布仏家長男のIS物語   作:仏のマスター

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 皆様お久しぶりです。オルコット家料理人として働く事になりました仏で御座います。
 この話は、【布仏家長男のIS物語】裏ルート完結後の私とチェルシーのその後を淡々と描いたものです。

 一話と二話を合体+追記して完結させました!
なんか打ち切り作品みたくなってしまいましたが申し訳ない(*_*;


仏アフター 完結

「「「「「おかえりなさいませ、セシリアお嬢様!!」」」」」

 

 屋敷の前にずらりと並んだオルコット家使用人の方々……今日から私もこの一員になるのですね。

 新しい主となった二人の後から、チェルシーと共に皆さんを眺めていると、執事服をピシリと着こなした男性が前に出て来て、セシリア様と一夏様の前に立たれた。

 

「おかえりなさいませお嬢様、そして織斑一夏様……改、旦那様。おめでとうございます。我々オルコット家使用人一同お二人のお帰りを今か今かとお待ち致しておりました!」 

 

「セバスチャン、お迎えご苦労さまです。ウォルターの跡を継いで、これからも宜しくお願いしますわ」 

 

 セバスチャンと呼ばれた男性。彼がウォルターさんの跡を継いだ執事長なのだろう。本来なら彼の下について執事として学ぶはずだったのだろうが、料理人としての採用になったので、恐らく右端の方にいるコック服の男性が私の直属の上司となるのだろう。

 それから順に各部署の長と思われる方がセシリア様達に挨拶した後、各々散らばっていく。その中でさっきのコック服の男性とメイド服を着た少女がこちらにやってくる。

 

「おかえり! お姉ちゃーん♡」

 

 隣のチェルシーに飛び込むように抱き着いたメイド少女……はい、エクシアちゃんですね。事前にチェルシーに写真を見せて貰っていたので、分かります。

 嬉しそうに妹を抱き返すチェルシーの横顔を眺めているとコック長と思われる方が話掛けてきました。

 

「アンタが――『あなたが仏さんね!』――ヤレヤレ……」

 

 声を掛けてきたコック長に被せるように、エクシアちゃんが私に声を掛けてきた。チラリとコック長を見ると、手を振ってお先にどうぞと聴きの体勢に入ったようだ。

 

「お姉ちゃんから話は聞いています。だけど私はまだあなたを認めたわけではありませんから! 私の目の黒い内は……ゴニョゴニョ…………」

 

 最後の方が上手く聞き取れなかったのですが、殺気を放つエクシアちゃんに睨まれてしまっています。視線でチェルシーに助けを求めますが、苦笑いをするだけで助けてはもらえそうにありません。

 

「そっちの方は前途多難って感じだな。ハッハッハ!」

 

 コック長に背中をバンッと叩かれる。

 

「こっちも厳しくいくつもりだから覚悟しとけよ〜なんてな。丁度、パティシエの子がおめでたで辞めちまってよぉ……得意なんだってな、スイーツ関連? セシリア様も絶賛するレベルだとか……早速だが期待させてもらうぜ!」

 

 チェルシーを守るように威嚇してくるエクシアちゃんに、いきなり即戦力投入されそうな職場……これから始まる新しい人生、私の運命は如何に!?

 

 

 

 

「……スイーツ…………」 

 

「仏さんのスイーツは至高よ☆きっとエクシアも気にいるわ」

 

「……ムムム(甘いモノで懐柔なんてしてあげないんだから!)」

 

 

 

 

 時はしばらくして……

 

 

 

 

「おやっ?」

 

 携帯を見ると、珍しくチェルシーから連絡が入っている様です。お互いの最近の確認がてら惚気話でも聞かせてくれるのでしょうかとメールを開くと…… 

 

『エクシアが邪魔をして、仏さんと全然イチャイチャ出来ません#!!。゚(゚´Д`゚)゚。ウワァーン』

 

「…………ヤレヤレ――んっ? 今度は仏殿からか?」

 

『エクシアちゃんの監視が……威嚇が……オルコット家に就職してから殆どチェルシーと二人きりになれていません! 何か良いアイデアあればご教授頂きたい。

 あと、パティシエの方が丁度オメデタで抜けたらしく、デザート部門の即戦力としてバリバリ働かさせて頂いております(笑;)』

 

「ハハハ……そういえば近々結婚すると言ってましたね。しかし、良いアイデアといっても――っと着信で――はぁ……はい、ウォルターですが、どうしましたエクシア?」

 

 まさかの三人同時に連絡がくるとは。いやはや……しかし丁度いいのかも知れませんね。少しエクシアと話してみましょう。

 

 

 

 

【オルコット家仏自室】

 

「はぁぁぁぁぁ〜〜…………」

 

 オルコット家にやって来て、早一月が立ちましたか。覚える事も多々あり始めは忙しく仕方ないと思っていましたが、半月ほどして落ち着いてきて、自由時間にチェルシーと話そうと思ったら目の前にいるのはチェルシーではなく、エクシアちゃんでした。

 

「ごきげんよう、仏さん……どちらへ行かれるのですか?( ´∀`)」

 

「……い、いえ、自由時間ですし、少し散歩して気を紛らわせようかと……」

 

「そうですか。では私も散歩気分だったのでご一緒させてもらいます★ニコニコ( ´∀`)」

 

「……い、いえ、ちょっと独りで考え事したかったのですが……」

 

「お姉ちゃんの事ですよね? それならお姉ちゃんスペシャリストの私が相談にのりますよ? あと私もお姉ちゃんの事で聞きたい事がありますし★ニヤリ( ´∀`)」

 

「チェルシーの事ですか?」

 

「先程嬉しそーーに部屋から出てきたお姉ちゃんが仏さんと全く同じ事言って散歩に出かけちゃったんですよねっ★ジィ〜( ´∀`)」

 

…………(バレてる!? これからコソッと二人で散歩がてらデートしようとしてたのがバレてる!?)

 

「別に私がご一緒しても問題無いですよね〜怨義兄ちゃん(オ【ン】ニイチャン)?ニゴニゴ( #´∀`)」

 

「……はい」

 

 最近、何かちょっと違う様な感覚を覚えながらも、勤務時間外ではオニイチャン(お義兄ちゃん?)と呼ばれる様になり、そう言われて嬉しい私に拒否権発動はできなかった。

 

 

 

 

 今日はセシリア様も一夏様もお休みで、デートに行かれている。そして、今日私が担当する事務的な仕事も午前中に終わり、早めに自由時間に入れた事から、仏さんの自由時間を狙いデートのお誘いを掛けたのですが、部屋を出たところで、エクシアに捕まり、何とか誤魔化して外に出たまでは良かった……のですが…………

 

「――あっ! ほと……けさんとエクシア」

 

 合流場所にやってきたのは申し訳なさそうに苦笑いの仏さんにニコニコ顔のエクシア。最近仏さんの事をオニイチャン(お義兄ちゃん)と呼び、態度もだいぶ軟化してきたエクシアなのですが、未だに中々二人きりにはさせてくれないのです。

 

「お姉ちゃーん♡」

 

 くっ……可愛い笑顔で飛びついてくる妹を抱き締めてしまう私。一言文句でもと思った思考もその笑顔の前にはかき消されてしまうのでした。

 

 

 

 

 エクシアは重度のシスコン……そしてチェルシーも同様にシスコンなのである(笑)

 

 エクシアの態度の軟化に何処かの喫茶店マスターが一躍買っていた事は、まだ二人は知らない…………

 

 

 

 

 そして……

 

 

 

 

 エクシアちゃんに正式に交際を認めてもらうのに一年(笑;)それから恋人として約二年……私達は正式に夫婦となりました。

 オルコット家の多忙さの為に、結婚式は簡潔に終わらせようとチェルシーと話していたのですが、そうはセシリア様とエクシアちゃんがさせず、盛大なものになってしまい、世界中から参加者が集まることになって、その参加者の凄さからテレビ局も駆けつけ、ニュースになるほどでした。

 

 しかし私達の結婚式よりニュースになる事が起こりました。

 

 最後のブーケトスの時に……誰よりも速くそれに飛びつき奪う様にゲットしていったのが束さん。ある意味ここからは主役の座を束さんに持っていかれたようなものでした(笑;)

 

 

 

 

「とおぉぉぉぉぉ!」

 

 気合の入った掛け声と共に、一人の女性が高く舞い上がったブーケをジャンプしてキャッチする。

 

「取ったよ〜翔く〜ん☆ これで次は私達の結婚式だね♡」

 

「はあぁぁぁっ!? おまっ、何言っ――!?」

 

 突然の束の宣言に、言い返そうとした翔であったが、

猛スピードで翔の胸にダイブしてきた束に押し倒され、そのまま唇を奪われてしまう。

 

「もう、いい加減に認めてよ! ねっ、結婚しよっ♡」

 

「いや、だからその……束……なっ?」

 

 笑顔で翔の上に跨り、プロポーズする束さん。

 

「…………認めてくれなきゃ、全世界のISコア、製作者権限で強制停止させてやる……『――チョッ!? お前それは!!』……ニコニゴ(^^★」

 

 突如として荒れた結婚式はとりあえず千冬様のアイアンクローが束に決まり、一旦落ち着く? 事となった。

 

 この時の一部始終をテレビ局のカメラが撮影していて、それは一気に世界的大ニュースとなり世界を震撼させたのでした。

 更に驚いたのはその数日後、世界中で束の結婚!?orISコア強制停止!?の件でニュースが流れる中、世界中のテレビ局がハッキングされ……白いタキシードを着た翔が、Vサインをしたウエディングドレス姿の束をお姫様だっこした結婚報告が流れた事でした。

 

 

 

 

 こうして世界の平和は守られ……た?

 

 

 

 

 

 




 これが本当に当作の最後の完結としたいと思います。最後までお付き合い頂いた皆様本当にありがとうございましたm(_ _)m

 あとはもう一作の方も終わらせねば……あと五話も掛からず完結予定なんですけどね^_^;)

 そして新作予定のオリジナル【〇〇〇〇宣言】……どうしようか悩んでます。こっちで書くか、なろうで書くか。
【貧乳〇〇〇〇】

「余はここに【〇〇事態〇〇】を宣言する事とする!」

 多くの者は思った……「はっ? 何言ってんのこの王様」……と。しかし一部の者は気づいていた。

「やはりオレの眼は間違っていなかった!」と叫ぶレアスキル【バスト·カウンター】を持つA級巨乳好き冒険者。
「やはり私の調査結果に違いはなかった!」と叫ぶ伝説の秘薬【バスト·アッパー】の研究開発を続けるチッパイエルフ魔導師。

 騒がしくなる城下の中、本作主人公第一王子は語る。

「マジで宣言出しちゃったのかよ、あのバカ親父……」

「※※※様……さすがに国王で御父上を『バカ親父』呼ばわりは如何な者かと」

 お付きのメイドにツッコまれる主人公が、巨乳と貧乳を巡る冒険に巻き込まれていくファンタジックラブコメディ? 
 世界から巨乳がいなくなる!? 
 
 打ち切り短編ですが作者ページから見れると思いますw
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