誰だよこいつこの教室入れたヤツ   作:パリの民

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お久しぶりです。センターが終わり、まだ2次がありますが、期間開きすぎると凍結扱いされそうなので出します。


追記:津田と会長の会話を、タカトシとコトミの会話に変えました。この変更は後々に響きます。


畑さんは副部長にお手本を見せる。

新聞部の新聞の1面は、とある先生のことで持ちきりだった。

 

《坂上数馬(さかがみかずま)》

 

生徒を陥れるクソ教師!?

 

 

このタイトルから始まる新聞の内容は1年Cクラスの担任である坂上氏がCクラスの代表をポイントで脅して操り、彼らを使い他の生徒を退学寸前にまで追い込んだという物。更にはこれまでの教師としてはありえない行為などや、書類改竄、教師や生徒に対する痴漢疑惑など様々な彼が犯したとされる罪が述べられていた。

 

特に1番読者を驚かせたのは生徒会長の面前にも関わらず書類改竄の嘘を貫き通したという事実を、後に新聞部が暴いたということであろう。

 

作成者の畑曰く8割が本当らしい。

 

これが、畑が橘を呼んだ理由。

 

彼女に坂上のやった悪事を報告させてもらったのだ。

 

意外にもこれほど沢山の悪事が出てきたのだが、これだけでは炎上までは足りないと考えた畑は橘にサムズアップしてから、なぁーに、でっち上げは得意です!と言って去っていった。

 

橘も生徒会のメンバーとして畑の行為は少し見過ごせないところがあったが、それ以上に坂上が会長を騙していた事が許せないので彼女に協力することにした。

 

ちなみに、その後彼女は畑と少し仲良くなり、会長の写真を買う仲になっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回の一件は学園の外にも広まった。国が注目する学園でこんなクズ教師がいていいのか?という世間の意見を、国は従わずにはいられなかった。民意もそうだが、企業の意見が恐ろしかったのもあるが。

 

坂上を庇った所で、国に得る物はさほど無い。ならば全ての罪を彼に擦り付け、その後教師を入れ替えればいいという結論に至った。

 

そんなこんなで、この日Cクラスに新たに先生がやってきた。

 

この一大事には当然、坂上を消した張本人である新聞部も飛びつく。

 

 

「いい加減、貴方も新聞部の活動をするべきだ、新聞部ならば」

 

 

畑は新聞部に所属しているのに未だに仕事をしていないことを、部室の机の上で転がりながら部屋へと入ってきた櫛田に指摘する。

 

「畑さんが勝手に入れたんじゃないですか!?あとそんな所で寝てるあなたに言われたくないんですけど!?」

 

「そんな!?1度入れただけの関係で...いえ、1度入れたならば私も責任を取らなければなりませんね…。わかりました、子供が出来たらラン太郎と名付けましょう!」

 

「話飛びすぎじゃない!?」

 

 

1度櫛田は自分を落ち着かせ、畑に質問する。

 

 

「...それはさて置き、坂上先生がいなくなった原因って畑さんですよね?」

 

「人のせいにするの良くないですよ?」

 

「無理して隠さなくていいですよ、確かにあの人佐倉ちゃん泣かせたし、因果応報だと思うんですよね」

 

櫛田は頑張っていた。畑の前とはいえ、他にも新聞部員はいる。そんな中本来の自分を晒すわけにはいかない。口調からやや敬語が取れてきていたが。

 

「インガ...オホォ!ってなんです、下ネタですか?響きからして喘いでいるんですが」

 

「なんで全部そっちに持っていくの!?」

 

「いえいえ、確かにあの校内新聞を学園の外にまで配りにいき、さらにネットにも上げ世論を調節したのは私ですが、私は何もしてませんよ?」

 

「全部お前のせいじゃねぇか!?」

 

「「「え?」」」

 

「あ、しまっ」

 

 

そして、遂に本性を少しだが露見してしまった。

 

櫛田は1度怒るのをやめ周りの反応を伺う。

 

「櫛田さん...あんな乱暴なこと言うんだ...」

 

「あの櫛田さんが...あんな言葉遣い...」

 

 

櫛田の本性がもし1人にバレていただけならば、綾小路のように脅して言わないように出来るかもしれないが、ここにいる男女はおよそ10名。到底無理である。

 

櫛田桔梗と言う女性は、皆を引き付け、誰に対しても優しい表の顔と、気にいらない奴を消そうとする裏の顔がある。そんな彼女は表の顔を利用して、何人もの人を退学や転校へと追い込んだ。だが、それは標的が少ない時のみであり、これほどの数をいっぺんに相手するとなれば、自分の表の顔に惹かれた者達が離れかねない。

 

つまり、彼女にはどうしようもないのだ。

 

だから彼女が今出来る事は、愚策中の愚策、現実逃避であり、耳を塞いで蹲り、事がすぎるのを待つことだけであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

男と言う生物は、対象物が可愛いとそれだけで許してしまう生き物だ。よく、可愛ければ何をしてもいいのか?と可愛いは正義と言う思想に反対する者達がいるが、それは間違っている。

 

可愛いければ何をしてもいいのではなく、何をしても可愛ければ許されるのだ。

 

許されない時点で可愛いと思ってなどいないのだから、許されないのは当然である。

 

可愛いは正義ともう1つ、面白ければ許されると言う言葉もあるが、これはまた後ほど話そう。

 

さて、可愛いは正義となるのだが、それは今の状況にも当てはまる。

 

この新聞部と言う部活動は畑と言う変人の元に成り立っているのだから、その下もまた基本的に変人なのだ。否、変人でなければやっていけないような場所なのだ。

 

そんな変人らの櫛田の先程の発言に対する反応はと言うと当然常人のものとは少し異なる。女の子が汚い言葉遣いをしたことに対するものとは思えない程に。

 

 

「くそ!俺も畑さんみたいにすれば櫛田さんに叱って貰えるかなぁ!?」

 

「まじかよ!?櫛田さんあんな事言う子なのか...お願いします!俺にも!」

 

「言っちゃった的な感じで耳を塞いで目をギュッてしてるであろう顔を見せてくれ櫛田さん!俯いてちゃ見えない!」

 

 

櫛田の聞いていない所で彼女の人気は上がった。ちなみに、変人集団には女性もいる。

 

 

「お願い桔梗ちゃん!SM向けの服があるの!着てくれない!?あと写真撮影も!カメラに向かって「膝まづきなさい?あなたのその汚いケツの穴にヒールのかかと差し込んでやろうか?アン?」と言ってください!」

 

 

 

 

 

「いやなんであんたも混ざってるの!?」

 

 

どうやら最後のは、畑さんが言っていたらしい。口調がもはや意味わから無くなっていたので、気づけなかった読者も多いだろう。

 

「まぁ、それはさておき。串刺しさん、あなたがこの部にいる以上取材はしてもらいます。なぁに、捏造したってバレませんよ」

 

「櫛田だよ!さっきまで普通に呼んでたよね!?あと、私初めてだし、やる事わからないよ?」

 

「なるほど、ケツ田さん処女ですもんね。では、私の取材を見ていてください。ぬるりとズッポリお手本を見せますよ。では行きましょう」

 

「畑さんってもしかして、普通に喋れないのかな?はぁ...ツッコミ役が欲しい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本のとある学校の廊下にて。

 

 

「ふぇっくしょい!!!」

 

「お兄ちゃん誰かに噂されてるんじゃない〜?」

 

「俺の噂するやついるか?」

 

「私の友達にはお兄ちゃん自慢してるよ?アレがビッグサイズだって」

 

「俺の妹が最近おかしい」

 

津田タカトシ、現在中学三年生。妹、津田コトミ、現在中学二年生。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場面は戻ってきて、畑らがいる学校の、職員室にて。

 

 

「新しく入りました、横島ナルコと申します。これ、つまらないものですが...」

 

 

坂上が去った代わりに、新入りの教師が入ってきて、他の先生達に袋に入った何かを渡していった。

 

 

「あら、見て佐枝ちゃん。新入りの子礼儀正しいわね?」

 

「当然だ、礼儀は必然だ」

 

「やっぱり硬いわねー」

 

「だが、何かがおかしい...」

 

「え?」

 

 

Dクラス担当の茶柱先生とBクラス担当の星之宮先生が話していると、プレゼントを渡される番が星之宮にやってきた。

 

 

「ぜひ使ってください」

 

「あら!嬉しいわー。何かしら」

 

 

ヴヴヴヴィ"ィ"ィ"ン!!!

 

 

「あ、あー、何かのおもちゃかしら」

 

「おっやぁ?察しがいいですね」

 

 

袋から出てきたのは、先が回るタイプの、男性器に形が似た棒状のもの。どう見てもバ○ブである。

 

横島は満面の笑みで言った。

 

 

「大人の玩具。1人の時でも、2人でも使えるわよ?やり方わかる?」

 

「...え、えぇ...いやぁ、使うのは遠慮しておきます…」

 

「あ、なるほどね!もー、さすがは星之宮先生、生じゃなきゃ満足できないなんて。(大丈夫ですよ!後で私のセフレ貸します)」

 

「いえ、結構です」

 

突然小声で耳元で喋ってきたが、星之宮はそれ以降ずっと彼女を冷たい目で見ていた。そして、なぜ先程からプレゼントを渡された者達が暗い空気を漂わせているのかようやく理解した。

 

次に茶柱にピンクロ○ターをプレゼントし、授業中に使用するのがオススメです、と言ったため、横島はどこから出したのか、ロープで縛られて職員室前の廊下に放置された。

 

ちなみに、縛り方は亀甲縛りなどではなく、電磁コイルを作った時のような隙間のない縛り方であった。この縛った相手が畑ならば、いつの間にか抜けられているが、残念な事に横島はそこまで高性能じゃない。誰も解かなければ、一生このままだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、案の定そのままだった。

 

当然、畑による取材もまた、そのまま進められる。

 

 

「では、櫛田さん。私がお手本を見せますね」

 

「あの、畑さん。縛られてるんですが」

 

「ダメよ、記者が相手の趣味に口出しするのは」

 

「んーーー!!」

 

 

口まで縛られてる為、横島は喋れない。

 

 

「いや、どう見ても助けて欲しそうなんだけど」

 

「全く...これだから素人は」

 

 

大袈裟にやれやれのポーズをする畑。煽り力が高い。

 

 

「まず、取材するにあたって、最も大事なのは相手の気持ちになって取材する事です」

 

「失礼しまーす」

 

 

どこからか取り出したロープで、まるでリボンを操る競技のように完璧に操って自分の周りでくるくるさせると、畑は横島と同じような格好になった。唯一の違いはメモの為両手を出している事だろうか。

 

そして、床で横になってる横島の目の前に、畑もまた縛られた状態で横になる。この学校の短いスカートではもはやパンツは隠せないが、本人は気にしてない。

 

もはや畑の女性らしさは見た目のみになってしまった。異世界転生で痴漢で捕まったおっさんが女子高生の身体を手に入れたらこうなるのだろうか。

 

 

「質問します。この学校は他の学校とは全く違いますが、初めて入った時の感想をください」

 

「質問はまともなんだね...」

 

「んー...んー!」

 

「やっぱり口だけでも取らない...?」

 

 

だが、その程度の障害、畑は難なく乗り越える。口が塞がれたからと言って、それは障害にはなり得ない。

 

 

「ふむふむ、刺激的な初体験だったと...」

 

「絶対そんな事言ってないよね!?」

 

「この学校の生徒は、男女共に顔が良い方が多いですが、どう思いますか?」

 

「マトモなのは最初だけ!?」

 

「ん〜、んーん、んー?」

 

「まぁまぁ食べごたえがありそうだと...」

 

「あれ、意外とそれ言ってるっぽい」

 

「では次に、貴方はどう言った経緯でここの学校に来たんですか?」

 

「ん」

 

「なるほど、前の学校で男子生徒に対して必要以上に誘惑した挙句、相手が堕ちないから無理やり食べてしまい、なおかつその事がバレて追放処分をくらい、何故かここの学校があなたを欲したからこちらに来たと...」

 

「あの『ん』にどれだけの意味が込められてたの!?」

 

「最後に、イラ○チオをされた時はどのような声を出すのですか?」

 

「いやどんな質問!?ねぇ!」

 

「ん"んーん"!!」

 

「迫真で演技してるよこの人!?」

 

 

畑は縛られたまま手を思い切り地面に向かって突き出し、ぴょーんと飛び、綺麗に着地する。縛っていたロープもふぁっさぁと地面に落ちる。メモ帳をポケットにしまい、やり切った顔で櫛田に言った。

 

 

「こうするんです」

 

「いえ、無理です」

 

 

 

 




下ネタをもっと入れたいですねー。直球ではなく、カーブを増やしたい。

次回は、無人島に行けるかな?

果たして、横島ナルコが担任となったCクラスに未来はあるのか!?
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