琴里「神無さんから預かっていた物を返しに行く?私が?何でよ?」
神無月「それは村雨解析官が借りていた物を返しに行くのですが…村雨解析官は他の事で忙しいとの事で…」
琴里「そんなの令音に行かせればいいじゃない……」
神無月に令音が神無から借りていた物を返してきて欲しいと琴里に言い、琴里は不満気に神無月を睨むつけ神無月はそれで興奮する…琴里は断ろうとするが…士道達の会話が耳に入る
士道「なあ折紙…これて簡単に言うとおつかいだよな?…え?ウチの妹それも出来ないの?」
折紙「……あり得ない…この歳でおつかいも出来ないなんて…」
十香「私でも出来るぞ!琴里何なら私が行こう…」
琴里「上等よ!十香より頭が悪いですて!?頭きた!いいわよ行けばいいんでしょ?行けば!どこに行けばいいのよ!」
士道と折紙に挑発された琴里は「ウガァァァァ!」と怒りの感情を爆発させ琴里は神無月からその神無に返すアタッシュケースを無理やり奪い取り神無月から何処に行けばいいか聞き怒りながら歩いて行った
士道・折紙「……作戦成功!」
十香「私は頭が悪いのか…?」
凜祢「あははは……でも行ってくれたから「お邪魔します」…あれ?」
士道と折紙の琴里の挑発する事によりおつかいに行かせる作戦は無事成功し凜祢が苦笑していると鏡花と耶倶矢、夕弦、織田作が入ってくる
鏡花「預かっていたものを取りに来ました」
狂三「…………入れ違い…ですわね」
織田作「……そうか…ならここで待たせてもらう…一応入れ違ったとは言え司令官殿には会わないとな…」
どうやら入れ違ったらしい
琴里「何よ、私でもおつかいぐらい出来るわよ!全く…私全然活躍できてないし…笑い者にされてない?」
琴里はブツブツ文句を言いながら指定の場所まで街中を歩く……最近出番やら活躍がないからか不満を溜め込んでいたようだ
琴里「私はトリピーか!トリヤマ補佐官は確かに部下思いだけれど!……全く…そう言えばこのアタッシュケースには何が入っているの?」
橋を渡っている時琴里はふとアタッシュケースの中身が気になり開けてみる…そこには金属製の蓋と縦に、防護用金属が入って守られたガラスの瓶が四つ入っていた、そのうちの一つを手に取り橋に寄りかかって手に取って眺める
琴里「緑の液体……?何かしらこれ?ふぅん…さてしまうと(つるっ)あ…」
琴里がそれを眺め飽きたのかしまおうとすると手を滑らして…川に落としてしまう……それをしばらく呆然と見ていた琴里だがプカプカと流れていくカプセルを見て意識を取り戻す
琴里「あっ!?カプセルがぁぁ!?」
琴里は急いで取り戻そうとするがだんだん見えなくなっていくしそもそも琴里は泳げない…そして諦めたかの様に呟く
琴里「一個くらいいいか…」
琴里はそう言って指定の場所行きそこで待っていたアガサにアタッシュケースを渡し帰る…フラクシナスに帰ってきた琴里はまたお兄ちゃん(士道)やお義姉ちゃん(折紙)に馬鹿にされるのかな?とネガティブな発想をして司令室に入ると全員が笑顔でお出迎えする
琴里「へえ?あれ?何で貴方達が?」
鏡花「あ、失礼してます、実はアタッシュケースを取りに行く様神無に言われてて…でと入れ違いになって…情報がちゃんと伝わってなかったんです」
織田作「帰ったらマークを銃弾で撃つ」
琴里「へ、へえ…そうなん「それにしても凄いなことり!お疲れ様なのだ!」え?」
琴里は納得するが直後に精霊達や士道、部下達が駆け寄ってきて面食らう
神無月「よくぞ成し遂げられましたね! いや知りませんでしたよ!あの箱の中身があんなに危ないものだったなんて!! 私が命じられていたら、きっと震えが止まらなかったでしょう!!」
折紙「でも、すこしもったいない気もする…でも諦めるしかない…」
ガイ「そうだ、あれは危険な物でメビウスさんやヒカリさんも手こずったんだ」
士道「でもメテオールに興味あったんだけどなぁ…」
琴里「……メテオール…?み、皆さん何のお話を?」
琴里は話について行けず混乱するがそれを凜祢が詳しく説明する
凜祢「実はあれすごく危険な物体「グロテスセル」て言ってグロテス星人のグロテスセルが以前神無さんが魔王さん達がいる世界で共同で倒した時に採取した奴を貸してもらってたんだよ」
狂三「確か古参の狼王、武王、神無さんが三人がかりで漸く倒した強敵だとか」
琴里「ぶふぅぅぅぅぅ!!?でも、でも一個ではあんなにでかいのは作れないでしょ?」
令音「アイザックと検証した結果一本ならコダイゴンが三体、コダイゴンジアザーが一体作れるようだね」
琴里「三体がすごく強い個体が……」
琴里は思わず気絶しかけそれを士道と折紙が支えると琴里はむくと起き上がり鏡花、耶倶矢、夕弦、織田作、四糸乃、狂三、凜祢、真那を指差し叫ぶ
琴里「貴方達私についてきなさい!」
鏡花「いやあの私達貴方の部下じゃ「うるせえんだよど素人が!私の指示に従えこの野郎!」え?!それ違う人のセリフ」
凜祢「あの琴里ちゃん女の子がそんな言葉「いいからついてこいて言ってるでしょうが!」こ、琴里ちゃんが不良に」
琴里「令音早く私達を地上に送り出しなさい!あとその私達の行動をフラクシナスで見ないで!」
令音「しかし理由もなく「あ?お前のせいでな私は死ぬかもしれないの…早くしないと…分かるわよね?」……あ、はい…」
琴里の凄まじい気迫に鏡花や凜祢、令音は圧倒され指示通りに動く…そして琴里と共に地上に降り立った…何が始めるのかと恐る恐る鏡花達は琴里を見ると琴里は凄まじい速度で空中で一回転し鏡花達に土下座する
琴里「お願いします、この哀れな虫ケラ助けてください…お願いします死にたいないです」
「「「「え……?」」」」
その後泣きそうな琴里がグロテスセルを落としてしまったことを話すと全員が微妙な顔をする
夕弦「報告、これは神無に報告しなければ」
真那「私も兄様に…」
夕弦は神無に、真那は士道に連絡しようとするがそれを今にも泣き出しそうな琴里が必死に止める
琴里「待ってください!そんなこと言わないでぇぇぇ!?そんな事したらただでさえかりちゅまな威厳ゼロな私がもっと存在意義がなくなっちゃうからぁ〜お願いします真那様、夕弦様!何でもするから!お願いします」
耶倶矢「……プライドがなくなった奴ほど見苦しいものはない…けどあれは流石に哀れなよね…」
織田作「一周回って可哀想になるな」
琴里は鼻水と涙を垂れ流しながら必死に懇願する…もはや昔の威厳ある司令官の面影はない…それを哀れむ織田作達
鏡花「分かりました…でも神無にメールを」
琴里「鏡花さぁぁぁぁぁん!!?お願いします何でもしますから!」
鏡花「ん?今何でも「体でも処女でも変なプレイでもいいですからお願いします」………あ、そこまでしなくてもいいです…てか本気にしないでください」
鏡花は携帯を取り出し琴里が何でもすると言って鏡花は冗談を言うが割と本気で琴里がそれを信じ服を脱ごうとしていたのでそれをガチトーンで鏡花は止める
耶倶矢「ふむ…だが司令官殿は何故そこまで知られたくないのだ?」
琴里「え?……だって神無さんて失敗したら殺しそうじゃない…私も無残に殺されると思うと…」
夕弦「微笑、そんな事ないですよねえ織田作さ…」
織田作「あり得るな」
四糸乃「本当に殺すんですか!?」
琴里は失敗(貸していたものがなくなった)したら神無に殺されるのでは?と本気でいうが夕弦はそれはないだろうと織田作の方を向くと割とガチの顔であり得ると言われ琴里は魂が抜け始める
耶倶矢「……しょうがない同じ精霊として助けてやろうではないか」
琴里「耶倶矢さん!」
耶倶矢「でも、その前にやっぱり神無に連絡を」
琴里「私の体ならいくらでも捧げるのでお願いしますからやめてください!奴隷になっても構いませんからお願いしますお姉様!」
耶倶矢「冗談のつまりなのにどんなけあんたは神無に殺されたくないの!?ちょ鼻水が服につくからやめて!」
耶倶矢は琴里に任せろといい琴里が嬉し涙を流すと「やっぱり神無に報告しよう」と悪い顔で冗談を言うと捨てられた子犬のような泣き顔で鼻水を垂らしながら耶倶矢に引っ付いてきて全員が本気で琴里に引いていた…まあ神無の事だから仕方ない、その頃神無は白鯨でくしゃみをした
琴里「何処にあるのよ…グロテスセルは…」
四糸乃「ここら辺で落としたんですよね?」
鏡花「何で私もこんなことをしなければ…」
琴里「本当に見つからないわね…」
琴里達は協力してグロテスセルが入ったカプセルを探すが…川に流された事もあり見つからない…
琴里「もう無理なんだ…私は全身の皮を剥がされて磔にされたまま辱めを受けて殺されるんだ……はは」
凜祢「琴里ちゃん?!気をしっかり!」
琴里「もう無理なのよ、終わりなのよ…「あの?」何よ…」
琴里は死刑執行寸前の死刑囚のの様な表情で泣きそうになるが鏡花が話しかける
鏡花「そのカプセルを強く触りました?」
琴里「うん…それが「ちょっと失礼」ちょ!?」
鏡花「……ああこの匂いですか…それなら」
耶倶矢「……鏡花…」
耶倶矢が引いた目で鏡花を見ていることに気づかず鏡花は琴里の匂いを嗅ぎそして川に鼻を近づけると暫く立ち止まり立ち上がる
鏡花「こっちですね…こっちに琴里さんの匂いがします」
織田作「流石狼、嗅覚は狼並みか…素晴らしいな」
耶倶矢「そう言えば鏡花て普通の人間じゃなかったわね…こほん、くく終焉の魔狼(フェンリル)の子ある月の狼(マーナガルム)の力を授かりし魔王が尖兵よ、我を悪魔の宝物の所へ案内「早く行きましょう」ちょ無視するなし!」
鏡花は忘れられがちだがマーナガルムの力…つまり狼の力がある…嗅覚なら並みの警察犬よりいい…それにより琴里の匂いが僅かについたカプセルが何処にあるか探し当てる…そしてグロテスセルのカプセルがある所まで全員が動く、見えてきたのは古道具屋…そこの扉を開ける
店主「いらっしゃいませ……何をお探しで」
琴里「すみません!ここにカプセルありませんか落としちゃって!」
店主「……もしかしてさっき拾ったそこにあるカプセルかな?」
琴里「!?それだぁぁぁ!あった!」
琴里は無茶苦茶な説明を白髪が生えた店主に言うが店主は理解し指をさした場所にグロテスセルのカプセルがあり琴里はそれを掴み取って喜ぶ…これにて一件落着…だと思ったが
ーーーつるっ……ガッシャーンーーー
琴里「あ………」
鏡花・夕弦・耶倶矢「あぁ!バカヤロー!」
凜祢・四糸乃・狂三「あぁ……」
織田作・真那「割れた…」
琴里が再び手を滑られせ琴里が絶句し琴里は恐る恐る下を向くとグロテスセルのカプセルが割れグロテスセルが気体化し近くにあった鮭を加えた木彫りの熊に入り込む…そして熊と鮭の目が赤く光る
鏡花「お前もう司令官やめて帰れよ」
琴里「ふえぇぇぇぇん!!もう琴里お家帰るぅぅぅ!」
凜祢「幼児退化した!?」
織田作「親父さん!この木彫りの熊危険だから外に放り投げるぞ!」
店主「儂の思い出の木彫りの熊がぁぁぁぁ!?」
鏡花は琴里にもう司令官やめちゃえと言い、琴里は幼児退化して泣き叫ぶ…そんな中織田作は冷静に行動し木彫りの熊を掴み扉を開け木彫りの熊を放り投げると木彫りの熊はみるみる大きくなりコダイゴンジアザーの様に熊の怪獣となる…その名も魔神怪獣 コダイゴンベアーだ
店主「儂の木彫りの熊がぁぁぁぁ!!」
凜祢「…コダイゴンとコダイゴンジアザーの倒し方て…たしかコダイゴンはグロテス星人を殺して…」
琴里「私を殺すの?」
織田作「いや…ジアザーの様に中のグロテスセルを蒸発されれば…親父さんあの木彫りの熊に傷口てある」
店主「大事にしてたもんだから傷口はないよ?」
琴里「……やっぱり死ぬんだ私…こんなヘマして…はは」
琴里は自分のヘマでコダイゴンベアーを誕生させてしまった為「もう自分は神無に殺されるんだろうな」と泣き崩れる
ーーーガルルルルルル!ーーー
ーーーシャケシャケシャケ!ーーー
コダイゴンベアーはその鉤爪で辺りの建物を破壊し始め口に咥えた鮭も口から光弾や目からビーム、火炎放射を放ち街を破壊し続ける…がそんなコダイゴンベアーの目の前にオーブとジード、そして恐らくは神無の手持ちのゴジラも現れコダイゴンベアーは破壊活動をやめオーブ達の方を見る
オーブ「何じゃありゃ………」
ジード「修学旅行で見たことあるな」
ーーーアンギャアアァァァァオオォォォォォン(商売繁盛…感はないな)ーーー
二人と一体はコダイゴンベアーを見てそう感想を口に出すがさっさとこの怪獣を倒そうとオーブ達は一斉にパンチやキックを食らわす…が
ーーーガルルルルルル!ーーー
ーーーアンギャアアァァァァオオォォォォォン!?ーーー
オーブ「硬った!?」
ジード「見た目は木製なのに今までの中で一番の硬さ!?」
何と逆に蹴ったり殴った方のオーブ達が拳や足をおさえる…とてつもない硬さだ…因みにこのグロテスセルを回収した神無が別世界で翠蓮やウォバンと共闘して倒した所全員がこう述べている
神無「コダイゴン?あいつ魔術を反射するから絶対勝てないと思った、あれを破壊できるのはラーマ様とかチートな神様ぐらい」
翠蓮「私の拳が逆に砕けると思いました、もう二度と戦いたくありません、オリハルコンが煎餅みたいに感じます」
ウォバン「………まつろわぬ神より強い、それに下僕にできなかったから無駄骨だった」
と古参の魔王も二度と戦いたくないとお墨付きを貰った怪獣である…ゴジラは放射熱線をコダイゴンベアーに放つがそれをコダイゴンベアーは片手で弾き返し口に咥えていた鮭を離し面白いと言わんばかりにゴジラと取っ組み合う…互いに力で押し合いコダイゴンベアーとゴジラのお互いの力は互角…ではなく何とゴジラが押されていた…そしてコダイゴンベアーはゴジラを片手で持ち上げた…因みに身長は100メートル、体重は5万5千トンもある……コダイゴンベアーの約2倍ぐらいある身長のコダイゴンをコダイゴンベアーは片手でそれを持ち上げたのだ…何と凄まじい剛力…パワーなのだろうか
ーーーガルルルルルル!!!ーーー
ーーーアンギャアアァァァァオオォォォォォン!?ーーー
コダイゴンベアーはゴジラを地面に叩き落とすとそのままゴジラが立ち上がるまで攻撃を仕掛けない…ゴジラも頭を軽く動かしながら怒りの目でコダイゴンベアーを睨みつける…そして再び鉤爪で切り裂いたり殴りつける…放射熱線など使わない…まさに野生と野生の戦いだ…一方ジードとオーブはと言うと
ジード「くそ!素早い!」
オーブ「ジードそっちに…うお!?」
ーーーシャケシャケシャケ!ーーー
何とコダイゴンベアーが咥えていた鮭が空を飛び地面に潜り口から光弾や火炎放射、目からビームを放つ…この鮭…いな魔獣怪獣 コダイゴンサーモンはコダイゴンベアーには劣るがジャックと戦ったコダイゴンと同じくらいの強さを誇るのだ、そんなコダイゴンサーモンにジードとオーブは翻弄されていた…体長12メートルと言うこともあり小さい上に素早しっこい…これほど小さいのに頭突きは並みの怪獣のパンチより強い…
オーブ「なかなか理不尽な敵だな…取り敢えずあの熊はゴジラに任せて…俺達はこの鮭野郎を倒すぞ!」
ジード「はい!」
その頃ゴジラはコダイゴンベアーに再び放射熱線を放つがコダイゴンベアーはそれを鉤爪を使った穴を掘り地面に隠れ放射熱線を避けゴジラは何処にいるのか必死に探す
ーーーアンギャアアァァァァオオォォォォォン?ーーー
そしてゴジラが必死に地面を見ているとそれを嘲笑うかの如くゴジラの背後にコダイゴンベアーが現れその鉤爪でゴジラの背中を切り裂きゴジラの背中から血が飛び散る
ーーーアンギャアアァァァァオオォォォォォン!!?ーーー
耶倶矢「怪獣王が…これほど苦戦するとは…恐るべし熊!」
織田作「いやあれは熊じゃないだろ…性質は熊ぽいけど…まさに鬼熊だな」
鬼熊…長く生きた熊が妖怪となったもの…正しくコダイゴンベアーは鬼熊だろう…何せゴジラと互角以上に戦っているのだから…そしてサポートしようとオーブとジードは光線を放とうとする
オーブ「避けろ!」
ーーーアンギャアアァァァァオオォォォォォン!ーーー
ーーーガルルルルルル!?ーーー
スペリオン光線とレッキングバーストが放たれコダイゴンベアーは両腕をクロスさせ光線を防ぎその腕を勢いよく振り上げ光線を跳ね返す…そしてその隙にオーブの腹にコダイゴンサーモンが体当たりしオーブは派手に吹き飛ぶ…そしてジードの顔面に頭突きを食らわしジードも地面に倒れる…ゴジラもコダイゴンベアーに首を掴まれ空中に持ち上げられる
琴里「……私のせいで天宮市が……これは勝っても負けても殺させる」
鏡花「今はそれどころじゃないです!」
凜祢「…でも傷口がないなら…勝てっこないよ」
全員が諦めかけた時何者かがコダイゴンベアーに飛び蹴りを放ちコダイゴンベアーは吹き飛びゴジラは地面に落ち助けに入った怪獣がゴジラの腕を掴み起き上がらせる…その銀色の怪獣の名は
ーーーグオオオォォォォォォォ!ーーー
ーーーアンギャアアァァァァオオォォォォォン!!?ーーー
十香『シルバゴンだぁぁぁぁ!!?』
何処かで十香の声が聞こえた気がするが気のせい、そう超剛力怪獣 キングシルバゴンその人(怪獣)である、シルバゴンはゴジラの劣勢を見て急いで助けに来たのだ
ーーーグオオオォォォォォォォォォ!(馬鹿だな、頭を使えよゴジラもウルトラマンも)ーーー
シルバゴンはゴジラとウルトラマンを呆れた目で見ると腹に一発入れようとして来たコダイゴンサーモンを掴み取り地面に投げ捨てる
ーーーシャケシャケシャケ!?ーーー
ーーーグオオオォォォォォォォォォ!ーーー
ーーーガルルルルルル?!ーーー
コダイゴンサーモンを地面に叩きつけた後コダイゴンベアーに向かっていきコダイゴンベアーはそのまま愚直に走ってくるが、シルバゴンはくるりと回転し尻尾をコダイゴンベアーの足に当て体勢を崩しさせると思い切り回転し遠心力をつけた右腕のアッパーでコダイゴンベアーを思い切り殴りつけコダイゴンベアーは吹き飛び地面に叩き落される
琴里「……勝てるかも……シルバゴン神様」
ーーーグオオオォォォォォォォォォ?ーーー
シルバゴンを拝み出す琴里にシルバゴンは「俺は神様じゃないよ?」と疑問を抱くシルバゴン、そして首を軽くコクッと曲げる、可愛い、そしてコダイゴンベアーとサーモンが起き上がるまでシルバゴンは作戦を伝える
ーーーグオオオォォォォォォォォォ!ーーー
ーーーアンギャアアァァァァオオォォォォォン!ーーー
オーブ「いや何を言っているかわからない」
ジード「え…?今から言う通りに行動すれば勝てる?まずオーブは…」
オーブ「なんで分かるのお前?」
ジード「タイラントの翻訳も出来ますから」
シルバゴンは作戦を伝えるが同じ怪獣のゴジラにしか伝わらずオーブは手を激しく振ってわからないと伝えるがジードはタイラントやピグモンの翻訳をしているからか何となく理解する…そして作戦を伝え終わると全員が指定の位置に着く
ーーーグオオオォォォォォォォォォ!ーーー
シルバゴンがまず動きコダイゴンサーモンが飛びついてくるがそれをガシと掴み取りゴジラに投げつけゴジラはコダイゴンサーモンを受け取るとサーモンを武器にコダイゴンベアーを殴りつける、そしてそのままコダイゴンベアーの股間にコダイゴンサーモンを叩きつける…がそもそも木彫りの熊である為急所ではない…がゴジラは笑う
ーーーガルルルルルル!ーーー
コダイゴンベアーは鉤爪で斬り裂こうするが空から何か落ちて来るのに気づきふと空を見上げるとジードを肩車したシルバゴンが落ちて来た…そしてゴジラが限界までコダイゴンサーモンを股間に当てたまま上げてそれをシルバゴンがコダイゴンサーモンのゴジラが両手で持っている先端に当たる瞬間に手を離しシルバゴンがコダイゴンサーモンに当たるとテコの原理によりコダイゴンベアーは空高く舞う
ーーーガルルルルルル!!?ーーー
ーーーアンギャアアァァァァオオォォォォォン!ーーー
空高く舞っているコダイゴンベアーは混乱する…まさかサーモンを使ってテコの原理を行うとは思うまい…しかも出来るだけ重くする為にジードを肩車して空から落ちて来たのだ…相当の重量だろう…そして空から落ちるコダイゴンベアーにゴジラはハイパースパイラル熱線を放ちコダイゴンベアーは灼熱の火炎に包まれ必死にもがく…そして地面に落ちる瞬間にジードにコダイゴンサーモンを投げられそれを口に咥える
ーーーガルルルルルル!!?ーーー
ーーーシャケシャケシャケ!!?ーーー
そして地面に落ちたコダイゴンベアーはサーモンを口に咥えたまま立ち上がるが…自身の目の前にはいつの間にか変身したのかバーンナイトになったオーブが仁王立ちしていた
オーブ「俺に触ると火傷するぜ………ストビューム……」
ーーーガルルルルルル!?ーーー
オーブ「ダイナマイトぉぉぉぉ!!!」
ーーーガルルルルルル!!!?ーーー
ーーーシャケシャケシャケ!!!?ーーー
炎を纏ったオーブの体当たりによりコダイゴンベアーとサーモンの体内に入ったグロテスセルを蒸発させると言うのがシルバゴンの考えた作戦でありその作戦通りみるみる緑色の煙がコダイゴンベアーとサーモンの体から現れもう出なくなると段々コダイゴンベアーとサーモンの体が小さくなる…そしてストビュームダイナマイトの発動をやめオーブは小さくなった木彫りの熊を拾い店主に返す
店主「儂の思い出の木彫りの熊!ありがとうございます巨人様!銀色の獣様!」
オーブ「いえいえ…」
ーーーグオオオォォォォォォォォォ!ーーー
オーブとシルバゴンは謙遜しながら手を振りオーブとジードは空へ飛び立ちシルバゴンとゴジラは光の粒子となり回収される…
令音「でも何でコダイゴンが出て来たのだろうね?」
折紙「……それが最大の謎」
リク「もしかしてグロテス星人が?」
琴里「ま、まあいいじゃない倒したから…ね」
フラクシナスでは全員が何故コダイゴンが出て来たのかと疑問に思っていたが主犯である琴里は必死に誤魔化す
士道「そういえば琴里、お前何してたんだ?」
琴里「ふえ!?か、カラオケに誘ったのよ!」
十香「そうなのか、私にも誘って「失礼します」!かんな?」
琴里が必死に誤魔化すと神無が入って来る
神無「なかなか来ないから来てやったのだよ…部下がご主人様の足を引っ張るとは…」
鏡花「あ…すみません…」
織田作「すみません」
神無「まあいいよ…」
折紙「質問していいですか?あなたは今回の事件をどう見てます?」
折紙が神無に思い切って質問すると神無は苦笑しながら琴里の方を見る
神無「さてね?まあ一つくらいわからないことがあった方が面白いよ…それに初めてのおつかいには失敗がつきものだろう?」
神無はそう言って司令室から出て行き早く来いよと言ってその場から去る…そして唖然とする琴里に鏡花達は口を揃えて言う
鏡花・夕弦・耶倶矢「バレてる…」
琴里「バレてる…?……あは」
士道「!?どうした琴里!?琴里!?」
折紙「息をしてない!?戻って来て琴里!」
十香「どうしたのだ!?」
琴里はバレてると悟り口から魂を出して仮死状態になる…暫くの間神無の幻影が見えたり夢でうなされる琴里の姿が見られた
その頃、天宮市のはずれにある草原にて…そこでダークベンゼンはベンゼン星から呼び出した怪獣軍団と新たに手持ちに加えたウルトラマン シャドーとそして超古代怪獣ゴルザに超古代竜メルバ…そして新たなエースとなった火炎翼竜 ワルナンスを加えていた…これで自分に恥をかかせたジードとオーブ、スペースゴジラやデストロイアに復讐する気なのだ
更には母星から呼び寄せた怪獣軍団の吸金爆獣コッテンポッペ(ゴルドルボムルス) 2代目に恐吐怪獣デストブレス、甲殻怪獣サンボムラー、飛翔怪獣ダグーヴァ、毒毒怪獣ガスターナ、切り裂き怪獣クノボトス、電撃怪獣ゲソキングラー、海棲怪獣アザラジラ、海底怪獣ヤミフジツボン、暗闇影獣 クラオス、鉱物怪獣 サイジュエル、地底怪獣ツータスク、光線怪獣 キュベリトス、超機獣 デスダイナス、双頭怪獣 ヒートドラクル、鉱物怪獣 スチルタス、伝説獣シーセイドラン と言う最強怪獣軍団を引き連れあのレイオニクスとウルトラマンに復讐の為に…まずは天宮市を滅ぼそうとしていた…のだが…
ダークベンゼン「馬鹿なぁ……!!?余のシャドーにワルナンス…ゴルザにメルバがぁぁぁ…それに怪獣軍団とギャソリとエルヴィルの軍団が壊滅とは…あり得ぬぅ……!!?」
二亜「あ〜はいはい、弱かったから負けたんでしょ?」
ダークベンゼンが破れたのは二亜…最初二亜が現れた時は驚いたがダークベンゼンは自分の軍勢が負けるとは思わず逆に人質に取ってやろうと考えたが…甘かった…ダークベンゼンの手持ちだが…悲惨の一言に尽きる、まずシャドーだが…原型を止めることなく破壊され尽くしていた…そのシャドーを破壊したであろう黒き巨体の怪獣はシャドーの頭部を噛み砕きダークベンゼンを睨みつける…
ーーーギャオオオオオオオォォォォッ!ーーー
その黒き怪獣の名は幼い頃は別世界ではベビーゴジラやらリトルゴジラ、ゴジラジュニアと呼ばれていた個体が別世界に渡り放射熱線の他に電撃を操る術を身につけた通称【破壊の王】こと水爆大怪獣 ゴジラ・フィリウス…そして新たなエースことワルナンスだが…全員が金属に覆われて死んでいた…実はこれただの金属ではなくナノメタルという金属でありワルナンスを殺した銀色の怪獣に関係するものだった
ーーービィガガガァァァァ!ーーー
この全身トゲトゲの機械で出来たロボット怪獣の名は【鋼の神】メカゴジラ(その割にはゴジラに似ていないが)…正式名称【対ゴジラ超重質量ナノメタル製決戦兵器 メカゴジラ】といいフィリウスと同格以上の戦闘力を誇りナノメタルを自在に生み出しナノメタルから兵器を作り出す戦略に優れた怪獣である、そしてゴルザとメルバを殺した怪獣は手も足も口も鼻も目もなく完全なる球体と純白の幻想的な外見に鋭い瞳を持ち、見る者を圧倒する神話から抜け出してきた幻獣の様な怪獣…その名も夢幻神獣 魔デウスと神話の幻獣 ユニジンだ
ーーーキィエエエェェェッ!ーーー
魔デウスだが本来はこの世にいるのかいないのかわからない怪獣である…二亜が仲間にしているのなら実際はいたのだろう…だか魔デウスの能力は脚本の通りに動く…なのだがこの世界にはそれを型作る脚本など存在しない…が二亜は精霊…その天使は囁告篇帙(ラジエル)…その天使は本来ならば未来以外の事が分かる全知の天使だが分け合って二亜の現在の天使は二亜の反転体たる魔王神蝕篇帙(ベルゼバブ)の力が扱えその力で未来すら見通せる…その天使を脚本と見立て魔デウスが必ず勝つシナリオを作り魔デウスはゴルザを倒した
ーーーピイイイイイイ!ーーー
そしてユニジンは時を超えて旅をする怪獣なのだがふと二亜に捕まってしまいその能力を使って様々な時空を二亜の命令で移動するパシリのなってしまった怪獣…なのだが戦闘力も高く時間を操る事ができる脳【タイムトラベルブレイン】でメルバの時を止め、光の粒子放射翼から放たれる光の雪はあらゆる物質を消失させそれでメルバは跡形もなく消えているのだ…そしてギャソリとエルヴィルの軍勢だが…全員黒ずくめの霊装をきた少女達に殺されていた…だが当然その少女達はただの少女ではなくニベルコルと言う名の神蝕篇帙から生み出された贋作精霊であり精霊である十香達より遥かに格下…だったが彼女らの今のスペックなら本家の精霊とも互角に戦えるかもしれない…そんな強化されたニベルコルにギャソリとエルヴィルの軍勢は勝てるはずもなく壊滅していた
ニベルコル「「「「お母様!宇宙人を皆殺しにしたよ!」」」」
二亜「おお!我が可愛い娘達よ!良い子良い子!素晴らしいでしょあたしの娘は?」
ダークベンゼン「ば…かな…何なのだこいつらは…精霊と言うのは貴様を見れば分かる…この世界のことは一応知っている…だからその小娘がお前の天使とやらから生み出されたのも納得できる…だが所詮は雑魚の筈!それなのに何故他の天使より強力なる武器を持っている!?それに我が怪獣軍団が一匹の怪獣に殲滅などあり得ぬ!」
ニベルコル達総勢三十人はダークベンゼンの宇宙人の軍勢を屠ると笑顔を浮かべながら返り血がついた服で二亜に飛びかかる、二亜もよしよしと我が子達を褒める…他から見たら異常だがそれよりもダークベンゼンは何故ニベルコルという雑魚…知る余地もないが神蝕篇帙・頁(ベルゼバブ・イェレッド)と言う大したこともない贋作天使しか持っていない…がニベルコル達は燃え盛る黄金の剣やら雷撃の翼やら本家の精霊と同等、またはそれ以上の天使…であって精霊の天使出ない物を操れるのかと大声で怒鳴り…そして自分の後ろを振り向く…そこには先程言っていた怪獣軍団の死骸のみが残っていた
ダークベンゼン「あの中にはレイオニクスの手持ちではないとはいえレイオニクスの手持ちに勝てるやつもいた!ゴルドルボムルスとシーセイドランに至ってはシャドーと同じ戦闘力を誇るのだ!?それがたった一匹の怪獣に全滅!?巫山戯るな!?」
ニベルコル「「「「えええ?巫山戯てないよ?単純に貴方の怪獣達が弱かったんだよ!」」」」
二亜「そう単純(シンプル)な答えなのだよ、君の怪獣達があたしのエースより弱かっただけ、それだけさ」
吸金爆獣コッテンポッペ(ゴルドルボムルス) 2代目に恐吐怪獣デストブレス、甲殻怪獣サンボムラー、飛翔怪獣ダグーヴァ、毒毒怪獣ガスターナ、切り裂き怪獣クノボトス、電撃怪獣ゲソキングラー、海棲怪獣アザラジラ、海底怪獣ヤミフジツボン、暗闇影獣 クラオス、鉱物怪獣 サイジュエル、地底怪獣ツータスク、光線怪獣 キュベリトス、超機獣 デスダイナス、双頭怪獣 ヒートドラクル、鉱物怪獣 スチルタス、伝説獣シーセイドラン…その普通の怪獣より遥かに強い怪獣が全員押し潰されて全身あらぬ方向へ曲がり死亡していた…まるで重力に押し潰されたかの如く…
たった一体で倒すなどそれこそ全盛期のイリス、カイザーギドラ、スーパーグランドキング、キングベムラー、メガ・カイジュウ(スラターン)でしか不可能だろう…だがそれを出来るのが本条 二亜の五体いる怪獣の中でエースたる怪獣…遥か上空で丸い球体の様なワームホールから黄金に光る三つの首を伸ばした龍…別の宇宙では宇宙人に恐れられつつも金色の王として崇拝されていた【虚空の神】と称されるその名も高次元怪獣 ギドラでありその力で幾千の星々を滅ぼしてきた黄金の終焉である
二亜「どうかな?あたしのエースギドラは?いやあメカゴジラとフィリウス、ギドラは私の古き友でね、沢山遊んだ「グガァァァ!」?」
ダークベンゼン「今だデスダイナス!あの女にトドメをさせ!」
二亜がダークベンゼンに説明している隙に何とか生き残っていたデスダイナスが二亜に超音波を放つ…二亜とニベルコルはそれに築くが避けられるはずもなくダークベンゼンは勝ったと思ったが…それは見えない壁に押し止められたかの様に二亜とニベルコルに届かず逆にデスダイナスにそのデスダイナスが放った超音波が跳ね返された
ーーーグガァァァ!?ーーー
ダークベンゼン「何!?何故攻撃が跳ね返されたのだ!?」
二亜「何故て?それは君達がキリスト教徒じゃないからだよ、何故ならあたしはキリストの神の化身たる天使だからさ!」
ダークベンゼン「巫山戯るな!そんな下らない理由だと!?」
二亜「はいはい…煩いからもうご退場して下さいな!」
ーーーグガァァァ!?ーーー
二亜がそう言うと背中から六対の翼を生やしその翼から無数の羽を放ちそれがデスダイナスに当たるとデスダイナスの四肢を切り落とし最後には翼から放つ無数の粒子から構成された雷球でデスダイナスが消し飛んだ
ダークベンゼン「ば、馬鹿な…余を守る盾がなくなっただと!?」
ニベルコル「「「「あははは!そう言えば大抵の兵士達は貴方の命令に背いて逃げようとしてたよ?人望がないんだね?」」」」
二亜「何だ王様(笑)だったんだね?あたしの方がよっぽど王様らしいよ?ま、最初に魔がつくけどね!」
ーーーギャオオオオオオオォォォォッ!ーーー
ーーービィガガガァァァァ!ーーー
ダークベンゼン「煩い煩いうるさい!笑うなぁぁぁぁ!」
二亜の煽った発言によりニベルコルとフィリウス、メカゴジラ、ギドラが大笑いを始めそれにムカついたダークベンゼンは手に赤黒い光弾を生み出し二亜に接近するが…
二亜「はいはいこれにて終わりだよ」
ダークベンゼン「ギャ……ァァァ……………ァァァァァ………ァ!!………!?」
ダークベンゼンは突然あたりの暗闇から現れた鋭き触手の様な名状しがたき物体に串刺しにされそれに理解が追いつかずそのまま死亡し触手も消え地面に落ちる…そして二亜は錆びついたクリスタルを掲げ怪獣達の怨念を吸い取るとクリスタルの錆が取れ文字が見える。文字には「星」と書かれておりウルトラマンらしき絵柄も見えた
二亜「さて撤収、撤収」
ニベルコル「はぁい!お母様♪」
ーーービィガガガァァァァ!ーーー
ーーーギャオオオオオオオォォォォッ!ーーー
二亜はギドラ達を回収してにこやかに笑うニベルコル達と共に姿を消す…その場には怪獣の変死体とダークベンゼンの死体のみが残った…
【魔神怪獣 コダイゴンベアー&魔獣怪獣 コダイゴンサーモン】
体長50m 体重38,000トン
身長12メートル 体重 12,000トン
必殺技 怪力&口からの火炎放射
神無が以前カンピオーネの世界にてウォバン、翠蓮と共に倒したコダイゴンから採取したグロテスセルを令音に預けそれを預かった琴里が川に落としてしまったグロテスセルから誕生した、コダイゴン三体が生み出せると言った通り三体分のスペックを誇りゴジラを圧倒したがシルバゴンの知恵の前に敗れた、サーモンは自立型大砲の様なもので地面を泳ぐ能力も持つ
……二亜さんの手持ちがやばい…ゴジラ三部作て…マックスの怪獣て…あんた…こんな怪獣に勝てるのか?そして次回は衝撃の…