ポオ「友達が出来たのである!」
耶倶矢「……メル友?それとも架空の友達?それとも友達詐欺?金払っての友達?」
ポオ「酷いである!?丸で我輩が乱歩君以外友達がいないみたいである!」
乱歩「……え?僕達友達なの?」
夕弦「同情、友達とも思われていなかったようですね…」
ポオは友達が出来たと耶倶矢に信じてもらえず友達と信じていた乱歩が「友達?誰が?」といった反応に夕弦は同情する
神無「……で誰と?もし詐欺やら相応しくない奴なら…殺すよその友達とやら」
鏡花「理不尽」
ポオ「ふふふ…ボスが好きそうな人物なのである…これを見るである!」
ポオがそう言って取り出したのは一冊の漫画本「超時空のアドベンチャー」と言う本であり表紙にはガイアが描かれておりそれを見た神無は目を見開く
ポオ「このウルトラマンの漫画本を書いている本条 蒼二…本名 本条 二亜殿である!」
乱歩「ああ…此間の……ボスその人ウルトラマンの漫画本をいくつも書いてるから殺さないほうがいいよ?」
神無「……見せて…」
乱歩がようやく思い出してポオに助け舟を出し神無はポオから無理やり超時空のアドベンチャーを掴み取り開いて読む…
鏡花「……詐欺か何かじゃないんですか?」
乱歩「僕もそう思ったんだけどねぇ…悔しい事に分からなかったんだよ…僕の異能でも何者か分からなかったんだよ…」
ドストエフスキー「……それは意外ですね…今検索したんですが…本条 蒼二……約四年前に現れ素晴らしい作品を書き続け何作も映画、アニメ、実写化している漫画家…そしてウルトラマンの漫画本も書いている事で有名な人ですね…ですがプライベートは全くの謎…いささか危険かと…」
ドストエフスキーと乱歩は苦い顔をする…乱歩は自分の異能でも相手の素性がよく分からなかった事にドストエフスキーは神無が危険な目にあう…と言うことはないだろうが素性も分からない人物とポオが知り合った事にいいふうに思はない
神無「……面白い…この作品は素晴らしい…おいポオ僕にも会わせろ」
ポオ「なら今度会う予定が入っているのであるが行くであるか!」
鏡花・耶倶矢・夕弦「知らない人と会うのに警戒心皆無か!?」
鏡花達のツッコミが白鯨に響き渡った……それが偶然ではなく必然と誰も気づくことなく
神無「でその人気作家に会いに行く事になったのですが…なんで君達いるの?」
士道「ウルトラマンが関係する所に我あり!故に我あり!」
折紙「本条 蒼二…好きなウルトラマンの漫画家、小説家の一人…それ以外にも凄い作品が目白押し…会って見たい!」
鏡花「答えになってない……」
神無達はポオと共にその二亜という人物に会いに来ていたのだが…何故か士道や折紙、十香…ガイやリクと言った人物もいる…耶倶矢が漏らしてしまったとかで神無は取り敢えず耶倶矢を殴った
ガイ「ガイアさんの漫画を描いてるて聞いてな…」
リク「僕もウルトラマンの漫画を描いてる人がどんな人が見たいしね」
神無「てな訳でウルトラマンさん達や怪獣好きを無下にできないので…オマケが来ましたが」
狂三「オマケ扱い……」
神無は狂三、真那、琴里、凜祢、令音はほぼいない者扱い…エレンやアルテミシア、アイクもいるがそちらも同じ扱いだ…ポオはチラチラ時計を見ながら時間を確認している…そしてその件の人物が来たのかハッと顔を上げる
ポオ「おおい!二亜殿ここである!」
二亜「やあポオさんお久だね!でこちらの人達はポオの知り合い?あたしは本条 二亜、漫画を知ってる人なら本条 蒼二といったほうがいいかな?」
士道「うおおおおお!!あのシルブレやウルトラマン ティガ&ウルトラマン ダイナ激闘の怪獣島やゴジラ ギドラ襲来、ガメラ レギオンの再来の原作者ですよね!?」
折紙「あのアシスタント無し、原作も自分で考えることで有名な日本が誇る漫画家!怪獣漫画の王様」
十香「おお!あのシルバゴンの絵が素晴らしく美味かったあの漫画の生みの親なのか!?」
士道達は二亜の代表作の名前を言いキラキラした目で二亜を見つめ二亜は少し困惑した目で三人を見つめる…
二亜「何なのかなこの子達は…あたしのファン……まあそれは置いておいて…君がポオさんが言ってた神無さんだね?」
ポオ(あれ?我輩ボスの事を二亜さんに言ったであるか?…まあいいかであるか)
三人を軽くあしらった二亜は神無を面白いものを見つめる目で神無を見つめる…ポオは神無の事を二亜に教えたかと考えるがすぐに頭の隅に追いやる…
神無「……ほう…中々面白い女性だ…君ではなくさん……気に入った」
二亜「ええ…あたしも君に興味があったんだよね…個人的に…ね?」
鏡花(え?何この展開…漫画家さんだよね?なのに何この人……何か…神無に似てる…様な?)
鏡花は何処と無く二亜と神無が何故か似ている様に感じ少しばかり警戒する…この二人…まぜるな危険の気配がするのだ…その時二亜 は首を動かしこちら側を向く…ターコイズ色の瞳が鏡花達を一瞬見つめたような気がしたが…すぐに逸らしポオに話しかける
二亜「悪いねぇポオさん、取材のお供させちゃって…実を言うと一人で行くのはいささか危なくてねぇ…付き添いがいるのだよ」
ポオ「大丈夫である!何せボ…神無殿がいれば悪霊など「ちょっと待った」ん?」
琴里「今悪霊て言わなかった?」
琴里はポオと二亜の会話に割り込む…心なしか震えている様な気がする
二亜「言ってなかったけ?実は私これから次の漫画のアイデアを出す為にとある廃墟に行くんだけど…怖くて…だから付き添いが欲しいてポオさんにメール送ったら何人か連れてくるて言ってね!」
耶倶矢「ポオ……良い道具扱いだぞ…」
ポオ「ち、違うである!女の人がそんな危険な場所に行っては危ないと思って…」
耶倶矢は決着はいい様に使われているだけでは?とポオに言うがポオは頑なに否定する…琴里に至っては廃墟と聞いた瞬間から怯えている
琴里「廃墟……お化け……ねぇ?士道これウルトラマンの漫画関係なさそうだし帰りましょう」
士道「サインくれませんか!?くれたら行きますんで!」
折紙「サインがあれば悪霊だろうがシーボーズだろうがどんとこい!」
琴里「ダメだこいつら!?……嫌だよぉ…お化け怖いよ…行きたくないよぉ…えっぐ…」
琴里は露骨に行きたくないと士道と折紙達に目を向けるが二人は行く気満々だ…琴里は廃墟に行きたくなくて泣き始めた
凜祢「泣き始めちゃった!?」
令音「琴里はお化けや怪談が嫌いなんだ…いつもテレビでそう言う類がやっていると泣いてしまう」
真那「大丈夫でやがりますよ琴里さん!私が守ります!」
狂三「……不幸ですわ…」
凜祢と真那は琴里を励まし、狂三はまた変な出来事に巻き込まれたと某幻想殺しの様なセリフを吐く…そんな事んなで二亜が用意していたバス(片道だけで帰りは歩き)に乗り天宮市の外れの森にある廃墟に辿り着いた
二亜「ここなんだよ!昔ここで殺人事件が起こっようでねそれ以来人魂を見たとか幽霊がいるとか…最近も怖い動画が上がってね!」
琴里「嫌だよぉ…何でこんな所連れてくるのよ!」
二亜「大丈夫テレビとかだと全然映らないでしょ?大丈夫だって」
鏡花「すでに雰囲気が暗いです…ついでに空も暗い」
夕弦「納得、だから夜の7時に集合だったのですね…べ、別に怖くないんだからね!」
耶倶矢「くくく…我は颶風の「さてさっさと行こうか」ちょ!?置いてくなし!」
琴里はすでに泣きそうでちょっとの事で漏らしそうだったが二亜が慰める、耶倶矢は決め台詞を言おうとするが全員に無視されそのまま廃墟に全員が入ろうとしていたので慌てて入って行く…中に入ると薄暗く懐中電灯の灯のみが唯一の光源である、神無と鏡花には梟の様な夜でも見える目なので光がなくてもいいが他は無理だろう…と思っていたら二亜と懐中電灯がなくても見える様で懐中電灯で照らしいない先も見えている様だ
琴里「怖い……さっさと帰りましょう」
神無・二亜「「……………………………??」」
エレン「……何です急に黙りこくって…」
神無と二亜は廃墟に入ると何故か黙りこくって辺りを見渡すが…すると急に走り出し辺りを散策する、トイレの便器を開けて中を見たり水道を開けたり…それでも何の成果もなかったのか残念そうな顔をする
二亜「いないね……」
琴里「(何故便器や水道を?)なら早く帰り「おかしいぞ」へ?何が?」
神無「幽霊が居なさすぎる……」
アイク「それが普通なのでは?」
二亜「嫌ねぇ…お姉さん実は霊感が強くてねぇ…見えちゃうんだけど……こうも居ないと…逆に怖いよ…」
神無「うんこうまで居ないと…怖くなってくる…こんなに怖くなったの久しぶり」
リク(変わった人達だな…)
神無と二亜がお化けがいない事に逆に怖くなり少し震える…それを見た全員はお化けがいないと怖くてどう言う事?と首を傾げる
耶倶矢「何でお化けがいないと怖いのよ」
神無「お化けて元々は人間の魂で…そこら辺漂っているもんなんだよ…実際二亜に会う前の待ち合わせ場所には幽霊が三十体ぐらいいたし」
二亜「そうそう!ハチ公前気分になるんだよね!幽霊が沢山いると!」
琴里「じぇじぇじぇ!?三十体……う〜ん」
真那「琴里さんが気絶した!?て言うかそんなけいたんでやがりますか!?」
神無と二亜は先ほど待ち合わせに使っていた場所の方がハチ公前に集まる人ぐらいの数の幽霊がいたと聞き琴里が気絶した…
神無「僕は(魔王になった時から)そう言うのが見えてさ…翁なんか幽霊を手の如く(権能で)使役してるからね…あの人自分が殺した人間のゾンビも使えるしね」
二亜「へえ…それ何の漫画?教えてもらいたいなぁ…ま私も霊感が強くてね…これなら外にいた幽霊に話を聞いた方が…あれ?何で外の方が多かったんだろう?」
鏡花「一般市民がいる前で…え?外の方が多い…もしかして見えてたんですか?」
神無・二亜「「うん、見えてたけど…?」」
神無と二亜はともに霊感が強いらしく幽霊が見えていた様でそれを聞いた全員が少し怯える
神無「何なら外でてこの眼鏡をかけてごらん」
士道「何この眼鏡……ええっとこれをつけると…」
折紙「…ただの眼鏡」
アイク「ふむ…ただの眼鏡にしか見え」
ガイ「いや…これセブンさんの変身道具…」
全員が外に出て神無に貰った眼鏡をかけると…目に映ったのは自分達を眺める目が取れていたりなかったりする生気の無い白い顔の…幽霊が沢山見えた
琴里「嫌ぁぁぁぁぁぁぁ!!!?(バタンキュー)」
アルテミシア「悪霊退散!悪霊退散!悪霊退散!塩持ってない!?もしくはお札!霊媒師はいませんか!?神様仏様!お助けを!」
リク「落ち着いて!先ずはコスモスさんを!コスモスさんなら幽霊とも分かり合える!」
神無「いや先ずリクさんから落ち着きません?」
全員が幽霊が見えた事に狼狽し琴里は気絶し誰かが肩を支える…アルテミシアは神に祈りリクが一番混乱している
琴里「うう…私としたことが…気絶するなんて…ありがと真那支えてくれ「いや私じゃないです琴里さん」え?じゃあ誰?」
琴里は支えてくれた人物を知る為後ろを見ると後ろにいたのは両目の取れた…と言うより元よりない骸骨の幽霊が琴里の肩を支えていた
琴里「ふぎゃぁぁぁぁぁ!!?」
骸骨「……あ…ぶない…ここ…帰れ…」
琴里「すみません!呪わないでください!すみませ…え?帰れ?呪わないの?」
骸骨「帰れ……ここ…危ない……変な奴…いる…追いだ…された…帰れ…」
琴里は怯えて土下座するも骸骨はカタカタ揺れながら早くここから帰る様言う…周りの幽霊達も帰れ帰れとコールしている…琴里達を襲う気がない様に…
ガイ「何なんだこいつら…怪獣でもない様だし……」
神無「割と簡単に幽霊て生まれるんですよね、事故死とか自殺、殺人事件やらコンセント抜いたか心配、とかでこの世に未練タラタラだとこの様な幽霊の出来上がり何です」
狂三「最後だけ地味ですわね!?」
二亜「でも此処まで怯えるなんてねぇ……何がいるのやら……」
神無が詳しく幽霊に説明している間、二亜は何がいるのかと首を傾げるが……その目は別のことを考えている様で懐に忍ばせた【ある物】があることを確認すると少し口を綻ばせる……すると廃墟の中から悍ましい声が聞こえる
ーーーゴゲエエエエエエエ……ーーー
二亜「……この声は…」
すると幽霊達が廃墟に吸い込まれ始める…そして廃墟から黒い煙が現れ…それが形を成していき怪獣の姿となり角が生え左腕には稲妻を模した剣が握られ右腕の二股に分かれており、その先に多数の棘か付いた砲丸が取り付けられた鞭で出来ている怪獣…心霊怪獣 ゴースドンが現れる…そして廃墟の中から半透明な宇宙人が現れる
「やれやれ…折角ここの幽霊供を食べ尽くそうとしたのに…飛んだ邪魔が入ったな…」
折紙「幽霊怪人 ゴース星人!」
ゴース「おお?よく知っているな、私の名はゴース星人ファントム…そしてこいつが我が相棒 ゴースドン、そしてもう一体」
ファントムと名乗ったゴース星人はバトルナイザーから双頭怪獣 改造パンドンを召喚する…ファントムは目撃した人間を殺すようでありゴースドンと改造パンドンは鳴き声をあげながら二亜達に近づく
二亜「…そういえばゴース星人て地球占領に人類滅亡に最も近いた宇宙人なんだよね、ゴース星人て…」
ファントム「詳しいではないか女…その通り我等ゴース星人は地球侵略に最も近いた者…ならばこそ地球を侵略し我等ゴース星の威光を知らしめるのだ」
ガイ「…ちょっと隠れて「どこ行こうとしてるのかな君達?」な!ちょっ…二亜さん離してくれ!」
二亜「ええ?嫌だよ?」
ガイとリクは変身しようと一旦離れようとするが二亜が二人を掴んで離さない…まるで二人が何かしているのを防ごうとするかの様に…それを見て呆れた神無がコソッとギガダークナイザーを召喚し怪獣を召喚する
―――キイイイィィィィ!ーーー
―――グルオオオォォォ!ーーー
現れたのは一角紅蓮超獣 バキシマムにミサイル超獣 ベロクロンと言う怪獣より強い超獣だった…そしてバキシマムはゴースドンに、ベロクロンは改造パンドンに挑みかかる
ファントム「ほう!俺以外にもレイオニクスがいたとは!何処のレイオニクスか知らぬが負けるなよ我が相棒達よ!」
ーーーゴゲエエエエエエエ!ーーー
ーーーガカァツ!ガカァ!ーーー
神無(いけバキシマム、ベロクロン)
ーーーキイイイィィィィ!ーーー
ーーーグルオオオォォォ!ーーー
ファントムと神無は互いの怪獣を応援し怪獣達はそれに答える…先ずは改造パンドンとベロクロンの戦いではベロクロンが全身からミサイルを放つが双頭から放つ火炎放射で全て焼き尽くし…改造した左腕をベロクロンに突き出す、ベロクロンは当然「ん?」となるが何と改造パンドンは義手である左腕を飛ばした…丸でロケットパンチの如く
ーーーグルオオオォォォ!?ーーー
士道「ロケットパンチだ!?改造パンドンにはそんな攻撃ないのに…いいぞもっとやれ!」
狂三「士道さん!?敵を応援してますわよ!?確かにロケットパンチは心が惹かれますが!」
味方である士道達も改造パンドンの魅力に惹かれていた…あのガイですらだ…しかもそれで攻撃は終わらない…何と左腕が飛んだ後その義手がはまっていた腕には…術が仕込まれていたのだ…そしてそこからエネルギーをチャージして放つパンドン砲を喰らいベロクロンは派手に吹き飛ぶ…まるで某宇宙海賊のサイコガンの如き一撃に神無以外の心を射止めた…リクですらもう目を輝かしている…ベロクロンはならばと口から大型ミサイルを放つがパンドンが戻ってきた義手をはめ直しそれを義手ではない方の手で掴み放り投げミサイルは爆散する
ーーーグルオオオォォォ………ーーー
ファントム「どうや!これが私のパンドンの実力やねん!パンドンが弱いわけないねん!私のパンドンは普通のパンドンとちゃうねん!これが男の浪漫やねん!」
ーーーガカァツ!ガカァ!ーーー
狂三「関西弁になってますわよ!?」
ファントム「む?済まない…母国弁が出てしまった…さてゴースドンはどうだ?」
ファントムが母国語を出してしまい慌てて自分のエースたるゴースドンを見るとゴースドンが若干押していた…何しろバキシマムが攻撃しようとするたび悪霊の姿に戻り攻撃を素通りするのだ…逆にゴースドンは身軽な動きで動き凧状のヒレでバキシマムの動きを遅める
ーーーキイイイィィィィ!!ーーー
ーーーゴゲエエエエエエエ!ーーー
バキシマムとゴースドンは激しくぶつかり合い、バキシマムはブーメラン状の角 ユニコー・ボムで攻撃するが左腕の剣で斬り合い、両腕のユニットから放つ紅蓮火炎弾を右手の鞭で相殺してゴースドンは角から光線を放ち対してバキシマムは口から火炎放射を吐き互角の戦いを行う
ファントム「いいぞ!素晴らしき戦いだ!」
琴里「……人質取ったりしないの?」
ファントム「む?私はそんな卑劣な行いはしない!寧ろこうやって戦わせることこそが怪獣達の本懐ではないか!」
真那「一般常識のある宇宙人でよかったでやがります…がこれは超獣の方が不利なの「いや違うね」?本条先生?」
常識的な宇宙人であるファントムは人質を取るなど下劣な行いはせず正々堂々怪獣達を応援する…真那達はそれを見て超獣達の方が不利なのでは?と考えるが…二亜だけは違った…その目は真っ直ぐ怪獣達を見ており常に浮かべていた笑みも消えている…丸で怪獣達の実力差を確かめている様な感じがする
二亜「この勝負…超獣の勝利だね」
ファントム「何?そんな訳が「ガカァツ!?ガカァ!?」パンドン!?」
二亜がそう言うとファントムは鼻で笑うが突如パンドンの叫び声が聞こえ振り向くと改造パンドンが押され始めていた
ーーーグルオオオォォォ!ーーー
ーーーガカァツ!?ガカァ…ーーー
ベロクロンは手からテリブルハンドリングを放ち改造パンドンを拘束し全身からミサイルを発射し手からも砲撃を開始し口の中から大型ミサイルを放ち更には火炎放射や強力な酸性を持つ唾液を放ち改造パンドンを苦しめる…如何にロケットパンチやサイコガンを持っていても拘束されれば使えず火炎放射も双頭…つまり二面しか攻撃できないのでは意味がない…四方八方からミサイルが飛んでくれば防ぎようもなく改造パンドンはそのままミサイルの雨霰に当たるもフラフラしながらも無事であった
ーーーグルオオオォォォ!ーーー
ーーーガカァツ………ガカァ!ーーー
フラフラになった改造パンドンにミサイルを口から放つベロクロン…がそれでもパンドンは右手で掴み投げ返す…がそれをベロクロンがキャッチし改造パンドンに投げ返し改造パンドンに当たり爆散し改造パンドンは気絶して倒れる
ファントム「パンドン!?……くそ!ならばゴースドンよ仇を…!?」
ファントムはすぐさまパンドンを回収しゴースドンに仇を取るよう命令するが…ゴースドンもバキシマムに追い詰められていた
ーーーキイイイィィィィ!ーーー
ーーーゴゲエエエエエエエ!ーーー
バキシマムはユニコー・ボムで斬り裂かれ更には右手の二股の鞭まで斬り落とされていたのだ…これによりこれまで鞭で防いでいた紅蓮火炎弾も悪霊化して避けねばならない
ーーーキイイイィィィィ!!ーーー
ーーーゴゲエエエエエエエ!?ーーー
バキシマムは切り落とした鞭でゴースドンを拘束し凧の様に空に投げ…ユニコー・ボムに炎を纏わせ敵を切り裂く一角紅蓮ミサイルでゴースドンを切り裂いた
ーーーゴゲエエエエエエエ…………ーーー
ゴースドンはユニコー・ボムに斬り裂かれそのまま地面に倒れ意識を失いファントムのバトルナイザーに戻っていく…ファントムはゴースドンを回収すると手を叩いてバキシマム達を賞賛する
ファントム「ブラボー、素晴らしい戦いだった……私はこの地球から去ろう…負けてしまったのだからな…」
ガイ「あっさりしてるな…」
ファントム「このまま続けたら私も殺されるだろう…命は惜しいのでな…ではさらばだ」
ファントムはそう言うと霧の如く霧散していく……それを見た一同はようやく終わったと溜め息を吐き、二亜が大声で喋る
二亜「いやぁ…凄い展開だったよ、残念ながら幽霊はあまり関係なかったけど…いい作品が書けるかも知れないから私はすぐに帰るよ!付き合ってくれてありがとうポオさん!」
ポオ「いや!二亜殿一緒に帰った方が…もう行っちゃったのである…」
琴里「なら早く帰りましょう…もうこれ以上怖いとこに居たくない…(トントン)?何よ真那叩かないで」
二亜は嵐の如くその場から去りポオが送っていこうとするがもう消えてしまった…琴里は怖がって早く帰ろうとするが肩を叩かれ振り向くと……腐った顔の幽霊が琴里の肩に手を置いていた
琴里「いやぁぁぁぁぁぁ!!!?(バタンキュー)」
この後、神無が除霊を行い、琴里は士道の家に着くと目を覚ましたと言う
二亜「うん…想像以上に面白かった…さてさて…先輩は私の怪獣達に勝てるのかな?」
二亜は自分の家に着くと懐に忍ばせていたネオバトルナイザーを手に取りそれを軽く撫ぜる
二亜「さてさてゴジラ…君やメカゴジラ、ギドラには頑張って貰わないとね」
二亜は自分の相棒にそう語りかけるとネオバトルナイザーを再び懐にしまい寝室に入っていった
【心霊怪獣ゴースドン】
体長 50メートル 体重 18,000トン
必殺技 怪光線
怪獣の悪霊が凧に取り憑いた怪獣で、本作では悪霊の姿に自由に変化可能で左腕の鞭で絡め取ったり打ち付けるのが得意、剣で切り裂く事もでき角からの光線も強力、ゴース星人に連れられ地球に来たがバキシマムに倒された
ゴースドンとゴース星人ファントムの繋がりは同じゴースから…この二体は幽霊回にピッタリ、そしてパンドンには男のロマンを詰め込みました
二亜さんがいたから普通の精霊だと錯覚していた?さて彼女の手持ち…クソ強いですよ?次回どんな奴らか判明…ではお楽しみに