誰だよこいつこの教室入れたヤツ   作:パリの民

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誰か助けて、下ネタの量が減ってるよー!こんな下ネタが少ないのは畑さんじゃない!ごめんなさい、次は、次こそは下ネタを大量に...

次の投稿も遅くなると思います。


畑さんは動かしやすい。

須藤が原因のCクラスとDクラスの騒動は、結果からすれば原作通りになった...

 

 

 

 

など、ありえない。

 

彼女、畑 ランコがこの学園にいる限り。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

須藤とCクラスの連中が揉めていた現場を目撃した者を佐倉以外で探し回った綾小路らだったが、結局彼女以外にいないだろうという結論に至った。

 

そして、佐倉ちゃんの事は任せてと櫛田が言っていた為に暫く様子見という事になった。

 

その日の放課後、綾小路は櫛田に一緒についてきて欲しいと言われて、待ち合わせ場所に行くと佐倉と櫛田がいた。

 

 

「ごめんねー、2人でショッピング行くことになって荷物持ちの男手が欲しかったんだよね。頼める?」

 

 

そんな上目遣いされたら断れる物も断れないだろうと思いながら櫛田の言うことを聞く綾小路。

 

 

「綾小路くんだけじゃ可哀想だと思うから、私も男手を呼んだんだよね」

 

「え!佐倉ちゃん彼氏いるの!?」

 

「なんと!スクープの予感!」

 

「畑さん!?」

 

 

櫛田が驚いて大声を出すと同時にどこからかいきなり畑が現れた。

 

 

「いや、ううん?あ、そうじゃなくてね。男手って畑さんの事だから」

 

「え、畑ちゃん女の子だよ?」

 

 

ちなみにだが、このクラス、学年所か世界では畑を下の名前で呼ぶ者はいない。何となくその方がしっくり来るのだろうか。確かにランコちゃんと呼ぶと違和感があるが。

 

 

「でも、多分大抵の男よりも男手になると思うよ?力的な意味で」

 

 

佐倉は何を言っているのだろうか、と櫛田は思ったが、そう言えばと以前彼女が高円寺と腕相撲で張り合っていた事を思い出す。ちなみに高円寺が両手で、畑が片手だ。改めて考えると、畑の異常性がよくわかる。

 

ゴリラ女と呼ばれても仕方ないのだろう。本当に畑は化け物だ。顔が可愛く、筋肉などどこについてるか聞きたくなるような体なのに、一体どこからあれ程の力がでるのかは永遠の謎である。

 

 

 

その後、綾小路を引き連れショッピングに彼女らはいった。綾小路は荷物係として呼ばれたが、畑が結構持ってくれるのでかなり楽だ。女の子を3人も連れてショッピングなどと言うハーレムをクラスの三バカが見れば嫉妬物だろう。

 

なんせ、櫛田は言うまでもなくクラスどころか学年のアイドルであり、佐倉は地味だがよく見ればかなり可愛い。おまけに胸も櫛田に負けない程のボリュームだ。綾小路が知らないが、実は密かにファンがいたりする。まぁ、できた原因は畑だったりするが、それはひとまず置いておく。

 

 

「それにしても、Dクラスはポイントを貰えなくなったのに、それでも買い物するのか」

 

「うん...ランコさんのおかげで、私の趣味がポイントになったの」

 

「えぇ、佐倉殿は良き取引相手です」

 

 

佐倉はインターネットにて自撮り写真をあげる事が趣味であり、そのお陰でちょっとした有名人なのだ。しかし無料であげていた為、収入がない。そこで、畑を通して学校中に謎の美少女の写真として販売したのだ。その結果彼女の現在のポイントは数十万もある。

 

 

「へぇー、佐倉ちゃんの趣味ってなに?」

 

「え、えぇと...」

 

 

櫛田は何故聞こうとするのだろうか、彼女は知っている筈なのに。

 

綾小路に知らせる為だろう。

 

何故櫛田が知っているかだって?

 

 

「企業秘密です。と言うか、貴方も"新聞部"なのですから知ろうとすれば知れるはずですよ?」

 

 

彼女が新聞部の副部長だからだ。

 

 

「...まじか...」

 

 

綾小路はここに来ての新事実に驚きを隠せないでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今現在、新聞部はかなりの規模となり、更には都市伝説まである程の組織だ。

 

異世界の情報が行き交う場所が冒険者ギルドであるように、この学校で情報が行き交う場所が新聞部となったのだ。

 

新聞部の内部の情報量は凄まじく、利用価値は大きい。セキュリティは畑が自慢するほどの物であり、並のハッカーでは突破所か、かえって自分の情報を晒す事になるほどだ。

 

新聞部の情報には閲覧権限があり、新聞部員ですら買わなければ手に入らない情報もある。ちなみに、それらの情報を全て管理しているのが畑であり、副部長の櫛田でさえ見せて貰えない。そんな情報を独占しているにも関わらず新聞部の誰も彼女に逆らおうとしない。

彼女に逆らおうとしない。

 

それは自分らの機密情報を知っている彼女が怖くて逆らえないからだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

などという大それた理由じゃなくて、単に彼女に借りを作るのが嫌な人が多いだけだ。

 

考えて見て欲しい。貴方の知り合いには年中下ネタしか言わず、おまけに馬鹿な行動ばかりして捕まっている奴がいる。そんな奴が自分よりも遥かにお金持ちだとして、彼になにか奢ってもらうのはプライドが許せるか?

 

ちなみに作者は余裕で奢ってもらうだろう。

 

 

「櫛田はなんで副部長になれたんだ?」

 

 

綾小路が気になっていた事を歩きながら聞いた。

 

現在、壊れた佐倉のカメラを直すためにカメラショップに向かっている。

 

 

「んー、私は畑さんに誘われたからかな〜」

 

「えぇ、うちには万人受けするマスコットが足りないと思いまして。彼女と書記が来てから部員のやる気と数が劇的に伸びました」

 

「書記?」

 

「えぇ、Aクラスの坂柳有栖です」

 

「んー、知らない名だな」

 

「うんとねー、坂柳さんはとってもちっちゃくて可愛いんだよ!」

 

「えぇ、1部の趣味の者にはたまらない物をおもちだ」

 

 

ちなみに、櫛田が入ったのは自分と綾小路の間に起こった出来事が知られていないか探るためである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カメラショップの店員はかなり気持ち悪かった、と後に櫛田は語る。

 

常にはぁはぁと言いながら、佐倉を見つめており、佐倉が住所を書く時など目が血走っていた。そして、綾小路が代わりに自分の住所を書いたら激怒した。

 

だが、綾小路に正論を並べられて黙らされた。

 

 

「別に彼女の住所じゃなくてもいいだろ。受け取り人は誰でもいいはずだ」

 

 

そんな会話をしている中、商品選びをしていた畑が戻ってきた。

 

察しのいい人にはもうおわかりだろう。

 

 

「おや、皆さんはここでなにを?」

 

「畑さん。私のカメラを修理しようと思って...」

 

「あぁ、なら大丈夫ですよ。部品はこれで足りるので私が修理してあげましょう」

 

「畑さんってカメラの修理もできるのか…ハイスペックすぎだろ。なんでDクラスなんかに...あっ…(察し)」

 

 

綾小路が何かを察していた。

 

実は、彼女のカメラが壊れた原因は畑にあった。彼女を撮影する時に、畑のカメラで撮った後に更に彼女のカメラでも撮ってあげるという約束をしているのだが、その際に水中でカメラを使ったのが間違いだった。彼女のカメラは畑のとは違い防水ではなかったのだ。

 

 

「私があろう事か、ぐちょぐちょに濡れている佐倉さんのおまんまん中にカメラを突っ込んでしまったt」

 

「畑さん、何言ってるんですか!?しかも言い方変えてピー音を回避しないでください!」

 

「違いますから!水中で使ってしまったせいでしょう!」

 

「ていうか、よくそんな躊躇いもなく言えるね...」

 

「という訳で、これください」

 

 

受け付けの男はずっと畑を睨んでいた。畑に自分の仕事を取られたせいで佐倉と近づけない事よりも、彼女と佐倉の関係が羨ましかったのだ。

 

 

「くそ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、その男は佐倉に向けて盗撮写真を送るなどしたが、全て佐倉に知られる前に畑が処理(持ち帰り)した。更に男が佐倉の部屋に乗り込もうとしたが、いざ入って見れば中で待ち受けていたのは5人の警察。呆気なく逮捕され、その後名無しにより有名な掲示板に彼についてこう書かれていた。

 

 

ーー

カメラショップ店員、松下 寮 (まつしたりょう) 38歳。童貞。

 

女子高校生を盗撮し、更には部屋にまで乗り込み乱暴をし、現在〇〇刑務所にて服役中。懲役1年。

 

《松下の卒業アルバムの写真》

 

住所---------。

 

身長167cm、体重79kg。

 

家族構成は母親、父親、弟。

 

彼が一年後に釈放されても皆さんには彼を許さないで欲しい。私の娘の青春は彼のせいで台無しになったのだ。

 

私は彼を許さない。

 

--

 

 

 

 

ちなみに、男が持っていた写真は全て畑が没収したが、後々佐倉の前で全て燃やした。佐倉の為だと彼女は言っているが、写りが良かったら彼女は燃やさなかっただろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あいせーいぽこ〇ん、ゆーせい、出すぞぽ〇ちん!ぽこち〇!ぽこ〇ちん!おち〇ぽ主義ってなんだ?(壁を叩く音)おち〇ぽ主義ってなんだ?正直私もわからない」

 

「僕は君がここでそれを言う理由がわからない」

 

 

CクラスとDクラスの騒動の会議が、Cクラスの訴えの成立で幕を閉じず、後日仕切り直しになった。

 

そして、生徒会長である堀北兄が部屋から出てきて迎えたのは変人、否変態だった。

 

 

「ここでは、ぽこ〇んのぽこ〇んによるぽこ〇んの為に、ぽこ〇んを健全に言える社会を目指します!」

 

「何をしているのだ貴様は...!」

 

 

もはや口調が意味のわからない事になっている生徒会長。あぁ、畑の言動の意味がわからないのはいつもの事だ。

 

 

「おや、つれないですね。まぁ、私が用事があるのはナニつきの貴方では無く後ろの無い方なので悪しからず。さぁ、行きましょう橘さん!大丈夫、処女までは奪いません」

 

「ふぁ!?」

 

 

堀北兄の後ろには橘茜ただ1人。

 

 

「だそうだ、橘。さっさとこいつを連れて行ってくれ、頼む...」

 

「え、か、会長!?」

 

「では行きましょう」

 

「私もこれと2人っきりとか嫌なんですが!会長!助けてー!力つっよ!?」

 

「安らかに眠れ、橘...」

 

「会長ぉぉぉ!?」

 

 

堀北兄はとことん畑が苦手なようだ。

 

この一点にのみ、堀北妹は兄に勝っている。最も自慢できないが。

 

 

 

 

 

 

 

 

畑は櫛田に頼まれ、今回の一件に少し手を出す事になった。彼女は部員の頼みなら断れないと言っているが、どう考えても櫛田のメイド姿に釣られたのだろう。

 

そう、今回の成功報酬は櫛田のメイド姿の写真販売権である。

 

では、あの櫛田が。あの本性はクソしか言えない畑称うんこマン、もしくはスカ〇ロフェチ野郎。そんな彼女がなぜ畑に頼んだのか?彼女は表では須藤がいなくなったら悲しいと言っているが、別にそんな事は毛ほども思っていない。ではなぜか?皆さん思い出して欲しい。彼女は自分の友達数人に店を占領させ、更に綾小路を利用してたった一人の人物と一緒に食事をしようとしたことがあるのだ。まぁ、結果失敗したのだが。

 

そう、彼女の目的は堀北鈴音と仲良くなる事。

 

 

 

 

 

ーもしも今回の一件、堀北の発言やら佐倉の証言を持ってしても解決できなかったら、私がなんとかする。そして、なんとか出来たら友達になって欲しい。ー

 

 

意外な事に堀北は承諾した。このやり方の方が彼女好みらしい。

 

 

 

 

 

 

 

そして、櫛田の持つ能力は基本が他力本願。その中で彼女がある意味1番信頼している生徒に頼んだ。

 

自分のメイド姿と引き換えに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




後藤さんは素晴らしい。


次回は新キャラ出せるかな?

新たに出すキャラが気になる人へのヒント、先生です。え?これだけじゃヒントにならない?本当に生徒会役員共見てます?

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