布仏家長男のIS物語   作:仏のマスター

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昨日休みだったので早めに更新!

今回はちょっとシリアス展開です。


六話 恋する乙女と… 後編

 キーンコーンカーンコーン

 

「ねぇねぇ、今日早朝に地震あったの知ってる?」

 

「えっ!?そうなの?全然気付かなかった~」

 

「あっ、知ってる知ってる!一瞬だったけど結構揺れたよね!」

 

「………」

 

 

「おはようごさいます!皆さん。早速出席をとりますね~」

 

「あの、山田先生…織斑先生は…?」

 

「あ~えと、織斑先生は諸事情で少し遅れてきます」

 

「…分かりました。(多分、昨日のアレだな…)」

 

【千冬サイド】

 

 時は少し遡り…

 

「んっ…むぅ。」

 

 目覚めた千冬さん…どうやら、スーツのまま、床で眠ってしまっていたようである。

 

「う~ん?…ポイッ~『フギャッ』」

 

 床に這いつくばるウサ耳の何かにつまずいたが、気にすることなくそれを外に放り出し、洗面所へと向かう千冬。

 

「はぁ、またやってしまったか…毎度毎度の束の件とはいえ、どうしてこう男勝りなものか。。(こんな女じゃヤツも異性として意識すらしてくれないだろうな。。)」

 

 コンコンコン

 

「!?誰だ?」

 

「山田です。織斑先生…朝の職員朝礼に来られなかったのと携帯が繋がらなかったので…」

 

「真耶か…すまない。どこかの天災兎のせいで、今目覚めたところなんだ…」

 

「あっ…では、朝のホームルームは私が終わらせときますね」

 

「すまない、私も準備出来次第向かう…」

 

「はい」

 

 

「はぁ、毎回これじゃ、身が持たんな…てか、もう一発くらい殴らないと気が済まないな…『ピクッ、ダッ!!』ちっ、逃げたか……とりあえず、着替えて行くか」

 

 束さんの天災っぷりは言わずもがな。。

 

 

 ここからは千冬さんの回想になります。

 

 海人と初めて出会ったのはいつだっただろう…

 

 

 私がまだ篠ノ之道場に通っていた頃、他流試合でやってきた少年だったな。

 

 その頃、既に師範代クラスと言われていた私は、まだ一夏と変わらない少年の海人を侮り、油断していたとはいえ、見事に一本取られたのだったな…その後は一本も取らせはしなかったが(笑)

 

 その後、何度か剣を交える事があったが…多分海人を人として意識するようになったのは、束がIS理論を学会で発表した際、「小娘の空想」だの「子どもの夢物語」だと、バカな科学者どもに罵られ、泣いていたアイツを励まし、笑わせていた時だ…あの束をだぞ?

 

「因みにこの時の海人君は護衛の任務(比較的安全な)の職場見学として布仏父に連れて来られていました」

 

 確信めいたモノになったのは…第二回モンドグロッソ。

 

 日本からのIS関係者団体の護衛を更織家が受ける事となり、海人は前更識楯無とともに大人に混じり、護衛の任についていた。

 

 その時、事件は起きた…

 

 決勝戦、私の二連覇は確実と言われた中、私は決勝戦を放棄した。

 

 

「織斑一夏が誘拐された!」と、連絡が入ったからだ。

 

 私の連覇をさせないために、一夏を誘拐した?ふざけるな!!!

 

 ドイツ軍からもたらされた情報により、暮桜を纏い現場に着いて見たのは…倒された敵と、気絶している一夏を庇うように、血まみれなりながらも立ち尽くす海人だった。。

 

 私と目が合った瞬間、安堵したのか、微笑みながら倒れた海人の顔は今でも忘れられない。

 

 両親に捨てられ、ただ一人の肉親となった大切な一夏を命懸けで救ってくれた強き男。好きになるのにそう時間はかからなかった。

 

 

 後になり、更識楯無(前)から話しに聞いたことだが、一夏には二人の護衛が付いていたらしい。

 

 一人は海人の直属の上司で、誘拐された際に……海人は左肩を撃たれ、一夏を誘拐されたものの、なんとか尾行を続け、楯無とドイツ軍警備部隊へ連絡。

 

 

 決勝戦対戦相手の優勝が決まり、一夏が殺されそうになった際、その身を挺して救ったとのことだ。

 

 

 

 この事を一夏は知らない。救援部隊に救われたとだけ伝えてある。

 

 私はこの恩をアイツに返すことができるのだろうか………

 




活動報告にも書きましたが来週忙しくなります(ToT)

次話第3ヒロイン出します!ヒロインにしちゃいます!(感の良い方は分かりましたか??;)
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