布仏家長男のIS物語   作:仏のマスター

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仏豆は万能……改良に改良を重ねた結果…………



仏アフター 特別編 三話

「えっ? コーヒーゼリー??」

 

 私の解説に場内が静まりかえる。そこから私は解説やアピールをするわけでもなく、ただ審査員の皆さんが口にするのを待った。

 正直、周りの選手を見て、私がどんなに見栄えを良くして、アピールしたところで勝ち目など無いと思いました。(本人がそう思ってるだけ乙)なので私は味の一本で勝負に掛けたのでした。

 私が何も言わず、動作で食を勧めた事で、一人、また一人と私の出した無色透明のコーヒーゼリー(?)を口にしていく。

 

 

 

 

 さぁ、後は審査結果を待つのみです。

 

 

 

 

 審査が終わり、順に得点が読み上げられていく。どうやら私は最後のようだ……私の得点が読み上げられ順位が確定する。

 

 

 

 

「おめでとうございます! 仏さん!」

 

 大会が終わった後、私とエクシアはチェルシー達三人と合流して、私の姿を見るとチェルシーは小走りにこちらに駆けてきて、私に抱きついてきた。

 結果としてはまさかの優勝……しかも、審査員特別賞もダブルで受賞という快挙を成し遂げてしまいました。

 

「良くやりましてよ仏! 帰ったらお祝いですわね☆」

 

 セシリア様も上機嫌で良かった。これで安心してオルコット家の厨房に戻れます。

 ただ……一つ気になる事としたらエクシアちゃんが何も言ってこない事である。

 

 

 

 

「良かったの? チェルシーのとこ行かなくて?」

「一夏様……流石に今日くらいは仏さんに譲ってあげても宜しいかと…………」

「本音は?」

「今すぐ二人を引っぺがして、お姉ちゃんにギュッってしてもらって、頭を撫でてほしいです(T▲T#)」

「アハハ(笑)」

 

 一夏様が笑いながら私の頭をポンポンと撫でてくれました。

 

「……にしても、アレどうやって作ったんだろうね? 今から食後のデザートに出てくるのが凄く楽しみだよ♪」

「アレの作り方は私も教えて貰えず、隣で助手をしていたのですが、どうして無色透明になるのか意味不明でした」

 

 そして、その日の夜。私はお兄ちゃんを中庭に呼び出した。

 

 

 

 

「エクシアちゃんから呼び出しは珍しいですね」

「そうですかね? 私結構お兄ちゃんと居ると思いますけど」

 

 いつもはいきなり現れたり、行く先々に既にいたりが殆どでしたからね。

 

「それで……今日はどういったご用件でしょう?」

「…………フウッ」

 

 暫しの沈黙の後、エクシアちゃんは一息はいて、私に告げた。

 

「今回の一件、隣で見させてもらって、お兄ちゃんは世界的パティシエの大会で優勝者して……そろそろ認めてあげても良いのかなって思って……」

「私とチェルシーの結婚をですか!?」

「……はっ? ち〜が〜います! 何勘違いしてるんですか? 二人の恋仲をだけですよ!」

 

 認めてもらえたのは恋人としてだけらしい……まだまだ結婚相手としては前途多難な未来が待っているらしい。

 まぁ、それでも認めて貰えたのは嬉しい。多少は私にも箔が付いたと言うことでしょう。

 

「話はそれだけです。でわ」

「うん。お休みなさい、エクシアちゃん」

 

 険しい顔をしたままエクシアちゃんは自室へ戻っていった。はぁ……でもこれでチェルシーとの恋仲も進展するかなと思ったら、頬がニヤけるのだった。

 それからというものチェルシーとの二人の時間が増えた。エクシアちゃんのチェックが無くなったわけでは無いけれど、前よりは優しいものになった。

 しかし、完全に認められるまでにはここから更に二年……私がワールドパティスリーフェスティバルで3連覇の殿堂入りを果たし、世界中のスイーツマニア、甘い物好きがオルコット家とどうにか関係を持てないかと動き出すまでになってからだった。私はあくまでオルコット家のパティシエであり、個人でお店を開いている訳では無いですからね。

 

「ん〜っ♪ やっぱ仏さんのスイーツ最強!」

「このとろける甘さが堪らないよぉ〜☆」

「だなっ。これ無しでは軍隊などやってられない!!」

 

 上から鈴さん、シャルロットさん、ラウラさん。

 IS学園卒業後も、何かと理由を付けてはオルコット家に遊びにきて(セシリア様が居ようが居まいが今や関係無し)、私のスイーツを食べていくのがこの三人だ。特に鈴さんの頻度はずば抜けている。

 

「あっ、何か甘い物食べたくなったから作って〜☆」

「またいきなり……束さんは――『じゃっ、よろ〜♪ プツッ』――はぁ……(´Д`)」

 

 後は宇宙的○トーカーさんがちょくちょく急に電話を掛けてきて、クロエさんがスイーツを受け取りに来る事もしばしば。

 そんな世界を代表する様なパティシエに成長した私ですが……結局は最愛の人の隣で至高の一杯を片手にするこの時が一番の幸せなのだった。

 

 

 

 

 





チェルシー「おしまい☆――って、今回エクシアばかりで私の出番が余りありませんでした!」

ウォルター「エクシアのツンツントゲトゲがツンに変わるまでって感じでしたね。最後の方は呼び方も普通になってましたし」

チェ「? ずっと【お兄ちゃん】のままでしたけど?」

ウォ「そうですか。(【怨→お】になったのをチェルシーは気づいていなかった様ですね)」




 さて、久々にアフターで書いてみましたが、如何だったでしょうか?流石にもう次は無いと思いますがこれからもたまに他作でたまに小説書いていくんじゃないかなと思いますので、良かったら今後とも仏の喫茶店一同をどうぞ宜しくお願い申し上げます☆
 他作ではもう少し書いていくので良かったら応援、ご感想宜しくお願い致しますm(_ _)m
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