レイオニクスウィーズ   作:暗愚魯鈍

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さて今回はあの東宝怪獣と神話の怪物が出てきますぞ!しかも同じ名前!

そして新しく連載する作品を送ったのですが…お気に入りが未だゼロ…泣きたいです

ゴジラ「お気の毒に……ま、最初はこの小説もそうだったからな…これから送れば…人気出るだろ…多分…で、どんな名前?」

その名も「とあるスキルアウトの銀の腕(アガートラーム)」です、浜面君が主人公の転生でも憑依でもない最初は強くないけど段々強くなって行く王道…にしたいなと考えています

ゴジラ「確かカンピオーネ!のサルバトーレ・ドニの切り裂く銀の腕を持って戦って行くて奴か…あれ?それてチート…」

大丈夫、最初から使いこなせないし剣術なんて浜面君は習ってないから振り回すみたいな感じだしね…後ヒロインはあんまりとあるの小説に出てこないあの人、そしてオリジナルの敵として日本神話とかギリシャ神話の神様とか妖怪と同じ名前を持つ奴が出てくるよ、とあるのグレムリンみたいな感じで

ゴジラ「……読んでくれるといいな…とあるのファンの人もこの小説の読者も」

うん…もし良ければ読んでください!では今回も長めですが…お楽しみに


九十一話魔王とヤマタノオロチVS魔王と八岐大蛇

神無「……おや、久しぶりですねガイさん…それから初めましてリクさん…僕は皇 神無と言います…知って入るかは存じませんが…」

 

ガイ「お前……生きていたのか…死んだとばかり…」

 

神無「ああ…死にましたよ?でも怨念だけで蘇ってきたんですよ…怨念て凄いですよね…ヤプールが復活するのも頷ける…さて塵(人間)を掃除するのでどいてくれません?」

 

神無が生きていた事に驚きを隠せない余りに固まっているリクに対してガイは冷静に話しかけ神無も笑顔でガイに向かって丁寧に話す…十香達は見た目に反し大人の対応と感じるが啄木が神無を睨みつける

 

啄木「は!何調子乗ってんだ竜帝さんよぉ…お前気づいてないのか?俺達の数を?」

 

神無「…………………………」

 

啄木「は!怯えて声も出ねえか?なら教えてやるよ!キングライザーの数は三十!なんか訳ワカンねぇCR ユニットとか言うやつきたDEM社とか言う奴らは数百!チブロイドも同じ数だ…で異能者がこんなにいるんだぜ?」

 

神無「………………………………」

 

啄木は小馬鹿にするように神無を睨みつけ神無が何も言わないことからビビってると思い笑い出す敵達…啄木は挑発するが神無は又しても無言を貫き啄木は愉快そうに笑う

 

啄木「知ってるんだぜ?お前が弱体化してるてことぐらいよぉ…全盛期と比べたらテメェが放つ魔術の威力は落ちてるしキレがねぇ…それに権能も二つ同時にも使えねぇ…だろ?ついでに怪獣とやらも三体同時召喚がギリギリらしいな…は!落ちなもんだな天下の魔王様もよぉ!」

 

リク「!?………弱体化……!…そうかこの子達が街を破壊してたのも…それに関係してたのか?」

 

神無「……………………」

 

啄木「全く情けねえな!このジジイはよぉ!未だに強がっちゃてるんですか?馬鹿なんですかぁ!?お前が俺達に勝てる訳ねぇだろうがよ!」

 

ギャハハハハと意地汚い笑いを大声であげオーガストとルヴェル、チェイス以外の人間達も大声で笑う…鏡花や神無の力を見たことがある耶倶矢と夕弦は怒りで顔を震わせ何か言おうと思ったその時

 

神無「…………くくく…あはは…ふふふ…あははははははは!あははは!」

 

鏡花「………神無?」

 

啄木「どうきたんだこのボケジジイは?等々機でも狂ったか?」

 

神無「………いや何…面白いコントやってると思ってさ…確かに弱体化…してるねぇ…うんうん…怪獣と三体以上…出せないねぇ…これは弱くなってる弱くなってる…君達は正しいねぇ」

 

突然大声で笑い始めた神無を見て鏡花達はビクッと神無の方を見て士道達も何事から神無を見る…笑いをピクと止めた神無は啄木が行った事を全て肯定しガイも事実なのかと分かったその時神無は「でもさ…」と言葉を続け顔を上げるとその顔は先程とはうってわかり冷酷な人睨みだけで人を殺せる表情へと変わっておりそれを見た全員が恐怖の余り動きを止めてしまい、感情を持たないはずのキングライザーでさえ動きを停止してしまった

 

神無「僕が弱くなっただけで……君達が強くなった訳じゃないだろう?……何調子に乗ってるんだよ塵芥が……殺すぞ?」

 

啄木「な……!!お、おい!何してやがるテメェらさっさと殺せ!早く殺せよぉぉおお!!?」

 

啄木は神無の殺気を浴びて恐怖のあまり動転して攻撃命令を出しCR ユニットをきた人間達が一斉に砲撃を放つも…

 

神無「羅針盤魔法 心在らずの逆針(ウィルフル・コンパス)及び荊魔法 緋威の麗戦槍」

 

神無の周りに羅針盤(コンパス)がいくつも現れコンパスの針が頭上を指すと重力に逆らって砲撃がコンパスに当たる前に頭上に向かっていき、更に神無が手を向ける事で赤い薔薇が咲いた荊が創造され槍状の形となりDEMの戦闘分隊を荊の槍が押し潰し血肉の塊へと変える

 

綾子「ヒェ……!?」

 

神無「ほらほら頑張らないとすぐに死んじゃうぞ?……いやさっさと死ねよ、土魔法 グラウンドウォール、水魔法 サージングウェイブス、氷魔法 アイススライサー」

 

神無が技名を唱えパチンと指を鳴らすと氷の柱が地面から生え人間達やチブロイド、キングライザー達を刺し穿ちチブロイドは機能停止、キングライザーは氷の柱をへし折り再生を開始し人間達は頭が潰れたりと美しき氷柱を醜い血で染めながら死に、洪水に飲み込まれたり大地の壁に埋もれて助かろうと必死に足掻くも大地や水に身体が覆われて息ができずに窒息死する

 

白鳥「おい全員一斉攻撃だ!早く殺せ!」

 

白鳥は急いで全員に攻撃命令を出しキングライザーが頭のガトリングガンに光線をチャージして三十の光線が放たれるも

 

神無「極光の隔壁よ」

 

半球体の光のドーム障壁が神無を中心に展開されガイ達も攻撃から身を守る、そして指をパチンと指を鳴らすと遥か天空より隕石を落とす【メテオ・スウォーム】でキングライザー一体を破壊する

 

逍遥「は……雑魚に頼っては駄目か…なら私の異能ならどうだ?」

 

逍遥はパチンと指を鳴らすと逍遥の後ろにプクプク太った変な服装をした人外の顔をした女が現れる…これが逍遥の異能「女魔神」である、女魔神が神無を肥大化した巨腕で捕まえ締め上げる

 

逍遥「いいぞ!女魔神早く握りつぶ」

 

神無「原子崩し(メルトダウナー)」

 

神無が全身から緑色のレーザー…粒機波形高速砲(りゅうきはけいこうそくほう)を出し女魔神を消失させ、原子崩しを逍遥の頭に当て逍遥は首無し死体となる

 

綾子「ヒェ……何が弱体化してるよ!?全然衰えてないじゃない!?こんな化け物に勝てるわけないでしょ!?」

 

エドモンド「我々は逃げるぞ!」

 

啄木「な!?テメェら巫山戯ん」

 

啄木が逃げる綾子とエドモンドを逃げるなと言おうとした時、グシャ とエドモンドは物体をすり抜ける異能を使う間も無く氷塊に押し潰され、グシャと辺りに血が飛び散り綾子は悲痛な叫びをあげるも神無が空間移動で綾子の前に現れ半月状の巨大な風の刃 エア・ブレードを綾子に放ち綾子の指を銃口に変えれないように両腕を切り落とす

 

綾子「あ!?あ!?ああぁぁぁぁ!!?腕がぁ!?腕がぁ!?いや!いや!!?死にたくな…」

 

神無「あぁ…煩いな…」

 

神無は顔を歪ませ手に仕込んでいた鋼糸で綾子を八つ裂きにする…この鋼糸は並みの刀より鋭いので人間を八つ裂きにするなど容易だった、ウッドはその光景を見て青ざめウッドの異能「旋律の絆」を使い夕弦と耶倶矢の背後に現れ耶倶矢の頭に銃を突きつける

 

耶倶矢「!?」

 

ウッド「や、やめろ!こいつが死んでも」

 

神無「は…」

 

神無はウッドが何か言い終わる前に座標移動(ムープポイント)でウッドの背後に空間転移し自分が権能で作った剣を取り出し首を切り落とす

 

神無「……油断するな…僕が動かなきゃいけないから…たく…」

 

耶倶矢「ご、ごめん…」

 

神無「……はぁ…今度から気をつけてくれ…」

 

耶倶矢は申し訳なさそうに俯くと神無は耶倶矢から目を離し今だに残っているグリーンと白鳥を見る

 

グリーン「ば…化け物が…黄金の鎖よ!あいつを縛り付けろ!」

 

白鳥「戦死者達よ集え!奴を抑えつけろ!」

 

グリーンは掌から黄金の鎖を、白鳥は地面から死んだDEM社の部隊の人間の死体を操り神無を押さえつけようとするが

 

神無「……爆ぜろ」

 

言霊を使い言った通り鎖と死者はは爆ぜりその爆風で吹き飛んだグリーンと白鳥を横目に神無はオイルパステルで地面に魔法陣を描いていく

 

神無「魔女狩りの王(イノケンティウス) プラスゴーレム=エリス……炎の極王(レッドキング)」

 

魔法陣を描き終わった神無が魔法陣を起動させると地面が割れ岩石や砂が宙を舞いそこを中心として炎の巨人 魔女狩りの王が現れ魔女狩りの王に岩石が集まり岩石はレッドキングの形となり魔女狩りの王もそれに同化するように融合していく…これがレッドキングの姿を模した魔道人形 炎の極王、炎の極王は45メートルもある巨体からは信じられないスピードで動きグリーンと白鳥をその巨腕で押し潰す…チブロイド達も電撃を使って機能停止させて単なるスクラップと化す

 

神無「さて…彼処の鉄屑もさっさと破壊するに限るね」

 

神無はいつの間にか取り出した小麦粉の袋を開け小麦粉をばら撒きそれがギロチンの形となりキングライザーに向かっていく…が小麦粉では当然キングライザーを切断できるわけがないのだが…

 

神無「優先する、小麦粉を上位に、機械を下位に」

 

神無がそう言葉に出すと小麦粉のギロチンはザクと再生装置ごとキングライザーを切断しキングライザーは爆発を起こす、更に神無はそれを何度も放ちキングライザー達はあっという間に駆逐されていく…今この戦場に残っているのはキングライザー三体に白の女王に啄木、オーガスト、残った人間達のみだ

 

啄木「ルヴェルとチェイスはどこ行きやがった!?逃げたのかあいつら!?俺も逃がせよクソがァァァァ!」

 

神無「煩い…さっさと死ねよ…いや確かお前…鏡花の胸刺した奴だけ?」

 

神無は勝手に逃げ出したルヴェルとチェイスに怒り狂いながらも逃げようとする啄木の前に座標移動で目の前に現れる

 

啄木「な!?何なんだよ!?刺したからどうした!?部下の敵討ちてか!?死んですらねぇのに!?それに傷が治ったんだぞ!?単なる化け物じゃねえかよあんなの!?」

 

神無「別に…部下と言うか…手足や駒、道具…他の言い方でもいいけど…僕が仕事しなくてもいいように用意した…いわば蒐集品(コレクション)だしねぇ…」

 

耶倶矢「な!?それはあんまりではないか!お主には仲間を労わる気持ちが「でもさ」」

 

耶倶矢が神無の余りにも冷たい態度と冷酷な扱いにキレかかった時神無から奈落の底から亡者がこちらを睨みつけているかのような感覚が周囲に漂う

 

神無「僕の大切な仲間(コレクション)を傷つける奴はな……万死に当たるんだよ…塵が…よくもまあ鏡花や耶倶矢、夕弦に手ェだしたり出そうとしたなクソ餓鬼が…死ねよ」

 

啄木「ヒィ!?た、助け」

 

ガイ達は神無の背後に巨大な龍を見た気がした…古来より竜は自分の財宝…つまり宝物を盗んだ者に怒り狂うと言うが…神無も同じだ自分の蒐集品(仲間)を襲ったり殺そうとしたりした時点で怒りが向く…龍の怒りを買った愚者(啄木)の末路は死の一択しかなく神無が放ったスピリットストームにより音速をも越える速さで成層圏まで飛ばされ塵すら残さず死亡した…だがそこで白の女王は不敵に笑う

 

白の女王「あらあら…皆様死んでしまったの?悲しいですけど悲しくないですわ…だってまつろわぬ神を呼ぶ儀式が完成したのですから!…でも完璧なまつろわぬ神として降臨せるならあと一時間ほどかかるのですが…元々精霊を殺すためのですからこれでいいでしょう…相手も弱っているので…まつろわぬ神一歩手前の神様でも問題ないでしょうね」

 

白の女王はそう言うと自分の魔王(武器)である刀を蛇石に刺す…すると蛇石が輝き出し蛇石が砕け辺りに光の粒子が飛び散る

 

神無「……簡易版 まつろわぬ神招来の儀か…何々「天叢雲剣」「洪水の化身」…ああ八岐大蛇か…」

 

神無は霊視を行い降臨する神の真名をいち早く看破する…八岐大蛇、日本神話の中でも一番の怪物である、そして光が集まり誕生したのは八つの首を持つ鬼灯の様な目を十六も持つ怪物だった

 

鏡花「まつろわぬ…八岐大蛇……か…完全なまつろわぬ神ではないとはいえ…鋼と蛇の神格持ちですから厄介ですよ」

 

夕弦「?疑問、八岐大蛇が蛇という事は分かりますがなぜ鋼の神格も持っているのですか?」

 

耶倶矢「む?知らぬのか夕弦よ…八岐大蛇は製鉄と深い関わりがあってな、つまり存在そのものが鋼…と言うことになるのだ」

 

鏡花は八岐大蛇が蛇と鋼の神格持ちと知っていたが夕弦は知らなかった様で首を傾げるが耶倶矢はなぜ鋼なのか知っていた様で理由を話す、八岐大蛇は元々は鋼の隠喩(メタファー)であり尻尾を切った際に天叢雲剣を発見したのは川の上流において鉄が発見したか製鉄技術を持つ集団がいたことを意味しているとされる、つまり存在そのものが鉄…鋼であるのだ

 

神無「耶倶矢…よく知ってるね…少し見直した、がさつで単なる厨二バカとばかり思っていたが…訂正しよう」

 

耶倶矢「くかか!そう褒めるで…ん?ちょっと待て今私の事馬鹿と思ってたていった?」

 

神無「…ふむまつろわぬ神がでては仕様がない…もう少し本気を出すか」

 

耶倶矢「無視すんなし!」

 

耶倶矢の事を少しは見直した神無は耶倶矢を若干馬鹿にし指を鳴らし何かの魔術を行おうとしていた

 

神無「……そうだな…初代ゴジラでいいか…ゴジラが誕生する」

 

夕弦「?疑問何を言っているのです神無?ゴジラを召喚するならあの黒い金棒が…」

 

ーーーアンギャオオオオーーーン!ーーー

 

夕弦が神無がゴジラが誕生すると言う単語にギガダークナイザーがないとゴジラは召喚出来ないというが突然八岐大蛇の前にゴジラが出現する…だが神無は初代ゴジラは仲間にしていない…ならこれは

 

鏡花「……想像より遥かに化け物なのですね…ゴジラというとんでもない化け物を錬金術で生み出すなんて…」

 

ガイ「!?ゴジラを…作っただと…お前がか!?馬鹿な!ゴジラを人工的に」

 

神無「ガイさん違いますよ、ゴジラを作ったんじゃなくて今この場所にゴジラがいるて頭の中で想像して生み出したんです」

 

リク「頭の中で……?」

 

神無「そう、黄金錬成(アルス=マグナ)…錬金術の極意にして秘奥、この世界を呪文として僕が頭の中で想像した物を現実にする取って置きの魔術の一つ」

 

黄金錬成(アルス=マグナ)とは、世界の完全なるシミュレーションを頭の中に構築して頭の中で想像したものを現実に引っ張り出してしまう魔術であり、自分が出来ると思いながら言葉に出せば先程の様に偽のゴジラを生み出すことも可能なのだ、流石に防御力は劣化してしまうも攻撃力だけなら再現可能

 

ガイ「……最初に会った頃と違い大幅に化け物になっている件について…錬金術?魔術…お前はムルナウ…なのか?」

 

エレン「ガイが状況を処理できずショートした!?」

 

アルテミシア・アレク「ガイさん(君)が死んだ!(死んでないけど)この人でなし!」

 

神無「人じゃないですよ、魔王です」

 

ガイは状況が理解できず脳がショートを起こし地面に倒れる、それをアルテミシアとアレクが介抱する…

 

ーーーアンギャオオオオーーーン!ーーー

 

ゴジラは熱線を吐きキングライザー三体を熱線で再生装置ごと焼き切り上半身が崩れ落ち大爆発を起こす、ゴジラと炎の極王は八岐大蛇に突撃し殴りかかるも八岐大蛇は火炎放射を吐きゴジラと炎の極王は両腕をクロスして防ぐも余りの威力に腕の岩石が壊れ始めゴジラも腕が焼け落ち、挙句には八岐大蛇の首の二つが炎の極王とゴジラを噛み砕き神無は炎の極王とゴジラの呪力回路を断ち炎は消えただの岩石と化しゴジラも光の粒子となって消え失せる

 

神無「銃展開、グレゴリオの聖歌隊」

 

ならばと神無は八岐大蛇を囲む様に銃器を展開し八岐大蛇に全弾放射し、更に天上より何千何百にも束ねられた赤き火花が融合させた強大な紅蓮の神槍を落とし八岐大蛇を攻撃する、グレゴリオの聖歌隊も銃器の弾もレーヴァテインを刻んである為鋼が苦手とする熱、炎の属性である為八岐大蛇に大なり小なり傷を与えるはずだが…八岐大蛇は無傷であった

 

神無「ま、製鉄と深い関わりあるし火の神格も持ってるから効かないか」

 

耶倶矢「はぁ!?確か鋼てクソ硬くて不死身なんでしょ?!それに蛇も不死だから…弱点がないなんてチートよ!チート!」

 

耶倶矢は八岐大蛇の出鱈目さに文句を言う…だがこれがまつろわぬ神、理不尽の極まり(魔王も同じだが)弱点をついたからと言って簡単に死ぬほど容易い存在ではない…例えそれが完全なまつろわぬ神でなくとも…だ

 

白の女王「更に…私のポーン達も出してあげますわ…さて私とは違う魔王さん?勝てますの?」

 

神無「……クソ餓鬼が…調子乗るねぇ…いいだろう格の違いを見せてやろう…だけどこっちは手負いだから二対二にしても構わないよね?と言うわけでこいヤマタノオロチ」

 

ーーーギャオオオオオオオオ!ーーー

 

折紙「…!東宝の魔王ヤマタノオロチ!?」

 

神無がギガダークナイザーから出したのは八岐大蛇と同じ八つの首に胸に巨大な口を思わせる牙、胴体より長い巨大な尾を持った紅い竜の姿の怪獣魔王 ヤマタノオロチ…奇しくも神話の八岐大蛇と邪神 月読尊が変身した神ではなく怪獣のヤマタノオロチが出会う

 

夕弦「指摘…あっちも魔王(精霊)でこっちも魔王(カンピオーネ)と魔王(ヤマタノオロチ)…ややこしいです」

 

耶倶矢「私も思った…ヤマタノオロチと八岐大蛇の区別も難しいのに魔王が三人も…」

 

夕弦は魔王が三人いることにややこしく感じ頭を抱え、耶倶矢も同調する

 

白の女王「では始めましょうか!神殺しの魔王殿、私白の女王がお相手「煩い」そげぶぅぅ?!?」

 

リク「相手まだ台詞言ってるのに会話を遮って殴った!?」

 

ガイ「しかも女なのに顔面を!?しかも結構吹き飛んだ!?」

 

士道「俺達が出来ない事を平然と軽々しく実行するなんて!」

 

折紙「そこに痺れないし憧れない!でも何処かカッコいい…と思ったり…しない…」

 

白の女王がカッコをつけようとすると神無は空間転移で白の女王の目の前に現れ魔術で強化した腕で白の女王の顔面を殴り飛ばす、その光景に全員が唖然とする。一回顔面を殴られた鏡花は驚かないが普通は女子の顔面は殴らない

 

神無「カッコつけてる暇があるなら早く来い」

 

白の女王「ぶち殺しますわ…ぶち殺してあげますわ!イケェ八岐大蛇!」

 

神無「迎え撃てヤマタノオロチ!」

 

ーーーギャオオオオオオオオ!ーーー

 

ヤマタノオロチは八岐大蛇と白の女王に向かって八つの首から高熱火炎を放ち更に目から放つ覇帝紅雷撃で八岐大蛇を迎え撃ちが八岐大蛇も火焔放射を行い相殺する…どころかヤマタノオロチの高熱火炎と覇帝紅雷撃を押し返しつつあった…体格や技の多さではヤマタノオロチが勝っていてもまつろわぬ神手前の八岐大蛇には力、防御、威力では劣っているのだ

 

神無「……そのまま踏ん張れ、僕は対象を潰「誰を潰すのでしょう?」!」

 

白の女王「残念ながら…私も空間移動が出来るもので!」

 

白の女王は射手の弾(クァサト)で空間転移し短銃を突きつけ神無の頭部を打つ、神無の額から血が飛び散るが神無は倒れず白の女王を見つめ傷がだんだん塞がっていった

 

神無「これしきで死ぬとでも?」

 

白の女王「まさか…ここからが本番ですわ…殺して差し上げますの」

 

神無「上等」

 

神無は七星剣を放ち異なる軌道を描くライトニング・ピアスを白の女王に放つが白の女王は冷静に天秤の弾(モズニーム)を放ち空間の因果を逆転させ七星剣を神無の方向に逆転させるがライトニング・ピアスは神無に当たる前に再び軌道を変え白の女王に向かって行く、咄嗟のことで判断が遅れ七星剣に当たってしまい射手の弾で八岐大蛇の頭部に転移する

 

白の女王「まさか逆転させた技を打ち返すとは……ならば巨蟹の剣(サルタン)」

 

白の女王は軍刀を縦に空間を切り裂くと見えない刃となり空間を切り裂き神無の方まで飛んで行くが神無はその技を座標移動で転移、白の女王に返し白の女王は避けるも八岐大蛇の皮膚に傷を負わす

 

白の女王「……ポーン達!数で押しなさい!ルークも魔王と対峙!八岐大蛇は砂鉄を!」

 

白の女王は軍刀を上げポーン達に神無を取り囲むよう命じポーン達は神無とヤマタノオロチを囲む、ヤマタノオロチは首を回転しながら高熱火炎や覇帝紅雷撃を放つも何しろ数が多く全然減らない…数は数百程だろうか…魔王にとってはゼロに等しいが

 

神無「プラズマ・フィールド」

 

神無は素早く呪文を唱え周囲1キロほどの魔法陣を展開、ガイ達や自分とヤマタノオロチを対象から外し雷撃を放ちポーンとルーク達を魔法陣から放つ雷撃で焼き殺す、例え空に逃げようが地上を走って逃げようが無駄、魔法陣は常に放電し歩く者を雷で焼き空を飛んでいても地上から無数の稲妻が天に向かって放たれポーン達は逃げる間も無く死亡、白の女王も呆気なく死んだ部下を見て目を開いたり閉じたりを繰り返す

 

白の女王「は……?これが魔王…?巫山戯るのも大概にしてくださいませ……」

 

神無「は、これくらいで自信をなくしてちゃ……ゲフ」

 

鏡花「!神無!」

 

ーーーギャオオオオオオオオ!?ーーー

 

神無は白の女王を嘲笑しようと何か言おうとするが急に口から血を吐く、ちょっとやそこらではないヤマタノオロチの背中がちょっとした血溜まりになったぐらいだ

 

耶倶矢「やはり……」

 

ガイ「あいつ……」

 

白の女王「………あは…あははは!何ですの!本当に弱ってるじゃないですか!なら勝算はありますの!八岐大蛇!砂鉄の嵐を!」

 

八岐大蛇は西風より砂鉄を飛ばしヤマタノオロチに砂鉄を浴びせ砂鉄同士を磁力で引き合わせヤマタノオロチを地面に拘束する…が神無が手をヤマタノオロチに触れた瞬間砂鉄が消えヤマタノオロチも自由となる

 

神無「……舐めてるんじゃねえよクソ餓鬼…ま、時間ないし…手っ取り早く終わらせよう」

 

神無は擬似霊素粒子粉末(パラ・エタリオンパウダー)を振りまき人工精霊を作り出し白の女王に向かわせる、白の女王は自分の魔王である狂々帝(ルキフグス)の短銃で攻撃しようとするが…弾が出てこず彼女の左手(ハーズ・レフト)で白の女王を切り刻み、彼女の怒り(ハーズ・レイジ)で肌を焼く

 

白の女王「何故ですの!?何故魔王が…」

 

神無「…僕が奪ったからだよ…ほら頭上見てみな?」

 

神無が指差すと白の女王の頭上には何処と無く日本の刀の様に見える両刃の剣が現れる…これは神無の権能「竜の死の林檎(ドラゴニア・デットアップル)」で白の女王の能力魔王の能力を一時的に奪ったのだ…奪ったのは銃から放つ弾のみだが…剣しか使えなくなった白の女王にとって悪手であることは変わらない

 

神無「……八岐大蛇もそろそろご退場願おう、超電磁砲(レールガン)、竜王の殺息(ドラゴンブレス)、原子崩し(メルトダウナー)硫黄の雨は大地を焼く」

 

 

上空に50ほどの『灼熱の矢』が出現し、吊り天井のように降り注がせ全身を焼き、コインを弾いてレールガンを放ちもう一つの手から手から竜王の殺息を放ち、原子崩しを巨大な極太の光線として放ち八岐大蛇の首を三つ消滅させる、白の女王と八岐大蛇は逃げようとしてもペクスヂャルヴァの深紅石で足から見えない力を這い上がるようの感覚とともに骨の関節を強引にずらす痛みに近い激痛を発生し二人は動けなくなる、その隙にヤマタノオロチが接近し八岐大蛇の首をヤマタノオロチの首二つずつ噛みつき合計四本の首を捻じ切る

 

神無「トドメ……」

 

神無はヤマタノオロチの背から降りギガダークナイザーにヤマタノオロチを戻して神無は竜化し白龍となり空高く舞う…その隙に白の女王は逃げようとするが両刃の剣が白の女王の胸に刺さり逃げられなくなり龍は全身に雷を纏いながら回転して突撃首一本だけになった八岐大蛇は火焔放射を放つもそれをはじき返しながら八岐大蛇にぶつかり八岐大蛇の肉体を抉り八岐大蛇は全身バラバラとなりながら絶命白の女王は地面に落ちる

 

神無「……あんまり竜化できないから…」

 

神無は竜化を解くと白の女王の前に現れ白の女王を睨みつける

 

白の女王「馬鹿な…私が…負ける…なんて…」

 

神無「煩い…さっさと死ね…でもその前に」

 

神無は手に魔術を起動させ殺そうとするが思い出したように白の女王の胸に腕を差し込み白の女王の霊結晶(セフィラ)を抜き取る

 

白の女王「が……!貴様…何を……!?」

 

神無「……研究?じゃもう用済みだから死ね」

 

神無は吐き捨てるように言うと両刃の剣を動かし白の女王の首を切り落とす、白の女王はそのまま光の粒子となり霧散…そんな白の女王の最後を見ても神無は何ともおもわずそのまま鏡花の所に行こうとするが再び血反吐を吐く

 

鏡花「神無!」

 

神無「……ふむ…やはり力加減を間違えたか…はぁ…鏡花、夕弦、耶倶矢…帰るぞ」

 

神無は指を鳴らすと鏡花達を座標移動で自分の近くに引き寄せそのまま撤退しようとする…がその前にガイが神無に向かって叫ぶ

 

ガイ「待て神無!!お前にはまだ聞きたいことが…」

 

神無「……ならまた使者を送るので…その時に…話しましょう…では御機嫌よう…」

 

神無はガイに言葉を言い終わると現れた時と同様素早く去っていた…その後には沈黙のみが残る

 

士道(……あの人は…やっぱり…あの時の…)

 

折紙(私達を……両親を…助けてくれた…)

 

その中で士道と折紙だけは神無を見て昔を思い出していたようだった…

 

 

 

 




【魔王 ヤマタノオロチ】
全長 66メートル 体重五万トン
必殺技 覇帝紅嵐舞
邪神月読尊が天照大神が治める世界を滅ぼし自分が支配しようと企み変身した姿、今回は神話の八岐大蛇と戦い大きさや技の種類などはこちらが有利だったが相手の方が技の威力と防御力が段違いで苦戦した…相手が本当のまつろわぬ神ならもっと危険だったと本能的に感じていた

……全然お気に入り増えないな、新作の小説…もし良ければ呼んでくださいね…やっぱり文章が下手くそなのかな…それに一話が肝心だしな…最初が面白くないと…人気でないんだろうな…はぁ…すみません愚痴を言って…次回もお楽しみに!

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