前回までのあらすじ。
「私、畑ランコによる、前回までのあらすじ」
「1日目。Dクラス男子と教師の間に生まれた禁断の関係...よる静かに寝る男子達、そこには教師の姿。そして男子は言った。「どうして、先生がここに!?」先生と共に乱れて行く生徒たちの行く末とは...。」
『乱れてんのはあんたの頭だぁ!』
日本のどこかの中学校から、そんな声が響いた。
「そして2日目ぇ!絡み合い、仲を深める女子たち、ついには身体を許す関係に...!そこから発展していき、やがてはま○こを交わす仲に...」
『あんたそれ以上は許されからなぁ!?』
またどこかの中学校からツッコミが届いたような、届かなかったような...。
いやー、ツッコミって大事ですねー。改めて津田の存在に感謝感謝。
では、津田のいない本編へどうぞ。
【3日目】
ここまで来ると各々の班がサバイバル生活に慣れてくる。女子には興味無い横島先生は、別のクラスのテントに出没していたが、ともあれDクラスの男子は復活し、まき集めなどの力仕事をやるようになった。ちなみに、力仕事をやるのを拒んでいた男子もいたが、横島の襲撃以来、力をつけるために頑張っている。もう襲われないように。
そして、女子もまた男子が全滅しないように手伝うのを惜しまないようになった。良くも悪くも、男女の仲が深まった。
Dクラスが各々にやる気を出している中、Aクラスの仮リーダーである都城市...城之内.......葛城は島の森の中の人気のない場所で、リタイアしたはずの龍園と会っていた。
「約束は守るんだろうな」
「あぁ、既にスパイを送り込んでいる。頃合いを見てリーダーのカードの写真を撮って持ってこさせる予定だ」
「こちらの方に畑ランコがやってきた。あいつは頭のおかしな言動が多いが、頭はまわる。くれぐれもバレないようにな」
Aクラスのキャンプ地まで情報無しでやってきた畑を警戒する葛城。
「おいおい、自分の事をハゲだのずる剥け○んぽとか言われて怒るのはわかるが、そこまで警戒する必要はないだろ」
「おい龍園、お前毒されてないか...?」
皆さん忘れているかもしれないが、この龍園翔。なんと"この作品"で、横島ナルコの初めての犠牲者なのだ。まぁ、これ以上は言わなくともわかるだろう。
「それより、お前の事は誰にもバレて無いだろうな...?」
「当たり前だろう。俺を誰だと思ってる」
龍園の作戦の内容のターゲットはDクラスである。
まずCクラスの誰か。自分が信用している人物をいじめて、他クラスの所に行かせる。今回の彼のターゲットはDクラスな為、当然Dクラスに行かせる。いじめられた跡などを見れば、他クラスでも慈悲で入れてくれるだろう。
ーこの時点で、作戦自体に穴があるように思えるが、そこはまだ彼の技量の問題なので、置いておこうー
次に、その生徒以外のCクラス全員がリタイアしたと思わせた上、自分だけはリーダーとしてのこり、最後の日までバレないように過ごす。これで、Dクラスに自分がいることがバレない限り誰もリーダーを当てれないだろう。
ー森の中を葉っぱで作った臨時ギリースーツで隠れ、男女のそういう方面の進展をカメラでとらえようとしていた畑さんに普通に気づかれているが、畑さんが誰にも言ってない為にそこまで支障はない...はず...ー
次に、Dクラスに潜入した者が、リーダーの名前が登録されたカードの写真を撮る。カメラの持ち込みは禁止なため(畑は独自のルートからカメラ類を調達している)、横島に頼んで決められた地点にカメラを袋に入れて埋めてもらう。そして、それを潜入者が受け取り、使う。
ーこれ普通に渡して貰ってはダメなのだろうか?埋める必要性があるとは思えないがひとまず置いておく。このカメラ、横島には使い道が正確にわかっていた。だから彼女の気遣いにより、カメラは"ビデオモードで土からレンズだけを出した状態で埋められていた。そのおかげか、盗撮に敏感な堀北によって発見された後、破壊された。
もし、畑さんがいなければ、盗撮に気づく能力には目覚めてないので、畑さんのおかげと言えるだろうー
カメラを壊されたからには、強行手段でカードをどうにか盗むしかない。1度リーダー登録すれば"滅多に"変えられないので、盗んでしまえばこっちのものだ。
高度育成高等学校主催の無人島サバイバル。社会人に必要な社会人基礎力である、前に踏み出す力、考え抜く力、チームで働く力を伸ばす事がこの試験の目的である。
サバイバル生活開始から3日。カメラを壊され、盗むことを強いられた伊吹澪が動きだす。
龍園翼はまだ知らない。
自分の作戦が1人が学園に与えた波により、破綻寸前であることを。
綾小路は優秀だ。畑が無表情に少しの邪悪な笑みを浮かべながら見せて来た龍園が人目を気にしながら水浴びする写真。先程畑さんは龍園について言ってないといったが、彼女は龍園が写った写真をこうやって見せて回っているのだ。
『えぇ、言ってませんよ?写真を見せただけです』
彼女がとある生徒会の裏事情?を知ってしまったことについて口止めされたときに言った言葉である。
彼女には口止めが通用しないのに、口止めがない情報が流れないわけが無い。
そんな写真から、龍園の考えに辿りついた綾小路は、伊吹が動くのを待っていたのだが、三日目にしてもまだ彼女は動かない。頼まれた仕事をやるだけだ。
ならば、動きやすいようにするまでと綾小路は考え、彼もまた機を待つ。
そして、畑もまた、機を待つ。
「何をしているのかしら?畑ランコ」
「あっらー、リーダーじゃないのー」
「リーダーって呼ばないで!貴女ルールわかってないの!?」
堀北に話しかける畑によって、あっさり誰がリーダーか目の前でバラされた伊吹は暫く動けずにいた。
「それぞれリーダーを決め、お互いに知らせないようにするのでしょう?王様ゲームって事ですね」
「貴方がわかってない事はわかったわ」
「なんですと!?」
「じゃあ、私が説明してあげるから、よく聞きなさい」
「はい」
畑はメモ帳を取り出し、メモをしだす。もはや持ち物の持ち込み禁止の事を言うものはいない。
「まず、チームのリーダーをそれぞれ決めるわ」
「乱交パー○ィと言えど、進行役は必要ですからねー」
「お互いにそのチームのリーダーが誰かあてる」
「互いの○器をあてがう」
「当たればポイントを貰えるわ」
「当たれば妊娠...」
「逆に、リーダーを当てられればポイントは無くなるわ」
「妊娠すれば暫くヤれなくなる」
「だから、お互いに隠し、そして当てなければならない」
「だから、コ○ドームが必要...」
「...」
「?」
...堀北は説明を諦めた。
Dクラスの馬鹿な会話のおかげで、自分の仕事を果たせると確信し、行動に移す伊吹。
その後を追いたいも、断念した堀北の代わりにルール説明してあげるよう頼まれた綾小路は、仕方なく畑もつれて、伊吹を尾行する。
綾小路は自分以上に気配や音を隠すのが上手い畑に驚くが、それも今に始まったことでは無いので無視する。
伊吹が向かった場所は、カメラが埋められていた場所だ。綾小路も伊吹も知らないが、そのカメラは既に堀北によって破壊済みであり、なんの意味もない。
伊吹はカメラを掘り起こし、彼女はレンズが粉々に砕けたカメラ。掘り起こした地点が高すぎるし、足跡もついていたので、誰かに踏み壊された可能が大きい。
彼女は自分のリーダーがアホなのではと思ったが、取り敢えず今はそれを置いておく。問題は、カメラで撮る以外に残された方法が、カードを盗み、リーダーのところに持っていくことだけだが、無線を渡されていない為にそれもできない。
龍園が無線を使ったのは、人がいる所を避ける為であり、緊急事態に対応するための連絡用ではない。
伊吹は、自分でAクラスに向かって、カードを見せることを決意する。
その後ろで見ていた2人の反応は様々だ。
「カメラ?...リーダーのカードを撮るつもりか」
「カメラ?...男子のもっこりを撮るつもりか」
綾小路はカメラから、彼女の目的がリーダーを知ることと推理し、畑は彼女が盗撮犯だと推理する。そこまで考え、畑は動こうとするが、綾小路によって止められる。
「まて、何をする気だ」
「盗撮は犯罪です!今すぐそのカメラの中身を没収し、私のものに...!」
「盗撮は犯罪って...あんたが言うか..?」
いつもの無表情はなくなり、悪い笑みを浮かべる畑をみて、綾小路は尚更止めなくてはと思った。
この日以降、横島の出没は無かった。この無人島の1件で、彼女はこの学校の教師を辞めさせられ、そして桜才学園に転任することとなる。戻って来たと言ってもいい。
彼女に合う学園はそこしかないのかもしれない。
こうして、高度育成高等学校は、僅か1ヶ月の間に2回も教師を入れ替えるという珍事が起きたが、そのことについて教師に聞くと、誰もが疲れたような顔をした。
龍園くんは知らない。自分の建てた作戦が始まる前から終わっていることを。
と言うより、頼む人が横島先生の時点で詰んでるんだよね。
龍園くん可哀想。龍園くんの童○が奪われたかどうかはご想像にお任せします。