後編も半分は書けてるので近々アップします^ー^;)
「え?ち、ちふ…ムグッ…!?」
突然のことに動けなかったクラリッサ…しかし意識の覚醒とともに千冬へと掴みかかる。
「教官!な、何をしているんですかぁぁぁぁ!!!」
クラリッサに引き剥がされた千冬は振り返り当たり前のように語る。
「布仏海人は私の嫁とする!これは決定事項だ!異論は認めん!!クラリッサ、お前の知る日本文化ではこうして好きな異性を【俺の嫁宣言】するのであろう?私のはお前の早とちりとは違い正式な宣言だ!よって海人は私がもらい受ける!!」
「そんな!?海人殿からも何か言ってやって下さい!!」
…
…
あったかも知れないこんな未来…編
※千冬ルート十五話半ばからの派生エンドです。あの時、海人が気絶していなかったら…先にクラリッサ・千冬両エンドを見た後に読まれることをオススメします。
…
今…何をされたんだ?
「そんな!?海人殿からも何か言ってやって下さい!!」
クラリッサさんの言葉に何とか意識を覚醒させる…が、再び視界に入ったクラリッサさんのドキューン!なドドド!にまた意識が飛びそうになるのを何とか耐える。
…
「…お願いします…とりあえず何か着て下さい。。*」
体を90度に曲げる形で、クラリッサさんを視界から外すと同時にお願いする。
「だから私は!…ワプッ」
言葉の途中で千冬から毛布を頭から被せられる。
「素直に毛布を体にまいて話しをするか、無理矢理毛布にくるまれて芋虫のように廊下に放り出されるのとどっちが良い?」
生気の籠もってない瞳でクラリッサに語りかける千冬…その雰囲気を感じ取ったのか渋々毛布を体にまくクラリッサであった。
「海人、もう頭をあげて良いぞ」
千冬の言葉に頭を上げ、2人を見る海人…しかし何を言ったらいいのか分からず場は静寂に包まれる。
「ふぅ。。海人…状況は理解できているよな?先にも言ったが、私はお前を嫁にする…正式には婿だが、この際どうでもいいだろう。クラリッサ同様に私も海人…お前を愛している。。*この思いは誰にも負けるつもりはない!」
「私もです!私だってこの気持ち…誰にも負けるつもりはない!」
「…俺は…」
…
…
2人の真剣な瞳にもはや後はないと悟る海人…その中で彼が導き出した答えは…
…
IS学園
「海人さん!」
「ナギさん?」
登校して教室へ向かう途中、急にナギにひきとめられる海人。
「あの…海人さん!少しだけお時間もらえないですか!?」
「え?…いいけど」
真剣な瞳のナギに簡潔に了承の意を伝え、ナギに引っ張られるまま校舎裏へと連れて行かれる。
半ば辺りで止まり、振り返るナギ…何かを言おうとするも言葉に詰まるナギであったが…意を決して語り出す。
「海人さんはクラリッサさんって方とお付き合いされてるんですよね…?昨日までドイツに行ってたのもその関係で…」
「えっと…それは…」
「ごめんなさい!良いんです。これは私の自己満足みたいなものですから。
…海人さんの事が好きです。
たとえ叶わぬ恋でも、ただこの気持ちだけは伝えておきたかったから!」
そう言って海人を見るナギ…海人の表情から「(あぁ~やっぱりダメだよね。。)」と諦めムードに入るナギ。しかし、その後に海人が語った事で話しは急展開を迎える。
「ありがとう。ナギさんの気持ちはすごく嬉しいよ…だけど今の俺じゃ返事はできない。。」
「…え?どういうことですか??」
「それは…」
時は少し遡り、ドイツ黒兎隊基地
「…俺は…」
…
「駄目だ…2人のどちらかを選ぶなんて今の俺には出来ません…自分で情けない事言ってんのは分かってます。だけど少しだけ時間をくれませんか…落ち着いて考えて、ちゃんと答えは出しますから!」
そう言って2人の瞳を見つめる…しばらく黙っていた2人であったが、溜め息一つ…
「「分かった…だが、そう長くは待てんぞ!!」」
2人綺麗にそう言われ、その場は一旦収まったのであった。
尚、ラウラルームに戻った千冬に事の詳細を聞いたアイサに暫く海人が不満顔に見つめられていたのは仕方ないだろう。また、ごく自然と場に馴染んでいた束に千冬が驚いたのもまた別のお話し。
IS学園
「そういうわけで、2人にも返事を待ってもらってる状態なんだ…」
「…」
「ごめんね…でも勿論ナギさんの事が嫌いなんて事はないから!大事な友人だし!」
「(友人か…)じゃあ今海人さんはまだ誰とも付き合ってないわけですよね?そこに私が入る隙はありますか?まだあなたを好きな私でいても良いですか!?」
「…ごめん。。正直今頭の中グチャグチャで分からないんだ…俺は誰を好きなのか…考えてもまとまらない。。それにまさか帰国早々に更に告白されるとは思わなかったから…」
「そうですか…なら…!」
ふとナギは海人に近づき、海人へと思い切り抱き付く…それに驚いた海人であったが無理に剥がそうとは出来なかった…
「なら…私もその2人の中に入れて欲しい…できる事なら私を選んで欲しい…。。*」
「…」
返す言葉も無く固まる海人…そこに招かねざる?来訪者が現れる。
「ちょ~っと、まったぁぁぁぁぁ!!」
ズザッと物影から1人の少女が現れる。
「「楯無(生徒)会長!?」」
「なぜここに!?」
「え?…それは…そう!朝から校舎裏に向かう怪しい男女2人を見かけて…そう!不純異性交遊の確認で~」
ジト目で見つめる海人に何とか返す楯無会長…因みに海人とナギは既に体を離している。
「それはともかく!話しは聞かせてもらったわよ海人君!」
ビシッと海人を指差し、そのまま海人に近づき胸ぐらを掴む楯無。
「なんでそこに私が入ってないのよ!!」
「えっ?え??」
「私という長年側に一緒にいた相手がいながら、なに他の女で悩んでいるのよ!!」
「いや、楯無さんは幼馴染というか、兄弟というか…家族みたいな感じだったから…」
「…と・に・か・く・!私も海人君が好きなの!!私だって異性として海人君を愛してるの!!悩むくらいなら私と付き合いなさい!!!」
「えぇ~!!?」
更に更に勢いにのった楯無が海人へと熱く告白をする…
「ちょっと待って下さい!『付き合いなさい』ってのはどうなんですか!?一方的な押し付けの愛は海人さんも迷惑なだけです!」
「なっ!?私と海人君には幼い頃から築きあげてきた愛の絆があるのよ!最近仲良くなったあなたには分からないでしょうけどねっ」
「それは幼馴染というか家族としての愛で恋愛のとは別ですよね?海人さんも言ってましたけど」
「…」
「…」
2人の恋する乙女が対峙する…もはや蚊帳の外な海人である。。
「2人とも、とりあえず落ち着…『『海人君(さん)は黙ってて!!』』…はい。。」
完全に蚊帳の外になった海人は静かにその場を後にした。今のままじゃ考える余裕すらなく頭の中は4人の告白で渦巻いている…本来なら教室に向かうところだが、そんな気になれず、寮の部屋に戻っていった。
後編へ続く
一応ハーレムエンド編になります★
いや、これはある意味…後編をお待ち下さい★