この話は別作で営業中の仏の喫茶店で語られた初代仏殿のその後の話を元にマスターが気まぐれで書いた特別編で御座います。
時系列としては仏殿がエクシアにチェルシーとの交際を認められ、結婚に至るまでの頃の話になります。
オルコット家にやってきてもう時期一年が経とうとしています。仕事にも慣れ、チェルシーとの日々も……いえ、今だエクシアちゃんの壁に悩まされている日々ですね。
「おねぇ〜ちゃ〜〜ん♡」ギュッ☆
「クッ……(またですか、貴女は……あぁ〜でもエクシアが可愛すぎるのよぉーー♡)」ギュッ☆
「アハハっ…………」
チェルシーから聞くには、エクシアちゃんも私の仕事っぷりは十分認めてくれているらしいのですが……「超ウルトラメイドのお姉ちゃんの相手としての箔が怨(お)兄ちゃんには足りないのよ!」と言われ、どうしようか悩んでいたところに、セシリア様から「コレに出てみては?」と一枚の紙を渡されたのがキッカケだった。
「ワールドパティスリーフェスティバルですか?」
「えぇ。今年はイギリスが大会会場となっていて、家も大口スポンサーとして参加しますの。それでスポンサー推薦枠としてどうかと思いまして」
既に各国予選会は始まっていて、それならまだ決まっていないスポンサー推薦枠(開催国のみの)にどうかと言うのだ。(勿論、複数推薦者が出てきた場合は選考会となる)
これでもし優勝したならばパティシエとして箔も付き、オルコット家としても株が上がるので是非優勝してきてほしいとの事だったのだ。
大会内容としてはパティシエ一人に、助手一人の二人ペアで、いくつかの大会側から出された項目をクリアしていく予選と己の至高の逸品を出す決勝となっている。
助手には勿論チェルシーをと思ったのだが、セシリア様から言われたのはエクシアちゃんとのペアで出なさいとの事だったのだ。
「ゔえっ、私と怨兄ちゃんとが!?(なんで私が……)」
「セシリア様からの指令です。仏さんを宜しくねエクシア」
「それなら私よりお姉ちゃんの方が……」
「私はセシリア様のお世話で忙しいので(本当は私が一緒に出たいのにぃぃぃぃぃ!!)」
その後、エクシアは調理部門にも行き声を掛けていたようですが、同じく「セシリア様からの指令だから」と断られていたようですね。
はぁ……ホントにエクシアと二人で大丈夫でしょうか……むぅ。
そんなこんなで気づけば大会当日。他にもスポンサー推薦された人はいたのですが、選考内容のパンケーキをエクシアちゃんと作ってみたところ、まさかの8割オーバーの投票を得て、私達がスポンサー推薦枠として出る事が決定しました。
「まっ、ここで落ちるようならゼェ〜ッタイに認めてはあげませんでしたけどねっ★」
「ハハッ……エクシアちゃんは厳しいなぁ……涙」
こりゃ少なくとも上位入賞くらいはしないと認めて貰えなさそうだ…………
チェルシーとの二人の時間を増やす為にも、ここは本気で勝ちに行くしかないようですね。私は静かなる闘志をとき放とうとしていたのだった。
新作書く程の意欲はわかず、こうしてアフターを書きながら書き手完全復帰するか今悩んでます。
実は一度書き手引退しまして、現在リハビリ中で御座います(´Д⊂ヽ
多分2、3話くらいの短編で終わると思いますので宜しくお願い致――カランコロ〜ン――お、おぉ! 久しぶりー仏( ´∀`)ノ
仏「お久しぶりです。あぁ、何か凄く懐かしく感じますね此処が」
ウォ「いらっしゃいませ。ファーストドリンクは如何いたしますか?」
仏「オリジナルブレンドのホットで」
ウォ「畏まりました」
おうおう。次来る時にはBabyでも連れてくるかと思ってたのによう。
仏「ハハッ……そうなれば良かったのですが、エクシアちゃんが……エクシアちゃんがぁ……」
高すぎるシスコン姉妹の壁かぁ……まっ、ここで頑張って伝説のスーパーパティシエになるんだねー☆
仏「ここで優勝して最高のパティシエの称号を得れば、私にも箔が付いて、エクシアちゃんの妨害もぉぉぉぉぉ〜」
ウォ「お待たせしました」
仏がぷるぷると震えだしたタイミングでウォルターがコーヒーを出した。うん、ナイスタイミング★
仏「はぁ……やはり此処での一杯は落ち着きますね」
今日も迷える仔羊達を癒やす仏の喫茶店……次話も好御期待♪
仏「えっ、これだけですか私!?」
ウォ「〜 To Be Continues 〜」