布仏家長男のIS物語   作:仏のマスター

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とりあえず一話!!!

のほほんさん可愛い☆可愛いは正義!!


一話:妹と現れる第一の…

「ふ~朝から災難だったよ~」

 

「いや、あれは寝てた本音のせいでしょ!?」

 

「うんうん」

 

 この初っ端から織斑先生の出席簿クラッシュを受けた少女こそ、この作品のキーマンの1人であり、主人公の妹の布仏本音である。

 

「――で! 本音~早速だけどお兄さん紹介してよ!」

 

「あ、私も私も~!」

 

「――あ、ズルい! 私だって話したいのに!」

 

「わ、わっ!? ちょっと待ってよぉ~みんな~」

 

 海人君にお近づきしたい女の子たちが本音の席に集まり、海人の行く手を阻む……気づけ! 乙女たちよ! むしろ彼はそこに行こうとしているのだぞ!!

 

「あ~何か本音のとこに人集まってるな~一言言おうと思ったんだけど……今は諦めt――『助けて! おにいちゃん!!』」

 

 おにいちゃんはつらいよ…………結局、妹の救助に向かうこととなった海人であった。

 

「あ~みんなすまない。とりあえずウチの妹を解放してやってはくれないだろうか?」

 

「「「「「――か、かか、海人君!?!?」」」」」

 

「うわぁ~ん、怖かったよぉ~おにいちゃん!!」

 

 本音が海人の下へ向かおうとすると、キレイに左右に道がひらかれる。そして海人に抱きつき頭を撫でられる本音を見たクラスメートたちは……

 

「…………(あぁ~いいなぁ~私も頭撫でてほしいなぁ~)」

 

「…………(海人君とハグ!!私もしたいよ!!)」

 

 などなどモブ達の心の声が響く中。

 

「はいはい、まぁ何だ。質疑応答はいくらでも受け付けるから、気兼ねなく話しかけてくれると嬉しいかな?」

 

 海人の発言とともに「待ってました!」とばかりにクラスメートたちの目が輝く!!

 

「じゃあ、ズバリ! 好みの女の子のタイプは!?」

 

「――なら! 乙女の園のIS学園に入った感想は!?」

 

「私も――料理が趣味って言ってましたが、好きな料理とかは!?」

 

 

 

 一人が言い出せばなんとやらと言いますか……飛び交う質問に海人は答えていく。

 

「あ~とりあえず、一人ずついいかな――えと、決まった好みのタイプはいないかな――好きになった子がタイプの子としか……感想としては動物園のパンダになった気分で、好きな料理は肉じゃがだね☆特に好き嫌いはないよ。料理は食べるより作る方だね――あ、本音のおやつに持ってきたクッキーあるけど――皆さん食べてみます?」

 

 

「「「「「食べる!」」」」」

 

 

「――ちょっ! おにいちゃん! それわた――どうぞ……」

 

 一斉に集まるクラスメートの視線に抵抗虚しく終わる本音であった。

 

「皆さんの口に合うか――『ちょっと、よろしくて!』――んっ? えと確かオルコットさんでしたか? 良かったらオルコットさんも一枚どうです?」

 

 

「あら、私をご存じですのね。まぁこの【イギリス代表候補生】セシリア・オルコットを知らない訳ないですわね! あと良い香りですわね、頂きますわ」

 

 良い香りに誘われたのか、サクリと一枚食べたセシリアの反応は……

 

「……ん!――おいしいですわ!! どちらのお店のですの?」

 

「お兄ちゃん作だよ~セッシ~」

 

「セ、セッシ~!? って――あなたの手作りですの!?!?」

 

「えぇ、まぁ……」

 

「うわぁ~セシリアさんのすごく美味しそうな顔……わ、私も」

 

「私も! 私も!」

 

「あぁ~わたしのおやつがぁ……ってわたしも食べるよぉ~!!」

 

 ……一人……また一人と手を伸ばし、あっと言う間におやつは消えていく。

 

 

 

「あ~ちょっと、すみません! 道開けて下さーい」

 

「――わっ! 織斑君だ!!」

 

「――えっ、織斑君!?」

 

 扉前にたむろする生徒を掻き分け、ガラガラと扉を開けると、クラスメートたちが一ヵ所にかたまっているのが一夏の視界に入る。

 

「――ん? 何だ、あのかたまり……」

 

「どうした?――てか、早く中に入れ一夏! 後ろがツッ……」

 

 こっちはこっちで登場した一夏目当ての女子たちで、大変なことになってます。

 

「ふ、ふん。あなた料理の腕はなかなかみたいですわね……そうだ! あなたISに関しては初心者なのでしょう? で・す・か・ら! 主席合格で唯一試験官を倒した私がそちらの一人目も合わせてISの指導をして差し上げてもよろしくってよ!!」

 

「なっ――結構だ! 一夏の指導は私がするのでな!」

 

「あ~試験官なら俺も倒したぞ」

 

 二人の話しを聞きながらも、マイペースな一夏君。

 

「な、なんですって! 私だけと聞いてましたのに!」

 

「女子ではって話しじゃないのか? まぁ俺のは勝手に自爆したみたいな感じだったけど」

 

「そ、そんな……ま、まさかあなたも倒したとか言いませんわよね?」

 

「ん? 俺は負けたよ。最低条件はまぁクリアしたけど、相手が千冬先生じゃなぁ~」

 

「あ、あなた――あの織斑千冬相手に試験をクリアしましたの!?」

 

 セシリアが驚きの表情を浮かべたところで予鈴が鳴り、織斑先生が教室へと入ってくる。

 

「いつまで散らばってるつもりだ!予鈴はなってるぞ!さっさと席につけ!」

 

「「「「「はいっ!!!!」」」」」

 

「ま、また後で来ますわ!」

 

 立ち去るセシリアの背中を見送り、手元の本音のおやつを片づけようとする海人。

 

「あっ、クッキーなくなってる」

 




続く……?――続く!
セシリアは一夏ハーレムですが……★秘
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