クラリッサの海人君に対する意識の目覚め
あと千冬さんの海人君に対する意識の目覚めもある意味…
海人君ってクラリッサの6歳下…千冬さんの8歳下…タグ追加した方が良いでしょうか?_?
「失礼します」
「織斑殿か…今日は一夏君と日本へ帰る日ではなかったかな?」
「一夏は帰らせました。私は今回の一件で協力して頂いたドイツ軍に、礼も兼ねて1年間IS部隊の教官として残ることになりました」
「そうか…後ろの方は?」
「はっ!ドイツ軍黒兎部隊副隊長クラリッサ・ハルフォーフになります!事件当時の詳細を合わせたいとの事で織斑教官より召集されました!」
「ドイツ軍の方でしたか。私は更識楯無…よろしく頼む」
各々の自己紹介が済み、私たちの視線が未だ眠る海人殿へと向けられる。
「海人はまだ…」
「うむ…だが治療は無事に終わったとの事、直に目を覚ますだろう」
「更識殿は何時までこちらに?」
「今海人の母がこちらに向かっておる。それと入れ替わりだな」
「そうですか」
「さっ、気難しい話しは向こうでしようかね?」
「ですね。我々が騒がしくしては海人殿も夢見が悪いでしょう」
端に備え付けられたテーブルへと移動する際、眠る彼を見る…聞けば歳は私より6つも下で寝顔はまだまだ子どもだ…ちょっとかわいい。。*
あの倉庫で見た彼は同い年くらいかと期待したのだが…期待?私は何を期待したのだ??
「クラリッサ?どうした、早く座れ」
「は、はい!失礼しました!」
「ふむ(この娘、海人の方をじっと見ておったが…いやまさかな※)」
そうして三者間での話し合いにより事件の実態が露わになっていく。
※楯無としては将来的に娘の刀奈と簪のどちらかの婿として海人君を迎え、次期楯無候補として既に考えていたりします。
【海人サイド】
んっ…意識が覚醒しようとしている…誰だろう?話し声がする…楯無様、千冬さん…あとひとり誰だ?
目が開く…知らない天井…周りを見回していると、楯無様と視線があった。
「む、一休み入れようか?丁度海人も目覚めたようだしな」
「「えっ?海人(殿)!?」」
バッ!と残りの2人がこっちを向き、視線が合う…千冬さんと…誰?
「具合はどうだ海人?」
「はい。なんとか…」
「無事で良かった…」
「千冬さん。。申し訳ありません。一夏君の護衛任務を失敗してしま…そうだ!一夏君は!!?彼は無事…グッ…」
慌てて飛び起きようとしたが、体に走る激痛にパタリと布団へと落ちてしまう。
「馬鹿者!全身傷だらけの重病患者が無理に動くんじゃない!」
「落ち着け!一夏は無事だ…怪我も擦り傷程度のもの…お前が命をかけて守ってくれたおかげだ…」
「よく最後まで諦めなかったな…師として誇りに思うぞ」
「そんな…俺だけの力じゃ…あの時大和さんに叱られなかったら…あっ。。」
ふと思い出したもう一人の名前に楯無様を見ると…静かに首を横に振られた…
「…そうですか。。ところでそちらの方は?」
【クラリッササイド】
海人殿が目覚め、皆で彼の側に寄るが…3人の会話に入っていけず、一歩後ろで様子を伺ってると…
「ところでそちらの方は?」
そう海人殿から声を掛けてもらえた。
「はっ!私はドイツ軍IS部隊黒兎部隊副隊長クラリッサ・ハルフォーフです!」
「この声…」
「はい。事件当時あなたと通信をしていた会場警備隊の者…!?」
「どうされました?」
「いえ…海人殿…あなた泣いて…」
「えっ?」
自分の目元を調べ出した海人殿…恐らくは…
「…今日はこの辺にしてお暇としましょう。お二人ともわざわざ来ていただきありがとうございました。あとの詳細は改めて連絡させていただく」
そう言われるがままに部屋の外へと出された私と千冬教官…
「今日は戻ろうか?クラリッサ。」
「…はい。」
首だけを回し、彼の居た部屋を見る。
「…気になるか?」
「えっ!?」
「…あいつは昔から人を惹きつける何かがある…クラリッサ、お前から見たあいつはどんな印象だった?」
「…不思議な少年です。果敢に敵を見据える勇ましい青年…かと思えば、先輩の死に涙する年相応の幼い少年…何とは言えませんが人として興味を惹かれ、気になってしまいますね。」
「そうか…概ね私と一緒か。」
「そうなんですか?」
「あぁ、違う点をあげるなら~武術面においてお互いライバル視してる事とかかな?
勝率は勿論私の方が高いが、刀を持たせるとあいつはやっかいだぞ!正直今やるとどうなるか分からん」
「ライバル…てか!教官が分からないって!?」
「それだけあいつは強いってことだ。年の差がなければ負けていただろう」
「…」
世界最強のブリュンヒルデに並び立つ少年…機会があれば一度2人で話してみたいものだ。
そんな事を考えながら私は帰路に着いた。
【海人サイド】
「すみま…せん。。楯無様。取り乱してしまい…すぐに泣きやみますがら。。」
「構わん。2人の仲は知っている。別に私は、お前にそこまで非情になれとは言わん」
「…」
「今の気持ちを忘れるな。俺たちの仕事は常に命の危険が付きまとうもんだ…今お前は大和の意志を受け継いだ…その分も精一杯生きろ!」
「…はい!!」
書いてたらどんどん長くなっていきます~(^_^;)
あっ、布仏家長男外伝の方も超鈍速更新ですが、短編から連載になりましたので良かったら見てくださ~い☆
更識、布仏関係者は登場します(>_<)