに予算の方は満額で出せよ?」

「分かっている。私から財務省に話を着けよう」

 

 こうしてイギリスによる更なる増援が決定した。だがアフリカ分割についての話題はこれで終わりではない。ある意味で最も重要な案件が残っていた。

 

「それで、だ。現地での他国軍との衝突は?」

 

 ロンドン国際会議は実質的に流れてしまったが、アフリカ獲得競争で危惧されている人類同士による衝突の危機は去っていないのだ。マクドネルが気に掛けるのは当然の事だった。何処か落ち着かない様子の首相に、シモンズは思わず苦笑する。

 

「落ち着け。今のところは、報告を受けていない」

 

 競争が始まって1ヵ月以上が経過したが、時折危い場面もあったものの、幸いな事に武力衝突は発生していなかった。派遣軍同士が衝突しない様にお互いに注意を払っているのもあるが、ただ単に他にも優先して確保すべき地域がありそちらを優先していた、という要因が大きかった。

 だがこれがいつまでも続くとは限らない。

 

「だが飽くまでも『今は』だ。最後まで平和が続くとは思えんな」

 

 現地である種の平和が保たれているのは、獲るべき土地に余裕があるからだ。しかしアフリカ分割が終盤になれば、各国とも少しでも土地を獲得するべく強硬な手段を取る可能性は高い。下手をすれば、以前に揉めた地域にも飛び火しかねない。

 この様な事態を防ぐためにも――現地で奮闘している軍ではなく、彼らを動かす政治家や官僚たちが動かなければならなかった。

 

「最終のチャンスは南アフリカ共和国の分割だろうな。現地の派遣軍の何処かが辿り着く前に、各国と協議して話を着けてくれ」

「……南アフリカ共和国は、イギリス連邦加盟国だ。議会が煩くなる」

 

 若干口元を歪めるマクドネルに、シモンズは皮肉気に笑う。

 

「現地政府は当の昔に崩壊している。今更イギリス連邦加盟国だったことを持ちだして、また交渉を壊すか?」

「……」

 

 この言葉の前に首相は言い返す事が出来かった。暫しの後、諦めたようにマクドネルは頷いた。

 

「……何とかやってみよう」

 

「歴史は繰り返す。一度目は悲劇として、二度目は喜劇として」という名言が残されているが、マクドネルとしても二回とも当事者になりたくは無かった。

 

「深海棲艦の前に人類同士で争わなければならないとはな……。どうしてこうなったのやら」

 

 自業自得の面も多分に含まれるが、ヨーロッパ最大の艦娘保有国であり対深海棲艦戦の主導国であるイギリスの苦労は絶えなかった。

 

 

 

 ヨーロッパが危ういバランスでいる中、極東の地は対照的に歓喜に沸いている真っ最中だった。

 

「台湾に快勝したぞ!」

 

 多くの国民、そして国防に関わる者たちが歓声を上げる。何せ前回惜しくも敗れた台湾を相手に、リベンジを果たせたのだ。台湾に居座っていた深海棲艦の殲滅は出来なかったものの、台湾全土を占領し日本領に組み込めたことに、多くの国民が満足していた。

 また戦略に関わる防衛省幹部たちも、今回の勝利には笑みを隠せない。台湾編入による新規提督の出現は勿論の事、今回台湾を得た事により、フィリピン、台湾が南方からの敵の攻勢から日本本土を守るための盾として使えるようになったのだ。勿論、新領土獲得による様々な苦労はあるが、本土防衛が至上命題である防衛省にとって南方の守りが厚くなるのは歓迎出来るものだった。

 勿論日本国民もオーストラリアの件とそれに伴う弊害も認知はしている。が、今回の勝利を前にして、今だけは都合の悪いこと見ない様にしようと、半ば無意識に大げさに騒いでいたりするのだが。

 そんな喜びの渦にある日本。だがそんな彼らを余所に、頭を抱える者もいた。

 

「……いや、必要なのは分かりますけどね」

 

 防衛省庁舎の執務室にて、坂田防衛大臣はある書類を前に頭を痛めていた。その様子に秘書の大淀は苦笑するしかない。

 

「今後の事を考えると、この草案も仕方がありませんよ」

「それは私も同意しますがねぇ……」

 

 そう坂田はぼやきつつ、先日部下から提出された防衛大綱の草案に視線を落とした。

 防衛計画の大綱、略称、防衛大綱は、大よそ10年後を見据えた中長期的視点での日本の安全保障政策の基本方針を定めたモノだ。日本の国防はこの大綱に基づいて動いている。

 なおこの大綱だが、10年先を見据えているとなっているが、当然の事だが情勢が変わる様な事になれば、大綱も更新されるようになっており、特に艦娘が登場してからは、毎年のように大きく内容が変化している。艦娘の特性や情勢が急激に変化していくのだから当然の事だった

 そんな防衛大綱だが、専門家や一部民間人からは近い内にこれまで以上に大幅に変更されるであろうと予想されていたりする。海外領土の編入、新規提督の出現、対外領土侵攻、そして確実視されているアメリカの崩壊。これらガラリと変わった日本を取り巻く情勢に、日本はどのように対処してくつもりなのか、注目されていた。

 彼らの予想は当たっており、近く行われる国家安全保障会議に向けて防衛省から提出するための草案を纏めている真っ最中であるのだが――、部下から上げられてきた草案の内容に、坂田は思わず目を剥くとことなる。

 

「アメリカ太平洋艦隊を日本で再現するつもりですか!?」

 

 彼が思わず叫ぶのも無理はなかった。

 海自の要求は各種補給艦に大型艦娘母艦の建造に、追加各種電子戦機の発注。改あきづき型及び次世代イージス艦の開発、そして日本産空母の建造。この字面だけ見れば妥当なのだ。現状では通常艦艇の役割は艦娘の運搬及び敵航空戦力の撃破であり、海自の要求はそれを逸脱していない。

 だが問題は建造する量だった。海自は次期イージス、改あきづき型の量産を望んでおり、仮に希望通り建造される事になれば、昨年消滅したアメリカ太平洋艦隊――当時、戦力集中とアメリカ本土での追加建造の結果、50隻近くもの水上戦闘艦艇を有する大艦隊となっていた――に迫る規模となるのだ。

 更に空母についても問題がある。以前の予定では基準排水量3万トンクラスを建造し、空母建造の経験値を稼ぐはずであった。だが今回の草案では、諸々のテストをすっ飛ばして、いきなり6万トンクラスを2隻も建造しようとしているのだ。いくらこれからの日本に空母が必要だからと言って、これは無茶が過ぎる。

 勿論、海自もこれがそのまま通るとは思っていないだろうし、議論を進める為の叩き台なのだろうが、それでも吹っ掛けにも程があった。

 また無茶を言っているのは、海自だけではない。

 

「海自もそうですが、空自も野心的ですね。F-35の追加発注にF-3の研究開発費の増資、それに無人機の研究費用も求めてますね」

「陸自は陸自で、地対空ミサイル連隊の増設に、新型の対深海棲艦個人携帯火器に対艦自走砲、改良型レールガンの研究費を求めてます。……陸も空も海自よりはマシですが、好き勝手言っていますよ」

「……これ、通りますか?」

「こんな滅茶苦茶なモノ、通る訳ないでしょう。財務省が激怒しますよ。安全保障会議に出すとしたら、これの大幅縮小版ですね」

「ですよね。ただこれって規模を縮小しても、相当な予算が必要なのではないでしょうか?」

「……」

 

 大淀の疑問に、思わず坂田は沈黙してしまう。南方に新領土を得たが故の防衛範囲の増大と、アメリカ崩壊から来る太平洋方面の圧力の増強、そして対外攻勢。確かに艦娘戦力は増強されているが、全て艦娘だけで対応出来る程、敵は甘くはない。日本の将来のためには、通常兵器の増強が不可欠なのだ。

 

「……取捨選択して予算を圧縮するしかありません」

「それしかありませんね」

 

 書類をテーブルに置き、坂田は小さくため息を吐く。

 

「全く、どうしてこうなったのやら……」

 

 日本国の国防を担う者の苦労は絶えなかった。

 

 

 

 2020年5月上旬。台湾の占領と防衛戦力の配置ともに、日本による南方への一連の攻勢が終了した。更にほぼ同時期に各地方隊による「第二次艦娘戦力再編計画」が完了。これにより多くの艦娘及び提督が通常の鎮守府業務に戻り、日常が戻っていた。

 当然、秋山が責任者を務める伊豆諸島鎮守府も例に漏れず通常業務の中にあった。提督が鎮守府を運営するために書類に追われ、艦娘たちが周辺海域をパトロールし、時に敵と戦っている。

 だが実の所、鎮守府の空気は昨年の同時期よりもいささかのんびりとしたものだったりする。拡大した守備範囲に艦娘たちがある程度慣れたと言うのもあるが、最も大きな要因は、太平洋方面の圧力の減少により深海棲艦との交戦機会が以前よりも大幅に減少した事だった。これにより艦娘の負担が減少し、交戦機会の減少により提督の負担も減少。今の伊豆諸島鎮守府は、ひと時の平和を享受しているとも言えた。

 戦時中にも関わらず得られた平穏。このつかの間の平和を利用し、彼の初期艦は提督を巻き込んである計画を実行しようとしていた。

 5月9日午前7時。鎮守府内の食堂で艦娘たちが思い思いに朝食をとっている中に、鎮守府の黒一点である秋山と初期艦の叢雲の姿があった。

 

「で、ちゃんと仕事の引継ぎはしておいたの?」

「ああ、うん。昨日の内に赤城に全部やっておいた」

 

 食堂の片隅に備え付けられているテレビの音や、艦娘同士の雑談により食堂は騒がしく、若干声量を挙げて会話する二人。そんな二人の席の横にはボストンバッグが置かれていた。

 

「荷物はちゃんとまとめたの?」

「いやまあ、言われた通りの物は全部揃えておいた大丈夫だな」

「ならいいわ。最悪足りなくても行き先が行き先だし、大丈夫ね」

「そうだな」

「護衛は多すぎるのもあっちに迷惑だし、私と龍驤、金剛が着くわ。後、移動手段だけど、事前に切符は用意してあるから、横須賀についたらすぐに電車に乗れるわよ」

 

 次々と叢雲から飛んでくる情報に、いささか歯切れの悪いながらも秋山はしっかりと返していく。暫しの間、このようなやり取りが続いていた。

 

「――これが今予定している日程よ。勿論余裕は持たせてあるから、何かあっても対応出来るわ。何か質問あるかしら?」

「あー、じゃあ、一つだけ」

 

 秋山は首を傾げた。

 

「なんで俺は帰省する事になったんだ?」

「私が手配したからよ」

 

 秋山の疑問に、叢雲はさも当然の事の様に言い切った。

 この叢雲による秋山の帰省だが、事の始まりは先日届いていた秋山の実家からの手紙だった。手紙には色々と彼の家族の近況などが書かれているのだが、手紙の最後にあるフレーズがあった。

 

「いい加減、実家に顔を見せなさい」

 

 実の所、秋山はこの三年間で一度も帰省していなかったのだ。鎮守府の運営だけであれば帰省する機会もあったのだろうが、幸か不幸か房総半島での戦艦棲姫との戦い以来、秋山と彼の艦娘たちは、横須賀地方隊や防衛省から優良な戦力と目されてる。そのため度々遠征に出る事になってしまい、短期の休暇はともかく、帰省の様な長期休暇を取る機会が無かったのだ。

 この実家からの催促に、当時は「第二次艦娘戦力再編計画」のゴタゴタで秋山自身が忙しい上に、鎮守府の立地上、移動にも相応の時間がかかるという事で、無視していたのだが、それを良しとしなかったのが叢雲だった。彼女の場合は出現当初、彼の家族の下で過ごしていた事もあり、手紙に書かれた催促をスルーしにくかったのだ。

 叢雲は秋山が「第二次艦娘戦力再編計画」の引継ぎが終わるか終わらないかの時に、秋山の帰省のための準備を開始。幸いな事に深海棲艦の圧力も弱まっていたため、長期休暇を取りやすかった。更にギリギリまで秋山には伏せておき、外堀を埋めて有無を言わさず帰省するように手筈を整えたのだった。

 

「アンタねぇ、もう三年も帰ってないのよ? 一度くらいは帰省しなさいよ」

「あの時は引継ぎでそれどころじゃなかったから、仕方ないだろ? 後、艦娘を俺のプライベートに付き合わせるのもあれだし」

「そんな事、誰も気にしないわよ」

 

 呆れたようにため息を吐く叢雲。秋山もここまで言われてしまうと、苦笑して返すしか出来なかった。

 こうして秋山と叢雲を筆頭とする艦娘たちによる小旅行が始まろうとしていた。――だが、

 

『緊急速報です』

 

 これまで番組表通りに放映されていたテレビの画面が、このような表示と共に何処かのスタジオに切り替わった。その事に気付いた艦娘たちの視線がテレビに集中する。その中には秋山と叢雲も含まれていた。

 

『先程、アメリカ臨時首都デンバーにて大規模な暴動が発生した事により、アメリカ現地政府との通信が途絶えたとの政府発表が行われました。繰り返します。アメリカ現地政府との通信が途絶えたとの政府発表が行われました』

 

 この報道に多くの艦娘たちが戸惑ったように顔を見合わせる。そんな中で、秋山はこれによりどのような事が起こるか理解した。

 アメリカ現地政府との通信が途絶えたという事は、つまりはアメリカは崩壊した事と同じだ。それはつまりアメリカに向けられていた深海棲艦の圧力が、別の方向に向けられる事を意味している。大西洋ならばヨーロッパに、太平洋ならば――日本に。伊豆諸島鎮守府の平和な時は終わってしまったのだ。

 

「あー、叢雲?」

「……」

 

 恐る恐る叢雲を伺えば、彼女は唖然とした表情を浮かべ立ち尽くしていた。当然だろう。このような緊急事態に、軍事組織のトップが悠長に休暇を楽しむ事など出来るはずがない。つまりは、折角準備した彼女の計画が全て吹き飛んでしまったのだ。

 

「……どうしてこうなった」

 

 艦娘を指揮し深海棲艦を相手に戦う提督は、思わずため息を吐いた。

 




とうとうマクロレベルのネタが完全に切れてしまいました。とりあえず、次回でひとまずは最終回にする予定です。
「俺たちの戦いはこれからだ!」エンド? まあ大昔に書いた番外編の時代でも、まだ深海棲艦と戦っているので、大丈夫かなって。

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