レイオニクスウィーズ   作:暗愚魯鈍

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ボガールとの決戦、今回も文字数が少ない…最近これのスランプというかネタ切れというか…他の奴もだんだん人気が下がって悲しいです…とあるは仕方ないとして、グリッドマンは…数少ないバトル物なのに…やっぱり恋愛物の方が流行るんですかね?後、今とあるの「」の前の名前を消してて、グリッドマンは全て消しました…どうでもいい事ですが、一応報告をしておこうと思いまして


外伝四話暴食食卓

ボガールとの出会いから一週間が経ち、ミライは真士の家で下宿していた

 

ミライ「いや、本当に助かるよ、泊めてくれてありがとう真士君」

 

真士「いえ、これくらい当たり前です!」

 

澪「でもそろそろここから立ち去らないと…追っ手がいるから…」

 

真那「あえて聞きませんよ、その事は…また会いましょうでやがります!」

 

ミライと澪がこれ以上いるとアイク達がまた襲ってくるかもしれないと真士と真那に礼を言うと崇宮家から去ろうとし二人はそんなミライ達を見送る

 

ミライ「また会おう、二人とも」

 

澪「ばいばい」

 

ミライと澪はそう言って二人に手を振るとどこかへと去って行く…二人はそれを見送った後踵を返して自分達の家に入ろうとするが

 

エレン「すみませんね」

 

真士・真那「「……え?」」

 

二人は誰かの声を聞いた途端、意識を失い最後に見たのは後ろに銀髪の女性がいる姿が見えた…

 

「む?」

 

二亜「どうしたのサキ?」

 

サキ「いや何も…気のせいだろう」

 

同時刻、黒い服を着た女性が何かの気配に気づいたのか空を見上げる、が隣にいた少女…まだ人間だった頃の二亜が呼びかけた事で二亜へ歩いて行く

 

 

ミライ「……次は何処に行こうか?」

 

澪「……そうだね…何処にしようか」

 

ミライと澪は真士達と別れて寂しそうな顔をするが何処へ行こうかと無理矢理笑顔を作って両者共笑いかける

 

ミライ「僕は何処でもいいよ」

 

澪「私も…ミライが一緒にいてくれるなら何処でもいい」

 

ミライ「……ありがとう」

 

澪は頬を赤くしてミライに言うとミライも照れ臭そうに笑う…だがそんな空気を破壊する者が現れる

 

エリオット「お暑いな失礼だが…何処へ行くかはこちらが決めさせてもらうぜ」

 

ミライ「!エリオット君か…」

 

エリオット「ミライさん、この二人の命が惜しければ…指定する場所に来な」

 

澪「真士!?真那!?」

 

エリオットが手に持った機械の画像を写すとそこには縛られた真士と真那の姿が…

 

ミライ「なんて事を!?」

 

エリオット「彼らを解放したいなら俺に従ってついてこい…俺も不本意ながらアイクに従ってるんだからな」

 

エリオットがそう言うとミライに手引きして空を飛ぶ、澪は不安そうな顔をするがミライは澪を抱えてメビウスの姿になりエリオットの後をついて行く…そして誰もこないような古びた工場跡に辿り着くとエリオットはそこで着地しメビウスもそこに着地してミライの姿に戻る

 

エリオット「この中だ…ほら」

 

ミライ・澪「「真士(君)!真那(ちゃん)!」

 

アイク「感動の再会ですね、まあ別れて一時間も経っていないようですが…」

 

澪「アイク……!」

 

エリオットが工場の扉を開けるとそこには椅子に縛られて椅子ごと吊し上げられている真士と真那の姿があった……その真下にアイクは微笑んで立っており澪は怒りの形相でアイクを睨みつける

 

アイク「ふふ、そんな顔をしないでくれ、美しい顔が台無しだよ?」

 

ミライ「アイク君!今すぐ彼等を解放しろ!」

 

アイク「では、このどちらかを受け入れてくれたら今すぐ解放しましょう、1 始原の精霊を渡す、2 ミライさんが僕達と共に人間を滅ぼす…どれか一つでいいですよ?」

 

ミライ「巫山戯ないでください!そんな事受け入れられるわけがない!」

 

ミライはそう言ってアイクの条件を断るとアイクは不敵に笑う…

 

アイク「いいんですか?このままでは二人は殺しますよ?」

 

ミライ「……何で君はそこまで僕や澪ちゃんを狙うんだ?」

 

エレン「それはあなたの力が凄いからですよ、その力は破壊だけじゃない、人間を絶滅させた後、私達の世界を作り上げるのに使える神の如き力なのです」

 

ミライ「僕は…ウルトラマンは神じゃない…できない事だってある」

 

アイクはそう言うとミライは何故自分と澪を付け狙うのかと言ってみるがエレンが全てを話す、だがその話は終わりだと言わんばかりにアイクは指を鳴らすと工場の中から2メートル程の怪獣が五体現れる

 

ミライ「高次元捕食獣 レッサーボガール!」

 

アイク「偶然にも無数の群れがこの世界に来た時に洗脳しましてね…食うことしか理解できない馬鹿で助かりましたよ」

 

カレン「行きなさい、レッサーボガール」

 

カレンがそう命じるとレッサーボガール達は叫びながらミライに襲いかかりミライはメビウスブレスを左腕に出して澪に向かって喋る

 

ミライ「澪ちゃんは真士君達を助けるんだ!」

 

澪「でも……」

 

ミライ「行ってくれ!早く!」

 

澪「……分かった」

 

ミライがレッサーボガールを相手する間に澪は真士達を解放しようとする、エレンとエリオットはそれを阻止しようと横槍を挟もうとするがミライがメビュームスラッシュを二人に放ち二人を吹き飛ばし、澪は精霊の力で吊れている椅子に向かって飛びロープと縄を切って二人を解放する

 

エリオット「せっかくの人質が…」

 

アイク「いや…レッサーボガールよ、人質達を食え!」

 

エリオット・エレン・カレン「「「!?」」」

 

アイクの発言にミライ達は愚か、エリオット達も絶句していた…そしてレッサーボガールは命じられるままに澪に……正確には真士と真那に襲いかかる

 

エリオット「おい!アイク!流石にそれは!」

 

アイク「君達は甘いんだよ…人間を殺すならここで覚悟を決めなければ…いけない」

 

アイクはそう言って笑うとレッサーボガール達は真士と真那を喰らうために飛びかかる…

 

澪「ダメ!」

 

澪がそう叫ぶと光のドームが展開されレッサーボガール達を押し返す…それを見て笑うアイクだが次の瞬間レッサーボガール達が吹き飛ぶ…ミライがメビュームスラッシュを放って吹き飛ばしたのだ…

 

ーーーガァァァァァ!ーーー

 

レッサーボガール達は起き上がるとミライに怒りの目を向けて飛びかかるが、ミライはメビュームブレードを展開してレッサーボガールの一体を斬り裂く

 

ミライ「セァ!」

 

ーーーガァァァァァ!?ーーー

 

レッサーボガール達を吹き飛ばし、メビュームスラッシュで三体を同時に倒し残り一体となり、最後の一匹となったレッサーボガールはミライに飛びかかるがミライが蹴りを入れてレッサーボガールは派手に吹き飛び工場の壁を突き破って外に弾き出される

 

アイク「………やはりあれでも無理か…」

 

エレン「アイク、どうします?」

 

アイク「あの少年達をもう一度人質にすればいい」

 

アイクはそう言うとエレンとエリオットに真士達を攫う様いい、エレンとエリオットが頷くと真士達は目を覚ました

 

真士「う…あれ?澪ちゃん?…て、俺達なんでここに!?」

 

真那「誘拐でやがりますか!?」

 

澪「うん…当たってる…あいつらが貴方達を狙ってるの…だから逃げよう」

 

アイク「逃がさないさ…僕達はあの怪獣の様には「ガァァァァァ!」…何?」

 

澪が驚く二人を外へ逃がそうとし、それをアイク達が止めようとすると天井を突き破って先程のレッサーボガールが現れ、仲間の死骸を食べる…その光景にミライ以外が手を塞いだり口を押さえたりして見る中レッサーボガールの体が膨張していく

 

ーーーガァァァァ…キシャア!ーーー

 

澪「大きくなった!?」

 

レッサーボガールは仲間の死骸を食べることにより巨大化できる能力を持つ、巨大化したレッサーボガールは口をハエトリソウの様に肥大化させ3本の舌を伸ばし真士、真那、アイクを掴み取る

 

エレン「アイク!?」

 

澪「真士!真那!?」

 

ーーーガァァァァァ…キシャア!ーーー

 

レッサーボガールは三人を舌で絡め口の中に入れて食べようとする…それを見て絶叫する一同

 

真士「え!?何これ!?嘘だろ!?」

 

アイク「……素晴らしい…これ程の恐怖とは…」

 

真士と真那は必死に逃れようと足掻くがアイクはその光景を見て笑っていた、自分の近くには死という恐怖に怯える人間に下には自分が死ぬと思って泣きそうになるエレンとカレン、そして焦るエリオットという姿を見ていい絶望だと口元を緩め大人しくレッサーボガールに喰われようとするアイクだったが光の一閃が下を斬り裂き、アイク達は重力に従い落ちるが三人を優しく受け止める手があった

 

メビウス「……セヤァ」

 

真士「あの時の…?」

 

メビウスは三人を優しく地面に置くとレッサーボガールに向き合う、レッサーボガールは焦るが美味いものが来たとばかりに口から涎を垂らし襲いかかるがメビウスがメビュームブレードを展開してレッサーボガールに斬りかかりレッサーボガールは絶叫する

 

アイク「何故僕を…」

 

澪「……分からない?ミライは…悪人でも助けるヒーローだからだよ」

 

メビウスは悪人であれ善人であれ助けてしまうヒーローである、マイナスエネルギーの塊と称されたヒルカワや宇宙人ですら命をかけて守るヒーローである、例えアイクが悪で歪んだ性格だろうが関係ない、自分で守れるものは守る、それがメビウスである

 

ーーーガァァァァァ…キシャア!ーーー

 

レッサーボガールはまずいと思い背中の羽根状部分を使い次元を食い破り逃げようとするがメビウスがその前にメビュームシュートを放ちレッサーボガールは次元に入った瞬間に光線を喰らい爆散する

 

ーーーガァァァァァ!!!?ーーー

 

真士「倒したのか!?」

 

真士と真那がレッサーボガールが死んだことにガッツポーズするが、メビウスはまだ空へ飛ばない…そしてゆっくりと首を動かすとその口を動かす

 

メビウス「いるんだろ、出てこいボガール」

 

ボガール「…バレていたカ」

 

メビウスがそう言うとボガールが工場から出て来る…先程からずっとミライ達を見ていたのだ

 

メビウス「あのレッサーボガール達を送りこんで「わざ」とアイク君達に洗脳させたのもお前だな」

 

ボガール「正解ダ…レッサーボガールに人間ガ食われれバ、貴様は嘆ク、その苦しみこそがスパイスなのダ!」

 

澪「……性格も舌も腐ってる…」

 

ボガール「何とでも言うがイイ、我らボガールの食卓としテ、選んだこの星ヲ我らの食事会を邪魔させヌ」

 

ボガールはそう言うと巨大化し、ボガールヒューマンの姿から怪獣の姿へと変化する

 

ボガール「さあ…食ってヤル!」

 

メビウス「…今度も貴様を倒す」

 

ボガールはそう言って高速で背後に回りメビウスを食べようとするが、メビウスは後ろへ向けてジャンプして避け、メビュームスラッシュを放ちボガールの背中に当てて牽制する

 

ボガール「ヌゥ…流石はメビウス…我がメインデッシュダ…だがここで食べてやル」

 

ボガールはそう言うとテレポートでメビウスの背後を取り殴りかかる、メビウスは攻撃しようとしても姿を消し攻撃が当たらない…ならばとメビュームシュートを放つが脱皮してそれを防ぐ

 

ボガール「無駄ダ…よく知っているだろウ?ウルトラマン一人で私に勝てるはずがない…貴様ら二人がかりで私に勝てたのだから」

 

メビウス「…確かにそうかもしれない…でも僕はあの頃とは違う!それに僕は一人じゃない!ここにいなくても仲間逹とは繋がっている!」

 

ボガール「絆…下らヌ、そんなチンケなものを喰らい尽くしてやろウ!」

 

絆を語るメビウスにボガールはそう言って嘲笑うとテレポートで縦横無尽に現れては光弾を放ち、メビウスを牽制する…更にメビウスの背後に現れ鉤爪を振るうがメビウスはそれを読みきっており、掴んで投げ飛ばそうとするがテレポートで消えてしまう

 

メビウス「な!?どこに行っ…」

 

ボガール「ここダ!」

 

メビウス「グアッ!?」

 

澪「メビウス!?」

 

メビウスは消えたボガールを探すがボガールは見つからない…かと思いきや背後にボガールが現れメビウスの首を掴みメビウスの首を締め付ける…澪はそれを見て絶頂する

 

ボガール「フフフ…メビウス、油断したナ、私がこうやって殺さないとでモ?このまま食らってやル!」

 

澪「やめて!」

 

ボガールはそう呟くと皮膜を広げメビウスを食べようとする…メビウスは必死に足掻くがもはやボガールが口を閉じるのを待つ身である…そしてカラータイマーが鳴り出しもうメビウスがやられる…がそれを良しとしない澪は叫ぶ、その瞬間、ボガールの目の前に光が現れる

 

ボガール「グヌウ!?ま、眩しイ…」

 

メビウス「こ、これは!?」

 

カレン「……天使」

 

その光が収まると、重にも重なる花弁の巨大な花の形状をした謎の物体…後に天使と呼称される精霊の武器が顕現し現れた…その名は万象聖堂(アイン・ソフ・オウル)、万物を殺める天使でありそれが光線を放つとボガールの口とも呼べる皮膜を破壊する

 

ボガール「グギャヤァァァ!??!!」

 

メビウス「デヤァ!」

 

ボガールは自分の大事な機関が破壊され大絶叫するがメビウスはその隙にボガールを蹴り飛ばしボガールから距離を取る…ボガールも助けに落ち着き、澪を睨みつけつつもメビウスに飛びかかる…するとまた光が現れる…今度は万象聖堂と全く同じ形をした天使…あらゆる条理を捻じ曲げる輪廻楽園(アイン・ソフ)が現れ、ボガールがメビウスに飛びかかったと言う条理を捻じ曲げボガールを別の場所へ移動させる

 

ボガール「ヌウ!!?」

 

メビウス「これは……澪ちゃんの…力なのか?」

 

ボガールとメビウスは困惑し、アイク逹も予想以上の力だと驚愕していた

 

真士「澪…?」

 

澪「ごめんね、真士逹…巻き込んで…これが私…人間じゃないの…でも。大丈夫、あなた方は絶対に助けるから」

 

澪は微笑むと輪廻楽園から優しい光を出してメビウスのカラータイマーに光を流し込むとエネルギー切れと言う条理を捻じ曲げカラータイマーが再び青くなる

 

メビウス「ありがとう、これで!」

 

メビウスは再びボガールの前に立ちボガールは動きだし、ボガールはもう何も食べれないとわかると怒り狂い、メビウスに無計画に飛びかかるがメビウスは冷静にボガールが飛びかかった瞬間にメビュームシュートを放ち、ボガールはそれを真っ向から喰らい、空に向かって吹き飛ばされ爆散した

 

ボガール「おのれぇぇぇぇ

 

澪「やった!」

 

メビウス「デヤァ!」

 

喜ぶ澪にメビウスがピースしようとしたその瞬間、メビウスの腹に槍が刺さった

 

メビウス「う………!?」

 

澪「メビウス!?」

 

メビウスは地面に倒れこみ、メビウスを心配する澪にアイクを含めてメビウスが何者かによって刺されて驚くが…空から何かやって来た…それは卍を体で表しているかのように降って来た

 

ハヌマーン「ゲヘヘヘ!やったぞ!メビウスお前が弱るのを待ってたんだい!」

 

真那「白い…猿!?」

 

メビウス「ハヌ……マーン!!」

 

ハヌマーン「ゲヘヘヘ!おい、そこのお前ら仏教か!?いや、そこの外国の猿は違うな!キリストとかだな!?仏教徒以外は皆殺しだ!」

 

ハヌマーンは槍を引っこ抜くとメビウスを何度も蹴り飛ばす、メビウスを足でゲシゲシした後、アイク達を見てキリスト教徒と勝手に思い、仏教以外は皆殺しだと叫び槍を振りかざすも今はどうでもいいかと思いメビウスを踏みつけ槍から相手の肉だけ吹き飛ばし骨だけ残す風を放ちメビウスを甚振り槍をメビウスの全身に突き刺していく…メビウスはこのままでは勝てないと悟り人間体に戻る

 

ミライ「ぐ……」

 

澪「ミライ!?」

 

ハヌマーン「待て!?逃げるな!!」

 

ハヌマーンはメビウス逹に槍を投げるがメビウスは全員にテレポートを使いこの場から消える…ハヌマーンはそれを見て地団駄を踏み、ハヌマーンがいる辺りを破壊する

 

ハヌマーン「くそ!今度こそ殺してやる!そして仏教以外の偶像や信者も皆殺しだ!」

 

ハヌマーンはそう呟くと街に向かって進行し街はハヌマーンを見て大パニックを起こす

 

ハヌマーン「俺を見て逃げる奴は全員仏様を祀っていないな!殺してやる!」

 

ハヌマーンは自分勝手にそう語ると風を放って人間を殺そうとするがふと考えたかのようにニヤリと笑う

 

ハヌマーン「まあ多少の慈悲は必要か、俺は優しいからな」

 

ハヌマーンはそう言うとビルの上に座って眠り始める…そのうちメビウスは現れるだろう…その時に殺すと決めて目を閉じた

 




【高次元捕食体 ボガール】
体長:47メートル 4万7千トン
必殺技捕食能力
メビウスが最初に戦った強敵、蘇ってメビウスに苦痛と言う名のスパイスで味付けして食べようとするが逆に倒された、実は何者かによって蘇らされたようだが真相は不明、恐らくはメビウスを弱らせるためもしくは少しでも体力を使わせるための存在だと考えられる

今回も展開が雑、そして次回でメビウス戦は終わり…どうなら次回、最終編と言うことなので時間がかかるかもです

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