誰だよこいつこの教室入れたヤツ   作:パリの民

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短いし進んでないけど勘弁して


畑さんは基本邪魔

期末テストで赤点を取った者は、退学。これは高校生の彼らからすれば、かなり酷い内容だ。だから皆必死に勉強しようとする。無論、彼らが必死に勉強する理由は何もそれだけでなく、クラスポイントが関係していたりする。クラスの殆どがテスト向けに必死に勉強している中、とある部屋でそれは行われた。カーテンが閉まっているのか、中はほぼ真っ暗でお互いの顔が見分けにくい。そんな怪しい部屋で、男女がペアでいればやましい行為をしていると思うのが思春期男子だが、生憎二人はそんな間柄ではない。

 

 

「さて、私から例の者の情報を買いたいと言っていましたが…幾ら出すんですか...?博士...」

 

 

博士と呼ばれた男はどす黒い声で静かに笑った後に、言った。

 

 

「1人2000ポイントだ...それ程の価値がある」

 

「ほぉー...これは大きく出ましたな。クラスポイントが無く、いつ追加の料金を貰えるかわからないのに...」

 

「俺は学校が始まってからのこの数週間、全て友達に隠れて山菜定食を買っていた。そうやって節約して残った金は全てこの為にあったのだ。先生の何でも買える発言はどうやら合っていたらしいな」

 

「まぁ、いいでしょう。ちなみに、何ポイントあるんです?それによって買える量が変わりますよ...?」

 

 

この女、かなりの鬼畜である。彼女がこう聞くという事は、残ったポイントを全て搾り取るつもりのようだ。

 

 

「そう、まるでザー○ンを搾り取るように!徹底的に!」

 

 

ここまで来れば、もはやこの二人が誰か読者にはわかっただろう。男はクラスで博士呼ばわりされている外山、そして、女は新聞部と自称する畑である。

 

ちなみに、下ネタは無視された。

 

津田を呼んできてほしいくらいだ。

 

 

「84000ポイント、つまり42人分」

 

 

この男は元から全て出すつもりだったらしい。

 

携帯を通してポイントが行き来し、闇の(物理)取引は終わった。

 

 

「では、これを。うちのクラスの女子は20人しかいないので、人気のある他クラスのも入れておきました」

 

 

84000ポイント支払って得たのは、1枚の紙切れ。

 

だが、これでいい。

 

外山が買ったのは女子のスリーサイズである。それが1枚の小さな紙にびっしりと書かれている。ぴったり42人分という事は、彼女は博士がどれだけ買うか、いやどれだけ買えるか。つまり博士の現在のポイントを把握していた。

 

それに気づいた博士はやや彼女が恐ろしくなったが、彼女の口から聞こえた下ネタで怯えるのも馬鹿馬鹿しいと思った。

 

 

「ちなみに、私のも入れておきました」

 

「いや、畑さんのはちょっと...」

 

「私の情報に価値がない事は知っていますよ。だから入れた!少しでもあげる者の価値を落として儲ける為に!」

 

「あ、でも畑さん意外と人気あるので、大丈夫でござる」

 

「なん...だと...?誰ですかその人は、洗脳して櫛田(おっぱい)の事が好きになるようにします」

 

「さっすが畑さん!俺たちに出来ない事を平然とやってのける。そこに痺れる憧れるぅ!まさか自分から商品価値を落としていくスタイルとは、まじ尊敬するンゴ」

 

「あれですよ、大阪城がエレベーターつけるのと一緒です」

 

「うん、絶対違う」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日の夜、畑はいい新聞のネタが無いか探していたら、面白い物を見つけた。まだ新聞部すら作ってないのに、もう活動を始めてるのは、流石としか言えない。

 

Dクラスの佐倉が夜の森で自撮りをしていたのだ。

 

 

「へぇー、貴方は佐倉さんでしたよね?」

 

「は、はひ!?い、いつの間に!」

 

「木の影からずっと見ていましたよ」

 

「ずっとですか!あ、あ、あのこの事は、クラスのみんなには内緒で...」

 

「どうしようかなー、新聞部としてこんなスクゥープ逃せないんだよねー」

 

 

かなりの棒読みで、それを聞いた佐倉がコミュ障に似合わず慌てた感じで話しかける。

 

 

「そ、それは困ります!わ、私何でもしますから!」

 

「ん?今何でもと?」

 

「ヒィ!?」

 

「じゃあ、こうしましょうか。これから自撮り禁止!」

 

 

ビシッと人差し指を佐倉に向け、もう片方の手を顔に当てて決めポーズ。

 

 

「そ、そんなぁ!」

 

「その代わり、私が撮る!」

 

 

バァーン!というような効果音が聞こえて来そうな感じでジョジョ立ちをする畑。

 

 

「えっと、どういう...」

 

「どうせ撮るならちゃんとした機材で撮らせてくださいと言っているんですよ。別に自撮りしてもいいですが、要は被写体になれって事です。えぇ、まぁ、その写真を販売する事になるかもしれませんが」

 

「そ、それだと私だとバレちゃうのでは...?」

 

「ダイジョブその辺は新聞部に誓って、絶対漏れないようにするから!だからエロい格好に着替えて写真撮らせて、ぐへへへへ...」

 

「は、畑さん、本音出てるよ!?」

 

「何をおっしゃいます!私は貴方の趣味を手伝いたい一心で」

 

「さっきの言葉は無かった事にするんだね、あははは...」

 

 

 

 

 

これが佐倉と畑の出会いだった。

 

いやもうクラスで出会っているが、まともに話せるようになったのはこれが切っ掛け。まぁ、片方はまともな事を話したことは無いが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とある日の夕暮れ時、綾小路は堀北を説得するために会いに行こうとしたが、彼女が自分の部屋のある方とは別の方に向かっていたので気になってついて行った。

 

そこで見たのは男に迫られている堀北だった。一瞬ナンパかと思い立ち去ろうとしたが、男が堀北に危害を加える動作をしたので、仕方なく関わる事にした。

 

 

「おい、何も本当にやることは無いだろう、相手は女だぞ」

 

「君は...」

 

 

振り返った男の顔が生徒会長のものだった事に驚き、堀北が兄さんと呼んだことにさらに驚いた。

 

 

「...........なるほど、近〇相姦か...邪魔したな」

 

「違う」

 

 

1秒も経たずに否定する生徒会長は反射神経が相当なものだと見た。

 

 

「なんですとぉ!〇親相姦ですとぉ!!!撮影せねば!」

 

 

そして、この女性の反射神経も運動神経も絶対おかしい。そう思いながら3階の窓からカメラを空中で構えながら飛び降りてくる畑に呆れた目線を送る綾小路だった。

 

生徒会長は畑の行動に気を取られ気づくのに遅れたが、漸くまだ腕を掴まれている事に気が付き、振り払わずもう片方の手でつきに行く。恐らく狙いは頭で、下手すれば脳震盪を起こすのではないかと思うほど速い。そしてそれを簡単に躱す綾小路にやはりかと言う目線を送る。

 

 

「入試の成績、全て中間点ぴったり取っただけで留まらず、この身のこなしとはな....只者ではないな」

 

「偶然ですよ、偶然」

 

「ほう、今私の拳を躱しているのも偶然か?面白い」

 

「男同士で組んづ解れつ........1部の女性には売れる…!」

 

「え、ちょま、待て貴様」

 

 

畑の発言に動揺する堀北兄、そして、見たこともない兄の姿に妹も固まる。一応生徒会長が仕掛けて来ないので綾小路も手を止めている。

 

シラケたのを感じたのか堀北兄は1度わざとらしく咳をし、冷静になる。

 

 

「ごっほん。君、その動画をどうするつもりだ?いや、いつから撮っている?」

 

 

実は畑が撮った物はかなりまずい。何故なら生徒会長が新入生に暴力を振るうシーンが載っているのだ。

 

 

「貴方と鈴音さんが話し合いを始めた頃からですが?」

 

「つまり、全部か...」

 

「ちなみに、動画の使い道は少々見やすくする為に加工して(残酷な戦闘シーンを演出して)、新聞に載せて出すつもりです」

 

「........何が望みだ?」

 

「私スペシャル定食が食べたいなぁー」

 

 

棒読みのセリフの筈なのに異常にムカつくがなんとか堀北兄は抑える。

 

ちなみに畑の次の日の昼食はスペシャル定食であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




下ネタの量が少ない、圧倒的に。あ、畑さんがキャラ崩壊していたら言ってください。え?ほかの人?それは知りません。
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