それぞれの憂鬱~深海棲艦大戦の軌跡~《完結》 作:とらんらん
1月26日、タイトルを少し変えました
深海棲艦から国土を守る要であり、多数の艦娘を擁する鎮守府。この組織は元々民間人で国家によって招集された提督がトップに立ち、その配下として提督だけが指揮する事が出来る艦娘が在籍すると言う、既存の軍事組織からすれば考えられない程に異質な組織構造を有している。こうなった原因としては、艦娘自体が余りにも異質な存在ゆえに、手探り状態であった事が大きく、防衛省では問題が発生したら、その都度改善していくといういささか行き当たりばったりな方針が取られている。もっとも幸いな事に2018年時点において大きな問題は見受けられず、当面の間は鎮守府の組織形態はそのまま継続されているのだが。
しかしながら構成する人員が異質ぞろいの鎮守府とはいえ、結局は人の集まった組織だ。それ故に、組織内で大なり小なり程度の差こそ多々あれど派閥が産まれるのは当然である。(友人同士のグループも一種の派閥である) 特に艦娘の場合、各々が戦艦や空母など艦種を生まれながらに持っているためなのか、艦種毎に派閥を形成するケースが非常に多い。
それら派閥の相互関係を把握するもの、提督の大切な仕事でもあったりする。
長崎県佐世保市にほど近い海岸にあるとある鎮守府。そこに沿岸に併設されているブイとプールで使われるようなコースロープで仕切られた演習場に、多数の艦娘たちの姿があった。
「撃て!」
「攻撃隊発艦始め!」
海上ではあちらこちらから放たれた火砲が飛び交い、その上空では艦戦、艦攻、艦爆が入り乱れる。遠目から少しだけ見た場合、艦娘たちによる演習だと考える様な光景が広がっていた。
だがこの演習をじっくりと観察した場合、直ぐにその異質さに気が付くだろう。
「隙あり!」
「ちょ、待って!」
本来であれば艦娘は編隊を組み連携して戦うものである。だが目の前の演習では連携も何もないどころか、自分以外は全て敵と言わんばかりに、艦娘たちは単独で戦っているのだ。海上がそうであるならば当然、空も同様であり、小グループの航空隊が入り乱れて空戦が成されている。言ってしまえば艦娘たちによるバトルロワイヤルである。通常の演習ではまずあり得ない光景が、この場には広がっていた。
そしてそんな異質な演習に参加している艦娘たちなのだが、
「まだまだぁ!」
「こんな所で負けられないのよぉ!」
その士気は異様に高い。各々が己の技量を最大限に引き出し、この戦いを勝ち抜こうと言う意思が、傍から見てもひしひしと伝わって来ていた。
「どうしてこうなったんだろう……」
そんな異様な艦娘たちの戦いが行われている演習場に併設されている観覧席。そこには彼女たちの提督である山崎少年が、体育座りをしながら遠い目をしていた。そんな彼に隣に控える三日月が思わずため息を漏らす。
「司令官があんな事を言うからですよ」
「ここまで大事になるなんて思わなかったんだ……」
「だからといって、迂闊すぎます」
「ああ、うん。そうだね……」
凹む山崎少年。どうしてこんなことになったのか。事の始まりは前日まで遡る。
切っ掛けは、昼間に山崎少年が通っている小学校から郵送されて来た通知だった。
『授業参観のお知らせ』
このイベントを知った艦娘たちは、ざわつき始める事となる。
本来であれば山崎少年の両親が参加すべきではあるのだが、残念な事に彼の両親が住んでいるのは東京。流石に授業参観のために佐世保まで行く事は難しい。しかしだからと言って、授業参観に誰も来てくれなくて山崎少年を一人悪目立ちさせるのも、また忍びない。
「なら、私たち艦娘が代理で参加すればいいのよ」
この提案に全ての艦娘たちが一致団結した。鎮守府に存在する提督への教育方針に関する派閥である、『大人の魅力派』『姉なるモノ派』『同級生って良いよね派』『可愛い妹派』、これら全てが賛同したのだ。なおこれらの派閥がどういった方面での教育方針なのかは、派閥名から察せるかもしれないが、気にしてはいけない。
ともかく彼女らにとって、授業参観に誰も来てくれなくて愛する提督が寂しい思いをさせるのは、もってのほかなのだ。
そんな訳で誰に保護者として来てほしいのか、山崎少年に尋ねる事になったのだが、当の彼はいささかやる気が無かった。
「誰でもいいよ? みんなで決めておいて」
周囲と精神年齢の差がある為か、山崎少年は学校行事に興味が薄いのだ。それ故に対応もおざなりなモノとなってしまっていた。
こうして保護者枠選択のバトンは艦娘たちに渡される事になるのだが問題は、
「誰が行くの?」
誰が保護者枠として参加するかだ。その事に気付いた次の瞬間、先程まで一致団結していた派閥が一発でバラバラになり、保護者枠獲得のための会議室での戦いが始まった。
まずその構成員が駆逐艦、海防艦である『可愛い妹派』『同級生って良いよね派』が完全に消し去られた。見た目子供が授業参観の保護者枠に入れる訳がないので、全うな判断ではある。もっともそれでも両派閥のメンバーが悔しがったのは変わりないが。
次いで集中打を受ける事になったのは『姉なるモノ派』だ。先程の2派閥程ではないとはいえ、見た目の年齢が若すぎると保護者枠としては不適合とされたのだ。『姉なるモノ派』も「従姉枠で参加するから、見た目が多少若くても大丈夫」と抵抗するも、『大人の魅力派』の「見た目中高生の艦娘が参加すると、『お前、学校はどうした』とツッコまれる」との指摘に轟沈。『姉なるモノ派』の大半が保護者枠獲得競争から姿を消した。なお見た目大学生の『姉なるモノ派』の艦娘は「大学生なら時間が自由に使える」と主張し何とか生き残った。そして他の『姉なるモノ派』から睨まれた。
こうして『大人の魅力派』+αまで候補が絞られたのだが、ここまで来た所で議論は長時間、平行線を辿る事になる。残る候補者は9名。その全員が保護者枠を虎視眈々と狙っている故に、誰も一歩も引かないのだ。
とはいえ、いつまでも平行線の戦いが出来るはずもない。5時間にも及ぶ議論で誰もが疲労困憊した所で、誰かが投げやりに呟いた。
「このままじゃいつまで経っても決まりませんし、いっその事戦って決めますか?」
この提案にこのままでは埒が明かない事を嫌と言う程理解していた候補者たちが賛同。こうしてテーブル上での言葉を使った戦いから、砲弾(演習弾)飛び交うリアルファイトに発展したのだった。
「ここまで大事になるとは思わなかったよ」
「だったら大事になる前に止めて下さい」
三日月は小さくため息を吐きながら、視線を演習場の横に向ける。
『重巡愛宕ダウーン! 戦艦榛名による主砲一斉射が直撃! 耐えきれずにダウンです!』
『愛宕も足の速さを生かして攪乱に徹してたようやけど、金剛型は高速戦艦やからな。正面から戦うには、ちと相手が悪かったわ』
「あ、愛宕さーん!?」
「よっしゃー、このまま全員倒しちまえ榛名さん!」
そこには今回の戦いに参加出来なかった艦娘たちが集結し、目の前に広がる戦いに歓声を挙げていた。即席で作られた実況席で司会進行役の青葉が叫び、解説担当の龍驤が冷静に分析している。そしてそれ以外の艦娘たちは、自らが応援している艦娘に声援を送っている。
ただしこの声援、その全てが異様なまでに熱を籠っていたりする。そうなっている原因だが――観覧している艦娘たちが手に握っている紙切れにあった。
『保護者枠争奪戦開始から一時間が経過し、残る参加者は4名になりました! 観覧席では推しが外れて嘆く艦娘たちの悲鳴が響いています! そう言えば龍驤さんは誰に賭けましたか? 青葉は当鎮守府最強戦力の陸奥さんですけど』
『青葉は随分安パイに賭けたんやな。ウチは超大穴でドローに賭けたで』
『それネタ枠の滅茶苦茶倍率高いやつじゃないですか。なんでそんなものに賭けたんですか』
『ウチも空母なのに、見た目がアウトだからって除け者にされたんや。こんな戦い、全員相打ちになってしまえばいいんや……!』
『あの……隣で殺気を出すの止めてくれません?』
「そもそも、授業参観の保護者役を決めるのに、なんで賭け事まで始まってるんですか」
「さあ? まあ良いんじゃないかな」
「そんな無責任な――って、司令官それ……」
「……折角の機会だし?」
「小学生が買うようなものじゃありません」
外野でそんなやり取りが行われながらも、保護者枠争奪戦は最終局面に差し掛かろうとしていた。
「撃て!」
「あああああああっ!?」
陸奥の主砲斉射が粘っていた榛名を捉えた。幾ら戦艦とは言え榛名の防御力は対14インチ防御。41センチ砲の直撃はひとたまりも無く、これまでの蓄積ダメージの事もあり、榛名は轟沈判定を受けて脱落。
そしてほぼ同時に、
「はぁっ!」
「痛った!? あー、流石に乱戦じゃ空母は分が悪いってぇ」
艦攻と艦爆が全滅しながらも、何とか高角砲で戦っていた隼鷹を、高雄が砲撃で仕留めた。
『さあ、保護者枠争奪戦もとうとう最後の二人まで絞られました!』
『陸奥に高雄が残ったかー。両者ともこの鎮守府では主力を張ってるから順当やね』
『解説の龍驤さん、どちらが勝つと思いますか?』
『順当に考えればスペック差で陸奥なんやろうけど、中盤に雷撃を受けて機関損傷で速力が半減しとる。対する高雄は多少の損傷こそあっても戦闘能力を失っておらへん。どっちが勝っても可笑しくあらへん』
『なるほど』
陸奥と高雄、生き残った二人は同時に互いに砲を向け、引き金を絞る。だが、
「……失敗したわね」
「っ、弾切れ!?」
まるで示し合わせたように、両者とも残弾は残っていなかった。観客たちも直ぐに二人に起きたアクシデントに気付き、ざわつき始める。
『流石にこれは予想していませんでしたね。どうしましょうか?』
『二人とも接近戦用の艤装は持っとらへんしなぁ……、って何や?』
『え? あ、高雄さんが動きました!』
高雄がチラリと確認すると機関を全開にし、全速力で陸奥に突撃していく。対する陸奥も高雄の意図を理解したのか、重心を落とし身構える。
両者の距離がドンドンと狭まっていき、あっと言う間に互いの手が届く範囲まで到達した所で、
「ふっ!」
「っ! はぁ!」
高雄が放った左ジャブが陸奥の顔面を捉え、同時に陸奥の正拳突きが頬を掠る。それを切っ掛けに、本来ではあり得ない超至近距離での攻防戦が始まった。思わぬ戦いに観客たちも再び歓声を挙げ始める。
『ここでまさかの格闘戦だぁ! これには先程まで戸惑っていたギャラリーも大盛り上がりです!』
『ルールブック確認したら、弾薬だけ補給してサドンデスって書いとったけど、盛り上がってるしこのまま殴り合って決着を着けた方が面白そうやな!』
格闘戦を始めた二人だったが、その戦い方は対照的だった。高速性を活かしヒット&アウェイを繰り返す高雄に、基本的にガードを固め距離を詰めようとする陸奥。手数は圧倒的に高雄が多く、陸奥は防戦一方だった。
『まるで速射砲の如くジャブを撃ち込んでいく重巡高雄! 対する戦艦陸奥は防戦一方です!』
『陸奥は元々速度で負けている上に、機関損傷判定で速力が大幅に落ちとるからな。捕まえるのは至難の業や』
とはいえ、陸奥もやられっぱなしではない。高雄が攻撃のために距離を詰めたタイミングで反撃を試みる。だが、
「しっ!」
「遅い!」
「っ!」
陸奥が放った反撃のストレートを高雄は易々と躱し、逆にカウンターを食らわせる。
『カウンター一閃!』
『フットワーク軽いなー』
高雄が一方的に撃ち込み、対する陸奥の拳は空を切る。そんな一方的な戦いが繰り広げられていた。この光景に観客席から歓声と悲鳴が交差する。だが当の防戦一方の陸奥は、
「まだまだよ」
幾ら打ち据えられても、欠片も怯まない。そんな程度で
『龍驤さん、このまま高雄さんの完封勝ちになるのでしょうか?』
『いや高雄の手数は多いけど、拳が軽すぎるわ。陸奥に碌にダメージを与えられてへん。もちろん積み重ねれば倒せるけど、カウンターで一撃を貰う可能性は捨てきれんな』
『なるほど』
解説の龍驤の言葉は事実だった。高雄はジャブとストレートを合わせて幾発もの拳を一方的に叩きつけているにも関わらず、その表情は何処か苦し気だった。一方的に攻撃しているにも関わらず倒せない事への焦り、そして時折飛んでくるまともに喰らえば一発で足を止められかねない様な強打に、高雄は精神をすり減らしている。
「くっ、いい加減墜ちなさい!」
「お断りよ」
対する守りを固めている陸奥の表情は何処か涼し気だ。41cm級戦艦が持つタフネス故に、ラッシュの中にあっても全く堪えていない。拳の嵐の中であっても、陸奥は着実に前進を続けていた。
もちろん速度差から捕まるような事は無いのだが、二人が戦っている位置が段々と演習場の端へ端へと追いやられていた。そして、
「しつこ――え?」
陸奥が放った右ストレートをギリギリで躱し飛びのいた所で何かが足に当たった。チラリと視線を向ければ、それは演習上の仕切りに使われているブイだ。同時に司会席からの放送が飛ぶ。
『って、高雄さん! これ以上後退したら場外で反則負けになりますよ!』
「なっ!?」
唐突に飛んできた警告に、高雄は慌てて今いる自分の位置を確認した。左右には演習場を仕切るコースロープ、そして背後にはロープの起点になっているブイ。つまり高雄はいつの間にか演習場の角に追い込まれていたのだ。逃げるスペースが無ければ、速度を活かすも何もない。
「やっと追い込めたわ」
「まず――」
そしてそれは、陸奥が待ち望んだ瞬間だった。陸奥が笑顔と共に一気に懐に飛び込む。この突進に高雄は逃れる事が出来ず――
「はぁっ!」
「ぐうっ……」
陸奥の渾身のリバーブローが高雄の身体に突き刺さった。
『リバー炸裂ぅ! たった一発で重巡高雄の足を止めたぁ!』
『攻撃を耐えながら足だけで相手の行動をコントロールし、コーナーに追い詰めて一撃。陸奥も恐ろしい事するもんや』
「まだまだよ!」
盛り上がる実況席を余所に、陸奥の攻撃は終わらない。高速のシフトウェイトと共に右の拳が放たれ、悶絶し動けない高雄の頭を弾き飛ばす。
『右ぃいいいいいっ! 戦艦陸奥、重巡高雄を完全に捕まえたぁ!』
『でもあの強打を受けてもまだ立っとる! 高雄もガッツがあるで!』
龍驤の言う通り確かに高雄はまだ立っていた。だが彼女には既に反撃に出る余裕が残っていない。そんな動けない高雄の腕と服を、陸奥が掴む。
「いい加減、終わらせるわよ」
『戦艦陸奥、一本背負いのモーションに入ったー! これで勝負を終わらせる気だ!』
『綺麗なフォームやな。ああなったら振り解けへん』
高雄の身体が浮かび上がる。観客の艦娘たちも誰もが決着が着いたと確信していた。だが高雄はこの状況においても、
「……まだっ!」
諦めていない。彼女とて折角手か届く所まで来た
何とか身体を捻り、左脚に装着されている4連装魚雷発射管を陸奥の身体に向ける。
「魚雷!? でも!」
『魚雷がまだ残っていた!? でもなんで今まで使わなかったんですか!?』
『いや、魚雷4発じゃ陸奥を仕留めきれへん。精々大破が限界や。多分、格闘戦で削って止めとして使うつもりやったんや』
『ならここで撃ったという事は、苦し紛れという事でしょうか』
『そう言う事やろうな』
勿論高雄とて、やろうとしている事が苦し紛れである事も良く理解している。しかしここまで来て、何もしない訳には行かなかった。
「行って!」
高雄が場外に投げ飛ばされると同時に、砲にはない軽い音と共に魚雷が発射された。演習場内に残ったのは、投げ飛ばした陸奥と宙を舞う4発の魚雷。しかし魚雷は狙いが曖昧過ぎたせいか、陸奥の手前に落ちるような軌道を描いている。着水した所で、碌に陸奥に向かう事は無いだろう。
この時誰もが――それこそ高雄も――陸奥の勝利を確信した。しかし、
「――え?」
何かの気まぐれか、それとも高雄の執念か。沿岸部特有の海から陸に吹く海風が、魚雷の軌道をほんの少しだけ押し出した。その軌道の先にあるのは――陸奥の艤装の第三砲塔。
4発の魚雷はいささか歪な軌道を描きながらも、まるで吸い込まれるかの様に第三砲塔の天蓋に直撃。大爆発を起こした。
『えっ、直撃!?』
『マジか、あれ当たるんか……』
『あ、陸奥さんの妖精さんから通信が来ました。え、マジですか?』
『どうしたん?』
『轟沈、轟沈判定です!』
『マジで!?』
戦場となっていた演習場を見れば、唯一残っていた陸奥が呆然自失に座り込んでいる。その姿はどう見ても勝者ではない。
『ちゅーとこは、全滅?』
『そうなりますね……』
『……よっしゃぁあああああああああああ!』
次の瞬間、観客席から悲鳴と驚嘆と約一名の歓声が響き渡った。同時にハズレ投票券が紙吹雪の様に観客席に舞う。
「まさか、こんな決着になるなんてね」
山崎少年は感嘆の声を挙げる。それはそれとして手に持っていた投票券を放り投げたが。
「ゴミのポイ捨ては駄目ですよ」
「いや、ある種の恒例行事かなって」
「別にそんな訳じゃないですからね? それはそれとして、保護者の代わりはどうするんですか? このままだと再戦ですよ?」
「それでもいいんじゃ――」
「し れ い か ん?」
「冗談冗談。そうだね、戦闘艦は全滅したって事で、今回の争奪戦で参加してなかった間宮さんと神威さんにお願いするよ」
間宮と神威は派閥としては『大人の魅力派』に属しているが、今回の騒動においては二人とも一歩下がった立ち位置にいたのだ。山崎少年は争奪戦に参加した艦娘の中から選ぶよりは、不満は出ないと考えていた。
そんな彼に、三日月は不思議そうに首を傾げた。
「? なんで二人なんですか?」
「え?」
秘書艦の質問の意図が分からず、山崎少年も首を傾げる。
「なんでって……、三日月の保護者枠も必要でしょ? 三日月だって僕の護衛として学校に通ってるんだから」
「えっ? ……………………………あっ」
「…………え?」
周囲が喧噪で包まれる中、暫くの間、二人の間に嫌な沈黙だけが漂っていた。
なお時系列的に鎮守府の平均艦娘保有数は100名行くか行かないかだったはずなので、バトルロワイヤル参加者は比較的少なかったりします。
なお翌年になるとバトロワ参加者は更に増えるでしょう。